議会会議録

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一般質問 小松文人

質疑、質問者:小松文人議員
応答、答弁者:企画調整課長、市長、財産管理課長、危機管理課長、副市長、建設課長

○吉川孝勇議長  以上で、10番川島憲彦議員の一般質問は終結いたしました。
 13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員) 通告に基づき、一般質問を行います。
 今、力が入った一般質問の後でそれを否定するような部分も少し出てくるかと思いますが、それは御容赦をいただきまして、一般質問を行いたいと思います。
 まず、きょうの高知新聞、市長、見られましたかね。安芸市長、移転で市民を守る。反対市議、築いたまち生かせ。この中で、一般質問最終日の20日も2人が賛成の立場で庁舎問題取り上げるって書かれてますけど、きょうは最終日3人で、取り上げちゅうのが2人やき、自分も賛成っていうことになって。二、三日前に高知新聞に聞かれたときにこう言うた。賛成、反対の次元の問題やないと、これは。庁舎移転だけのことって市長は捉えてないと思うでっていうことを言うたと思うけんど、まあそれを1点、言うちょきます。
 それと、その中に、西部移転は反対多数って、こう書いてます、1,200人。これは前から副市長言ゆうんやけんどよ、あの内原野住宅団地、県の住宅供給公社にやってもらおうかなってアンケートとった。内原野へ住宅建てたいですかって、1名だけ建てたいっていうアンケートが出てきた。その結果、今はどうなっちゅうかっていうことです。
 それと、きのうもアクションプランの話が出てましたが、財政危機に陥って、どこの公共下水道をやめようかなと、黒鳥、高台寺、どうしようかなっていうときにアンケートをとった。公共下水道引きたいですかって。そしたら「引きたいです」言うて、みんな。ほんでその後もう1回アンケート出し直せって、負担金も要るけんど、平米500円か。どうですか言うたら、「要りません」て。ほんならアンケートのとり方によったら、マスコミ関係者やきんそんなことはわかってしもうちゅうと思うけんど、言うたら自民党支持しますかっていう聞き方も、いろんな部分で野党と比べてとか入ったりしたら全然数字が、各新聞社が違うっていうことはそういうことだろうと思います。
 そういうことを言うちょいて、一般質問の中身へ入りますが、1番目の喫緊の課題と財政見通しなんですが、これは昨日の2番議員のほうから質問がありましたので、副市長のほうが少し触れてましたが、本市は十数年前まで全国的に非常に有名でした。それは、財政力で全国ワーストファイブ。倒産危険度ランキングでも5位。まあ、1位は財政力では夕張市。倒産危険度では、阪神淡路大震災を受けた神戸市。何にもそういう、夕張市の場合は炭鉱閉鎖いうがあったけど、何もない中で、自分の中ではナンバーワンが安芸市やったかなって思っているわけです。それは生活関連施設や、国の三位一体改革等、いろんな要因は安芸市の場合もあったとはいえ、そういうことでやってきた。
 昨日も触れられたように、そのアクションプランを作成して、さまざまな努力して財政健全化に取り組んできましたが、それを一変する出来事が東日本大震災であったと思います。我々も、これは阿佐線・国道整備促進特別委員会で、三陸鉄道を見にいこうということで、その地震の被災からその後っていうことで行った中で、テレビで映されるのは車とか瓦れきが流れるのは映されるんですが、その1時間余り、1時間半ぐらいやったか、バスの中でそのビデオを見せられた中で、人が流れるがもずうっと、テレビは映されんけど、そのバスの中のビデオはずっと人が流れるが今も脳裏に浮かんでますが、市役所の前で電柱へかきついちゅう男の人とか、いろんなもんがこう映って、それを今も脳裏に含めて、こういうことは二度とあってはいかんなと。地震は我々はとめれんけど、そういう津波で流れる人間を極力減らしましょうっていうことが行政の一番の、もちろん生命と財産を守るがが行政の一番の、目的でありますから、当たり前のことですが。その当たり前のことが、だんだん忘れられていく。
 ここで、議会も南海地震対策調査特別委員会をつくって、どういうことになるかということで一応審議をしてきてます。その中の中間報告でもこう述べられてます。
 「南海地震の場合は、津波による被害が甚大であると想定されるため、保育所、幼稚園、小学校、中学校の高台移転が最優先事項として検討すべき」と。「特に、伊尾木小学校の高台移転、赤野保育所・赤野小学校の高台移転、川北保育所・川北小学校の高台移転、安芸第一小学校の連絡通路の改善や確保、避難タワー等入り口のパネル改善等に早急に取り組むこと」、ほんで結びに、「子供たちを浸水地域内の保育所、小学校、中学校施設に通わせ、子供たちに被害の及んだ場合、安芸市の行政責任は重大であります。子供たちの命を守ることは最も優先されるべきで、危機意識の欠如や政策の先延ばしこそが大きな惨事を招く一因となることを強く認識し、二度と東日本大震災のような惨事を繰り返さないように万難を排し実行をお願いします」と。このとおりやと思う。だから今、学校についても思いはそうやろう。けど学校が今、浸水区域であるが、清水ケ丘校区で4カ所、小学校で。1校当たり20億円の何を、建設費がかかったら80億円かかる。人によっては、伊尾木の小学校早うせえとか言うけんど、そしたら川北の小学校と伊尾木の小学校の子供の命の重さとか命の値段言うけんど、それは違うかいうたら、一緒ですよね。やる限りは同時にやらんといかん。同時にやるから、これもう統廃合するしかないがですよね、安芸市の財政状況の中では。それでこの、我々にもらった連合審査会の資料の中には、この保育所は全然入ってません。
 きのう副市長が、16%まで上がる公債費比率が可能性がある言うけんど、それはカウントもされてないし、まださまざまな部分、かなりの部分、大変な部分があると思います。そのあたり、確認ですが、企画調整課長。今言うたことはどうですか、正しいですか。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  保育所の移転統合等の概算事業費は現在算出されておりませんので、現在私どもがお示しした財政シミュレーションには、保育所の建設費というのは含まれておりません。したがいまして、昨日2番議員で御答弁しました、市債残高が33年で165億円。それから実質公債費が16%台で推移すると。で、それには含まれておりませんので、それが加わりますと、さらに状況が悪くなるというふうに認識しております。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  それが小学校の統廃合が反対に遭うたら、一気に20億円やったんが60億円ふえるっていうことですから、もうとてもじゃないけんどその起債を認めてくれるかどうかもわからんような、多分状況になると思います。これが結局は基本なんですよね、最も。今も言う、最優先に、言うたら子供の命を守れということが最優先ですから。ほんで、ここを忘れたら全ての話が全部違う方向へ行くということです。
 次に、市長に少しお聞きします。
 確認です。庁舎建設が仮に否決されて、桜ケ丘にするのか西浜にするのかわかりませんが、仮に否決されて、現庁舎にせえ言うたときには、緊防債は確率的には低いけんど、10%でも5%でも緊防債が来る確率があるいうことで、そこへ庁舎を建てろうとしますか、どうしますか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  行政としては当然、私個人でするんではなくて市民の皆さん全員のそういう財産を預かってるんで、確率が10%であろうと20%であろうと、当然確率が高いほうへなります。そういう事業を取り入れますし。以上です。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  それほんで、高新の記者に言ったときに、市長もそれほど庁舎移転っていうのは、それより後に見える学校の統廃合っていうことを、まだ保育所をどうするかというがで頭がいっぱいかなって。その庁舎をっていう部分が、たまたま緊防債っていうががぶら下がっちょったから緊防債を使うてっていう部分かなっていうような言い方をしたと思いますが、まあ次に行きます。
 次に現庁舎について少しお聞きします。
 現庁舎は、建築年数はいつでしたかね。それと、耐震診断はされたのか、その結果は。お聞きします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  東庁舎は昭和34年の建築でございまして、建築後58年を経過しております。
 耐震診断につきましては平成26年度に実施いたしまして、庁舎の1階部分では、Is値が0.22という診断が出ております。庁舎や病院には0.9が求められるところ、非常に低い数値となっておりまして、0.3を下回ると震度6程度の地震に対して崩壊する可能性が高いとされておりますので、非常に危ない状況でございます。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  それと、それに続けて、先に、議会にも今までかかったのは、教育委員会の天井が崩落し、職員に当たらなかったけど、パソコンが壊れた。また、2階のひさし部分ですかね。それが剝落して落下した。かなり、写真を見る限りにはブロック状の大きなもんが落ちてきたって、それが市民に当たるっていう可能性は今もあるということだと思いますが、確認です。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  御指摘のとおりです。平成23年に教育委員会の天井が剝落したことにつきましては、すぐに応急工事257万円でいたし、27年には264万円のひさしの応急工事をしてはおりますが、何分本体が弱っておりますので、今も危ないところには網をかけたり、職員が時々に打診検査をしておる状況でございます。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  第1回目の検討委員会の金が無駄やったとかいう質問もあったけんど、検討委員会は第1回目は、公募市民、学識経験者、市議会議員などで構成されて、建てかえせえって、耐震補強はちょっと無理やということの結果を出して、それに沿うては、安芸市は進んでいると思いますね。
 それと、その中に部分的に鉄筋部分まで中性化が進んでいる東庁舎はっていうのが、今目視してもかなりのひび割れして雨水が入っている状況の中で、いつ職員の頭に落ちるか。またこれから保育の申請等で子供さんを連れた親御さんが来る可能性もある。それにっていうことも、それに今現在金をかけるのかということも出てきますね。庁舎移転がもめりゃあもめるほど、結局はその工事をせんかった場合、市長の責任が問われると思いますが、市長、どう認識していますか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  当然、責任は問われると思いますし、責任云々よりも、やはり市民の安全を守るためには、早急に庁舎を建てかえないかんというふうに考えております。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  早急に庁舎移転問題をけりをつけてどうするのかっていうことをやらんかったら、今庁舎問題を建てかえるっていうことが決まった場合には、応急的な部分ができるかもしれんけど、庁舎問題がこじれて今度は中学校の統廃合、小学校の統廃合のほうへ行った場合は、また何億円かかけての剝落の防止用の工事をせんといかんということになると思いますが、財産管理課長、どうですか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  御指摘のとおりです。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  続きまして、南海地震についてお聞きします。
 南海地震については、いろいろいろいろ先の、今回の一般質問8名のうち6名、自分が6名目で最後の質問ですので、地震関係の質問がありましたが、若干1点、その先ほども南海地震対策特別委員会の委員長報告を述べましたが、委員長が600年から650年後じゃないとL2は来んと言ってましたが、そのあたり自分は文献もいろいろいろいろ見てきたけんど、そんな大学の先生も聞いたことも見たこともないんですが、その辺、何かありますか、危機管理課長。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えします。
 今議会の一般質問で答弁したとおりで、内閣府の中央防災会議の中のワーキンググループの中で、確度高く予測することは、発生は特定できないと。特定することは困難であるとの、同様の答弁となります。
○吉川孝勇議長  昼食のため、休憩いたします。
 午後1時再開いたします。
     休憩  午前11時57分
     再開  午後1時
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。
 13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  そういうことかなって思うわけです。というのは、東日本大震災、熊本地震で、我々は多くのことを学びましたが、一番基本的に学んだいうか、想定外のことが起こるということがやっぱり一番かなと。熊本地震にしろ、本震の後は余震と思ったのが余震のほうが大きかって、って言うたらほかの断層もずれちょった。何か今までの常識から違う部分が随分できてきて、地震っていうのは地球の動きっていうことはなかなか人間が想定できないなっていうことを改めて痛感させられた出来事だと思います。
 そこで、南海地震については午前中も触れましたが、ほかの議員がいろいろ質問してますので、きょうの高知新聞へ出てました、この四国内陸部、四国にも活断層と言われるが有名なのは、中央構造線があります。もちろん伊方原発の関係で随分いろいろ出ましたので有名でありますが、そのほかにもいろいろ断層がありますが、断層自体も、活断層自体も、全て把握されているかいうたら把握されてないという話もあります。その辺で、もしわかれば危機管理課長、四国内、高知県内で活断層といわれる断層は幾つありますか。名前がわかれば、それもお願いします。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えします。
 直下型地震の要因とされております活断層は、日本全国には、陸域で2,000の活断層が確認されております。その中でも文部科学省の地震調査研究推進本部では、これらの活断層の中でも、活動度や活動した際の社会への影響度等を考慮して、98の断層帯を調査対象としておりましたが、現在は見直しにより、113の断層帯が調査対象となっており、議員が言われましたように、四国には北部を通る中央構造線断層帯というものがあります。四国では、今その113のうち、中央構造線断層帯の讃岐山脈南縁と、石鎚山脈北縁、愛媛北西部の3つの断層があるとされておりますが、高知県のことについてはちょっと承知しておりません。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  高知県でも、活断層ではないかもしれんとは言われていますが、行当断層じゃ吉良川断層とか、また四万十のほうにも断層があると言われます、中央構造線で全て言えば、わかっているだけで6つあります。また、四国へかかっている部分で言うたら長尾断層とか、断層は幾つもあるわけで、きょうの中で、一つ新聞へ出てましたので確認なんですが、「中央構造線の地震が起きる確率は今後30年間で9から15%とした」って出てますが、これは、新聞へ出てるので間違いないと思いますが、その熊本地震を引き起こした日奈久断層帯は、確率が幾つやったか、前に議会でも質問したと思いますが、これが確率が16%です。結構海溝型に比べて活断層の確率は低いですが、それがそのままその確率の70と16の比較にはならんっていうことが常識だと思いますが、そういう部分の中で、この東庁舎、その部分もいつ起こるかわからん地震と。南海地震だけやなしに。この中央構造線が動いただけで震度5・4の地震が起こった場合に、はやそれで倒壊のおそれも出てくるということを一応指摘して、地震についての、この南海地震についての質問を終えます。
 続きまして、検討委員会の答申について。
 この検討委員会の答申いうても、2番目の検討委員会です。1番目は、午前中にも言いましたように、東庁舎については耐震改修でなく建てかえる方針が示されて、場所については委員間で意見の隔たりがあったのでよう決めんかったと。それで2回目の委員会の場合は、これもそれぞれが質問されましたが、このB・C地点。これはいろいろ検討はされたと思います。例えば用地にしろ、買収できるのか。自分がずっと主張しゆう、排水対策。今も宝永町は慢性的に浸水し、また本町1丁目じゃあ港町も浸水一部してます状況の中で、この5番目にするんですが、結局は税務署にしろ、国の機関、県にしろ、今は耐用年数云々の中でおったとしても、次の場合はどうなるかなって予想したらどこへ移るかと。
 それで、庁舎が移りゃ、それできたら広い面積、このB・C地点へ入っていたら、その部分の排水っていうがは、いうたら派川帯谷で一定、今は少しましになりましたが、派川帯谷から下が随分埋められるようで、それを安芸市も県政要望で江湖川の断面ということで、今までもやってきますが、それもこっちが全部言うてしもうたら、江湖川の断面だけ変えても、やっぱり安芸川の河口部分の改修をどうするかいうことで、今現在のように江湖川へ、これも随分前から質問しゆうんですが、江湖川の河口に対して、河口をとめるような安芸川の流れに今、安芸川、なってます。だからほんでずっとこう、慢性的になっていく。ただ断面だけ変えてもっていうところがありますので、それ莫大な金がかかる。で、その見通しを建設課長に聞いてもちょっとぐあいが悪いですので、多分随分かかるかなと思いますので、その辺含めてこの検討委員会の排水対策についてどういうふうな検討をされたか、お聞きしたいと思います。言うてしもうたきもうないか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  検討委員会では、具体のポイントを指しての選考ではございませんでしたので、排水対策についての検討はいたしておりません。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  済みません、質問が悪うて。
 検討委員会でB・Cに決めたと。大体B・Cに建てなさいと。それでB・Cに建てれなかった理由はその排水対策とか用地を主な理由にしてますので、その排水対策にどういう検討をされたかなっていう質問を、多分こういうことされたかないうて先に言うてしもうたところもありますが、何かありましたらお聞きしたいと思います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えいたします。
 先ほど議員がほとんど説明してくれましたが、あと、先ほど河川の整備計画、整備の関係の話も出ましたが、それも今、県のほうで整備計画を立てているということで、それを待ってから、河口、河川については具体的なものが出てきます。そして、なお、県のほうへさまざまな現時点でできる排水対策の相談にも、何回か直接県のほうへお伺いしました。そして、また自動車道路がちょうど通過予定いいますか、整備されますので、そこの用地についても何とかならないかということで、県・国へ相談しておりますが、なかなかできないという回答でございました。
 以上です。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  排水対策はなかなか難しいかなって、それへまだ安芸道路ができて、安芸道路の部分の排水部分、もちろん国土交通省やきん、安芸道路分の排水対策はしていただけるろうと思うんですが、それが今の用水部分、排水部分はあけてくれるけど、それ以上のところはあけてくれんと。なかなかそれが、もう用地買収、伊尾木から入ってきゆう中でっていうことで、なかなか排水対策いうが難しかったかなって思うわけです。
 これはこの辺で置いて、その用地買収について1点聞きたい。大体、公共事業やる場合は税金の免除になると思いますが、これは税金の免除になりますか、用地買収。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  あいにく、なりません。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  そのあたりが用地買収の難しいところだと思いますが、ただ手続をとれば用地買収やっても税金免除の対象になると思いますが、それが結構、年数どれぐらいかかるわけですかね。
○吉川孝勇議長  副市長。
○小松敏伸副市長  御指摘の点につきましては、土地収用法の収用認定をとれば、税金の特別控除が認定されます。収用認定といいますと、強制的に収用するということですので、どうしてもここでなければならないという資料をつくらないけません。あそこでもえい、ここでもえいけど、どうしてもここじゃなけりゃいかんという資料は、ちょっと想像しただけでもどういうふうに構築するか全く見当がつかないというふうに思います。コンサルに聞いても、最低1年はかかりますよというふうに言われております。以上です。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  もろもろの理由が、そういう理由がほら表に出てきてない、市民が知らんのにどうして用地買収が難しいのかとか、排水対策が難しいのかって、そういう部分を言うて、そういう部分の中でやっぱり市民に知らせていくっていうことが大事だろうと思います。
 次に、5番目行きます。
 先ほども少し述べましたが、午前中に川島議員からありました、県の総合庁舎。一時工事を中断したが、再開して建設しました。午前中の答弁では、建設場所の変更ができなかったという答弁をしてますが、どうしてできなかったかと。多分県がやってますので、自分も議事録ずっと見ましたが、そのあたりの説明が県議会では見当たりませんので、安芸市の場合を想定して、財産管理課でしたら建築もしますので、そのあたり、基礎部分までできていたらどうなるのかっていう部分を、予想で構いませんのでお聞かせ願いたいと思います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  発注者側の都合によっての工事中断で、まずは損害賠償。また、請負業者さんにおいては資材発注もなさっていたでしょうし、出来高は見た目以上に進んでいたであろうことを考えますと、一般的に、それを捨てて新たな土地を求めて別に建てるという選択はなかなかできるものではなかったというふうに思います。県が現地で設計変更した部分だけでも、津波対策の検討に1,000万円を超す委託費、工事中断中の現場保全費など、相当のコストがかかっておりますので、それに加えての今申し上げました金額になってまいりますので、なかなか選択しづらいことではなかったかと想像します。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  素人ながら思ったら、発注して基礎部分ができているっていうことは、もう上の骨材から、いろんな物の発注はもう既にそれぞれのメーカーにしちょったかなって。その部分も多分補償対象になって、また新たなところを構えた場合は新たなところで再度多分入札せんといかんかなと。その業者がとれるかとれんかいう部分もできてきたら、なかなか公務員だけやなしに、行政だけやなしに、民間でもなかなか難しいかなっていうことが予想、自分もされると思います。
 次に、6番目へ移りたいと思います。
 次に、緊急防災・減災事業債についてお聞きしたいと思います。この論議の中で、もう間に合わんという論議が結構あるわけなんですが、もともと緊急防災・減災事業債、その前に庁舎を建設するのに、今まで、まあ昔は国庫補助金とかもあったし、起債も、起債は余り使わんかった、その時分は国庫補助金ばっかりやったか。そんな、何か庁舎建てるのに国庫補助金とか何か、有利な起債とか、その緊防債ができる前、庁舎を建設するに何かありましたかね。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  今までそういった補助金とか有利な起債はございませんでした。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  庁舎建設については単独事業ということで、自分らも認識しちょったわけなんです。それが東日本大震災を受けて、午前中も紹介があったように、その庁舎の中で亡くなられた市の職員からいうことの流れの中で、浸水地域にある庁舎を早急に移転するために、緊急防災・減災事業債っていうがができたと思いますが、それは何年にできて、いつまででしたかね。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  緊急防災・減災事業が創設されたのは、平成23年度の国の補正予算で創設されました。で、そのときまでは28年度までの事業で、29年度の地財計画において、4年間延長されて、32年というふうになっております。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  1つは市町村役場緊急保全事業、使えるやないかという意見もありましたが、これも質問が1回出てますけど、一応確認ですが、自分もいろいろいろいろ調べていく中で、性格が緊防債自体が、その東日本大震災を受けて浸水地域にある庁舎を早急に移転するためにできた事業債で、それで全部拾えるかなって思うた後に熊本地震が起こって、ほんで熊本地震も御承知のように庁舎の老朽化した庁舎らあが崩れて、もう中へ入れんような状況の庁舎も市町村できてきたって。それに応じて、それを拾うために熊本地震の後を受けて、市町村役場緊急保全事業債ができたと思いますが、それは間違いないですかね。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  おっしゃるとおりです。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  午前中に言いましたが、ただの国のそういう法律やなしにいろんなこの要綱とか何とかというのが、ちょっと含みを持たせた部分があって、どうしてもとか、こう逃げる部分をいっぱいつくってますよね。午前中市長に聞きましたが、緊防債がここの現庁舎へ使えるか使えんか言うたら、使えんこともないかもしれんかなっていう話で行きゆうけんど、実際は本当は使えんろうけんど、仮に使えるとしても、確率的には、認められる確率は既にもう新聞へ桜ケ丘とか西浜って出た時点で、確率はどんなもんかいうて、答弁できんですかね。
○吉川孝勇議長  副市長。
○小松敏伸副市長  絶対ということはないですけれども、これも以前に僕、答弁したことがあるかと思いますけれども、例えばここへ造成して、つからない地域にして、それでここへのアクセスを7メーターぐらいの高規格道路をこれにひっつけるというようなアクセスを確保するとか、そんなことをやれば可能性はゼロではないかなというふうには思いますけれども、現実的な話ではないかなというふうには思っております。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  それも前提は、ほかに建てるくがない場合やけんど、ほかに建てるくをもう既に新聞へ出ちゅうきんよね。西浜、桜ケ丘と。ほんで非常に確率は、それは出る前やったらまだそういう話があるかもしれんけんど、出た時点ではほとんどゼロに近いかなと。あるやないかと言われたら、それがもとにあるがやきんよね。ということだと思います。
 次に、最後、今後の取り組みについて少しお聞きしたいと思います。
 今後の取り組みの前に、一つ一番最初にアンケートの件も触れましたが、市長、はっきりしちょかんといかんことは、現地と西浜と桜ケ丘と、どこがいいですかって聞かれたら、多分1万人に聞いたら1万人が現地がえいって言うかなと思うが、市長はどちらがいいですか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  先ほど議員がおっしゃられたように、何の条件もなしに3カ所のうちどこがえいかというたら、当然私も現地でございます。以上です。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  そういうことで、特に、公務員いうて一くくりに言うたら怒る人もおるけんど、公務員っていうか、自分が二十何年議員やりよって思うがは、現状を変えるっていうことが非常に苦手な職種の人で、できれば現地へ建てたいし、多分市長は、選挙で選ばれる市長さんですので、そんな反対を受けるようなところをするよりもともとあるところへやったら波風が立たん。それでも場所も余り、桜ケ丘にしろ西浜にしろ、これはえいって胸張れる場所でもない。しかしそこへ持っていかんといかんようになった理由を、ずっととうとうと、多分こういうことかなと。ほんで最後の話に、答えがそれしかないんかなという質問をしてきたけんど、市長、それでいいですかね。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  おっしゃるとおりです。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  市長も余り職員時代にそんなに前例踏襲主義で、改革を進んでやるいうタイプやない人が急に思い切っていろいろやるっていうことは。ちょっと言い過ぎかもしれんけんど、済みません。やっぱり、最終的には子供の命を、そこが最終目標で、そこをやっぱりちゃんとするためには、もらえるもんはもらいたいし、庁舎へ来る市民も、市の職員の安全も守りたいきん言う中で、全部こうやってきたらこれが結果やなって思うわけです。
 それと、商店街の、言うたら庁舎によって商店街がって、副市長がきのうもちょっと検討委員会の中で出されたことで、いろいろ出たと思いますが、今まで安芸市の歴史を見て、庁舎っていうことやなしに、まちが変わってきたのは本町から新しい国道ができて、国道へ変わり、今度ごめん・なはり線ができて、ごめん・なはり線の周りへまちができて、次にもう東部自動車道も結構安芸市分へ用地買収入ってきてますので、阿南安芸も安芸道路がここへずっとつくようになってます。そこで建設課長に、数字の裏づけがないと建設課長、済みませんが、芸西の西分のインターで、通行量と、その東の唐浜あたりの通行量が多分出てると思いますので、1日の通行量、わかりますか。
○吉川孝勇議長  建設課長。
○竹部文一建設課長  お答えいたします。
 この資料につきましては、2015年、国土交通省が調査した資料でございますが、国道55号の交通量調査で、芸西を通過した1日当たりが1万9,000台でございます。で、御質問の安田町につきましては、1日1万2,600台でございます。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  市長、そういうことで、結局は1万9,000台を通過しゆう中で、安芸市芸西分が6,400台ぐらいで、1万2,600台っていうのは、東向いて抜けていきゆうわけです。安芸道路ができたら、この前を、3分の1しか車が通らんようになるということなんです。言うたら商店街も含めて安芸市のまちづくりが大きく変わるし、商圏自体も、今中芸が安芸向いて来る、安芸が野市向いて行くっていう商圏が、中芸から、ひょっとしたら野市まで、もっと高知までっていう商圏全体が変わるような、大きな部分があります。ほんでいろんな話が出よったけんど、やっぱり今、この安芸道路ができるについて、我々もそうやけんど、商店街もそれにどうするかって、我々が国交省へ要望に行ったときに必ず聞かれる。道路ができて、道路をつくる要望だけやなしに、道路ができて、それを生かしてどういうことをやっていくかっていうことが、我々は求められていると思います、今。
 それで、庁舎移転っていうがは、商店街にとっては、そういう意味では余り大したことではないかなって思うわけです。それよりはこの安芸道路っていうことが、やっぱり逆に言うたら高知までの商圏を、逆に高知の人間をこっちへ取り込める、考え方によってはやれるとか、いろんな部分出てくるっていうことをやらな、本当に生き残れんっていうことを思います。
 それを、要らんことやが、ちらっと言うて本題へ戻って、東庁舎は、市長、ほんで先に述べたように、天井や壁の崩落・落下で市民・職員の被害が想定され、待ったなしです。朝にも言いましたように、市長の責任、個人の市長の責任になる可能性が、言うたら第1回検討委員会に出されてますので、もう早急に何らかの手を打つっていうことが必要だと思います。
 もうそろそろ、西浜か桜ケ丘か、まずどちらをやるか、市長、腹は決めてますか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  決めております。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  腹決めちょったら、どこですっていう答えを予想しちょったけんど、腹決めちゅうがやったら、まだ腹決めちゅうけんど言えんということですか。もう一度お聞きします。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えいたします。
 私の考えといたしましては、今までそれぞれ各地区の説明会へ行った中、そして私も個々にお話を聞いた中で、市が2つ候補地案を出しましたが、その中で桜ケ丘町という意見が圧倒的でございますので、当然そちらのほうとして、私の方針としては決めております。以上です。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  桜ケ丘に決めたと。
 それと市長、我々は、提案をするって、この予算どんな提案するっていうのは、議員がなかなか難しい。提案権は執行部にある。我々は、今質問しゆうけど、議会へ市長が提案してくれんことには、議会でどういう審議をしていくかいうがは、議会で決めれんわけです。議会へ早急に、議案で出してきてもらわんことには、我々が言ゆうことは、言うたら、市長が出すろうという予想の中でやりゆうだけのことで、議案として出てきて初めてそれを議員がどうやるかこうやるかっていう、我々が審議していくわけです。特別採決ですので、議員の3分の2の、それを我々がどうするかいうことを審議していくので、もう早急にやっぱり議会へ出してこんことには、今も言うたように東庁舎がそういう状況の中で、市長が議案出さんかったら、これから出さんまでの間の責任は市長が問われる。早急に出してどうなるかこうなるかは議会が決めることやきん。議会が、市長が桜ケ丘言うたって、そんなもん行くかいうて、現庁舎でせえいうて言うたら現庁舎になるかもしれん、それは提案し直してこんと。採決もらわんことにはどうしようもないがやき。議会っていうがはそうなっちゅうがで、最近は違うちゅうかもしれんけんど。議会へかけてもろうて初めて我々審議できるがやきんよね。やっぱり議会へかけるっていうことを、市長、やってもらいたいと思いますが、どうですか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  先ほど議員から御指摘がございましたが、確かに議案を出して議員の皆さんに審議していただくことが、そこがスタートかなというふうに、先ほど議員の御指摘どおり、そのとおりだと思いますので、早急に議員御指摘のことを踏まえまして提案をさせていただきたいというふうに思っております。
○吉川孝勇議長  13番 小松文人議員。
○13 番(小松文人議員)  市長、議会へ出して、議会が仮に否決したら、やっぱり市長は市長でまた今までの市民に対する説明も悪かったと。議員の理解も得てなかったいうことで、また再度市民の声を聞いていったらええことで、ただ、議会へかけんことには何にもそれが進んでいかんわけです。議会へかけて初めてここで我々が予算はって、細かいことまで全部聞けるわけですが、まだ決めてません、どこですって言うたら、予算にしろ建物の予算にしろ、それをやるアクセスにしろ、聞きようがないわけです。だからどれぐらいかかる、それやったらどうなっていうことを、我々が審議のしようのない中でそれを予想して、今しゃべりゆうわけですが、やっぱり早急に議会へ出して、それを議会が否決すりゃあ否決、堂々としてもえいし、ということでやっていくのがやっぱり本道やと思いますが、よろしくお願いして、一般質問を終わります。
○吉川孝勇議長  以上で13番小松文人議員の一般質問は終結いたしました。

添付ファイル1 一般質問 小松文人 (PDFファイル 243KB)

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