議会会議録

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提出議案の提案理由説明

発議者:副市長、上下水道課長、企画調整課長

議事の経過
 開会  午前10時
○吉川孝勇議長  議員各位には、御多用のところ御参集くださいまして、深く感謝いたします。
 ただいまから、平成29年第2回安芸市議会定例会を開会いたします。開会に当たり、市長から挨拶があります。
 市長。
○横山幾夫市長  おはようございます。本日、議員の皆様の御出席を賜り、平成29年第2回安芸市議会定例会が開催できますことを厚く御礼申し上げます。
 今議会は、平成29年度、最初の議会でございます。出席しております執行部も4月の人事異動により、新しい体制でスタートしております。職員も含め、よろしくお願い申し上げます。
 はじめに、平成28年度の決算概要について御報告申し上げます。
 一般会計に元気バス事業、住宅新築資金等貸付事業、鉄道経営助成基金事業、墓地公園事業の特別会計を合わせた普通会計ベースの実質収支は、約2億3,895万円の黒字となっております。市債残高につきましては、安芸おひさま保育所用地造成工事や新火葬場建設工事などの大型事業にかかる市債発行額の増加に伴いまして、平成27年度末より約3億6,000万円増の約130億7,150万円となっております。実質公債費比率につきましては、繰り上げ償還を行ったことなどにより、8.3%に改善される見込みとなっております。
 次に、国民健康保険事業特別会計につきましては、C型肝炎の治療薬の影響が平成27年度に比べ少なくなったことから、医療費全体で約7%減少したことや、国庫負担金の過年度精算交付などにより、単年度収支で約1億3,700万円の黒字となり、累積赤字額は約3億8,100万円に減少いたしました。
 しかしながら、今後被保険者の高齢化や医療の高度化など、医療費の動向は予断を許さない状況ですので、平成30年度からの国民健康保険事業の県移管を見据え、医療費の適正化と累積赤字の解消に向けて一層取り組んでまいります。
 次に、市政の主要な課題等につきまして、御報告いたします。
 まず、市庁舎の建設地についてであります。
 市庁舎の移転方針表明後、広報で市民の皆様の御意見を募集いたしました。寄せられた御意見は106件で、「東日本大震災を教訓とすべきで、現在地では市役所が機能するか不安である」といった御意見や、「現在地から遠くなると、高齢者には不便である」、「用地取得は財政を圧迫する」、「現在地に避難ビルにもなる庁舎が必要」などの御意見がございました。また、商店街では、「震災復興を考えると移転はやむを得ないが、跡地については、人が集まる場所として、活性化策を期待する」といった御意見や、「候補地案を示していただきたい」というお声もいただいております。
 この意見集約につきましては、整理を行い、広報8月号及びホームページにて公表したいと考えております。
 今後は、パブリックコメントや商店街等説明会でいただいた御意見を踏まえ、複数の候補地案を9月議会に御提示したいと考えております。また、年度内には位置決定を行い、平成33年度の供用開始を目指したいと考えております。
 次に、小中学校の移転・統合についてであります。
 学校の移転・統合における市の方針につきまして、本年1月からこれまで、小中学校の保護者及び市民の皆様を対象に説明会を開催してまいりました。
 中学校を2校から1校にする市の方針につきましては、教育環境や部活動の充実、また、津波対策や今後の生徒数といった観点から、おおむね御理解をいただいております。一方、候補地が決まれば、通学支援や防犯対策などをどのように実施していくのか、再度説明を求める御意見もございました。現在、中学校につきましては、候補地の選定に取り組んでおり、今議会常任委員会にて候補地案の御報告と御意見を賜りたいと考えております。
 また、小学校の移転・統合につきましては、7月から8月にかけて保育所等の保護者を対象に説明会を開催し、その後、公民館単位で地域住民を対象に開催する予定でございます。より多くの皆様の御意見をいただきながら、取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 次に、安芸おひさま保育所の開所についてであります。
 染井保育所と安芸保育所を統合し、西浜地区の高台に移転する「安芸市立安芸おひさま保育所」が、6月19日に開所いたします。
 敷地面積は5,318平方メートル、建築面積は1,658平方メートルで、明るく広々とした園舎に、保護者のための駐車場も広く確保しております。新園舎は、木造平家建てで、柱や梁などに木のぬくもりを感じながら、火災や地震の揺れにも強く、安全で快適な建物となっております。また、これまで安芸保育所で実施しておりました一時保育や地域子育て支援センターの機能も持ち合わせております。
 開所時には、現在の染井保育所、安芸保育所の0歳児から5歳児までが安芸おひさま保育所に移り、97人の園児でスタートする予定でございます。
 新園舎の工事に当たりましては、市道の新設や拡幅工事なども伴い、地域の皆様に御理解と御協力を賜りました。改めて感謝を申し上げます。安芸おひさま保育所の名称どおり、子供たちが暖かいお日様に照らされて、元気ですくすくと育ち、皆様に愛される保育所となるよう運営に努めてまいります。
 なお、安芸保育所につきましては、市内のNPO団体から利活用の申し出をいただいており、今後、建物の貸与など諸手続きを進めてまいりたいと考えております。また、昭和49年建設の染井保育所につきましては、建物も古く耐震性もないことから解体し、跡地の活用を検討してまいります。
 次に、南海トラフ地震対策について申し上げます。
 昨年の4月14日に発生しました熊本地震から、約1年が経過いたしました。震度7を二度記録した地震の傷跡は深く、復興には、いまだ時間を要する状況にあります。
 こうした地震を教訓に、強い揺れから身を守る対策を進める一つとして、これまで住宅の耐震改修費補助を実施してまいりました。しかしながら、本年度は国の交付金割り当てが本市の要望どおりの措置でなかったことから、年度当初、耐震設計及び改修工事の申請を受理できない状況となっておりました。その後、県との調整により、事業実施のめどが立ったことから、現在、申請の受け付けを再開したところでございます。お問い合わせいただきました皆様には、御不便、御心配をおかけしましたことをおわび申し上げます。今後も、より一層住宅の耐震化を促進し、強い揺れから身を守る対策を進めてまいります。
 次に、看護学校設立に向けた取り組みについて御報告いたします。
 去る4月3日、県東部地域における看護師養成学校の開設に向けて、運営母体となる一般社団法人高知東部振興協議会が設立されました。
 現在、社会福祉センター2階に開設準備室を設け、専修学校の設置認可申請やカリキュラムの作成など、看護師養成学校の開設に向けた取り組みが進められております。
 今後は、教員の確保や基金の確保などに向けて取り組むものと伺っており、市としましても関係団体と連携しながら支援をしてまいりたいと考えております。
 次に、農業振興についてであります。
 全国農業協同組合連合会が本年8月からの稼働を目指して僧津地区で整備を進めてきた営農実証支援施設「ゆめファーム全農NEXTこうち」が4月28日に完成いたしました。
 本施設は、約1ヘクタールの次世代型ハウスで、環境制御技術等を用いたナスの安定的な多収技術の開発や実証を行い、実証確立後は地域の生産者の所得向上に向けて、栽培技術の普及に取り組んでいただけるとお聞きしております。
 また、施設の運営に当たりましては、常駐職員2名のほかに、若手生産者に参入してもらうこととなっており、栽培技術の開発・実証を通じて、次世代の篤農家の育成にも取り組んでいただけるなど、産地の維持、拡大に寄与するものと期待しております。
 次に、ごめん・なはり線の取り組みについて申し上げます。
 先日、作家、西村京太郎さんの著書で、十津川警部が登場する「わが愛する土佐くろしお鉄道」を拝読いたしました。
 物語は、安芸市や高知市を中心に、土佐藩の歴史にまでさかのぼるミステリー小説で、本市やごめん・なはり線の魅力が紹介されております。また、この著書の中では、本年ごめん・なはり線が15周年を迎えることも紹介されております。
 平成14年7月1日に開通したごめん・なはり線は、この15年間、地域住民の通勤通学等の生活路線として、また、県内外から東部地域へ訪れる方々の観光路線として利用され、県東部地域になくてはならない公共交通機関となっております。
 本年度は、ごめん・なはり線活性化協議会を中心に各種記念事業の実施や7月1日に安芸駅前広場で行います開通記念イベント等でごめん・なはり線のPRに取り組み、一層の利用促進とマイレール意識の向上など持続可能な運営につながるよう支援してまいります。
 続いて、ふるさと納税について御報告いたします。
 平成28年度のふるさと納税の寄附額は、約1億2,006万円となり、前年度より約5,952万円の増、件数では2,851件増となっております。御寄附をいただいた皆様の御厚意に厚く御礼申し上げます。いただいた御寄附につきましては、小中学校の電子黒板やデジタル教科書の購入費用に活用させていただいております。
 今後におきましても、より多くの方々に本市の取り組みを知っていただけますよう、さまざまな機会でPRに努め、寄附額をふやしてまいりたいと考えております。
 次に、企業版ふるさと納税について御報告いたします。
 地方創生応援税制、いわゆる企業版ふるさと納税は、全国の地方創生の取り組みをさらに加速化させるため、地方公共団体が行う地方創生のプロジェクトに対して、企業が寄附という形で応援できるよう平成28年度に創設された制度であります。
 現在、当該制度の対象となるよう伊尾木洞遊歩道や星神社への登山道周辺整備などをパッケージ化した地域再生計画を国に申請しているところでございます。
 計画の採択は、6月下旬の見込みであり、あわせて、本市の地方創生への取り組みを応援していただけるよう、企業への御説明にも伺っているところでございます。
 最後に、連携中枢都市圏構想の取り組みについて御報告いたします。
 人口減少時代に圏域全体の経済成長など持続可能な地域づくりのために取り組んでおります連携中枢都市圏構想につきましては、現在、高知市との連携事業案について、実務担当者レベルで協議を進めているところでございます。
 今後は、連携による互いのメリットや課題など協議を重ね、8月末までに連携事業案を固めてまいります。また、9月には高知市において連携中枢都市宣言を行い、12月議会において連携協約の御審議を賜りたいと考えております。
 さて、私にとりまして、今議会が任期中最後の定例市議会となりました。
 4年前、「安芸市をもっと元気に、もっと躍動を」と、新しい安芸市を創造していくという強い決意を持って、市長に就任させていただきました。懸案事項でありました火葬場の建設や学校給食センターの整備など事業の進捗が図られるとともに、産業振興による雇用の創出や移住促進、結婚支援や地域コミュニティーの再構築など、地方創生への取り組みも進めてまいりました。
 こうした取り組みが進み、一定の成果が得られたのも、議員各位の御尽力や市民の皆様の御理解の賜物であり、改めて心から感謝申し上げます。
 加速化する人口減少と少子高齢社会を背景に、南海トラフ地震対策を着実に進めるとともに、市民のため、未来の子供たちのために、市庁舎の建てかえや小中学校の移転・統合など、時代に応じた地域社会を創造してまいりたいと考えております。引き続き、御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。
 続きまして、今議会に提案いたしました議案を御説明いたします。
 まず、予算案件は、平成29年度安芸市一般会計補正予算が1件であります。
 一般会計補正予算は、主な増額として施設園芸農家への環境制御機器導入補助に1,314万円、救急自動車購入費に1,950万円、主な減額に、植野団地建替工事費に8,400万円で、総額4,023万円を減額するものであります。
 次に条例議案は、「安芸市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」など2件でございます。
 その他の議案は、専決処分の承認案件5件、報告案件3件、その他案件1件で、計9件であります。各議案につきましては、後刻、副市長ならびに担当課長から詳しく御説明申し上げます。
 十分な御審議をいただきますとともに、それぞれの案件につきまして、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げまして、開会の御挨拶といたします。
○吉川孝勇議長  これより、本日の会議を開きます。
 日程に入る前に、御報告申し上げます。
 住宅新築資金等貸付事務に関する地方自治法違反により、市議会が告発しておりました2事件について、今般その結果が出そろいましたので、御報告を申し上げます。
 まず、1件目の平成25年10月3日議決により平成25年10月7日安芸警察署長に告発していた事件については、平成27年1月23日付けで、高知地方検察庁から、嫌疑不十分との理由により不起訴処分の通知がなされておりました。
 続いて、2件目の平成25年12月20日議決により平成26年2月12日安芸警察署長に告発していた事件については、平成29年3月31日付けで高知地方検察庁から、嫌疑不十分との理由により不起訴処分の通知がなされました。以上、御報告申し上げます。
 続いて、事務局長が諸般の報告をいたします。
 事務局長。
○山崎冨貴事務局長  本日の出欠状況を報告いたします。
 定数14人、全員出席であります。
 次に、監査委員から地方自治法第235条の2の規定による例月出納検査の結果について報告があっております。
 次に、閉会中の議会活動等について、報告いたします。
 市議会議長会関係につきましては、4月12日に第130回高知県市議会議長会定期総会が高知市で、4月26日に第79回四国市議会議長会定期総会が高松市で、それぞれ開催され、議長及び副議長が出席いたしました。5月24日には全国市議会議長会第93回定期総会が東京都で開催され、議長が出席いたしました。
 議員表彰関係につきましては、全国市議会議長会で、尾原進一議員が正副議長歴4年以上及び議員歴30年以上で、川島憲彦議員が議員歴15年以上で、吉川孝勇議員が議員歴10年以上で、それぞれ表彰されております。
 次に、委員会関係の主な活動を報告いたします。
 総務文教委員会は、5月15日から17日まで、千葉県富里市で「防災対策について」、静岡県下田市で「新庁舎建設について」、行政視察を行いました。産業厚生委員会は、5月17日から19日まで、島根県浜田市で「子育て支援について」、島根県邑智郡邑南町で「田舎ツーリズムの取り組みについて」、行政視察を行いました。
 次に、議会運営委員会は、5月9日及び29日に、総務文教委員会は、4月6日に、産業厚生委員会は、5月11日及び24日に、議会広報特別委員会は4月25日及び5月8日に、それぞれ委員会を開催いたしました。
 以上で諸般の報告を終わります。
○吉川孝勇議長  これより日程に入ります。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は会議規則第88条の規定により、議長において長野弘昌議員及び尾原進一議員を指名いたします。
 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期はお手元に配布してあります会期日程案のとおり本日から6月23日までの15日間といたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、今期定例会は会期日程案のとおり本日から6月23日までの15日間と決定いたしました。
 日程第3、議案第45号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成28年度安芸市一般会計補正予算(第5号)〕」及び 議案第46号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成28年度安芸市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)〕」を議題といたします。
 ただいま議題となっておりますこれら2件について、提案理由の説明を求めます。
 副市長。
○小松敏伸副市長  議案第45号 「専決処分した事件の承認を求める件〔平成28年度安芸市一般会計補正予算(第5号)〕」 につきましては、平成28年度の歳入の確定などによりまして、3月31日に地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をしましたので、同条第3項の規定により、これを報告し、承認を求めるものでございます。
 平成28年度補正予算書、1ページをお開き願います。
 歳入歳出補正予算の規模は、3億4,113万7,000円の追加であります。
 歳入の補正につきまして、御説明いたします。2ページをお開き願います。
 1款、市税から19款、諸収入までは、決算見込みまたは最終確定による補正でございます。なお、9款、地方交付税は、主なものとして特別交付税の配分額の確定によるもので、平成27年度の配分額より、1,651万7,000円の減となっております。
 20款、市債につきましては、関連事業の決算見込みに伴い、目間で調整しておりますが、20款全体での補正額はございません。
 次に、歳出につきまして御説明いたします。4ページをお開き願います。
 2款、総務費につきましては、特別交付税等の増額補正によりまして、施設整備基金への積み立て2億2,000万円、減債基金への積み立て1億円、ふるさと応援基金への積み立て2,995万3,000円を計上するものでございます。
 施設整備基金につきましては、今後見込まれております市庁舎の建てかえや小中学校の移転統合などへの対応、また、減債基金につきましては、それら大型事業にかかる市債発行により、増加が見込まれます公債費への対応といたしまして、中長期的に安定的な財政運営を図るために積み立てを行うものでございます。
 ふるさと応援基金につきましては、こうち安芸メガソーラー株式会社からの配当金や、歳入で計上いたしましたふるさと納税寄附金から返礼品等に要した費用を差し引いた額の積み立てを行うもので、これにより28年度末の基金残高は、施設整備基金が22億6,941万1,000円、減債基金が13億6,674万1,000円、ふるさと応援基金が1億6,582万3,000円となっております。
 次に、第2表、繰越明許費補正につきまして、御説明申し上げます。
 繰越明許費の変更といたしましては、2款、1項、総務管理費の地籍調査事業を2,682万5,000円、防災安全交付金事業・住環境整備を1,132万9,000円、6款、1項、農業費の農業基盤整備促進事業を1,232万8,000円に、繰越額の確定によりそれぞれ増額するものでございます。
 次に、第3表、地方債補正につきまして御説明します。5ページをお開き願います。
 地方債の変更といたしましては、起債目的別に総務管理から現年発生単独災害復旧までの13件につきまして、決算見込みに伴い調整をいたすものでございます。起債の方法、利率、償還の方法につきましては、変わりございませんので省略させていただきます。
 続きまして、議案第46号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成28年度安芸市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)〕」につきまして、御説明をいたします。
 補正予算書の6ページをお開き願います。
 歳入歳出補正予算の規模は、326万1,000円の追加であります。
 補正の内容といたしましては、歳入の現年分普通徴収保険料の増によりまして、歳出、後期高齢者医療広域連合納付金を追加するものでございます。
 以上で、専決処分いたしました補正予算の報告を終わります。
 御審議の上、御承認いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○吉川孝勇議長  これよりこれら2件に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  別に質疑もなければ質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっておりますこれら2件については、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、これら2件については委員会への付託を省略することに決しました。
 これより、討論に入ります。討論はありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  別に討論もなければ討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議案第45号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成28年度安芸市一般会計補正予算(第5号)〕」は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり承認することに決しました。
 お諮りいたします。議案第46号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成28年度安芸市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)〕」は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり承認することに決しました。
○吉川孝勇議長  日程第4、報告第4号「平成28年度安芸市一般会計繰越明許費繰越計算書報告の件」から報告第6号「平成28年度安芸市水道事業会計予算の繰越について」の3件を一括議題といたします。
 ただいま議題となっておりますこれら3件について、報告を求めます。
 副市長。
○小松敏伸副市長  報告第4号「平成28年度安芸市一般会計繰越明許費繰越計算書報告の件」 につきましては、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づいて、繰越計算書を調製しましたので、御報告を申し上げます。
 議案書4ページから5ページをお開き願います。
 2款、総務費、1項、総務管理費の事務管理事務費から、10款、教育費、4項、社会教育費の防災安全交付金事業・市街地整備までの29の事業の報告でありまして、このうち、2款、総務費、1項、総務管理費の地籍調査事業、3款、民生費、1項、社会福祉費の経済対策臨時福祉給付金給付事業、既存高齢者施設等防犯対策強化事業、6款、農林水産業費、1項、農業費の土地改良事業県工事負担金の一部につきましては、国の補正予算に伴い計上した事業の繰り越しを行うものでございます。
 2款、総務費、1項、総務管理費の空き家対策総合支援事業、4款、衛生費、1項、保健衛生費の火葬場管理運営事業、10款、教育費、4項、社会教育費の放課後児童対策事業につきましては、28年度で割り当てのあった国庫補助事業を活用するため、3月補正で計上した事業の繰り越しを行うものでございます。
 また、8款、土木費、3項、河川費のがけくずれ住家防災対策事業につきましては、入札の不調によるものでございます。
 これら以外の事業につきましては、設計・工法の見直し、資材の入手難、他事業との調整、県工事の調整や関係者、関係団体、地権者等との協議、調整に時間を要したことなどにより、年度内完成が見込めなくなり、繰り越しをするものでございます。
 次に、報告第5号「平成28年度安芸市公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書報告の件」につきましては、これも地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づいて、繰越計算書を調製しましたので、報告を申し上げます。
 議案書7ページを、お開きください。
 1款、公共下水道費、1項、公共下水道費の公共下水道建設事業につきましては、主なものといたしまして、浄化センター長寿命化工事において、対象となる機器の施工方法の見直しによって年度内完成が見込めなくなり、繰り越しをするものであります。以上で、報告といたします。
○吉川孝勇議長  上下水道課長。
○山崎明仁上下水道課長  報告第6号「平成28年度安芸市水道事業会計予算の繰越について」 につきまして、地方公営企業法第26条第3項の規定により、御報告いたします。
 議案書の8ページ、9ページをお開き願います。
 地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰り越しにつきましては、第1款、資本的支出、第1項、建設改良費の安芸水源地電動制水弁取替工事につきましては、電動仕切弁の製作過程において受注生産のため、年度内の納入が困難となったため、また伊尾木インター線整備に伴う大谷川橋仮設配水管布設工事及び県道宮ノ上川北線配水管仮設工事につきましては、県道工事との工事期間の調整によるものです。次に井ノ口簡易水道統合整備事業につきましては、国庫補助金割り当て内示第2次補正分が年末頃となり年度内完成が困難となったため、繰り越しをするものでございます。以上、報告といたします。
○吉川孝勇議長  日程第5、議案第47号「専決処分した事件の承認を求める件〔安芸市市税条例の一部を改正する条例〕」から議案第49号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成29年度安芸市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)〕」までの3件を一括議題といたします。
 ただいま議題となっておりますこれら3件について、提案理由の説明を求めます。
 副市長。
○小松敏伸副市長  議案書10ページをお開き願います。
 議案第47号「専決処分した事件の承認を求める件〔安芸市市税条例の一部を改正する条例〕」につきましては、地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律等が平成29年3月31日に公布されたことから、4月1日施行分の条例改正について、議会を招集する時間的余裕がなく、地方自治法第179条第1項の規定に基づき3月31日に専決処分をしたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。
 改正の要旨につきましては、1点目としまして、市民税において、肉用牛の売却による事業所得に係る課税の特例について、適用期限を3年間延長するもの、2点目として、軽自動車税において、軽自動車税のグリーン化特例の適用期限を2年間延長するもの、3点目として、固定資産税において、事業所内保育事業等に供する家屋及び償却資産に係る課税標準について、わがまち特例を導入し、平成30年度課税より、特例措置として、課税標準価格を2分の1にするもの等でございます。
 議案書20ページをお開き願います。
 議案第48号「専決処分した事件の承認を求める件〔安芸市国民健康保険税条例の一部を改正する条例〕」につきましては、地方税法施行令の一部を改正する政令が平成29年3月31日に公布されたことから、議会を招集する時間的余裕がなく、地方自治法第179条第1項の規定に基づき3月31日に専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。
 改正の要旨としましては、低所得者に対する保険料軽減措置の拡充として、軽減判定所得の変更を行うもので、2割軽減は、33万円に被保険者等1人につき48万円加算した金額であったものが49万円を加算した金額に、5割軽減は、33万円に被保険者等1人につき26万5,000円加算した金額であったものが27万円を加算した金額に変更するものでございます。この軽減措置の拡充により、平成28年度課税ベースで23世帯、約59万円程度の軽減になる見込みであります。なお、この影響額は国などから補てんをされることとなっております。
 次に議案第49号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成29年度安芸市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)〕」につきましては、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により、これを報告し承認をお願いするものでございます。
 平成29年度5月補正予算書の1ページをお開き願います。
 歳入歳出補正予算の規模は、3億8,179万4,000円の追加であります。
 平成28年度の事業において、3億8,179万4,000円の歳入不足が生じたもので、平成29年度歳出で同額を繰上充用金として計上するものでございます。
 昨年の12月議会で国保改正議案の試算では、1,000万円の単年度赤字を予想しておりましたが、試算後の昨年の秋以降の療養費が想定より7,000万円程度減少いたしました。
 減少した主な理由は、C型肝炎の患者の受診が減少したのが大きな要因でした。また、療養費の減少に連動して、高額共同事業拠出金、保険財政共同安定化事業拠出金が減額となりますので、想定を大きく上回った単年度1億3,747万7,000円の黒字決算となりました。C型肝炎は、推定患者数は260人程度ございまして、うち、治療済み患者数、いわゆる3カ月の新薬の投与を受けた患者数は73人ということで、まだ多くの患者が新薬の処方を受けていないという状況でございます。
 したがいまして、今後におきましても、C型肝炎の治療や被保険者の高齢化、医療の高度化に伴い、医療費の増加が見込まれますし、平成30年度から国民健康保険事業の都道府県移管を控えていますので、病気の早期発見・早期治療のための特定健診の受診率の向上、ジェネリック医薬品の利用促進による、医療費の適正化に一層取り組んでまいりますとともに、安定的な国民健康保険事業の運営のため、高額な新薬治療などに対しまして、国や県に適切な財政支援を要望してまいります。
 以上で、専決処分いたしました事件の説明といたします。
 御審議の上、御承認くださいますよう、お願い申し上げます。
○吉川孝勇議長  これよりこれら3件に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  別に質疑もなければ質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっておりますこれら3件については、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、これら3件については委員会への付託を省略することに決しました。
 これより、討論に入ります。討論はありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  別に討論もなければ討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議案第47号「専決処分した事件の承認を求める件〔安芸市市税条例の一部を改正する条例〕」は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり承認することに決しました。
 お諮りいたします。議案第48号「専決処分した事件の承認を求める件〔安芸市国民健康保険税条例の一部を改正する条例〕」は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり承認することに決しました。
 お諮りいたします。議案第49号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成29年度安芸市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)〕」は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり承認することに決しました。
 日程第6、議案第50号「農業委員会委員選任について同意を求める件」から議案第53号「平成29年度安芸市一般会計補正予算(第1号)」までの4件を一括議題といたします。
 ただいま議題となっておりますこれら4件について、提案理由の説明を求めます。
 副市長。
○小松敏伸副市長  議案書23ページをお開き願います。
 議案第50号「農業委員会委員選任について同意を求める件」につきましては、7月20日から農業委員会委員として内川昭二氏、野町亜理氏、大久保暢夫氏、栗山浩和氏、福本隆憲氏、千光士伊勢男氏、西岡秀輝氏、小松茂雄氏、渡辺禎宏氏、有澤節子氏、山内芳幸氏、西岡大作氏、樋口なぎさ氏、竹内忠吉氏の14人を選任いたしたく、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定に基づき、議会に同意をお願いするものであります。14人の略歴につきましては、議案説明に記載しておりますので、お目通しをお願いいたします。
 農業委員の選出方法が公選制から市町村長が議会の同意を得て任命する方法に改正されたことに伴い、農業委員会等に関する法律第9条第1項の規定により、農業委員会委員候補者の募集を平成29年3月1日から28日までの間行い、定数と同数の公募があった14人に対して、議会の同意を求めるものでございます。
 なお、新たな農業委員会委員の任期は3年で、内訳は認定農業者10人、利害関係者以外1人、認定農業者以外の農業者3人で、性別は男性11人、女性3人となっています。
 25ページをお開き願います。
 議案第51号「安芸市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴い、「育児休業法第2条第1項ただし書の条例で定める特別の事情」及び「育児休業の期間の再度の延長及び育児短時間勤務をすることができる特別の事情」として、「保育所等における保育の利用を希望し、申し込みを行っているが、当面その実施が行われないこと」を規定すること等、人事院規則の改正に準じて所要の改正を行うものでございます。
 続きまして26ページをお開き願います。
 議案第52号「安芸市過疎地域指定における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、過疎地域自立促進特別措置法及び過疎地域自立促進特別措置法第31条の地方税の課税免除又は不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令が改正されたことに伴い、事業用生産設備等を新設または増設する場合に、固定資産税の課税免除を受けられる対象業種について、情報通信技術利用事業を除外し、新たに農林水産物等販売業を追加するとともに、取得対象期間を2年間延長するため、現行条例を改正するものであります。
 以上で、提案理由の説明といたします。予算案件は、後刻担当課長から説明を申し上げます。
 御審議の上、適切な御決定を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  議案第53号「平成29年度安芸市一般会計補正予算(第1号)」につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
 補正予算書1ページをお開き願います。
 歳入歳出補正予算の規模は、4,023万円の減額であります。
 主な内容は、救急自動車車両購入費の計上や、施設園芸への環境制御機器導入補助金の追加など、今回、早急な対応が必要になったものなどの計上で、その所要一般財源には、繰越金を計上しております。 
 それでは、主な歳出につきまして、お手元の事業別補正予算概要に基づき、御説明いたします。
 6款、農林水産業費の1項3目の環境制御技術普及促進事業及び産地パワーアップ事業は、施設園芸への先進的な環境制御機器等の導入に対する補助金の計上でございます。
 環境制御技術普及促進事業につきましては、29年度から県の補助制度が拡充されたことなどにより、当初の見込みに対し要望額が多くなったこと、また産地パワーアップ事業につきましては、JAピーマン部会による環境制御機器や生産資材を導入し、高収益化に向けた取り組みを行う「産地パワーアップ計画」が承認されることとなり、いずれも事業の採択が見込めることとなったことから、今回、追加及び計上し、来作に向けて設置、導入しようとするものでございます。
 7款、商工費の1項3目の道の駅大山管理運営事業につきましては、道の駅全体の機能強化を図るため、国の補助事業を活用して、飲食スペースの増築やトイレの改修等を行うこととしており、当初予算で改修費等を計上しておりますが、補助事業の採択申請にあたって、3月に国と協議する中で、道の駅をはじめ、本市への外国人観光客の誘客を図る、インバウンド対策としてソフト事業の強化が採択要件となったことから、観光プロモーションビデオの制作や情報誌、関連サイトへの掲載などの、ソフト事業費等を追加するものでございます。
 なお、財源といたしましては、ハード事業に50%、ソフト事業には100%の国庫補助金を充当しており、5月に内示を受けたことから、今回、追加計上するものでございます。
 8款、土木費の5項1目の社会資本整備総合交付金事業・地域住宅(公営住宅)につきましては、主なものとして、市営住宅植野団地建てかえ工事費の減額でございます。植野団地建てかえにつきましては、今年度の交付金の割り当て額が大幅に減額となったことによりまして、本事業を本年度と翌年度の2カ年事業とし、翌年度にかかる事業費について、今回、減額補正するものでございます。
 なお、減額した工事費等の事業費につきましては、本補正予算で債務負担行為として定め、平成30年度予算で再度、計上する予定でございます。
 9款、消防費の1項3目の消防設備費につきましては、主なものといたしまして、普通救急自動車の車両購入費の追加でございます。同車両につきましては、平成30年度に更新を予定しておりましたが、本年3月に全国共済農業協同組合連合会より、車両に搭載する高度救命処置用資機材の寄贈の決定があったことから、今回、車両購入及び艤装費を前倒しして計上し、最新の装備、機能を備えた救急車に更新するものでございます。
 10款、教育費の4項1目の文化財保存事業につきましては、弥太郎太鼓の太鼓製作経費等に対する補助金の計上でございます。
 昨年10月に申請しておりましたコミュニティ助成事業の助成決定を、本年3月末に受けたところでありますが、補助申請者より、維新博のイベント等に使用するため、早期に更新したいとの要望があったことから、今回補正計上するものでございます。
 次に、第2表、債務負担行為補正につきまして、御説明いたします。
 補正予算書の4ページをお開き願います。
 債務負担行為の追加といたしまして、先ほど歳出で御説明いたしました植野団地建てかえにつきまして、平成30年度に9,000万円 を限度として、また、今年度に導入を予定しております人事評価システムのリース料につきまして、平成30年度から34年度までの期間で、609万5,000円を限度として、債務負担いたすものでございます。
 次に、第3表、地方債補正につきまして、御説明いたします。
 地方債の変更といたしまして、先ほど歳出で御説明いたしました事業費変更に伴い、起債の目的別に、観光施設整備から消防施設整備までの3件について、発行限度額の変更を行うもので、あわせて2,370万円の減額を行うものでございます。
 以上で、補正予算案件の説明を終わらせていただきます。御審議の上、適切な御決定を賜りますよう、お願いいたします。
○吉川孝勇議長  この際、議員各位に御連絡いたします。
 一般質問の通告期限は、本日午後5時となっております。一般質問をされる方は配付の通告書に質問事項を具体的に記載の上、提出されるようお願いいたします。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 13日、午前10時再開いたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
     散会  午前10時58分

添付ファイル1 提出議案の提案理由説明 (PDFファイル 287KB)

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