議会会議録

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意見書案の提案理由説明・採決(議員提案)

発議者:川島憲彦議員

○吉川孝勇議長  議案第115号「平成29年度安芸市一般会計補正予算(第6号)」につきましては、取り下げの申し出があり、議長において許可いたしましたので、議事日程より削除いたします。
 日程第7、議案第116号「子供のための予算を大幅にふやし、国の責任で安心できる保育の実現を求める意見書」及び議案第117号「2019年10月の消費税率10%への引き上げ中止を求める意見書」の2件を一括議題といたします。
 ただいま議題となっておりますこれら2件について、提案理由の説明を求めます。
 10番 川島憲彦議員。
○10 番(川島憲彦議員) 議案第116号「子供のための予算を大幅にふやし、国の責任で安心できる保育の実現を求める意見書」
 上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条第1項の規定により提出します。
 平成29年12月21日
    発 議 者  安芸市議会議員  川 島 憲 彦
    賛 成 者  安芸市議会議員  安 藝 久美子
 案文を読み上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。

   子供のための予算を大幅にふやし、国の責任で安心できる保育の実現を求める意見書(案)

 平成27年の子ども・子育て支援新制度実施以降も待機児童は増加している。国はこの解消を3年先送りにしたが、待機児童の解消をはじめとした保育・子育て環境の整備は待ったなしの課題である。一方、過疎化が進む地域においては、少子化問題は、地域の存続にかかわる重大な課題になっている。
 今大切なことは、市町村と連携した認可保育所の整備はもとより、給与水準の低さから不足している保育士の処遇改善、実態に合わない配置基準の改善による「保育の質」の確保など、総合的な対策を進めることである。
 よって、国におかれては、予算を大幅に増額し、安心できる保育が実現されるよう、以下について要望する。
 1.待機児童を解消し、地域の子ども・子育て支援を拡充するために国として認可保育所の整備計画を立て、必要な財源を確保すること。
 2.保育士等職員の配置基準の改善、そのための必要な財源を確保すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成29年12月21日
 提出先
内閣総理大臣
財務大臣
厚生労働大臣
文部科学大臣
内閣府特命担当大臣(少子化対策担当)
衆議院議長
参議院議長

 続きまして、議案第117号「2019年10月の消費税率10%への引き上げ中止を求める意見書」
 上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条第1項の規定により提出します。
 平成29年12月21日
    発 議 者  安芸市議会議員  川 島 憲 彦
    賛 成 者  安芸市議会議員  安 藝 久美子
 案文を読み上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。

   2019年10月の消費税率10%への引き上げ中止を求める意見書(案)

 政府は、2019年10月に消費税率10%に引き上げようとしているが、以下の理由により10%増税は中止すべきである。
 第1に、消費税の引き上げは個人消費に水を差し、景気回復の足を大きく引っ張るからである。8%増税(14年4月)以降、消費支出で見ると40カ月間のうち、前年同月を上回ったのはわずか3カ月だけである。「消費税をなくす高知県の会」が取り組んだ生活実態アンケート(500名)でも、8%増税後「生活が苦しくなった」と答えた県民は85%となっている。アベノミクスはデフレ脱却、景気回復が目標である。消費税の増税がそれに逆行し、景気を悪くしてきたことは明らかである。だからこそ2回にわたって増税を延期せざるを得なかった。国民の暮らしの面からも、日本経済の実態からも今増税する環境にはない。
 第2に、中小・零細企業が多く、県民所得が全国最低クラスの本県にとって、消費税増税の影響はより深刻である。これ以上の増税は県が進める「第3期産業振興計画」の推進にも大きく水を差すことになる。
 第3に、子育て、教育の予算を確保するのは別の手段で可能である。政府は増収分を子育て、教育に充てるというが、そもそも消費税は目的税ではない。過去の増税時も「社会保障のため」と理由づけしてきたが、社会保障は改善されず、負担増、給付減が連続した。アベノミクスで大きな利益を上げた大企業・大富豪が応分に税金を払い、リニアなど無駄な支出を抑えれば消費税にかわる財源を生み出すことができる。
 県民の暮らしと県政の実態から10%増税の中止を求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成29年12月21日
 提出先
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
 どうか御審議の上、御決定をよろしくお願いいたします。
○吉川孝勇議長  これより、これら2件に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  別に質疑もなければ質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっておりますこれら2件については、委員会への付託を省略したいと思います。
 これに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  御異議なしと認めます。よって、これら2件については、委員会への付託を省略することに決しました。
 これより、討論に入ります。討論はありませんか。
    (「なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長  別に討論もなければ、討論を終結いたします。
 これより、議案第116号「子供のための予算を大幅にふやし、国の責任で安心できる保育の実現を求める意見書」を採決いたします。
 本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
    (賛成者起立)
○吉川孝勇議長  起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 これより、議案第117号「2019年10月の消費税率10%への引き上げ中止を求める意見書」を採決いたします。
 本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
    (賛成者起立)
○吉川孝勇議長  起立少数であります。よって、本件は否決されました。

添付ファイル1 意見書案の提案理由説明・採決(議員提案) (PDFファイル 116KB)

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