議会会議録

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一般質問 山下 裕

質疑、質問者:山下 裕議員
応答、答弁者:財産管理課長、市長、教育次長兼学校教育課長、企画調整課長、商工観光水産課長、生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長、総務課長、市民課長

○吉川孝勇議長  以上で、2番小松進也議員の一般質問は終結いたしました。
 6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 通告に基づきまして、一般質問を行います。
 まず先に、昨日から本日に当たりまして庁舎移転、小学校高台移転、3人の議員から質問がいろいろ出てますので、重複する点が多々あるかとは思いますけど、よろしくお願いします。
 1、市庁舎位置問題についてお伺いします。
 東日本大震災が発生し3月11日で6年が経過しました。まだまだ復興作業が続き、仮設での生活を余儀なくされている方々が大勢いると聞いています。安芸市においても庁舎移転問題、小中学校統合問題と喫緊の課題を抱えており、市民の関心も大変高まっている状況だと思われます。
 市長は施政方針で市庁舎建設は現庁舎地以外の候補地で検討する方針と公表しましたが、市長が現庁舎以外と決断した理由を順次お聞きします。
 (1)庁舎建設にかかる概算費用について伺います。
 平成28年度検討委員会資料3について質問しますので、お答えください。
 A案からD案の4つの案があります。まず、現庁舎以外で市長が候補地と決定したD案について質問します。
 市街地の真ん中にあるすまいる・あき付近のD案は人口密集地であり、市庁舎建設のために広い敷地の確保が必要であります。多くの民家の立ち退きなどが予想されるのに、なぜ新庁舎建設地の候補地に挙がったのか、その理由そのものがわかりません。候補地に挙げた理由は何ですか、お答えください。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  すまいる・あき周辺につきましては、すまいる・あき周辺と具体に限定したものではございませんが、さきの質問でもお答えしましたようにA、B、C、Dそれぞれ特徴的な箇所として代表場所を選定したものですが、すまいる・あきにつきましてはL1では浸水しないが、L2では浸水してしまう、いわゆる海岸浜堤の地形にある場所で中心市街地に近いといったところから選定しておりまして、用地費等についてはそれを選定の理由にはしておりません。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 次に、市長が候補地と決定したC案について伺います。
 用地買収費が1,400万円、用地造成費が2,000万円、上水道が2,500万円、浄化槽が3,000万円となっています。用地買収費が3,500平米、約1,060坪で1,400万円となっていますが、何を基準に土地価格の算定をしたものか、こんな安い土地価格で買収できるのかお答えください。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  用地費につきましては、前の委員会での算定単価をそのままスライドさせて条件を変えずに使っております。もちろん用地交渉によって変動はありますが、基本的には市が買収することになりますので、その現況地目に応じた評価額を算定のベースとして検討したものです。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) これは、25年度の評価額ですかね、課長。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  そうだったと思います。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) そのままスライドして28年度検討委員会の資料にも出てるということですね。
 新庁舎が現市役所より2キロメートル以上北に移動して、田んぼの中にポツンと新市役所だけが建っている姿を想像します。南海地震による津波が発生するまで市民の利便性や安芸市の訪問者へのサービスが大きく損なわれますが、具体的にどのような市民サービス体制を検討していますか、お答えください。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  市役所がどこに立地しようとも市民サービスを後退させてはならないというふうに考えております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 次に、B案についてであります。用地買収費が1,400万円、用地造成費が1億200万円、下水道浄化槽が5,000万円となっていますが、消防防災センターより北にあるC案は下水道浄化槽が3,000万円であり、2,000万円も建設費用が増加する理由は何ですか、お答えください。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  今、お話にあったB案、C案とも公共下水道のサービスエリア外になります。しかしながら、消防防災センター付近につきましては消防防災センターが公共下水道に接続しておりますように、下水道までのパイプ敷設をすることで公共下水の利用が可能なことから公共下水接続を想定しております。一方、Cのエリアにつきましては、浄化槽での対応を想定したものです。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 私は、C案とB案は全国有数の施設園芸としての優良農地を放棄することになると思いますが、市長はどう考えていますか。お答えください。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  もし、B、Cの間で建設するのならば、一定優良農地を利用しなければならないと、当然でございますが、それらも踏まえて今悩んでおるところでございます。
 以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 次に、A案について質問します。
 私は、新庁舎建設で隣接の民有地まで買収する必要がないと思いますので、A案の現地建設で未買収案について質問します。
 用地造成費が1億9,900万円、仮庁舎1億500万円について質問します。
 仮庁舎1億500万円とありますが、具体的な計画内容をお答えください。現敷地で支障があるのは環境課でありますが、現庁舎を活用して無駄な税金を使う必要がないと私は考えます。新庁舎建設期間は多少不便でも市民の皆さんが理解してくれると思いますが、いかがでしょうか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  建設中は業務を継続するために仮庁舎が必要になると想定した試算でございます。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 仮庁舎は要るんでしょうか。そういうコンパクトに業務ができることはできないでしょうか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  方法としては、絶対仮庁舎なしではできないということはないかもしれません。しかしながら、コンサルタントにも相談した中で、合理的には仮庁舎があったほうがよかろうということでの試算でございます。けど、いずれにしましても、この概算費用につきましてはどの方式でも大差がないために費用比較で候補地を検討することにはならなかったものでございます。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 次に、用地造成費が1億9,900万円となっています。資料3には、この費用起債対象事業として国の認可を得るために7メートルの盛り土かさ上げ費用となっています。この費用は想定される津波の高さ等を踏まえた津波浸水対策の実効性が確保されることと書かれております。私は、想定される津波の高さ等を踏まえた津波浸水対策があれば、起債が認可されると思いますが、高さ等とは盛り土工法だけですか、お答えください。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  はい、そのとおりです。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 市長は現庁舎位置では、国の起債の適用は困難であると明言しています。この発言は財産確保の意味で重い発言だと思います。
 では、質問しますが、国の起債認可に当たっては事前に市町村の実情を国に理解してもらうことがとても大事だと思われます。新庁舎建設に当たり、市長は国の総務省や高知県に要望陳情したことはありますか。行ったか、行かなかったかをお答えください。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えをいたします。
 午前中の一般質問で、先ほど山下議員がおっしゃられたように私言いましたが、事前に県のほうへ問い合わせをいたしました。この緊防債の対象となるのは、津波浸水区域外が対象になります。津波浸水区域外というのは当然津波が来ない所で、例えば7メートルの津波がくるとしたら7メーター以上の盛り土をすれば津波浸水区域ではございません。それが1点、ただこの緊防債が適用になる役所というのは、これも今まで何回か言わさせていただきましたが、職員が参集できるとか、それからそのほかにも交通のアクセス、それから例えば津波火災というのが東北では言われておりましたが、そういう部分から一定逃れることができるとか、そういう条件がございまして、困難だろうということを聞いておりますが、ただ3番議員でも言いましたが、申請をしてみて却下されて初めて100%無理ですということになりますので、ただ今の下調べの時点ではそういうことを私は返事をいただいておりますので、そういうふうに答弁を申し上げさせていただきました。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 県のほうには要望に行ったということで、国のほうにはどうですか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  県のほうへ問い合わせをしただけでございます。
 なお、窓口が県でございますので、県を通して国へ行くべきものでございますので、それをごり押しして直接国ということにはならないだろうかというふうに思っております。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 新庁舎建設は全市民が注目しており、新庁舎を建設に当たりその財源確保は最重要課題であります。市長は施政方針で現庁舎位置以外を候補地と明言しましたので、その根拠についてもう一度説明を求め、質問します。
 現庁舎位置での国の起債認可については、市長みずからが国の総務省に陳情、要望もしていません。不思議だと思います。市長が安芸市の実情も具体的に説明せず、どうして国の認可許可方針がわかるのですか。市長がみずから汗をかいて安芸市の実情を説明することもなく、市長の独断で国の認可がおりないと判断したのですか。お答えください。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  先ほども答弁させていただきましたが、自治体の、行政の流れというものは県を飛ばして直接国へ陳情、要望ということは、それはちょっとルール違反だと私は思います。当然県を通じて、最悪県とともに陳情に行くとか、それが一定のルールでございますので、県抜きにして直接総務省なりへ陳情いうことは、私はちょっと想定をしておりませんでございました。
 以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 今後私も、高知県庁へ行って国の起債認可決定について勉強してこようと思っています。
 続いて、(2)の地域性を考慮したまちづくりについて伺います。
 私はA案、未買収の候補地を支持しますが、その大きな理由を述べたいと思います。市役所、県総合庁舎、国の庁舎、警察、安芸駅、銀行、病院、ホテル、商店街、サービス業などコンパクトにまとまった町が安芸市であり、安芸市の市街地です。現庁舎の北側に新庁舎を建設し、現庁舎を取り壊して国道に面して広い市民広場もできます。市街地の活性化は都市機能がまとまったコンパクトなまちづくりが最高だと思いますが、市長いかがですか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  コンパクトシティーとしての安芸の立地のよさについては、よその町の方からもうらやましがられることが多々ございます。しかしながら、今回の庁舎の建設地の検討に当たりましては、緊防債で措置できるということを大きく見ております。また、何よりも老朽化によってちょうど建てかえしなくてはならなくなった今、安全な場所に立地することが必要だと判断したものです。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 市民が利用しやすい市役所、市民が集まりやすい市役所、市民に開かれた市役所の機能が求められています。市役所を利用する市民の人数は1日平均何人ほどですか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  済みません、1日で計算しておりませんが、年間来客数を7万5,000人と算定しております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) この時期は、確定申告等でたくさんの人が来てますので、月によっては大分違ってくると思いますけど、多くの市民の皆さんから新庁舎建設に当たり強固な津波避難施設や、タワーとしての新しい機能をもたせ、市街地の市民の命を守り、市街地のサラリーマンの命も守る新庁舎の建設を望む声が強くあります。市民の声を代表して現敷地での新庁舎建設を強く市長に要望しますが、いかがでしょうか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  これも何回か申し上げさせていただきましたが、検討委員会からの答申を受けまして、市としての方向性を出したわけでございますが、その方向性につきましては、議員も御承知のとおり市が一方的に決めることはできません。ですから、市内で市民の皆さんに話を伺いをしていくということでございますし、やはり建物、先ほど緊防債の話が出ましたが、実際L2が来たときにここへ職員が参集できるかという部分もちょっと念頭に置いていただければというふうに思いますし、専門家だけじゃなくて全国レベルで浸水区域外へ庁舎を建てようとしております。ただ、高知市は今建物をやっておりますが、あそこは私も詳しいことちょっとよう熟知してないんですが、浸水深が30センチから1メーターぐらいやったかな、いうようなこともお伺いしておりますので、それぐらいであれば何とかあれかなという思いもございますが、ただ全国がそういう流れでなっておりますし、東北の地震も津波もございましたので、それらも無視することはできないだろうと、来やしないだろうと、L2はという思いがありますが、実際に想定外のことが東北で起こっておりますので、それが行政としては常に念頭に置いた中で提案をしていかないかんし、当然それは市民の方にもわかっていただいて、それを腹へ入れていただいた中で協議をしていただくと、結構市民の皆さんから、当然現地の方もおるし、現地じゃない津波が来んところへという2つのパターンが極端なんですが、あります。そういう方それぞれ言い分はございますが、やはり行政としてはそういうもんも踏まえた中で今回のそういう市としての方向性を出させていただきましたので、あとは別に市民の方に委ねるわけではございませんが、やっぱり市民で議論していただいてそれぞれ腹へ入れてもろうて方向を決定していただくということしかないかなと、本当に重大なことですので、これからの安芸市の将来を決めますので、簡単に行政が決めてあそこへやりますいうわけにはいかんと思っておりますので、御理解をお願いしたいと思います。
○吉川孝勇議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午後2時 59分
     再開  午後3時 6分
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) ちょっとお伺いしますが、消防防災センターは災害時のときに拠点となる施設のために建てられていると思いますが、いかがですか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  はい、そのとおりです。災害対策本部が緊急時に設置される場所になります。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) わかりました。
 続いて(3)の住民の賛否についてお伺いします。
 安芸町内の皆さんの意見は、さきに述べたように大半の方が現庁舎位置での建設希望です。2月23日、伊尾木公民館で開催されました高齢者の集う、ふれあいサロンに出席し、町内以外の方々の意見も聞かせてもらいました。伊尾木地区の高齢者の皆さんの意見としては、市役所は現在の場所は利便性がよく、病院や買い物など歩いて行けるなど、移転されては困るとの声が多く聞かれました。移転反対は、町内の人だけではなく町以外の者も反対しているということを伝えてほしい、住民の声をもっと聞いてほしいとも言われました。市長はこの声をどう受けとめますか。また、検討委員会は、地震・津波の観点を第一義にしています。市民の生活環境、商店街の活性化は全く思慮していないように思えるが、お答えください。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えをいたします。
 先ほどから申しておりますが、市民の意見を全く聞かないとかそういうことではなくて、今回市としてそういう方針案を出しましたので、これから市民の皆さんの意見を聞きにいって先ほどと同じような答弁になりますが、やっぱり皆さんで安芸市の将来のことも考えていただくと、それから商店街のことについても全く考えてないということではなくて、答申を見ていただければわかりますが、それは市の課題として活性策を検討するように指示もされておりますので本当にこれから年内には皆さんのそれぞれの思いを聞いた中で方向性を、今度は案じゃなくて決定といいますか、それと並行して候補地なんかもいろいろ出していった中で決めていかなければならないというふうに思っております。もう一回言いますが、市民の意見を聞かんということやなくて、これからお聞きをしにいくというスタートでございますので、しらったで市民の方に意見を聞きにいきますと必ず市の方針はどうなということを、もう御存じのとおりだと思いますが、今回の現在地以外ということは、本当に市の方針にはなってないかもわかりませんが、本当初歩的な部分での思いを市の方針として言わさせていただいたところでございます。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) さきの議員協議会で公聴会を開くとなったはずですが、いつごろ予定していますか。議会は何か蚊帳の外に置かれてるみたいな感じがしておりますが。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  議員のおっしゃる広聴会というのは、要するに広く市民の意見を聞くということで、法的な都市計画とかそういう意味の公聴会ではないですよね。市民の方の意見を聞くという意味での広聴会ということですよね。
 広聴会という言葉が出ましたが、都市計画法とか法に基づく公聴会というのはございますので、そうじゃなくて市民の意見を聞くということでございますので、自分の思いは先ほど答弁したとおりでございます。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 私は、パブリックコメントの実施を要望しようか思いましたら、大城課長が既にパブリックコメントを行うということを言われましたので、ただそれはパブリックコメントは今市長が決定している現庁舎位置以外ではなく、それも含めてAからD案、全案でのパブリックコメントをしなければ意味がないと思いますが、いかがでしょうか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  先ほど市長が申し上げましたように、これから具体の候補地を選定するに当たり、市民の意見を広く伺うということでございますので、今出した方針に同意いただくということが目的では決してございません。基本方針をもとに候補地を選定してまいりますそのスタートでございます。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) それはちょっとおかしいんではないかと思いますが。一応候補地が現庁舎も含めて出てたわけで、それを含めての意見を聞いて、今なぜ言うかというと、私の周り、その現在の位置がいいという方が多いわけです、市民の中で。私もその市民の代表で出てきてるもんで一応全体で意見を聞いて五、六割以上移転をしたらいいという意見が出るようでしたら私も何も言いません。ただ、自分の周りではそういう方が多いので、やはり全体の意見を聞いていただいてやっぱり検討しなければいけないのではないかと思いますが、いかがでしょう。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  おっしゃるとおりです。そういった意見を聞いていく用意をしているところでございます。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) ということは、現地も含めてコメントをとるということですね。わかりました。ありがとうございます。
 そしたら、2の小中学校統合問題について伺います。
 1月31日の小中学校統合説明会ではどのような意見が出たのか、新聞には統合時期や新校舎の場所などを市が決定していないことから意見を出しにくいなど、当惑する声が多く出たと掲載されていましたが、伺います。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。
 先ほど議員がおっしゃったように新聞紙上に出た保護者のコメントのような意見が出されておりまして、1つは、まだ候補地が明確でない中で意見が述べづらいというのが大きく1点です。それから移転統合によって保護者と地域の間に溝ができないような配慮をしていただきたいということ等の御意見が出ております。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 2の伊尾木小学校の高台移転についてお伺いします。
 学校統合問題で過去の議事録を読ませてもらいました。平成25年9月第3回定例会で、地元議員の小学校の高台移転については伊尾木小学校最優先にすべきではないかとの質問に、市長は「伊尾木小学校第一に考えていかなければならないだろうという考えでおります」と言っています。当時高台移転の場所は検討されたのか伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  当時高台移転の検討されたのかという御質問でございますが、若干ちょっとずれるかもわかりませんが、ちょっと答弁させていただきます。
 先ほど議員が質問されました平成25年9月議会の一般質問では、先ほど議員が私がおっしゃった言葉を言いましたが、その後まだ私言っておりますので、伊尾木小学校だけの高台移転ではなく、保育所も含めました市内全小中学校の高台へ移転する必要がない学校も含めて全体で高台移転とか統廃合も含めた協議をしていかなければならないと思いますので、検討委員会などを設置して、その中で各方面からの御意見をお聞きしていかなければならないというふうにお答えをしておりますので、そのとおり検討委員会などを設置をして、そのメンバーは市民の方がほとんどですので、その方から御意見をお聞きして方向を検討委員会では出したところでございます。
 以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 「検討委員会などを設置し、その中で各方面からの御意見をお聞きしていかなければならないというふうに考えています」、その後です、最後に伊尾木小学校を第一に考えていかなければならないということを言っております。
 次に、平成26年6月第2回定例会でも地元議員の検討委員会の審議内容、これを市民に公開及び報告を行い、市民の考え要望も聞き、全市民の声を反映させることも大事だとの質問に、学校教育課長は、「市民の皆様にも周知をしていくべきだろうということはもちろん頭にあります」、「保護者等にもアンケート調査を実施いたしましてアンケートの公表とかそういうものについても広報等通じて知らせていくということも考えなければならないと思っています」と答えていますが、中間報告やアンケートの公表はなされたのか伺います。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。
 平成26年9月に検討委員会を組織いたしまして、第3回検討委員会であったと思いますが、事務局で就学前の保護者も含めて保護者アンケートを実施する案をつくりました。アンケート実施について委員さんに意見を求めたところ、まだ明確に方向性が示されてない中で実施するよりも、本検討委員会の報告書をもって市の方向性が確定してから意見をいただいたほうがいいだろうという意見がありましたので、アンケートの調査については見送りということで現在に至っております。
 それから、市民への周知等についてでございますが、これも検討委員会から平成28年の3月に報告書が提出されまして、安芸市議会の行政報告といたしまして、安芸市長のほうから平成28年7月号で報告書をもとに参考にして精査をしていくという旨の掲載と、平成29年2月号の広報で市の方向性を示させていただいたというような状況でございます。
 さきの質問で答弁させていただきましたが、今後は4月以降に保護者の説明会、それから市民への説明会等を開催をしていきたいなというふうに今考えているところでございます。
 以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 当時の保護者の方に聞きましたら、地元に高台移転をしてくれるという本当に期待をしていたそうですが、本当にがっかりしています。市は4年間何をしていたのかという声が聞かれます。南海地震対策調査特別委員会中間報告でも津波浸水区域とわかっていながら対策や準備を怠ることにより子供たちに被害が及んだ場合、安芸市の行政責任は重大であります、と報告されています。市の責任は市長の責任でもあります。地元でまだ小さいお子さんのいる父親に、今のままでは保育所は通わせても小学校にはよう行かさんと言われました。つい最近です。2月28日伊尾木小学校のPTA拡大実行委員会へ出席の機会があり、保護者の意見を聞くことができました。いつになったら移転ができるのか、市は何をしゆうのか、不満の声が多く一刻も早く高台へ移転をしてほしいという切実な声を聞かされました。危険な小学校へ子供を通わせている親の気持ちを市長は理解できますか。いかがですか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  議員がおっしゃるように伊尾木の小学校は海岸に近く一刻を争う立地場所にあるというふうに前から言っておりますが、それはもう重々に認識をしております。ただ、議員は伊尾木、伊尾木とおっしゃりますが、安芸市全体、伊尾木だけではなくて高台へ移らないかん学校もほかにもございます。やっぱり市として、全体を考えた中で統合して高台移転をしなければ何十年かかるかわからないと、津波浸水区域にある学校が津波が来ないところへ移るには、今9校ございますが、そのうち津波の来ないところが東川、井ノ口、穴内、この3カ所、9校中3カ所でございます。それらを全部高台移転というのは現実的にどうかいうのもちょっと議員にも考えていただきたい。ただ、何回も言いますが、伊尾木は高台移転当然喫緊の課題というのは認識をしておりますが、やはり全体を考えていく上では統合ということも必要である。安芸市の財源、お金のことは余り言われませんが、財源も現実的なものとして財源も考慮して、それらを整備していかないかんというふうに考えております。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 伊尾木小学校の高台移転はもう5年以上も前から出ております。そのころに保護者、父兄の要望を出したところが、移転できそうな高台へ保育所周辺に移転できそうないう話が出てきたので言ってるわけで、今になって言ゆうわけじゃないがです。当時は移転は伊尾木しか出てなかったと思うがです。それほど危険な場所ということを伊尾木の住民が認識してるので出してたわけで、それがいまだに全く動いてないというのがやっぱり腹立たしいという気持ちが多いみたいです。当時は伊尾木保育所周辺にとの声も出ており、建設地としては調査したのか伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えをいたします。
 伊尾木地区につきましては、学校だけではなくて、住宅団地とかさまざまな面もございましたので、それぞれ市内の高台を調査をして伊尾木以外も高台をそれぞれ調査をしております。その中で伊尾木地区の候補地、議員がおっしゃるところ、私と同じと思いますが、そこにつきましては地権者の確認等を行っておりますが所有者が多く、それに加えて相続人が非常に多く登記が困難であるという報告を受けております。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 保育所周辺の、私というより土地の地元の方が言われてる場所は八幡宮から西、保育南側の土地です。市長はそうですか。その土地は私がちょっと調べた中では、60筆あって47筆の地権者19名です。そのうち伊尾木住民生存者が7名、相続人がわかるとこが6人、不明が3名、県外3名です。それ以外残り13筆安芸市所有の土地です。これがわからんというのが、どうしてもわかりません。調べることができないのでしょうか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えをいたします。
 私が報告を受けてるのは、地権者20人でうち9人死亡で相続人41人、関係者合計52人という報告を受けております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 今年とった保育所周辺の切図で、台帳もあります。これに60筆書かれて数えたら地権者19人です。ちゃんと調査したのか、ちょっと不審になりますが、やる気がないので十分な調査してないみたいな気がしてなりませんが、どうでしょうか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  その地権者の人数が違うというのは、どこまでちょっと面積が入っているのかわかりませんが、これは昨年の12月からことしの1月、2カ月にかけて調査をしたものでございます。議員は最近調べたことということでございますので、そこはまた後でチェックをお互いにすればいいことだと思いますが、やる気がないというそういうことではございません。当然、自分たちの仕事ですので、やる気がないづくにこんなことはできません。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 今まで私が感じたのは、やらないとこはできない理由ばっかりをよく出してこられましたので、そういうふうにちょっと感じております。
 次に、人口減少による財政への負担を考えてとの答弁が何度か出ていますが、(3)の木材利用促進法についてお聞きします。
 国は公共施設の建設に木造化、木質化を打ち出し、公共建築物木材利用推進法を制定、国が率先垂範して木造化に取り組むことを規定した。林野庁などがこれに基づいて特に地域材料のモデルとなるような木材公共建築物の整備を補助金や交付金で財政支援している。参考例を2点挙げてみます。1つ目は山梨県大月市の市立大月短期大学の新校舎本体工事費に対して林野庁から2億4,700万円の補助金が交付され、鉄筋コンクリートづくりよりもはるかに安くなった。2つ目は、山形県南陽市の文化会館は市長のトップセールスとも言うべき陳情や、働きかけが奏功し、林野庁から16億8,000万円、総務省から13億1,100万円、地方交付税後年度算入分と合わせて総額32億9,000万円を国から得た。この施設は、2016年1月21日に世界最大の木造コンサートホールとしてギネス世界記録に認定されたそうです。この市の人口は3万人程度だったと思います。高知県も木造公共施設等整備事業費補助金を設定、安芸市においても24年12月に安芸市公共建築物等における木材利用促進方針を設定し、積極的な木材利用の推進をし、木材の利用拡大といった波及効果も期待できるとしています。そういう補助金をうまく活用し、緊急な避難を要する小学校の早急な建築ができるように市長のトップセールスにより補助金の確保を期待していますが、いかがですか。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  先ほど公共建築物等の木材の関係がおっしゃられましたが、学校建設に当たりましては文科省の所管になりまして、公立学校施設整備国庫負担金並びに学校施設環境改善交付金が考えられます。ただ、活用に当たっては児童生徒数や学級数等によりまして建築面積や建築単価及び負担対象や交付対象の要件に基づく算定基準があります。その算定基準を超える部分につきましては、起債対応等での財源措置ということが考えられます。校舎建設に当たっては基本構造としては、鉄筋のコンクリートづくりを考えておりますが、木材の利用等に当たっては内装部分にふんだんに木材を使用した温かみのある教室といいますか、温かみを感じる学習環境整備を図っていくことも必要であるというふうに考えています。その際に利用できる補助金、補助事業等についてですが、先ほども議員が申し上げました県事業におきましては、木造公共施設整備事業、それからもう一つ木の香るまちづくり推進事業等が考えられます。さきに述べられました文科省の補助事業と同様、活用に当たっては選定基準等が設けられているため各事業等の調整をしながら有効な補助金の活用を図っていきたいと考えております。
 以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 小学校高台移転は庁舎移転と同じように浸水区域内の移転は起債対象事業になるのではないかと思いますが、例えば3月14日高知新聞に須崎総合高校に津波避難路として活用できる新通学路を整備する計画と掲載されています。これは事業費の3割を県が、残る7割は国から交付措置されるということです。だから、いろいろな補助があると思いますので、そういうのを利用していただければ1校の建築費、例えば伊尾木小学校が高台移転するということで補助金が取れれば、20億円ですか、14億円から20億円、それの半分ぐらいで建てられる可能性も出てくるわけですので、やはりそういう調査もしてほしいと思います。
 続きまして、3のまちづくり懇談会について伺います。
 28年度は各地域で年何回程度行われていますか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  お答えします。
 28年度は各地区で3回開催をしております。ただ、包括協定を結んだ県立大学とかイベント等で随時開催しているところもありまして、まちづくり懇談会のほかに年2回から5回程度開催した地区もございます。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) この懇談会もしくは座談会ですが、名称は何というのか伺います。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  主に、地区意見交換会として開催しておりますが、地区によっては座談会、地域おこし協議会などと称して開催しているところもございます。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 平成27年第4回定例会、市長挨拶で市内15カ所でのまちづくり懇談会で庁舎建てかえ位置について御意見をお伺いしました、と言っていますが、いつどこの懇談会で出た意見かお答えください。
○吉川孝勇議長  暫時休憩します。
     休憩  午後3時35分
     再開  午後3時36分
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  その年の7月から8月にかけて開催されました市内15カ所、その時点では黒鳥は未開催でございましたので、後12月に開催しております。そちらで意見を伺いました。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 私もこの交換会ほぼ出てますけど、伊尾木地区では一度も出てないはずで、館長にも確認をとりましたけど出てない、議事録を調べてみないかんとは言いよりましたが、館長も覚えがないと言っています。一部の地区で出たのだとは思いますが、全地区では多分出てないと思います。
 次に(2)の、懇談会、座談会の出席の案内はどのようにしているのか、まず広報か何かで住民に知らせているのかお聞きします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  伊尾木地区での開催は7月23日19時からの開催された中で御意見を承っております。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  まちづくり懇談会の案内についての御質問にお答えいたします。
 まず、まちづくり懇談会の開催に当たりましては、社会福祉協議会が地区社協や公民館長の間で日程を調整し、開催日を決定をしております。開催日につきましては、広報に掲載しておりませんが、公民館便りで住民に知らせている地区もございます。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) この交換会は、主体は市か地区社協か伺います。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  まちづくり懇談会につきましては、地域福祉活動計画に基づく座談会をベースに行われておりまして、案内の発信者は地域福祉計画事務局と地区社協の連名となっております。ただ、地域によっては活動団体を設置している場合、例えば東川でありますとか、そういった所はその団体の代表者名で御案内をしております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 先ほど課長がおっしゃったように、私ちょっと、今回29年2月に行われました第3回伊尾木地区意見交換会の案内状を持ってます。これ発送は伊尾木地区社会福祉協議会会長名と安芸市地域福祉計画地域福祉活動計画事務局になってます。案内文があります。括弧して下のほうに座談会には地区担当職員、市福祉事務所、市社協等が参加する予定です、よろしくお願いします、と書いて、問い合わせ先が安芸市福祉事務所障害福祉課電話番号、安芸市社会福祉協議会地域支援係電話番号が載ってます。これがまちづくり懇談会ととる人はおりません。だから出席している方がほとんどこの地区社協関係の方ばかりです、伊尾木地区の場合は。民生委員さんとか、日赤婦人部の方、婦人会の方とかほとんどそういう方です。だから今回のこの会合のときでも、市の職員の方に言いましたが、今一番問題になっている庁舎移転とか小学校高台移転のことが言いたい人に案内がいってないです。その伊尾木地区の話ができないわけです。ほとんどが公民館行事の中の内容ばっかりです、話し合いが。だからまちづくり懇談会とはこれは言えないとは思います。いかがですか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  まちづくり懇談会の目的というのは、市の職員が、最近仕事でもそれぞれ市内、庁外へ出ることも少なくなりましたので、現場の生の声を仕事では聞けんかったらそれ以外で現場の声を聞いて、地域が今何を考えているか、地域で何が起こっているかいうことをまちづくり懇談会の担当職員の地域担当職員ですが、が各公民館単位に行って地域の状況を把握してくれということなんで、今回はまちづくり懇談会とちょっと混同されてると思いますが、まちづくり懇談会の地域担当職員がこの地域福祉計画をつくっておりましたので、そこへ入って一緒にそれを策定といいますか、をしているということで、まちづくり懇談会がメーンではございません。もともとの、将来的にはまちづくり懇談会ということで、そういう地域の方と市の職員がそういう懇談会がしていければいいんですが、今はそういうところへ社協の部分へ入らせていただいて、それぞれ地域の方と話をさせていただいていると、それが今の状況でございます。
 ついでにもうちょっと言わせていただきますが、この地域担当職員というのは、人材育成を見据えて経験年数の少ない若い経験年数の少ない職員を配置をしておりまして、リーダーとして係長、もしくは補佐を配置をしております。ですから、ちょっと質問とずれますが、これまでの市政懇談会、以前やっておりましたが、のように私や、市長や管理職が出席して要望を聞くのではなくて、まちづくり懇談会地域担当職員がこの先ほどの座談会みたいなそういうのを通じて、市職員、特に若手職員の育成や成長を期待するとともに、身近な市役所として地域の課題解決などに地域の皆様と行政が協働で取り組んでいくまちづくりに向けてという趣旨で平成26年から若手をメーンに担当職員にしております。人材育成ですので、やっぱり20代の者もおるし、それから市外出身の方もおりますので、やっぱりこの地域へ仕事以外で出ていくことが一番重要なかなというふうに自分は思っております。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 市長がよくまちづくり懇談会でまちづくり懇談会でとおっしゃりますので、いつまちづくり懇談会をするのかと思ってましたけど、この地域意見交換会が懇談会ということですね。それだったらこの市長の言われる懇談会が意見交換会という言葉にならんとおかしいと思うがですよね。今後もこのような出席案内とか職員体制で続けていくつもりですか。伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  さまざまな問題点もあろうかと思いますが、それは議員指摘された部分は修正をしていきながらやっていかないかんだろうし、地域担当職員につきましても、まだ実際2年半ぐらいですので、職員自体もちょっと戸惑っております。だからいろんな部分で市民の方とのコミュニケーションがいかない部分もあるかと思いますが、やはり市の職員を育てるという視点も踏まえた中で地域のそれぞれの課題も職員とともに考えていただくような、そういう思いを抱いておりますので、そういう今後修正していかないかんところがあれば随時修正をしてまいります。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 4の幕末維新博での取り組みについて伺います。
 (1)安芸市への集客について、3月4日志国高知幕末維新博が開催され、オープニングイベントには俳優の高橋英樹さん、女優の広末涼子さんなどの有名人が出席し、盛大に開催されました。尾崎知事が大変な力の入れようだと聞いています。きょうの朝刊には、はとバスで維新博をPRする尾崎知事の姿が掲載されていました。安芸市としては、どのようなPRをして集客効果を図っているのか伺います。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。
 3月4日に開幕しました志国高知幕末維新博の主催は、志国高知幕末維新博推進協議会であり、事務局は県の観光部等にあります。このことから、旅行エージェントやマスコミ等に対しての事前PRは県を中心とした推進協議会にお願いし、安芸市を始めとする20の地域会場で特産品等のPRをしていただいております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) インターネットで、ある会社のですが、幕末維新博、東部地域を開いてみますとここに告知してますが、11時に県立高知城歴史博物館を出発、東に向いてですね、次は13時道の駅田野駅屋になってます。ここの地元野菜や、新鮮な魚介の直販コーナーや軽食が人気ということでお昼を食べるようになってます。それから15時に室戸岬着、それから室戸観光して室戸エリア宿泊、翌日は室戸ドルフィンセンターいろいろ見て15時までを観光するというこのインターネットに掲載されています。東部の拠点地域の安芸市は素通りなわけです。いろいろなPRの仕方があると思いますが、ネット配信などもっと積極的な観光客の集客ができないものか伺います。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  先ほど議員が言われた周遊コースいうのは、ちょっと県のホームページ、ちょっと自分もそのコースいうのは見てなくてちょっと言えないんですけど、それ1つのコースだと思っております。先ほど言われました、安芸市のPRにつきましては、これからも維新博を開催中に県とか共同でPRする機会があると思いますので、できる限り参加し安芸市のPRを行っていきたいと考えております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 次に、歴民館周辺の歴史資料の掘り起こしとして、28年第4回定例会で質問してますが、施設周辺の歴史資源の掘り起こしとして五藤家墓所を周遊コースに入れ、案内板設置も検討するとのことだったが、どうなっているのか伺います。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。
 12月議会で議員からの御質問もありましたので、墓の所有者である五藤様に確認し、設置の了承もいただきましたが、これまでに墓所についての問い合わせもガイドの依頼もないことから、現時点では案内板の設置は考えていません。しかし、幕末維新博が開幕したことで、市民の方にも市の歴史を勉強する方、市外からも歴史に興味のある方が安芸市に来られると思いますので、その状況により判断したいと考えておりますので、御理解をお願いします。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 墓所の問い合わせって墓所があるのを知ってる人がおらんと思うよ、私も知らんかったがですもん。ある人に聞かれて初めて去年行って知ったわけで、誰がこんな墓所があるのを知ってます。その問い合わせは絶対ないですよ。だから、案内板とか周遊コースに入れてみたら絶対問い合わせはあると思います。結構こういうとこ、興味のある人は多いですので、それは問い合わせがあってからするというのは間違いやと思います。やっぱりもうちょっと前向きに進んでいただきたいと思います。
 続いて、常駐のガイドをその時代に合った装束を着せて案内さすという案は検討されましたか。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  それは、ガイドの会にも諮りまして、検討しても構わないということがありましたんで、またこれから話をしていきたいと考えております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) ぜひお願いします。
 3の伊尾木洞への観光客受け入れについて伺います。
 3月の阪急交通社の観光バスの予約台数を把握しているでしょうか。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。
 実施済みも含めまして20台の予定です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) それは阪急交通だけだと思いますが、ほかの団体も何台か入ってると思いますが、把握できてますか。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。
 阪急だけではなくて、この20台のうちにはJTBとか、例えば高知ライオンズクラブとかそういう団体も入ってますんで、それも含めて20台です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) そうですか。私の手元に22台になってたので。
 このたくさんの観光客に対して買い物をしてもらうなど、少しでも市が潤う対策をとっているのか伺います。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。
 東部観光協議会と連携し、ツアー企画会社と協議してきた結果、徐々にコースに入れてもらえるようになっており、4月からはぢばさん市場へも寄ってもらえることになりそうであるということを聞いております。今後も引き続き東部観光協議会と連携し、ツアー企画会社に市内でお金を使っていただけるような仕組みづくりを提案していきたいと考えております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 何度も言いますが、公衆トイレ建設のめどが立っていません。いつごろになるのか、市長が先頭に立って県からの補助金を取ってきていただき、早い対応をお願いしたいですが、市長いかがですか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えします。
 先日の予算審議のときにも議員に説明を申し上げさせていただきましたが、当初補助対象になるということで事業を進めておりましたが、県の事業でございますが、県のほうからちょっと対象外という報告がきまして、新たな事業を今模索中でございまして、なかなか市単独いうのが金額が莫大なもので現実的じゃないんで、ちょっと新たな事業を探しているところでございます。ただ、今後の動向を見ながらちょっと検討していかないかん部分もあるかなというふうに思っております。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 地元の方に何回も言われます。あのトイレ何とかせえいうて、本当に恥ずかしいという思いで地元の人いっぱいです。最近ですね、洞窟の入り口、国道沿いに伊尾木駐在所があります。この前も見てたら家族連れの方が駐在所にトイレ借りに行ってます。駐在所の奥さんに聞きましたら、時々来ますと、うちは外からいらした方が使えるトイレが1つあるけど、ちょっと1つで足りない状態になってます、ということも聞きました。駐在困ってるわけではないですけど、やはり早急にしていただかないと本当に困ります。
 1月16日に阪急交通高知支店の支店長と面会して、あなごう保存会の今後の取り組みや観光会社としての要望など、いろいろなアドバイスを受けてきました。観光会社としては、まず駐車場、そしてトイレは重要なポイントになると言われました。そして、店長いわく、観光客はまだまだふえるでしょうと。そのとおりになっています。今の時期は、団体客以外に平日でも昨年もそうでしたが、卒業旅行として多くの若者が伊尾木洞へ車で、マイカーでおいでてます。桜の季節から5月の連休にかけてまだますますふえてくる観光客に対して、安芸市の対応対策はどのように考えているのか伺います。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  今以上の対策ということでよろしいでしょうか。
 現時点では駐車場とかが不足しているという状況ではありませんので、駐車場の対応については現状でいこうと、現時点では考えております。トイレの件につきましては、先ほど市長も言われましたが、議員は納得してないようですけど、補助金について今検討しておりますんで、現時点では先ほど市長の答弁のとおりになります。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 先ほどの地域意見交換会の中に入ってたちょっと資料があったので、伊尾木地区の目指す姿、地域の活性化として出会いのための人づくり場所づくりの中に伊尾木洞のPR活動の充実を地域で図りますと、その次に、観光客を受け入れるための食事の場所や宿泊施設の整備に向け地域で検討していきますということが載ってます。これは官ではなしに民がやれということか地元でやれということですが、これ市長できると思いますか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  その中身をよく1回あのそれ、私見ておりますが、中身をきれいに覚えておりませんので。ただそういう意見があったことは確かで、それは民で全てやれということではないと、当然地元の方がそういう意欲を持って行政と一緒にやるべきものだというふうには思っておりますが、ただ行政がやるのではなくて、ともにということで自分は認識をしております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) ともにやっていきたいと思いますが、あの文章では地域がということになってますので、やはりともによろしくお願いします。
 続いて、時間が余りないですので、観光協会によるとボランティアガイドが不足していると聞いてます。安芸高校、桜ケ丘高校などにも依頼し、勉強会を開き、日曜祝日などのガイドを頼むことはできないものか伺います。
○吉川孝勇議長  暫時休憩をいたします。
     休憩  午後3時 59分
     再開  午後4時 5分
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。伊尾木洞のガイドはシダ、地質等の専門的な知識が必要な場合があることから、登録していただいているガイドさんの中でも案内できる人は限られていますが、旅行会社からガイドの依頼があれば現在のところガイドの方の御協力により全て対応できております。なお、現在伊尾木洞でガイドをしていないガイドさんには現地でシダや地質のガイド研修にも参加いただいておりますので、対応できるガイドさんをふやしていきたいと考えています。また、市内の高校生に協力をという御質問ですが、毎年ゴールデンウイーク中に彌太郎生家や野良時計でガイドの御協力をいただいております。最近わかったことながですけど、3月19、26の日曜日に、両日とも日曜日ですけど、桜ケ丘高校の生徒さんが部活の一環として歴史民俗資料館と彌太郎生家でガイドをしてくれる予定であります。ゴールデンウイーク中につきましては、ことしもお願いしたいと考えており、その場合生徒さんたちに事前にどこをガイドしたいのかを希望を聞いておりますので、伊尾木洞も候補地に入れたいと考えております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) ぜひ、お願いします。
 続いて、2月に東京から講師を呼び、ガイドの研修会や牧野植物園の鴻上先生によるシダへの影響などの勉強会が行われています。外来種の雑草が繁殖しており、シダをだめにするらしいがそのことについての対応対策は考えているのか伺います。
○吉川孝勇議長  生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長。
○大坪浩久生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長  お答えします。
 鴻上さんにつきましては、本市の文化財保護審議会の委員さんでもありまして、土佐の植物研究会にも所属されております。この方によりますと、つるで繁殖するトキワツユクサというのがシダの群落のうちのマツザカシダと競合するというふうに聞いております。このトキワツユクサという外来種につきましては、もともと伊尾木洞の上にある畑に植生していたのが、伊尾木洞のほうにおりてきた、移ってきたのではないかというふうに見解をしておりまして、人が現在持ち込んだものではないだろうというふうに判断をしておるようです。伊尾木洞だけでなく、周辺の田畑に生息してないか調査をし、処分をする必要があるということです。対応としましては、地元の保存会などと協力をいたしまして、地道に根を残さんように引き抜いて洞窟以外に処分をすることを続けていくしかない、という方法しかないということでお伺いしてます。今後、牧野植物園でシダを研究されている方と鴻上さんが中心になって伊尾木洞に生息している植物の調査をすることを、今後予定をしておりますし、文化財係も入場者がふえるということでシダ群落に影響が出ないか、年2回のパトロールを続けていくということです。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 今月末か4月に入ればすぐ保存会で掃除をする予定を立ててますので、そのときは一緒にやっていただけ、指導とか来てもらえますよね。
○吉川孝勇議長  生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長。
○大坪浩久生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長  鴻上さんのほうにお聞きしたら、4月以降と言ってましたので、地元の保存会とともにということをおっしゃってましたので、その日になるのではないかなと、この場ではちょっと明言はできませんけども。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 続きまして、4の道の駅大山の施設改修について伺います。
 29年度予算に道の駅大山1,500万円の改修予算が組み込まれているが、どのような計画なのか伺います。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。
 改修に対する設計の委託費に200万円、店舗の厨房の改修及び施設の南側に飲食スペース約45平米ですけど、それを増築する工事が1,380万円です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 厨房の増築ですか。レストランじゃなしに。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  失礼しました。
 店舗の中にある厨房の改修と、店舗の南側にちょっとスペースがありますが、そこへ飲食スペースを増築する工事を予定しております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) はい、やっと道の駅の改修に、今取り組んでくれると喜んでいましたが、3月4日の幕末維新博に向けてリニューアルしたキラメッセ室戸の鯨館は、何と1億9,000万円かけて館内を改修しています。鯨館は入館料取ったりしていますのでいろいろ差があると思いますが、ちょっと取り組む意気込みが安芸市とは差があるように思われますが、いかがでしょうか。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。
 室戸のキラメッセは道の駅の改修ということではなくて、隣接する鯨館ですかね、それの改修になりますんで、うちもこの幕末維新博に向けて県のほうにも道の駅の改修について協議はしていきましたが、道の駅については補助対象外ということになりまして、別の事業にちょっと今手を挙げているという状況です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 昨年12月24日、高知新聞に太平洋一望の景観抜群、道の駅大山が掲載され議会だより72号にも大山恋人の聖地の写真が表紙を飾り、観光地としてのPRができています。市としてもこういう流れに乗り、もっともっと集客する努力を見せてほしいですが、どうでしょうか。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。
 当然、道の駅の改修しますと食堂メニューとかを充実させアドバイザーにも入っていただき多くの方にも利用してもらうような周知もしていきますし、そのような施設にしていくようにPRはしていきたいと考えております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 今、午前中にあなごうに来てる団体バスの時間帯が10時過ぎから11時過ぎの時間帯が多いです。この団体客を道の駅大山に行ってもらい、買い物や食事をしてもらうようにもっていけないものか、地元の物産品をもっと多く出品できる店舗にし、団体客がガラス越しに恋人の聖地、太平洋を眺めながらゆったり食事できるレストランは県内のどこの道の駅にもないすばらしい景観になると思いますが、いかがでしょうか。
○吉川孝勇議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。
 先ほど言いましたように、増築する部分につきましてはちょっとガラス張りのような景色が見えるような施設をうちとしては考えております。答弁の繰り返しになりますけど、やっぱり施設を幾ら改修しても食とかいろんなメニューがなければお客さん呼べないと思います。また、接客等に対しても、今の従業員等に対してアドバイザーとかを入っていただいてメニュー等開発していって多くの方に利用していただけるような施設にしたいと考えております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 私も、昨年11月に奥四万十観光で、かわうその里須崎を皮切りに10カ所の道の駅めぐりをしてきました。国道から40分から50分離れていても地元の食材や物産品を求めてたくさんの人が訪れています、平日ですが。大山はトンネルが開通したので人が来なくなるというのは間違っています。人が来たくなるような工夫をされていないからだと思います。今、課長が言われましたように、物産品とか食材、やっぱり工夫して改善する努力をしてほしいと思います。
 続いて、市長にお聞きします。
 ある本に道の駅は、ある意味で地域の顔だ、そして地域力を図る指標でもある、つまり道の駅には地域の一次産業の実力、特産品の開発力、伝統文化の蓄積、人材育成などが如実にあらわれる、観光もしかりである、地域の小さな資源の発掘力、コーディネート力、そしておもてなしの力云々と書かれています。私はそのとおりだと思います。市長どう思われますか、伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  議員のおっしゃるとおりだと思いますが、それが全ての道の駅に該当するとは思っておりません。御承知だと思いますが、道の駅の収支というのはなかなか厳しいところがございますので、道の駅の立地条件によって、私が知ってる範囲では、道の駅の立地条件によってそこの自治体の力の入れぐあいが違うというところもございまして、ただそういうところはほかの公共施設、類似の公共施設があるということも聞いております。もとへ返りますが、議員のおっしゃることは十分理解をできますし、そうだと思いますが、それが全てではないというふうに思っております。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 続いて、大山恋人の聖地について伺います。
 あずまや設置の件ですが、暑い時期などに汗をかきながら観光客を見ると、以前あったようにあずまやで休んでもらえるよう、おもてなししてあげればなという気持ちになります。あの景観にふさわしいあずまやが建てば観光の目玉ができます。ますます人気度アップにつながると思いますが、いかがでしょうか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  河野公園のあずまやにつきましては、破損しておりましたので取り壊し、その後の直しを検討しておりましたが、塩害を考慮した建設を検討し、29年度に予算化するために見積もったところ1,000万円ほどの建設費になることがわかりました。あいにく、あれもこれもできないために公園内のトイレの洋式化や洗浄機能の追加など、公園トイレの快適化を優先するため、29年度にはあずまやの改修は先送りという計画になっております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 残念ですが、ちょっともっと質問したいんですけど、ちょっと時間がないので、次、免許返納制度についてお伺いします。
 自主返納支援制度の検討はということで、高齢ドライバーの重大事故が相次ぐ中、75歳以上の運転免許保有者に対し、認知症機能検査を強化する改正道交法が3月12日に施行され、3月13日の新聞に新制度では年間の受診者が約5万人、処分者も約1万5,000人に膨らむと予測、事故防止に効果が期待される一方、医師との連携や車の運転ができなくなった高齢者の交通手段の確保なども課題になると掲載されていました。マイカーが生活の足である地域の高齢者にとっては、行動が制約されるため大きな決断を迫られることになります。車なしでも生活できると納得するには、社会の支援が欠かせないと言われている中で、安芸市の支援制度は検討されているのか伺います。
○吉川孝勇議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  お答えします。
 12月議会でも同様の御質問にお答えしましたが、免許返納制度に対する今支援については県内でさまざまな取り組みがされておりますが、そのほとんどが民間が主体となった取り組みで、自治体でやられてるのは土佐市と土佐清水市と室戸市のみということで、内容としては免許返納時に自治体の取り組みとしてはバスの利用券の助成的なのをやられてますが、その内容は1回限りということで、免許の自主返納に対する動機づけとしての政策として自治体でやられてますが、その効果を十分確認していく必要があると思います。さきにお答えしてましたが、まずそういった自治体で支援制度する前に、まず高齢者の事故の現状、実態とあわせまして、その免許自主返納制度の意義、また先ほど言われました道路交通法の改正によりまして強化されている部分もありますので、そういった内容を広報で周知するとともに支援制度につきましては民間の協力店の募集について検討したいと考えておりまして、その準備を進めているところでございます。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 香美市では市内の人だけでなく、市外から来た人でもその運転経歴証明書を提示すれば何か制度を利用できるらしいということを聞きました。
 次に、高齢者の事故の現状、実態、28年度の実態は把握できてるでしょうか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  安芸市での交通事故につきましては、平成28年度1年間で件数は56件で、負傷者数69人、死者数は2人となっておりまして、3年前の平成25年と比較しますと件数は31.7%の減、負傷者数は33.7%の減となっています。安芸市では平成23年4月から平成28年3月まで、約5年間死亡事故がありませんでしたが、昨年4月と7月に死亡事故が発生しています。そのうち高齢者、これは高齢者という定義が警察の発表では65歳以上の方という定義でやってますが、高齢者が関係するというのは加害者、被害者の両方になりますが、その事故件数は32件で負傷者数は25人、死者数は2人となっております。3年前の平成25年と比較しますと、件数は38.5%の減で、負傷者数は21.9%の減となっています。なお、高齢者の死亡事故のうち1件は自動車運転中の事故で、もう1件は自転車運転中の事故ということになっております。なお、高知県全体におきましても28年1年間で死亡事故が42件ありますが、そのうち高齢者が関係する事故は26件となっておりまして、26件中高齢者が自動車運転中で亡くなった事故は6件であります。以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 安芸市の75歳以上のドライバーの人口は把握できていますか。それと、免許更新時の検査で認知症とのおそれがあるなど、免許返納に該当する人数の把握はできているでしょうか、伺います。
○吉川孝勇議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  安芸市の高齢ドライバーの人数で言いますと県の運転免許センターに確認してみましたら、安芸市の運転免許保有者1万2,165人中65歳以上の方は3,950人となっております。なお、75歳以上で把握できないかということで、改めて確認しに行きましたが、75歳以上では市町村別に分類はしていないということで、認知症のおそれにつきましても県全体の数字は新聞紙上に載っておりますが、市町村ごとで整理してないということでお聞きしてます。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 免許返納後の不安を解消できる対策を考えているかという質問で、返納で心配なこと、データに載っていましたが、通院が27%、買い物42%、趣味46%というデータがあります。これは外出しにくくなるというのが一番の不安だと思いますが、そういうことを少しでも解消できるための対策を考えてほしいですがいかがでしょうか。
○吉川孝勇議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  返納後の不安を解消できる対策を考えているかということでございますが、運転免許証の自主返納後の高齢者の移動手段につきましては、公共交通としまして鉄道、路線バス、元気バス、ハイヤー、民間のえくぼ介護タクシーなどが運行しており、おおむね輸送サービスは確保されていると考えており、これらの公共交通機関を利用していただけたらと考えているところでございます。これ以外にもですね、中山間地域、例えば畑山、古井、別役、上尾川、八ノ谷、大井、黒瀬、入河内地区で住所を有する者が市内にある医療機関を受診するため、地区によって回数は違いますが、元気バスが無料で使えるようにしております。また、高齢に伴いまして歩行が困難になった場合の移動手段の確保としまして、社会福祉協議会に委託して医療機関への送迎サービス事業、これ片道150円になりますけども、こういったことも行っております。このほかにもですね、市内では民間事業所のえくぼ介護タクシーが、スロープ付軽四ワゴン2台、リフト付大型車1台で医療機関、量販店などの送り迎えを行っており、医療機関への受診や量販店などへの買い物などの交通手段はおおむね確保できているというふうに考えております。
 以上です。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) そういうことをちょっと知らせるというか、特に免許返納の不安を抱えている方が多くて、なかなか踏ん切りがつかんと言う方がおいでますので、今課長がおっしゃったようなこういうシステムがありますよいうことをやはり広報か何かで知らせてあげたらいいなと思います。
 ここにちょっとありますが、自治体の制度として三重県玉城町は町内で乗降場所や時刻を自由に決められる乗り合いバスを無料運行している、町生活福祉課課長は高齢者の生活に支障がないよう行政でカバーしていくと言っています。ほかにもいろいろ出てますが、各自治体でいろいろ対策の試みが始まっていますので、安芸市もほかを参考ではなく、独自の対策を試みてほしいと思います。今、市民課の課長から出ました元気バスのことですが、安芸市には高齢者の交通手段として元気バスが既に運行されています。他市町村では、余り聞かれませんので、これは安芸市が誇れる高齢者対策の1つと思います。伊尾木地区でも現在実証運行されており、定期的に利用される方は大変感謝しているようです。今後は免許返納者にも有効に利用できる対策を講じてはどうかと思います。元気バスが運行困難な地域にはデマンドタクシーなどの運行の検討お願いしたいですが、いかがでしょうか。高知市、土佐清水市、四万十市ではデマンド運行のタクシーを既に導入しているということです。
○吉川孝勇議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  現在、元気バスにつきましては、公共交通の空白地域への生活の移動手段を確保するために運輸局の許可を得て市内ほぼ全域をカバーする形で運行し、年間延べ2万4,000人の方が利用され通院、買い物等における貴重な交通手段として市民生活に大きく貢献しており、高齢化の進展でその役割はますます高まってくると思われます。こうした中、地域の基幹道から大きく離れている集落や道路状況などから、元気バスを運行してない公共交通の空白地域にお住まいで車の運転ができない方々に対しまして、これは免許返納されて車の運転をしない方も含めますが、そういった方々に対しまして今後いかにして生活の足を確保していくか、高齢者福祉の観点からも今後の重要な課題になってくると思われます。議員が先ほど言われましたが、定期の路線バスである元気バスに限定することなく、例えば予約型のタクシーの運行など、別の方策も検討していく必要があると考えております。
○吉川孝勇議長  6番 山下 裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 今後25年ごろには団塊の世代である高齢者の大幅増が予想され、一層の対策が求められています。安芸市もいつまでも検討ではなく、高齢者の免許返納後の不安を少しでも解消させる制度を早く実現できるようにお願いしまして一般質問を終了します。
○吉川孝勇議長  以上で、6番山下裕議員の一般質問は終結いたしました。
 以上で一般質問は全て終了いたしました。
 お諮りいたします。
 明日17日は、一般質問の予定でありましたが、本日で終了いたしましたので休会としたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。
 よって、明日17日は休会とし、21日午前10時再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
     散会  午後4時31分

添付ファイル1 一般質問 山下 裕 (PDFファイル 355KB)

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