議会会議録

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提出議案の提案理由説明

発議者:市長、副市長、企画調整課長、上下水道課長

議事の経過
 開会  午前10時
○吉川孝勇議長  議員各位には御多用のところ、御参集くださいまして、深く感謝いたします。
ただいまから、平成29年第3回安芸市議会定例会を開会いたします。開会に当たり、市長から挨拶があります。
 市長。
○横山幾夫市長  本日、議員の皆様の御出席を賜り、平成29年第3回安芸市議会定例会が開催できますことを厚く御礼申し上げます。
 先の市長選挙におきまして、市民の皆様の御信任を賜り、引き続き市政のかじ取り役を任せていただくことになりました。
 こうして議会に登壇いたしますと、改めて職責の重さを痛感いたしますとともに、市民の皆様からいただいた信頼と期待にしっかりとお応えしていかなければという強い使命感に、身の引き締まる思いでございます。
  さて、2期目に当たりまして、市政への決意と基本姿勢を述べさせていただきます。
 まずは、加速する「人口減少と少子化対策」を最重要課題に位置づけ、議会や市民の皆様、そして、企業・事業所や団体の皆様とともに危機感を共有し、取り組んでまいりたいと考えております。
 また、南海トラフ地震への備えとしても早急に進めなければならない市庁舎の建てかえや小中学校の移転・統合などの大型プロジェクトにつきましては、対話を基本姿勢に市民の皆様と情報を共有し、進めてまいりたいと考えております。
 皆様も御承知のとおり、平成27年の国勢調査による市の人口は、5年前の調査と比較しますと1,970人の減少、10.1%の減少率となりました。また、15歳から64歳までの生産年齢人口は18.1%減少し、9,127人となっております。そして、出生数は、平成4年度に219人でありましたが、平成26年度には100人を下回り、昨年度は70人というショッキングな人数となりました。
人口減少・少子化の進行は、域内需要の低下による地域経済の縮小を招き、このことが収入や雇用の減少、そして若者の流出増加や結婚、出産をためらわせることにつながる負の連鎖を引き起こします。この問題は、いわば安芸市の未来を左右する最も重要な課題であります。
 人口減少・少子化への対策は、国家レベルでの抜本的な取り組みが必要であると考えますが、加速する市の人口減少への対策は待ったなしの状況であります。
 このため、本年度から強化しております出会いや結婚、子育て支援や魅力ある学校づくりなどを、移住定住策に絡めて推進するとともに、産業振興による雇用の創出や観光振興など、高速道路の延伸を見据えた地方創生の取り組みをさらに進めてまいります。また、健康福祉やスポーツ、文化、環境、南海トラフ地震対策など、幅広い分野において施策を展開し、人口減少・少子高齢化の時代を乗り越えてまいる所存でございます。
 私が目指すまちの将来像は、総合計画や総合戦略にも描いておりますように、市民の皆様一人一人が、この安芸市に誇りと愛着を持って、日々の暮らしに幸せを実感していただくとともに、活力あふれる元気な都市になることであります。この理念の実現に向け、市民の皆様の思いや力を結集し、誰もが住みたいと思えるまちを創造してまいりたいと考えております。何とぞ、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 それでは、平成28年度決算における財政健全化の判断指標について、御報告いたします。
 財政健全化の判断指標となる4つの比率につきましては、実質公債費比率が平成26年度から28年度までの3カ年平均で8.4%、将来負担比率が33.4%となっております。普通会計ベースでの実質赤字比率と、公営企業会計を含む全会計ベースでの連結実質赤字比率につきましては、ともに黒字決算となっております。また、公営企業の資金不足比率につきましては、水道事業会計、公共下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、住宅団地整備事業特別会計のいずれも資金不足が生じていない状況であります。
 次に、市政の主要な課題等につきまして、御報告いたします。
 新庁舎建設候補地につきましては、これまで申し上げてきましたとおり、いかなる災害時にも市役所が機能できる場所であることを軸に、利便性に配慮し、人口の多い地区や交通拠点から離れすぎない範囲で、緊急防災・減災事業の期間内に完成するための条件等を考慮し、検討してまいりました。さらに、市民の皆様からいただきました御意見を踏まえ、さまざまな機関と調整をしながら、市有地の中から適地の選定を進めているところでございます。
 今後は、議会や市民の皆様の御意見をいただきながら、現市役所庁舎の跡地利用も含め、さらなる検討を進め、年度内に建設地を決定したいと考えております。
 次に、小中学校の移転・統合についてであります。
 まず、新中学校の移転候補地につきましては、6月に総務文教委員会に御報告し、僧津地区において調査・検討を進めてまいりました。地域の皆様や地権者の多くから、学校建設に対して御理解と御協力をいただいていることから、僧津地区を建設地に決定したいと考えております。円滑な事業進捗が図られるよう、今議会に用地測量と造成設計に係る費用などを予算計上しておりますので、御審議のほど、お願い申し上げます。
 また、小学校の移転・統合につきましては、10月から11月にかけて、公民館単位での住民対象説明会を開催し、皆様の御意見を伺いながら、取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 次に、看護学校設立に向けた取り組みについて御報告いたします。
 高知県東部地域への看護学校開設につきましては、一般社団法人高知東部振興協議会において、建物改修の設計協議や施設整備等の補助金計画書作成など、進捗が図られております。また、本市におきましては、今後、東部9市町村の拠出金申請などの調整や事務を行うため、市民課内に看護学校推進室を設置し、職員を配置するなど、開設への支援体制を強化しております。
 今後も引き続き、関係団体とも連携しながら看護学校開設に向けて支援してまいります。
 次に、防災・減災対策について申し上げます。
 去る9月3日に、安芸市総合防災訓練を実施いたしました。訓練は市内全域で行われ、49ある自主防災組織などから約3,600人の参加がありました。各地域では、南海トラフ地震を想定した津波や土砂災害等からの避難、情報伝達や炊き出し、消火訓練など、さまざまな取り組みが行われました。また、防災センターでは、災害対策本部の初動体制や情報伝達、消防団による倒壊家屋からの救出訓練を実施いたしました。さらに、応急手当基礎講習会や陸上自衛隊人命救助システム等の展示を行い、災害に即応できる体制づくり並びに市民の防災意識の高揚を図ったところでございます。
 今後は、この訓練を通じまして、課題を整理し、防災・減災対策の強化に取り組んでまいります。
 続いて、南海トラフ地震等への対応強化について御報告いたします。
 現在、広島県広島市と災害時相互応援協定の締結に向けて協議を進めており、11月2日に協定締結式を予定しております。この協定は、広島市安芸区との交流が契機となったものであり、支援物資等の提供や職員派遣などを行うこととしております。同時被災の可能性が低い自治体との協定は、兵庫県たつの市と千葉県富里市に次いで、県外3市目の応援協定となり、安芸市の災害対応力の強化につながるものと心強く感じております。
 次に、高速道路等の進捗状況についてであります。
 阿南安芸自動車道の安芸道路につきましては、安芸市内における全6地区で調印が完了し、用地買収・用地境界立会などが進んでおります。
 高知東部自動車道の南国安芸道路につきましては、高知龍馬空港インターチェンジから香南のいちインターチェンジ間における調印が7月にとり行われ、平成32年度には、高知ジャンクションから高知南インターチェンジ間の供用も予定されております。また、赤野西地区におきましては、一部ではありますが、建設工事も始まっております。
 当該事業への用地の御協力をいただいた関係の皆様に、改めて感謝とお礼を申し上げます。今後は、用地買収の進捗により工事用道路・本体工事等も進んでまいりますので、地域住民の皆様に御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 道路は、つながってこそ機能を発揮するものであります。南海トラフ地震発生時等に緊急輸送道路となる命の道として、また、加速化する人口減少の流れを抑制するためにも、高速道路の早期完成は急務であります。一刻も早くつながるよう、引き続き全力を挙げて取り組んでまいりますので、皆様のより一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げます。
 次に、農業振興についてであります。
 市の新規就農サポートハウス3号棟が完成し、松山市から御夫婦で移住され、市内ナス農家のもとで研修を終えた方が、この9月から独立自営就農をスタートさせております。また今年度は新たに、横浜市から御家族で移住されてきた方を含む4人が市内ナス農家のもとで、さらに2人が来作から本市で農家研修に入るための準備として、四万十町の県立農業担い手育成センターでの長期研修を始めております。
 新規就農サポートハウスは、JA1棟を含めて計4棟となりましたが、現在、ナス・ピーマンでの就農を目指して研修中の11人のうち9人が、サポートハウスの利用を希望されていることなどから、市サポートハウスのさらなる増設に向けて、建設用地の検討・交渉を進めてまいりたいと考えております。
 次に、観光振興について申し上げます。
 本年で第7回目となります「高知東海岸グルメまつり」、第5回目となります「ご当地じゃこサミット」が、10月7日、8日の2日間、安芸タイガース球場駐車場で開催されます。また、8日には、「第16回おさかな祭」も同時開催となります。
 県内外から多くの方に御来場いただき、各地域の御当地自慢のグルメを堪能していただけますよう、現在イベントのPR等準備を進めているところでございます。
 また、うれしいお知らせとして、8月24から26日に横浜市で開催された「商業高校フードグランプリ2017」に出場した安芸桜ケ丘高校生考案の「なすのプリン」が、大賞を受賞されました。
 本市の特産品であるナスを使った「なすのプリン」は、独創性の高さに加え、地域の特産品に目を向けた地元愛の深さが評価され、入場者の投票で決める来場者賞もあわせて受賞されました。本選では、商品はもとより安芸市愛を強くPRした結果の受賞とお聞きしており、大変うれしく、また、学校や関係の皆様の御尽力に敬意を表します。
 次に、幕末維新博の取り組みについて御報告いたします。
 歴史民俗資料館の幕末維新博に関連する展示として、10月21日から12月10日まで企画展「五藤家と家臣たち」を開催いたします。
 五藤家の展示は以前から行っておりますが、今年は土居廓中地区が国の伝統的建造物群保存地区に選定されて、5周年を迎えることもあり、家老だけでなく、家臣の暮らしについて伝来する資料を展示いたします。江戸時代家老であった五藤家が幕末から明治にかけてどのような活躍をしたか、また明治以降の家臣たちの動向等について、今まで余り知られていなかった一面を御紹介したいと考えております。
 伝建地区の選定5周年につきましては、制度の周知とともに、武家屋敷の見学会など地域を周遊してもらう記念イベントを11月23日に開催する予定でございます。
 なお、歴史民俗資料館の夏休み期間中の来館者数は、博覧会や各種イベントの効果もあり、7月と8月の2カ月間で、昨年度の約2倍となる1,000人を超える来館者数となっております。
 続いて、「国民健康保険制度における国保保険者の都道府県化」についてであります。
 持続可能な医療保険制度を構築するため、国保の財政運営は、平成30年度に市町村から県に移行され、県全体の医療費などを34市町村が納付金として負担する仕組みとなります。
 これまで、県・市町村国民健康保険事業運営検討協議会におきまして、国保事業費納付金等の算定方法や保険税が急激に増加しないよう激変緩和措置の方法、また、国保の運営方法などについて協議を行ってまいりました。
 8月末開催の第4回運営検討協議会では、市町村が県に納める納付金等の算定においては、各市町村の保険料・税は統一せず、市町村ごとの医療費水準を反映することが決定されております。
 今後は、納付金等の算定に必要となる仮係数が10月中旬に国から提示されますので、その数値に基づき、現行税率との比較や影響など検討を始める予定でございます。短期間での作業となりますが、議員の皆様には進捗状況等の御報告を適宜行い、平成30年度からの円滑な運営が図られるよう取り組みを進めてまいります。
 最後に、連携中枢都市圏構想の取り組みについて御報告いたします。
 人口減少時代に、圏域全体の経済成長など持続可能な地域づくりに取り組む連携中枢都市圏構想につきましては、高知市と観光や移住、また防災や人材交流など、本市にとってメリットの高い連携事業に取り組めるよう調整しているところでございます。
 具体的な事業としましては、高知市の日曜市への出店やビッグデータに基づく観光客の移動軌跡データの活用、また高知市経由の二段階移住や人工知能を活用したインバウンド対策など、高知市の持つハブ機能やマーケットを活用するとともに、本市単独では取り組みが困難な事業を予定しております。
 今後は、早期に高知広域連携中枢都市圏ビジョン案を策定し、10月に市民の皆様からのパブリックコメントをいただいたうえで、12月議会において連携協約締結議案の御審議を賜りたいと考えております。
 続きまして、今議会に提案いたしました議案を御説明いたします。
 まず、予算案件は、平成29年度安芸市一般会計補正予算など計7件であります。
 このうち一般会計補正予算は、主な増額として、6月7日、8日の豪雨により、山側のり面が崩壊した林道名村川線ほか災害復旧費に1億616万円、統合中学校整備に伴う用地測量及び造成設計等委託に4,795万円、ふるさと応援基金積立金1,000万円などで、総額3億2,604万円余りを増額するものであります。
 次に条例議案は、「安芸市市税条例の一部を改正する条例」1件でございます。
 その他の議案は、報告案件2件、専決処分の承認案件1件、人事案件1件、契約案件1件、決算案件12件、その他案件2件の計19件であります。
 各議案につきましては、後刻、副市長並びに担当課長から詳しく御説明申し上げます。
 何とぞ御審議のうえ、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げまして、開会の御挨拶といたします。
○吉川孝勇議長  これより、本日の会議を開きます。日程に入る前に事務局長が諸般の報告をいたします。
 事務局長。
○山崎冨貴事務局長  本日の出欠状況を報告いたします。
 定数14人、全員出席であります。
 次に、監査委員から地方自治法第235条の2の規定による例月出納検査の結果について報告があっております。
 次に、閉会中の議会活動について報告いたします。
 市議会議長会関係につきましては、8月24日に第131回高知県市議会議長会臨時総会が須崎市で開催され、議長及び副議長が出席いたしました。
 次に、委員会関係の主な活動を報告いたします。
 阿佐線・国道整備促進特別委員会は、7月10日から12日に、高知県東部地域の道路整備に関する要望活動を行いました。議会運営委員会は、8月23日及び9日12日に、議会広報特別委員会は7月28日及び8月9日に、南海地震対策調査特別委員会は、6月29日、7月13日、8月28日にそれぞれ委員会を開催いたしました。
 以上で諸般の報告を終わります。
○吉川孝勇議長  これより日程に入ります。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は会議規則第88条の規定により、議長において小松進也議員及び小松文人議員を指名いたします。
 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期はお手元に配布してあります会期日程案のとおり、本日から10月2日までの18日間といたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、今期定例会は会期日程案のとおり本日から10月2日までの18日間と決定いたしました。
 日程第3、報告第7号「健全化判断比率の報告について」及び報告第8号「資金不足比率の報告について」の2件を一括議題といたします。
 ただいま議題となっておりますこれら2件について、報告を求めます。
 副市長。
○小松敏伸副市長  報告第7号「健全化判断比率の報告について」及び報告第8号「資金不足比率の報告について」につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、監査委員からの意見を付して報告するものでございます。
 まず、報告第7号の健全化判断比率の報告につきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率とも、赤字は生じておりません。
 実質公債費比率は、平成26年度から平成28年度までの3カ年平均で8.4%と、市債発行の抑制や繰り上げ償還の実施により、昨年度より2ポイント改善されております。
 将来負担比率は、地方債残高のほか、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債を捉えた比率で、平成28年度決算においては33.4%となっており、昨年度から17.3ポイント改善されております。
 なお、実質公債費比率、将来負担比率ともに早期健全化基準を下回っております。
 次に、報告第8号「資金不足比率の報告」につきましては、公営企業会計ごとに資金不足の比率を報告するもので、公共下水道事業特別会計、農業集落排水事業特別会計、住宅団地整備事業特別会計、水道事業会計の4会計とも資金不足は生じておりません。
 以上で報告といたします。
○吉川孝勇議長  日程第4、議案第61号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成29年度安芸市一般会計補正予算(第2号)〕」を議題といたします。
 ただいま議題となっております本件について、提案理由の説明を求めます。
 副市長。
○小松敏伸副市長  議案第61号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成29年度安芸市一般会計補正予算(第2号)〕」につきまして御説明いたします。
 6月7日から8日にかけての豪雨により被災しました林道名村川線について、災害応急復旧工事の実施に伴い、8月16日に地方自治法第179条第1項の規定により補正予算を専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により、これを報告し承認を求めるものでございます。
 平成29年度一般会計補正予算書(第2号)の1ページをお開きください。歳入歳出補正予算の規模は、1,250万円の追加でございます。
 2ページをお開きください。
 歳入の補正につきましては県補助金及び繰越金と市債を、歳出につきましては11款、災害復旧費、2項、林業用施設災害復旧費といたしまして、補助災害復旧工事費及び単独災害復旧費として測量試験等委託料を追加計上するものでございます。山側のり面の崩壊により、林道名村川線に大量に堆積した崩土の撤去を行うものでございます。6月14日に緊急工事として発注していたもので、工事費の精算ができたことに伴い、不足する工事費等を補正計上するものでございます。なお、この災害復旧に係る本工事費につきましては、9月補正予算に計上しております。
 次に、第2表、地方債補正につきまして御説明いたします。
 補正予算書の3ページをお開きください。
 地方債の変更といたしまして、現年発生補助災害復旧と現年発生単独災害復旧について発行限度額の変更を行うもので、合わせて450万円の増額を行うものでございます。
 以上で、専決処分いたしました補正予算の説明を終わります。
 御審議の上、御承認くださいますようお願い申し上げます。
○吉川孝勇議長  これより、本件に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  別に質疑もなければ質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、本件については、委員会への付託を省略することに決定をいたしました。
 これより討論に入ります。討論はありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  別に討論もなければ討論を終結いたします。
 お諮りいたします。議案第61号「専決処分した事件の承認を求める件〔平成29年度安芸市一般会計補正予算(第2号)〕」は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり承認することに決定いたしました。
 日程第5、議案第62号「教育委員会委員選任について同意を求める件」から議案第85号「平成28年度安芸市水道事業会計歳入歳出決算認定の件」までの24件を一括議題といたします。
 ただいま議題となっておりますこれら24件について、提案理由の説明を求めます。
 副市長。
○小松敏伸副市長  議案第62号「教育委員会委員選任について同意を求める件」につきましては、現在教育委員として当市の教育行政の振興に努められております、森尾昭博氏の任期が本年10月2日に満了するため、引き続き同氏を教育委員として選任いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会に同意をお願いするものであります。
 森尾氏の略歴につきましては、議案説明に記載しておりますので、お目通しをお願いいたします。
 続きまして議案第63号「安芸市浄化センター長寿命化工事委託に関する協定締結の件」につきましては、同施設の長寿命化工事委託に係る協定を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものであります。
 協定の目的は安芸市浄化センター長寿命化工事委託、協定の方法は随意契約であります。協定の金額は3億1,520万円で、協定の相手方は、東京都文京区湯島2丁目31番27号、地方共同法人日本下水道事業団、理事長、辻原俊博氏であります。
 協定の方法、相手方の選定について御説明申し上げます。日本下水道事業団は、日本下水道事業団法に基づき、下水道に関する業務について、地方公共団体を支援・代行する機関として設立された地方共同法人であり、総合的な設計施工監理及び豊富な実績を有し、高い技術力のもとに業務履行が期待できるものとして、同事業団を相手方として、随意契約しようとするものであります。
 委託内容は、昨年度同事業団が設計した設計書をもとに、工事の発注業務から管理監督、完成検査、総合試運転等を委託するものでございます。なお、事業団が発注する工事の入札の結果等により、協定金額に変更が生じる場合は、協定の変更の議会議決を要することになります。
 次に、工事の概要につきまして御説明いたします。議案説明書に設計図を載せておりますのでお目通しをお願い申し上げますが、長寿命化工事として沈殿池施設の汚泥かき寄せ機の更新及び監視制御施設の更新などを行うものであります。
 次に議案第64号「安芸市市税条例の一部を改正する条例」につきましては、地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律等の施行に伴い、現行条例を改正するものでございます。
 改正の要旨といたしましては、1点目として、個人市民税の所得割の非課税の範囲等を定める規定において、これまで「控除対象配偶者」としていた呼び名を「同一生計配偶者」と名称変更を行うもの、2点目として、固定資産税において、緑地保全・緑化推進法人が設置・管理する一定の市民緑地の用に供する土地に係る課税標準についてわがまち特例を導入し、特例措置として課税標準価格を3分の2にするものでございます。
 議案第65号「市道の路線認定の件」につきましては、あき病院球場線及び大平北線を市道認定することについて、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 まず、あき病院球場線は、あき総合病院と県の総合防災の拠点施設となる安芸市営球場間を災害時の緊急連絡道として整備するため、市道認定しようとするものでございます。
 次に、大平北線は、南国安芸道路の整備に伴い、周辺整備事業として本線側道への接続道として整備するため、市道認定しようとするものでございます。
 次に議案第66号「平成28年度安芸市水道事業会計利益剰余金の処分について」は、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき議会の議決を求めるもので、処分内容は、未処分利益剰余金6,651万7,957円のうち、3,465万9,132円を建設改良積立金に積み立てし、3,185万8,825円を資本金へ組み入れするものであります。
 以上で、提案しました案件の説明とします。
 予算案件及び決算の案件につきましては、担当課長から説明を申し上げます。御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  予算案件につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
 まず、議案第67号「平成29年度安芸市一般会計補正予算(第3号)」につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
 補正予算書1ページをお開きください。
 歳入歳出補正予算の規模は、3億2,604万2,000円の追加でございます。その所要一般財源は、繰越金を計上しております。 
 それでは、主な歳出につきまして、お手元の事業別補正予算概要に基づき御説明いたします。事業別補正予算概要の1ページをごらんください。
 2款、総務費の1項4目、財政管理事務費につきましては、ふるさと納税寄附金を原資にふるさと応援基金へ積み立てを行うものでございます。6目、財産管理費につきましては、主なものとして、高規格道路整備に伴い移転が必要となる穴内東地区墓地造成工事費の追加計上でございます。
 次に、7目、企画振興事業につきましては、主なものとして、妙見山管理道舗装工事費の計上でございます。なお、この財源には、株式会社四電工からの寄附金を原資に積み立てを行っておりますふるさと応援基金を充当しております。
 次に、12目、地域おこし協力隊推進事業につきましては、主なものとして、旧東川保育所改修工事費の計上でございます。桜ケ丘高校の協力を得て、雨漏りなど老朽化した旧東川保育所の屋根改修を行うため、当初予算において、その材料費等を計上しておりましたが、改修内容等を精査した結果、学生による施工が困難な状況となったことから、既決予算を流用して建築業者へ発注しており、今回その流用補填を行うものでございます。
 次に、14目、空き家対策総合支援事業(除却)につきましては、災害時に避難や救助活動の妨げとなる老朽化住宅の除去に係る補助金の追加でございます。当初の見込みより申し込み件数が増加したことから、事業間で事業費調整を行い、今回追加計上するものでございます。
 次に、ふるさと応援推進事業につきましては、主なものとして、ふるさと納税寄附に対する返礼報償費の追加でございます。ふるさと納税につきましては、複数のポータルサイトを活用し、広くPRすることにより、新たな寄附者の掘り起こしが期待できることから、現在の「ふるさとチョイス」に加えて11月より新たなサイトを追加するもので、今回、増加見合い分の寄附返礼にかかる報償費を追加計上するものでございます。
 防災安全交付金事業・市街地整備(避難路整備)につきましては、交付金の割り当て額の確定に伴い、交付金事業間の事業費調整を行うものでございます。
 4款、衛生費の1項1目の保健衛生総務事務費につきましては、主なものとして、健康ふれあいセンターの元気風呂空調等修繕費の補填でございます。元気風呂につきましては、開業から18年が経過し、空調の不具合や風呂の漏水等が発生しており、緊急的なものについて、既決予算を流用して対応しており、今回その流用補填を行うものでございます。
 次に、3目、小規模水道事業につきましては、川北降付地区の小規模水道工事にかかる補助金の計上でございます。当地区におきましては、水道水が大雨のたびに濁り、生活に支障を来しており、今回、地元合意及び県補助金のめどが立ったことから、市の継ぎ足し分を含めた補助金を計上するものでございます。
 次に、2項3目のし尿処理施設管理運営につきましては、清浄苑施設運転管理委託料の追加でございます。
 5款、労働費の1項1目の未就職卒業者就職支援職業訓練事業につきましては、臨時職員1名分の賃金及び社会保険料の追加でございます。
 6款、農林水産業費の1項3目の農業振興事務費につきましては、主なものとして、東川農林産物加工施設ののり面整備工事費の計上でございます。
 降雨時に当施設の敷地から隣接する農地に土砂が流入するなど、のり面が崩れる恐れがあることから、今回、のり面整備工事費を計上するものでございます。こうち農業確立総合支援事業につきましては、主なものとして、赤野集出荷場へのナス全自動製函機導入補助金の計上でございます。最盛期などの作業効率の向上を図るため、全自動製函機1台を増設するもので、今回、県補助金の採択の見込みが立ったことから、計上するものでございます。
 次に、2項3目、市単林道整備事業につきましては、台風3号に伴う崩土除去等、災害対応のための委託料の追加計上でございます。
 次に、3項2目の沿岸漁業者設備投資促進事業につきましては、漁業者へのエンジンリースほか、補助金の追加でございます。当事業は、漁業者の経営効率化のための設備投資を支援するもので、今回、1件の追加要望があり、県補助金のめどが立ったことから、事業主体である県漁協へ市の継ぎ足し分を含めた補助金を追加するものでございます。
 7款、商工費の1項3目の観光事業費につきましては、主なものとして、伊尾木洞の観光客に対応するために設置しました、仮設トイレの目隠しフェンス設置工事費ほかの流用補填でございます。
 はたやま憩の家管理運営事業につきましては、畑山公民館や畑山温泉などへ水道水を供給している取水ポンプ設置工事費の計上でございます。
 昨年度、老朽化し不具合が生じていた2台のポンプを撤去し、1台を設置しておりますが、故障時等に対応できるよう交互運転を行うため、今回、2台目のポンプ設置工事費を追加計上するものでございます。
 8款、土木費の2項2目の道路維持費につきましては、主なものとして、台風や豪雨による崩土除去等、災害対応のための委託料の流用補填でございます。
 3目の道路新設改良事業につきましては、主なものとして、穴内東地区に整備予定の市営墓地構内道路工事費の追加でございます。墓地造成の詳細設計に伴い、ブロック積擁壁等を追加する必要が生じたことから、今回工事費を追加計上するものでございます。
 道路新設改良事務費につきましては、社会資本整備総合交付金等の割り当て額確定に伴い、事務費を追加計上するものでございます。
 2ページをお開きください。
 防災安全交付金事業・道路(道路老朽化対策)から、(沢の平線)につきましては、交付金の割り当て額確定に伴い、交付金事業間の事業費調整を行うものでございます。
 なお、社会資本整備総合交付金及び防災安全交付金につきましては、国費率が見直しされ、昨年度までの65%が本年度より61.05%に引き下げられたことから、国費減額分を市債へ振り返る財源調整を行っております。
 社会資本整備総合交付金事業・道路(岡東前田線)から、(床持線)につきましては、交付金事業間の事業費調整で、今回流用補填を行うものでございます。
 地方創生道整備推進交付金事業(中川線)につきましては、交付金の割り当て額の確定に伴い、事業費を減額するものでございます。
 次に、3項1目の小河川整備事業につきましては、主なものとして、コモ谷川河川改修等、高規格道路関連周辺整備事業の事業間調整でございます。
 10款、教育費の1項3目の育英事業費につきましては、8月に受けた指定寄附を財源として、学校図書館用図書の購入費を追加計上するものでございます。
 次に、2項1目の小学校管理事務費につきましては、主なものとして、老朽化により腐食し落下の恐れがあった川北小学校の通路屋根改修工事を既決予算で緊急的に対応したことから、今回、その補塡を行うものでございます。
 次に、3項1目の中学校管理事務費につきましては、主なものとして、職員の退職不補充に伴います中学校用務員臨時職員賃金の追加計上でございます。
 中学校建設事業につきましては、主なものとして、統合中学校整備に伴う用地測量・造成設計等委託料の計上でございます。平成33年4月の開校を目指し、今回、建設予定地である僧津地区の用地測量や用地造成設計委託料を追加計上するものでございます。
 なお、この財源といたしまして、過疎対策事業債を充当しており、その70%が後年度の普通交付税で措置されることとなります。
 次に、4項2目の防災安全交付金事業・市街地整備(公民館耐震化)につきましては、奈比賀公民館の耐震補強設計委託料の計上でございます。
 耐震診断の結果、Is値が0.44と、耐震判断基準の0.7以上を満たしておらず、耐震補強が必要となったことから、今回設計委託料を計上するものでございます。
 次に、5項3目の体育施設管理運営費につきましては、主なものとして、市営球場防球ネット設置工事費の計上でございます。
 市営球場につきましては、現在、レフト側進入路の拡幅工事を進めておりますが、山側擁壁へ打球が当たり、通行人にはね返る危険性があることから、今回、当該箇所への防球ネット設置工事費を追加し、秋季キャンプまでに整備するものでございます。
 11款、災害復旧費の1項2目の農業用施設単独災害復旧費につきましては、7月の豪雨により被災した、畑山、奈路道路の単独災害復旧費の計上でございます。
 次に、2項1目の林業用施設現年補助災害復旧費につきましては、主なものとして、6月に林道名村川線で発生いたしました豪雨災害に対する災害復旧費の計上でございます。
 6月7日から8日にかけての豪雨により山側のり面が崩壊し、大量の土砂が道路を遮断しておりましたことから、災害査定を受けるための崩土除去等、応急仮工事費などを8月専決予算で対応しておりますが、先月31日に災害査定を受け、査定額が確定したことから、今回、災害復旧費を追加するものでございます。
 3項1目、公共土木施設現年補助災害復旧費(道路)及び2目の公共土木施設単独災害復旧費(道路)と、(河川)につきましては、4月から7月までの豪雨災害に対する災害復旧費の計上でございます。
 補助災害復旧費として安芸ノ川線ほか3件を、単独災害復旧費として中川線ほか7件の復旧工事費を計上しております。
 次に、第2表、債務負担行為補正につきまして、御説明いたします。
 補正予算書の5ページをお開きください。
 債務負担行為の追加としまして、来年4月より開始を予定しておりますコンビニエンスストアでの市税等収納業務に係る代行業務につきまして平成30年度で90万円を、統合中学校用地購入費につきまして平成30年度で1億6,800万円を限度に債務負担いたすものでございます。
 債務負担行為の変更といたしましては、植野団地建てかえにつきまして、5,400万円を増額するものでございます。
 植野団地建てかえにつきましては、6月補正予算におきまして、平成30年度で9,000万円を限度とする債務負担を設定したところでございますが、今回、設計が完了し、断熱・遮音性能やバリアフリー化等の市整備基準への対応や、国交省工事積算基準の改正などにより、工事費の増額が見込まれますことから、限度額を変更するものでございます。
 次に、第3表、地方債補正につきまして御説明いたします。
 補正予算書の6ページをお開きください。
 地方債の追加といたしまして、先ほど歳出で御説明いたしました事業費変更に伴い、起債の目的別に中学校施設整備と社会教育施設整備の2件につきまして、合わせて4,910万円を限度として追加するものでございます。
 次に、地方債の変更といたしまして、防災施設整備から現年発生単独災害復旧までの5件につきまして、発行限度額の変更を行うもので、合わせて9,420万円の増額を行うものでございます。
 以上で、一般会計の補正予算につきまして、説明を終わらせていただきます。
 続きまして、7ページをごらんください。
 議案第68号「平成29年度安芸市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」につきまして、御説明いたします。
 補正予算の規模は、126万8,000円の追加でございます。
 主な内容は、平成30年度から国保の運営主体が県に移管されることに伴います国保情報集約システム連携作業委託料の追加計上でございます。
 続きまして、9ページをお開きください。
 議案第69号「平成29年度安芸市鉄道経営助成基金事業特別会計補正予算(第1号)」につきまして御説明いたします。補正予算の規模は、2,963万3,000円の追加でございます。
 主な内容は、高架橋耐震補強工事等、安全輸送設備整備事業費の増加に伴い、一時的な運転資金の不足が見込まれることから、土佐くろしお鉄道への運転資金短期貸付金を追加計上するものでございます。
 続きまして、11ページをお開きください。
 議案第70号「平成29年度安芸市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)」につきまして、御説明いたします。
 補正予算の規模は、94万6,000円の追加でございます。
 主な内容は、緊急修繕が必要となった赤野浄化センター汚泥移送ポンプ修繕料の追加でございます。
 続きまして、13ページをお開きください。議案第71号「平成29年度安芸市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」につきまして、御説明いたします。
 補正予算の規模は、140万7,000円の追加でございます。
 主な内容は、地域支援事業において、成年後見制度利用を支援するための扶助費の追加でございます。
 続きまして、15ページをお開きください。議案第72号「平成29年度安芸市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)」につきまして、御説明いたします。
 補正予算の規模は、263万3,000円の追加でございます。
 主な内容は、被保険者の修正申告や死亡・転出等による、保険料還付金の追加でございます。
 以上で、補正予算案件の説明を終わらせていただきます。 
○吉川孝勇議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午前10時57分
     再開  午前11時4分
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  続きまして、決算認定の案件につきまして御説明を申し上げます。
 提案をいたしました決算認定につきましては、決算書及び主要施策成果報告書並びに監査委員からの意見書をお手元に配布させていただいております。なお、決算書の中に実質収支に関する調書、事項別明細書、財産に関する調書を記載しておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、議案第74号「平成28年度安芸市一般会計歳入歳出決算認定の件」につきまして、御説明を申し上げます。
 決算書の6ページをお開きください。
 まず、歳入につきましては、予算現額146億1,328万2,000円に対しまして、収入済額は、131億5,088万6,275円となっております。
 10ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額128億4,304万9,671円となっております。
 12ページをお開きください。
 歳入歳出差引残額は、3億783万6,604円で、このうち翌年度へ繰り越すべき財源が、9,120万9,000円ありますので、翌年度への繰越額は、2億1,662万7,604円となっております。
 16ページ以降の事項別明細書につきましては、別途審査が行われると思いますので、説明を省略させていただきます。御了承をお願いいたします。以降、特別会計分につきましても同様といたしますので、御了承をお願いいたします。
 次に、議案第75号「平成28年度安芸市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定の件」につきまして御説明いたします。
 220ページをお開きください。
 歳入につきましては、予算現額42億6,493万3,000円に対しまして、収入済額は、38億5,761万2,207円となっております。
 224ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額42億3,940万5,779円となっております。
 226ページをお開きください。
 歳入歳出差引額は、3億8,179万3,572円の不足となり、翌年度歳入から繰り上げ充用いたしました。
 次に、議案第76号「平成28年度安芸市元気バス事業特別会計歳入歳出決算認定の件」につきまして御説明いたします。
 262ページをお開きください。
 歳入につきましては、予算現額3,218万5,000円に対しまして、収入済額は3,157万7,998円となっております。
 264ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額3,157万7,998円となっております。
 266ページをお開きください。
 歳入歳出差引残額はゼロ円となっております。
 次に、議案第77号「平成28年度安芸市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定の件」につきまして、御説明いたします。
 280ページをお開きください。
 歳入につきましては、予算現額152万円に対しまして、収入済額は2,384万229円となっております。
 282ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額151万4,700円となっております。
 284ページをお開きください。
 歳入歳出差引残額は、2,232万5,529円で、全額、翌年度へ繰り越しております。
 次に、議案第78号「平成28年度安芸市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定の件」につきまして、御説明いたします。
 296ページをお開きください。
 歳入につきましては、予算現額6億9,775万6,000円に対しまして、収入済額は6億8,749万1,334円となっております。
 298ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額6億8,705万334円となっております。
 300ページをお開きください。
 歳入歳出差引残額は44万1,000円で、全額翌年度へ繰り越しております。
 次に、議案第79号「平成28年度安芸市鉄道経営助成基金事業特別会計歳入歳出決算認定の件」につきまして御説明いたします。
 318ページをお開きください。
 歳入につきましては、予算現額5億6,991万4,000円に対しまして、収入済額は5億6,990万8,122円となっております。
 320ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額5億6,990万8,122円となっております。
 322ページをお開きください。
 歳入歳出差引残額は、ゼロ円となっております。
 次に、議案第80号「平成28年度安芸市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定の件」につきまして御説明いたします。
 334ページをお開きください。
 歳入につきましては、予算現額5,982万2,000円に対しまして、収入済額は5,862万5,278円となっております。
 336ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額5,862万5,278円となっております。
 338ページをお開きください。
 歳入歳出差引残額は、ゼロ円となっております。
 次に、議案第81号「平成28年度安芸市墓地公園事業特別会計歳入歳出決算認定の件」につきまして御説明いたします。
 354ページをお開きください。
 歳入につきましては、予算現額577万8,000円に対しまして、収入済額は572万2,630円となっております。
 356ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額572万2,630円となっております。
 358ページをお開きください。
 歳入歳出差引残額は、ゼロ円となっております。
 次に、議案第82号「平成28年度安芸市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定の件」につきまして御説明いたします。
 368ページをお開きください。
 歳入につきましては、予算現額22億6,835万3,000円に対しまして、収入済額は22億5,372万6,664円となっております。
 370ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額22億4,228万374円となっております。
 372ページをお開きください。
 歳入歳出差引残額は、1,144万6,290円で、全額翌年度へ繰り越しております。
 次に、議案第83号「平成28年度安芸市住宅団地整備事業特別会計歳入歳出決算認定の件」につきまして御説明いたします。
 414ページをお開きください。
 歳入につきましては、予算現額3,985万3,000円に対しまして、収入済額は、6,884万6,185円となっております。
 416ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額3,750万9,710円となっております。
 418ページをお開きください。
 歳入歳出差引額は、3,133万6,475円で、全額翌年度へ繰り越しております。
 次に、議案第84号「平成28年度安芸市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定の件」につきまして御説明いたします。
 428ページをお開きください。
 歳入につきましては、予算現額2億9,232万4,000円に対しまして、収入済額は2億9,226万2,595円となっております。
 430ページをお開きください。
 歳出につきましては、支出済額2億8,906万5,495円となっております。
 432ページをお開きください。
 歳入歳出差引残額は、319万7,100円で、全額翌年度へ繰り越しております。
 次に、財政指標を簡単に御説明いたします。
 財政力指数は0.291で、前年度から0.012ポイント上昇しております。
 経常収支比率は、繰り上げ償還による公債費の減等、分子側は減となったものの、普通交付税の減など分母となる経常一般財源が大幅に減となったことで、対前年度2.8ポイント増の83.8%となっております。
 財政健全化法に基づく4つの指標につきましては、先ほど副市長が御報告申し上げたとおりでございます。近年の南海地震対策や新火葬場、保育所整備等の大型事業に加えまして、市庁舎建てかえや小中学校移転統合など喫緊の重要課題に対応していく必要があり、今後におきましては、市債残高の増加に伴う実質公債費比率や将来負担比率の上昇が見込まれております。
 また、普通交付税が減少することも予想されており、今後も歳入歳出一体となった行財政改革を継続していかなければならないと考えております。
 以上で、決算認定案件11件につきまして御説明を終わります。
 御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○吉川孝勇議長  上下水道課長。
○山崎明仁上下水道課長  議案第73号及び議案第85号につきまして御説明いたします。
 まず、議案第73号「平成29年度安芸市水道事業会計補正予算(第1号)」につきましては、「収益的収入及び支出」、「資本的収入及び支出」の項目につきまして追加及び減額補正するものでございます。
 補正予算書の1ページをお開き願います。
 第2条「収益的収入及び支出」は、収入科目第1款、水道事業収益の既決予定額3億3,100万2,000円から補正予定額77万円を追加して、3億3,177万2,000円とし、支出科目第2款、水道事業費用の既決予定額2億7,407万9,000円から補正予定額67万1,000円を減額して、2億7,340万8,000円とするものでございます。
 補正予定額につきましては、第2条の収益的収入及び支出の収入の部、第1款第1項の営業収益の工事検査手数料の見込み増による追加と、支出の部、第2款第1項の営業費用において、4月の職員人事異動に伴い当初予算からの追加と、休日業務の委託の中止に伴い委託料を減額するものでございます。
 次に、2ページをお開き願います。
 第3条「資本的収入及び支出」は、収入科目第3款、資本的収入の既決予定額2億1,181万7,000円に、補正予定額1,375万円を追加して、2億2,556万7,000円とし、支出科目第4款、資本的支出の既決予定額3億4,062万5,000円に補正予定額107万5,000円を追加して3億4,170万円とし、予算第4条、本文括弧書きを「資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億1,613万3,000円は、過年度分損益勘定留保資金1億447万2,000円及び当年度消費税資本的収支調整額1,166万1,000円で補填する。」に改め、資本的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。
 補正予定額の主なものとしましては、第3条の資本的収入及び支出の収入の部、第3款第3項の工事負担金、県道宮ノ上川北線配水管仮設工事及び伊尾木インター線整備に伴う大谷川橋仮設排水管布設工事に伴う県からの補償費の計上の追加と、支出の部、第4款第1項の建設改良費 大井簡易水道施設に係る設計委託費を追加するものでございます。
 以下、3ページから補正予算に関します説明資料を添付しておりますので、お目通しをお願いいたします。
 続きまして、議案第85号「平成28年度安芸市水道事業会計歳入歳出決算認定の件」につきまして御説明いたします。
 決算書の2ページをお開き願います。
 まず、水道事業の概況について御説明いたします。
 給水件数は8,595件で、対前年度6件増となっております。
 年間給水量は、上水道で1,827キロ立方メートル、簡易水道で220キロ立方メートルの計2,047キロ立方メートルでございます。
 対前年度9キロ立方メートル、率にしまして0.8%の増となっております。
 8ページ、9ページをお開き願います。
 平成28年度予算第3条に定めました「収益的収入及び支出」につきまして、収入の部第1款、事業収益は、予算額3億2,211万円に対しまして、決算額3億2,187万2,150円となっております。
 次に、支出の部第1款、事業費用は、予算額2億6,139万7,000円に対しまして、決算額2億4,459万6,383円となっております。
 10ページ、11ページをお開き願います。
 平成28年度予算第4条に定めました「資本的収入及び支出」につきまして、収入の部第1款 資本的収入は、予算額3億8,818万1,000円に対しまして、決算額1億4,849万7,844円となっております。
 次に、支出の部第1款、資本的支出は、予算額5億4,232万円に対しまして、決算額2億5,824万3,868円、翌年度繰越額2億7,886万1,000円となっております。
 次に、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1億974万6,024円は、過年度損益勘定留保資金9,915万3,922円、当年度消費税資本的収支調整額1,059万2,102円で補填しております。
 12ページ、13ページをお開き願います。
 収益は、営業収益2億6,691万4,744円と営業外収益3,428万7,706円を合わせました3億120万2,450円、これに対しまして費用は、営業費用2億1,908万5,868円と営業外費用1,153万5,625円及び特別損失406万3,000円を合わせました2億3,468万4,493円となっており、当年度純利益は6,651万7,957円の黒字となっております。
 以下、決算に関します資料を添付しておりますので、お目通しをお願いいたします。
 以上、簡単ではありますが、御説明を終わらせていただきます。
 何とぞ御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。
○吉川孝勇議長  この際、議員各位に御連絡いたします。
 一般質問の通告期限は、本日午後5時となっております。一般質問をされる方は配付の通告書に質問事項を具体的に記載の上、提出されるようお願いをいたします。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 20日、午前10時再開いたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
     散会  午前11時29分

添付ファイル1 提出議案の提案理由説明 (PDFファイル 329KB)

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