議会会議録

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一般質問 宇田卓志

質疑、質問者:宇田卓志議員
応答、答弁者:建設課長、財産管理課長、市長、危機管理課長、消防長、副市長、総務課長、教育次長兼学校教育課長

議事の経過
 開議  午前10時
○吉川孝勇議長  これより本日の会議を開きます。
 日程に入る前に事務局長が諸般の報告をいたします。
 事務局長。
○山崎冨貴事務局長  本日の出欠状況を報告いたします。
 定数14人、欠席1人、出席13人であります。欠席の安藝久美子議員は所用のため欠席の届け出があっております。
 以上で諸般の報告を終わります。
○吉川孝勇議長  これより日程に入ります。
 日程第1、一般質問を行います。
 通告に基づき、順次質問を許します。
 7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 一般質問を行います。
 安芸市役所移転建設について質問を行っていきます。通告書の2番と3番の質問順を入れかえたいと思いますので、御了承ください。
 1番、桜ケ丘町の安芸市が発表している建設予定地は市営住宅への進入路上になっているが、道路の廃止や転用については都市計画区域上のどのような規制があり、どのように対処するのか伺います。
○吉川孝勇議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  予定区域内には、市道桜ケ丘団地線という市道がございまして、その道路の廃止につきましては、既存の路線全部または一部を廃止する場合には路線の廃止の手続が必要となります。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 廃止の手続が必要になるのはわかっております。その廃止の手続をどのようにするかということをお伺いします。
○吉川孝勇議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  都市計画区域内にある道路は、主に都市計画道路として指定されております街路の道路と道路法上の道路がございますが、この桜ケ丘団地線におきましては、都市計画道路として指定はされておりませんので、都市計画法による変更土地手続等の必要はございません。また、道路法上の道路にございますので、路線の廃止の手続は議会の議決を経なければならないとなっております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 道路廃止するのに議決が要るということですね。
 この桜ケ丘町に建設予定しておりますが、この予定地は都市計画で開発していくのか。それとも開発許可申請を行うのか伺います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  都市計画区域の手続になりますので、開発許可の手続を経ることになります。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 開発許可申請を行うということでよろしいですか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  開発許可申請をします。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 開発許可申請を行うということですが、未線引きの都市計画区域での開発許可申請の場合は、どういった都市計画法の技術基準があるでしょうか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  開発許可申請を行わなければなりませんが、都市計画法の開発等におきまして、開発区域外の道路と接続する必要がございます。住宅以外の建築物であれば、既存道路が5メーター以上の接続要件がございます。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 道路への接続義務というのは、住宅建てるときでも、開発許可申請でなくても都市計画区域内では要ります。それは住宅建てるためにも要りますが、開発許可を申請するということは、開発区域の主要道路が区域外の相当規模の道路に接続しているか、これ、今、課長が言うたことやと思います。
 その次に、まだ幾つもあります。排水施設が開発区域内の排水を有効に排水し、溢水、あふれることですね、溢水等の被害を起こさないような構造及び能力で配置設計されているか。だから、排水路も広めたり、水路の水の行き場を変えたり、そういった設計をせないかんということです。
 次に、これは大事なことなんですが、災害危険区域、地すべり防止区域等開発行為を行うのに適当でない土地の区域を含まないこと。だから、開発区域の中に、こういった適当でない土地の区域が含まれておったらいけませんが、それはどうなっておりますか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  支障はないと考えております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 財産管理課長が支障がないと考えておっても、それはいきません。急傾斜崩壊危険地域ではありませんか。それとも土砂災害警戒区域でありませんか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  桜ケ丘の予定地は、土砂災害警戒区域に指定されております。このことについては12月議会でも一般質問があり御説明しておるところですが、また11月の連合審査会でも御説明したかもしれませんが、斜度が30度以上で、高さが5メートル以上ある現場の地形から区域指定をされておるところですが、崖がそのままあるわけではなく、市が管理する擁壁でございますから安全性に問題はなく、建築の障害になるものではないということを所管する高知県防災砂防課でも確認しております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 私ども不動産業を営んでいたことがありますんで、急傾斜地、土砂災害警戒区域ということになると、そこをどれぐらいの工事でやってるとか、ブロックをついているとかブロックをついてないとかいうことは関係なしに、高さと角度でそれが判断されてくるわけであります。それがここへ、説明書読みゃあ建設可能と書いてありますが、建設可能にするには、先ほど言うたように斜面の切り直しをしたり、それとも補強したり、そういうことが必要でありませんか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  開発許可の際に、それが必要かどうかというのは今後の手続の中で整理していくことになりますが、現時点では大きな障害はないと判断しております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 都市計画法第33条に、このような技術基準が明確に記載されております。それに違反して、どういう結果が起きてくるか。これはやってみなわからんと課長が言うんやったらやったらええですよ。しかし、その責任は誰がとる。よく考えておってください。
 次、行きます。
 桜ケ丘町予定地の概要について伺います。
 敷地面積は幾らですか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  さきの御質問で、違法でもやったらいいといった答弁は私はしておりませんので、お断りしておきます。
 桜ケ丘町の敷地面積は、約4,000平方メートルございます。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 違法でもやったらええなことは言うておりませんよ。何やらわからん答えをせんといてください。質問に答えてください。
 津波浸水について伺います。
 時間がないから、早よう答えてください。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  予定地の津波浸水は、低いところで最大3メートル程度の浸水深が予測されております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) ここの説明書に書かれておりますよ。津波浸水、敷地北側最大1メーター、敷地南側(現駐車場)最大3メーター、そこへここへちゃんと説明書に書いて市民に渡しておりますから、それを正確に答えてください。
 その他の災害指定に伴う状況を伺います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  先に質問のありました土砂災害警戒区域に指定されております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) この説明書には下に書いてありますが、浸水区域となるため、盛り土の造成をした上で庁舎を高層化する必要があると明記されておりますが、これは本当ですか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  現状が浸水区域ですので、盛り土により浸水区域でない状態にして建設の必要がございます。また、建物の建設予定箇所については敷地面積が広くございませんので、幾分高層化する必要があると考えています。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 説明書に書かれておりますから、そのことに間違いないと思います。
 次、行きます。
 桜ケ丘町案の周辺インフラ整備について伺います。
 住民が快適に都市生活を送ることを目的とした土地区画整理事業が実施されていない地域をどのように整備していくのか、それとも整備しないのか、計画を立てているのか伺います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  現状、特段の整備予定はございません。ただ、予定地と鉄道との間の市道については一部狭い箇所がございますので、改良の必要があります。また、12月議会で同様の質問をいただき、その答弁の中で、あくまでも説明会での御要望事項ではございますが、桜ケ丘高校前の市道を井ノ口道路まで抜くといったような御提言がございましたので、そういったものについては今後検討していくべきだというふうにお答えしておりました。なお、12月の時点では試算に至ってなかったわけですけれども、その後、もしそういった整備をするとすれば、どの程度のコストがかかるかというのも現状ざっとは試算しておりますので御説明いたします。その整備は、国の交付金や交付税措置のある起債の活用で、市の負担は約12%程度で整備できますので、例えば2億円かかるとした場合、市の負担は2,400万円程度と見込まれています。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) そういった整備に2億円かかる。これでよろしいですか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  あくまでも詳細設計しておりませんので想定でございますけれども、その計画がまた現時点であるわけではございません。御要望があった項目について、整備をするとしたらその程度のコストが必要ではないかということを現在検討しているということでございます。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 前回も質問しております。周辺整備に幾らかかるだろうかということが皆問題になってきとんですよ。財産管理課長あたりでわかるようなことじゃないでしょ。これは建設課か、企画調整課あたりできちっと調べてやらないかんことじゃないですか。そういった周辺整備に一体幾ら費用がかかるのか。2億円かかる言うから、ほんとに2億円で済むんか言うたら、いやわからん言うとる。そういったことをきちっとせんと、市長、後々幾らかかるかわからん言うて、もう3カ月も前から質問しよんですよ。それをきちっと説明せんことには、私ら議員にしても賛否を問うてもろても困りますと、市民もそれを心配しております。何度も言うとるのに、いまだ何とかと思います、そんなことでお茶を濁すようなことの事項ではありません。
 3番、市役所建設に関するアンケート調査、または意見募集の結果について伺います。
 市長は、住民・市民の意見を十分に聞きながら市政運営を図ると常々言っております。広報5月号で、市役所建設地検討委員会から提言された、A現在地、B消防防災センター付近、C県道高台寺川北線付近、Dすまいる・あき付近の4案について市民の意見を聞いておりますが、その募集された106件の分析結果を伺います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  106件のうち、移転すべきとの御意見が64件、すべきではないという御意見が40件、どちらとも言えないというものが2件でした。意見募集は候補地を示さず、移転方針に対していただいたものでございましたが、そのいただいた御意見について、それぞれその時点での市の考え方を整理したものを添えて、広報、ホームページでお示ししております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 前回も質問した質問を、あえてもう一度再質問したわけですが、これはA現在地に建ててほしいという、地域まで指定をして希望を述べた件数が39件ありました。だから、移転すべきでない40件のうちの39件が現在地に建ててほしい。これは現在地という地点を指定しております。その他Bの消防防災センターとか高台寺川北線、すまいる・あき付近、これは3カ所を全部合わせて62件でした。これは地域を指定しておりません。だから、移転すべきだ、64件だったうちの62件がこの3カ所に分かれてあったと思います。どちらとも言えないというのが5件ありました。つまり、地域を指定して一番多かったのは、現在地での建設希望者39件の37%であります。市長、ちなみに桜ケ丘町の希望者はおりましたでしょうか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  そもそも、この意見募集は候補地を示さずに移転方針をお示しして、それに対する御意見募集したものですから、桜ケ丘町に移転するべきとの意見はございません。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 桜ケ丘町への希望者は1人もおりません。だから、あそこがそれだけ理想的な場所だったら、安芸市民のうちに1人や2人、「あそこがいい」という人がおってもしかりなんです。桜ケ丘町の希望者は1人もおりませんでした。その後、11月に安芸市が提案した西浜と桜ケ丘町の予定地の説明会と意見募集が行われております。11月広報で配布された候補地に関する意見募集の応募件数と集約分析の結果を伺います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  書面で出された御意見が1,332ございました。そのうち、1,324が現地、桜ケ丘町が4つ、西浜が2つ、その他が2となっております。
 また、説明会で寄せられた御意見は数をカウントしがたいので、これには入っておりません。また、署名の形で寄せられたコピーがたくさんございましたが、それらは全て計上しております。2カ所の提案に対して、説明会などでも墓が近くにあることで嫌う声が多く、2候補地の中では桜ケ丘町を望む声が多いというふうに受け取っております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 西浜地域と桜ケ丘地域を比べましたら、墓の影響もあって桜ケ丘町を選ぶ人が多かった。これは1,332件中のたった4件。現在地に建てかえを希望するもんが、応募件数1,332件中1,324件、99.39%、もうほとんどですね、現地に建ててほしいいう分析結果が出ております。この分析結果を踏まえて、市長、現在地の建てかえを希望する意見がほとんどを占めているにもかかわらず、たった4件しかなかった、なぜ桜ケ丘町に新庁舎を建設することになるのか。住民・市民の意見を十分に聞きながら市政運営を図るというのではないのか。その逆転のからくりを伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  先ほど担当課長のほうも御答弁を申し上げましたが、昨年の11月の意見募集では1,332人のうち、現地の方が1,324人おられましたが、そのうち912人の方が署名形式で提出をされておりまして、現地の方が99.39%という、この意見募集ではそういう結果でございました。しかし、各地区での説明会での御意見、人数は調べていないのですが、99.39%の方が現地ということではございませんでした、説明会の内容は。なお、さきの議会でもお答えをいたしましたが、意見募集の際に反対署名に書いてほしいと回って来られた方から、現地がいいのか、西浜がいいのか、桜ケ丘がえいのかというような内容で署名を集めに来たので書いたという連絡や、説明会の場でそのような話もございました。各地区で説明することで移転に理解を示された方もいらっしゃいましたので、募集した意見と説明会での状況とではギャップがあるというふうに申し上げた次第でございます。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 市長、各地区では99%じゃなかったと。現地に建ててほしいというのが99%ではなかったというようなお答えでしたが、ほいたら桜ケ丘町へ建ててくれいうがは何ぼおったかというのはつかんでないでしょ。だから、書面でこのような結果が出たことについて、市長がどのような考えで、ギャップがあり過ぎですよ、そうしたのかということをお答えしていただきたかったんですけども。
 今回も議案第5号として、市役所を桜ケ丘町に移転するとして議案を提案されていますが、2月5日から19日にかけて行われた第2回目の市民説明会に、私も3カ所の会場に参加していましたが、出席者の大多数が桜ケ丘町案に反対しているにもかかわらず、なぜ再度桜ケ丘町移転案を提出するのか伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えいたします。
 2月に2回目の説明会を行ったわけでございますが、会場によりましては、和やかな会場もあれば、罵声が飛び交う会場もございました。賛否も地区によってさまざまでございました。複数会場にいらして、主張を繰り返す方もいらっしゃいました。会場にいらしたものの、その場で発言をなさらない方もいらっしゃいました。終わった後で直接話をせられる方もおりました。市長として大きな声だけに従うのではなく、声なき声にも耳を傾け、未来につながる判断をしなければと改めて感じたところでございます。そして、予測される最大リスクに備え、市民の命を守ることを、また、次世代に負担を押しつけないことを選択すべきというふうに判断をしております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 市長のよく言われる、市民の命を守るということについてはまた後で伺っていきますが、2回目の説明会を開いて、それの分析も終わらんうちに、また同じ提案をする。ここらがもうわけがわからん。ちょっと回数を減らすとか、そういったことでも変わっちゅうか思うたら、何も変わらん。私も3カ所に会場に行って参加しておりまして、いろんな人の意見も聞かせてもらいました。そのときに一番多かったのは、現在地に津波避難所を兼ねた、地震・津波に対応できる強靭な新庁舎の建設を多数の市民が望んでいるかに思われました。市民の意見を無視した最悪の暴挙だと思います、議案提案がですね。今度否決されたら、市長として責任をとって辞任すべきだという市民の意見が多数聞かれていますが、市長に覚悟はありますか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  説明会は、宇田さん3カ所においでていただけたということで、その3カ所の様子は詳しく御存じかと思いますけれども、会場によっては話はまたそれぞれ違いまして、全体としてはおっしゃるようなことではないので、ちょっと説明をさせていただきたいです。
 大まかに取りまとめますと、現地で建てるべきだという意見は、津波は来ないかもしれない、ピロティー形式、いわゆるげた履きのタイプの建物にすれば、瓦れきは抜けるので大丈夫だと、道が東西南北にあって便利だといった御意見でした。また、桜ケ丘町に移転するべきという御意見は、次世代の子供たちに負担をかけないように、国の助成金を受けて早期に建設するべきだという御意見。また、現在地と距離も離れておらず、デメリットも感じないといった御意見がありました。また、より高台へ移転するべきだという御意見もございまして、ハザードマップは絶対ではないので、より高台へ移転するべき。中学校の移転を踏まえた高台移転という考え方はできないか。現在地はだめだが、桜ケ丘や西浜も嫌という人も多いといった御意見がございました。
○7 番(宇田卓志議員) 議長、質問に答えらしてくれ。
○吉川孝勇議長  財産管理課長、質問に対して答弁をお願いします。
 市長。
○横山幾夫市長  否決されたら辞任する覚悟はあるかという御質問でございますが、これまで御説明をしてきましたとおり、また、建設地検討委員会の答申でもありますように、現地での建設は考えておりませんので、現地以外ということで議決されるよう努力を重ねてきたわけでございますので。それと、有利な国の支援の最終期限が3月議会ということも、これまでお話をしてきたとおりでございますので、今回、有利な国の支援を使うのはラストチャンスかなというふうに思って、今回、提案をさせていただきました。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 質問に対する答えをしてください。
 第2回の誰がどうのいうようなことは分析もされておりませんので、それを大城課長がどういう意見があった、こういう意見があったというのは、今私が質問した回答ではありません。私はもう一度言います。市民の意見を無視した最悪の今回の議案提案は、今度否決されたら(市長として責任をとって辞任すべきだ)という市民の意見が多数聞かれていますが、市長、覚悟はありますかということを聞いております。あるかないか、お答えください。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  今回の提案につきましては、桜ケ丘町へ市の事務所を設置ということで提案をしております。それが否決されたら辞任するかということでございますが、あくまでも私は、現地では建設はするものではないというふうに考えておりますので、今回、仮に否決されることによって辞任ということではございません。以上です。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) よくわかりました。もう一度言っておきますが、市長、私が市長に責任をとれと言うとることじゃないがですよ。市長として責任をとって辞任すべきじゃないかという市民の意見が多く聞かれておりますということですので、そこのところ、取り違えないようにお願いいたします。
 4番、市役所移転建設についての説明会の内容について伺います。
 市役所移転建設について、2回目の説明会が2月5日から2月19日にかけて市内11カ所で行われました。説明資料に、とても市役所の提示資料と思えない虚偽記載が多数あり、そのことに関し説明と訂正を求め伺っていきます。
 東庁舎は建てかえが急がれるとして、築後60年近く経過しており、便所も4割が使用できないなどと今にも倒壊するがごとく言うが、財産管理課の維持管理が怠っているのにほかならず、宮城県気仙沼市市役所は、ほぼ同時期に建設されているにもかかわらず、7年前の大震災にも耐え、壁や柱に傷一つなく、使用できない便所など何ひとつありませんでした。これは市長も仙台市役所行って、トイレ行ったそうですのでわかっとると思います。自分たちの管理不足、大事に使わないことを棚に上げて、建てかえが急がれるとは何か。もっと市民の公有財産、市役所は市民の公有財産です。市民の公有財産を大切に管理して使わなければいけないと思います。この資料の横に、熊本地震で被災した宇土市役所、これが載っておりました。今回の資料ですが、東庁舎は建てかえが急がれるとして東庁舎の写真と、その横に熊本地震の宇土市役所の壊れた写真を載せてあります。こういった熊本地震で被災した宇土市役所の写真を横に載せて、このようになるかのごとく、見る人、つまり説明会を受ける市民の恐怖心をあおっているが、南海地震は直下型地震のようなことにはなりません。これは五百蔵危機管理課長なんかよく御存じだと思いますが、直下型地震と南海地震は全然揺れ方が違います。先ほど言うたように、仙台市役所が無事だったのもそこにあるわけです。だから、この直下型地震の写真を見せて、このようになる可能性が高いごとく表示してありますが、宇土市役所のようなことになる可能性は極めて低い、こういうことでございます。
 次、行きます。
 次のページをめくりますと、2ページ目に現在地は津波浸水区域として表示されております。東日本大震災の1週間後の沈下して水没しているまちの写真、これどこだかわかりませんが、まちの写真を載せて、安芸市がこのようになるかのごとく恐怖心をあおっていますが、高知県の津波シミュレーション、大城課長はこの津波シミュレーションを見たことがないと言われてましたが、その以後、見たかどうかわかりませんが、見てなかったら見てくださいよ。高知県の津波シミュレーションでは、6時間で水は引き始めます。12時間後には完全に引いております。そして国道55号線、これは3日以内に高知から安田町まで啓開、というのは、きれいに片づけて開通するという意味です。啓開されます。写真説明のような長期浸水予想地域が震災後、安芸市にできることが予想されていますか、伺います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  7番議員がおっしゃるような想定しかリスクがないのでありましましたら、移転の必要も今考えているほどないのかもしれませんが、そもそも想定されている最大のリスクに備えることが役所の務めだという基本から考えておりますので、虚偽記載とおっしゃるのは見当違いではないかと思います。
 安芸市は長期浸水するかという御質問ですが、現在の想定では長期浸水の見込みはございません。また、済みません、言い漏らしておりましたが、直下型地震のリスクはないというふうにおっしゃいましたが、熊本でありました直下型地震の原因になりました断層につきましては、高知でもございまして、南海トラフ地震と別の地震のリスクは別途あることは申し添えておきます。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) まずは、直下型地震のあるかないかというようなことは言うておりません。だけど、今ここで論議されておるのは、南海大地震の津波について市役所をどうするかということでございますので、そこにこの直下型地震の資料を持ってくるのはおかしいじゃないか、それを説明するのはおかしいやないか、フェアじゃないじゃないか、ということを言うております。
 津波シミュレーションを見たことのないという大城課長に聞きますが、安芸土木事務所が出しておる道路啓開進捗図、これを見たことがありますか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  先ほど来、各地区の説明会、複数カ所での御質問、また、この前の議会の委員会で御質問と全く同じことを聞かれておりますので、同じような答弁を繰り返すことになってしまいますけれども、今、おっしゃられる啓開計画については存じ上げております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) そうすると、1週間たってもこのようになるというふうに、ここに写真が載せてあるのはどういう意味ですか。
 安芸土木事務所では平成29年3月に、L2想定として道路啓開進捗図というのを発表しております。これには先ほど大城課長が言うたように、長期浸水区域は含まれておりません。そのとおりなんです。だったら、何でこの説明会のときに、長期浸水している、これ1週間いうて書いてありますよ。東日本大震災津波襲来の1週間後、水に浸かった写真をここに載せて、安芸市がこのようになるかのごとく説明資料としております。大体こういったことが、行政は公平じゃなけりゃいかんということはわかっておりますか。だから、行政の公平性に欠けるんですよ。公平公正にやらないかん。そういう基本があってからこそ、市役所の言うことやと間違いないやろ、市長の言うことは正しいやろ、こうやって市民は思うちゅうわけなんです。だから、こんなうそばっかりやったらいかんということを言うとるのに、反省もなしに、これをずっと続けて、いまだにこの資料でもって市民に説明しております。
 市長、あなたの部下たちは、高知県の発表しているこういった資料、高知県安芸土木事務所、L2想定、平成29年3月調べ、こういったことを調べてないのか。調べておったら、既知でないのか、それとも既知の上の虚偽記載なのか伺います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  間違った説明をして、公正な業務ができてないという御指摘だったと思いますけれども、例えば、東日本の1週間後もまだ長期浸水している写真などにつきましては、説明会では安芸もこうなるよといった説明は、決してしておりません。安芸は長期浸水することはないが、震災直後には津波により、このように陸の孤島になり得るので、震災直後の役所の機能が果たせないことは市民の震災関連死を呼ぶことになっており、それを避けたいといった説明をする材料としております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 非常にひきょうな言い方をしてます。市長、あなたの教育が悪いのか、本人が悪いのか、これは安芸市に対する説明会の資料ですよ。それにこの写真を載せといて、安芸市にこんなようなことが来るとは言うておりません。どこの言葉言いよるんや。安芸市の市民に説明するための資料やないか、これは。それに、こういう浸水しもせん地域に、先ほど言いましたように、長期浸水はないというところに持ってきて、この写真を見せて、このようになるとは言うておりませんやて。ほしたら何でここに載せるんや。全くへ理屈も過ぎるし、妙に言葉でようあらわさんけど、市長、こういう職員が多なったら大変ですよ。今の国会の質疑で、隠した隠さんいうてがたがたやっとるやろうけど、それよりかまだひどい。
 次、行きます。
 市役所の機能を維持するために、浸水地域外に移転せざるを得ないとして現地建設を否定しておりますが、桜ケ丘町は津波浸水地域ではないのか。桜ケ丘町の地盤高と津波浸水深を再度確認のために伺います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  現在は津波浸水区域でございます。ですから、0.3から1メートルの浸水深が予測されている場所に、1メートル以上のかさ上げをして浸水区域外として建設する予定でございます。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 市長、この答弁聞いてどう思われますか。現在は浸水区域やと。浸水区域やけど、かさ上げしたら区域やのうなるから、ほんで浸水区域外やいうて言うとる。そんなん現在地も一緒やないか、それやったら。ここへ、現在地は津波浸水区域、矢印やって、市役所の機能を維持するために浸水区域外に移転せざるを得ない。桜ケ丘町は浸水区域外というて、これ説明しとんですよ。説明資料にこのように書いてあります。これは虚偽でないのかどうか。桜ケ丘町は浸水地域やないか、先ほど言うたように。前1メートル、後ろ3メートルの浸水がありますというて書いとるのに、ここへ第2回目にはそういうことを記載せずに、現在地だけが浸水区域やと。かさ上げしたら浸水区域じゃないなるから、こうやって書いた。ようぬけぬけとそういうことを言える。こういうのを詭弁というけど、そんなものは通りませんよ。
 次、行きます。
 津波を被災した東北の市町村では、浸水区域内に庁舎を建設するところは一つもないと説明していますが、ないのかどうか伺います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  浸水区域内に庁舎を建設するところは一つもございません。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) だから、それも大城課長の言うには、かさ上げしたから浸水区域じゃないというような言い方をしておりますが、いまだ浸水区域として指定されております。岩手県陸前高田市、これは現在使用中の高台のプレハブ仮庁舎を建てかえに際し、1、高台に新たな用地を取得して新築するか、2、現在仮庁舎のある高台に新築するか、3番、津波浸水で移転した小学校跡地に建設するか、この3つの案が討議されております。2014年、だから3年後、2014年には浸水区域外の高台に庁舎を移転することを基本とする、こういうことで高台に移転するとしておりました。しかし、土地区画整理事業、これが進んで、盛り土をして大きな道路ができます。そこに住宅もできます。お店もできます。そうすると、地元商工会の(にぎわい創設)、地元商工会がにぎわいが必要や、市役所におりてきてほしいということで、2017年3月、第3案の学校跡地の津波浸水区域に建設することを議会に諮っております。このときは、陸前高田は市役所の職員が100人ほど亡くなっておるんです。だから百何十人か亡くなったんですね。100人ほど亡くなっております。そういうこともあって、そこへ建てたら困るいうことで、結果否決されております、第1回目は。そして同年6月、庁舎の高さを4階建てから7階建てに変更して、津波対策を強化するとして再提案がされ、津波浸水区域に新庁舎を建設する条例を現在は可決しております。こういったことで、やっぱりまちのにぎわいとか、人口の移動、そういったことを考えると、やっぱり市役所は中心部におってほしいというまちの、市民の意見を聞いて、こういうことが可決された、このように思います。まるでこういうことは一切ないかのような市民に対する説明。浸水地域であっても、対策を施せば建設できるというような例があるにもかかわらず、そういうところはどこにもないというような、間違ったことを市民に説明して回っております。行政の公平性、これを大切にして、フェアで事実を説明していただきたい。
 次、行きます。
 浸水区域外で市街地から離れ過ぎない場所として、桜ケ丘町候補地を赤い斜線で表示した津波浸水予想図を説明資料に使用しています。4ページ目、市長も知っとると思うけど、赤い線でずっと囲うて、ここは津波浸水区域でないいうことでやっております。安芸川も赤い斜線で塗ってあります。安芸川も浸水せんのかというようなことで言うておりますが、これも訂正もせず、このまま使うております、まだ。前回、総務委員会で、常任委員会で、この第5号議案が審議されました。それでもこの資料を持ってきておりました。間違った、だからおかしいところは直してやりなさいって指摘されておるにもかかわらず、これ安芸川ですよこれ、安芸川の上まで斜線を塗って。
○吉川孝勇議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午前11時
     再開  午前11時7分
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 時間がないので急いで行きます。
 先ほど言いました津波浸水区域・区域外、こういった表示がまともに間違うておりまして、これをもって市民に説明することは、虚偽記載でもって説明しておると言わざるを得ません。浸水区域外で市街地から離れ過ぎていない場所として、桜ケ丘町候補地を赤い斜線で示した津波浸水予想図を説明資料に用いているが、これは誰が制作したのか、正しいのか、桜ケ丘町候補地は浸水区域なのか、順にお答えください。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  桜ケ丘町の候補地は浸水区域です。さきの答弁と同じですが、0.3から1メートルの浸水深が予測されておりますので、1メートル以上のかさ上げをして建設の予定をしておるところでございます。
 お尋ねの図面は私が作成しております。
○7 番(宇田卓志議員) もう1つ、正しいのか。
○大城雄二財産管理課長  図面に間違いございませんが、御指摘のような細かい部分につきましては、あくまでもイメージを説明する部分でございますので、浸水深のマップに本物と違うところはございませんが、その他の説明箇所については、細か過ぎるとかえって伝わらないという思いからイメージを整理したものでございますから、河川に網かけが入っているからといって、誰もここなら大丈夫というふうには思わないと考えた次第です。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 大城課長が作成した。市長、大城課長が作成したということです。しそうなことですよ。やりそうなことです。こういったことは命にかかわる、生死にかかわることでありますので、細かいことのどうのこうのとか言わずに、訂正することは訂正せないかんですよ。
 次、行きます。
 これがだから、虚偽記載というのは、こういうことです。間違うたことを記載しておる、虚偽の記載。浸水区域を浸水区域外として表示するのは、虚偽記載のほか何もありません。前々回、11月の説明会資料によると、桜ケ丘町は津波浸水区域となっている。前回2月の説明会では浸水区域外と表示してある。どちらが正解なのか、いずれにしても、どちらかの文書を改ざんしたか、削除したかとしている。今、盛んに国会で、森友学園問題での公文書の改ざんが取り沙汰されていますが、安芸市のこの説明文書については、虚偽公文書作成罪に該当いたします。虚偽公文書作成罪に該当します。11月10日から26日に行われた説明資料で、桜ケ丘町は津波浸水とされており、敷地北側最大1メートル、敷地南側最大3メートルと明記されているにもかかわらず、このように市民にうそをついてだましてまでして、桜ケ丘町に役所を建設しようとするその意味は何なのか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  済みません、言い漏らしておりました。さきの議員の御質問の中で、陸前高田は浸水区域だというふうな御説明ございましたけども、陸前高田はまちの全体をかさ上げしたような状態になっておりまして、庁舎の敷地のみならず、周辺をもかさ上げして、庁舎の位置については海抜が17メートルほどまでかさ上げし、浸水区域外とした上での建設になっておりますので、決して浸水区域で庁舎を建設しているものではございません。
 また、各地区での説明資料の中で、河川箇所や浸水区域であるはずの桜ケ丘候補地が浸水区域外であるかのように見えて、それは虚偽記載だというふうにおっしゃってますが、あくまでも先ほども申し上げましたように、検討したエリアの範囲を大まかにお示ししたものでございまして、ここが浸水区域外であるというふうに示したものではございません。ですから、ベースにございます浸水深を記載した図面は、あくまでも候補地は浸水区域に入っておりますから、虚偽とかいうのは当たらないのかなと思います。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 質問に答えてください。大城課長がかなと思いますやと、そういう答えやない、これ、浸水区域外の候補地の選択をした。桜ケ丘町として指名して、浸水区域外の候補地と選定したというて書いとるやないか、ここへ。そういうへ理屈を、それが虚偽ということですね。先ほど言うた、何度も繰り返しになりますが、陸前高田市は現在はかさ上げされて、堤防も高うなってます。しかし浸水区域として、いまだに明示されております。
 次、行きます。
 建築面積、これが大変なことなんです。数字で完全に偽っております。建築面積を国の財政支援を必要として、現在地の建設と桜ケ丘町の建設費の比較をしております。6ページで国の財政支援の必要性というのを6ページにあって、そこに現在地と桜ケ丘町の費用の比較として明示されております。現在地の建設面積が過大に計算されている。市役所の必要面積を5,000平米として、西庁舎が2,300平米を継続して使用すれば、建設面積は2,700平米となるにもかかわらず、説明文では4,200平米と過大に記載されています。高床面積も2,700平米、3階の2,700平米なので、1階分にしたら900平米なんです。高台の高床面積も900平米であるのに、ここへは2,000平米と過大に記載されております。誰が積算したか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  複数の設計会社に問い合わせた建設費をもとに事業費を見積もっております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) その複数の設計会社は、情報公開で公開できますか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  電話や直接お会いしての聞き取りでございますので、情報公開できるものがありましたら公開したいかと思いますけども、ペーパーでお望みのようなものはないかもしれません。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) この場に及んで、この期に及んでかわからんけど、一般質問でこういうことを説明すると何度も言うとるし、前回もこのことについては質問をしとる。だからそれやったら、複数の設計会社にやってもろうたら、ちゃんとした設計会社の名前を言えるようにしときなさいよ。情報公開でとるから、どこの会社がどういうようなことしたか。
 建設面積を、この誤った数字じゃなしにもとに戻して、建築面積を2,700平米、高床面積を900平米として、単価は同じとして計算します。市役所の積算では、現地へ建てるのは26億6,400万円がかかるとして表示されておりますが、実際は15億3,500万円、その差額は11億2,900万円にもなります。余りにも市民をばかにして、悪意を持ってだましている。これこそ虚偽公文書作成ということになります。責任者の市長は、これら数々の市民を欺く虚偽記載の真相を突きとめ、議会と市民に説明をする義務がある。市長の真相解明と議会への説明を要求します。市長、こういった虚偽記載、どうしてどうなったか。どことどこがほんとで、どこがうそか。こういったことの真相の解明を、議会に対して、市民に対して説明するべきです。市長の真相解明と議会への説明を要求いたしますが、返答お願いします。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  虚偽という言葉が出ておりましたが、虚偽ではないというふうに理解をしておりますし、また、比較したその文書なんですが、安芸市の未来を考える会というところから出ている庁舎のイメージ図のところにあったものを比較して、細かい部分はさまざまありますが、それは除いて、この文書自体も差出人不明ということと、それから、市のやったことについてはうそという言葉を使ってますので、市の文章はこの安芸市未来の会が出したやつがうそという言葉は使っておりませんし、通常の市としての判断でのこういう資料でございます。この安芸市未来を考える会は、一般的に言いますと相手方を中傷しておりますし、出どころ不明の文書ですので、これは怪文書というふうに私は理解をしております。以上です。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 市長は何か勘違いしとるんとちゃいますか。今、私の言うた比較、これは未来を考える会が出した図面と比較しゆうわけじゃないがですよ。先ほど言うたように、ここへ書いとるでしょ。必要な面積が5,000平米要りますと。市役所の延べ面積ですよ、これは。これが5,000平米要りますと書いてあります。ほしたら、西庁舎建てかえるによばんでしょ。西庁舎が2,300平米あるんですよ。ほしたら、もう建てかえるの2,700でええがじゃないですか。それを4,200と書いちゅうきおかしいと言うとるんですよ。未来を考える会のそんなが知りませんがな、どんな図面持ってきとるか。それじゃないんですよ。わかります。5,000平米全部で必要やと。2,300残っちゅう。ほな2,700建てたらええやないか。だから2,700の平米で計算せないかんのでしょうということを言うとる。それと高床式の面積、2,700平米。3階で2,700平米ですよ。ほんなら高床式1階や。3で割ったら900平米ですよ。だから、どこぞの設計書持ってきて比較しちゅうわけやない。これ自体がおかしいやないかということを言うとるわけです。そこをわからんずくに、だから質問はそういうことですきに、未来を考える会の文書のどうのこうの、それを積算したのどうのこうのじゃありません。その面積の減った分へ、市役所の提示する平米幾らというのを掛けて、単価は同じなんですよ。掛けてやると15億3,500万円いうことになったということを言うちゅうわけです。別に未来を考える会の積算が15億3,500万円になったと、そんなことは一切言うておりません。だからこれが虚偽記載というがですよ。足し算も引き算もわからんのか。だから、先ほどの質問で言いましたように、市長は真相を解明して、議会に説明をする考え方がありますか、ありませんか。もう一度お聞かせください。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  積算の説明は、各地区の説明会、また、この前の委員会でも、あるいはその前の委員会でもさせていただいておりますので、御理解の上であえておっしゃってるのかと思いますけれども、まず、複数の設計会社からいただいた資料をもとの積算に疑義があるというふうにおっしゃられましたけれども、そもそも宇田さんのおっしゃってる積算のもとになってるのも、その私どもが聞いた建設費の床面積をもとに算定されておりますので、そこはお認めになっておるのかと思いますが、その床面積の差につきましては、宇田さんの提案されているのは西庁舎がそのまま使えるので、今、地下に食堂あるけれども、あれも執務室にして、地下から3階まで全部事務所にしてやったら建設面積は圧縮できるだろうという御提案かと思いますが、安芸市が試算して市民に説明した費用のほうでは、そういう考え方ではなくて、津波浸水のリスクのあるフロアについては執務室としないで別利用を考えるといった想定で、そのことを説明を添えた上で床面積を計上しておりますから、そこに差はございます。けどいずれにしても、前提が変わりますと計算が変わってまいりますから、単純に比較はできないかと思います。また、どこで建てるにしてもコストダウンを考えなければならないのはもちろんです。移転に反対なさる方の中には、有利な財源と同等のコストダウンが図れるとおっしゃる方もありますが、それは移転してもコストダウンできるということになると思います。しかし、大事なのは2つでございまして、想定される津波リスクを考えれば、被災直後に陸の孤島となってしまい、役所が機能しない現在地からは移転せざるを得ないということ。また、現在地では有利な国の助成は受けられないということでございます。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  市の説明会で利用した文書について真相解明をということでございますが、これは私も含めまして、市としての判断した資料でございますので、真相解明の必要性というのは特に考えておりませんし、この資料について再度細かい部分の説明が必要ということがあれば、再度説明をさせていただきます。真相解明につきましては、その必要性は特に考えておりません。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 真相解明は必要ないというお答えだったと思います。どっかで解明できるように手を打っていかなければならないと思います。何度も言うように、東庁舎の建てかえは承認されておりますが、西庁舎の建てかえは承認されておりません。それを西庁舎も一緒に建てかえるいうような考えで数字を入れて、高くなるというような表示をしております。
 時間がありませんので、次、行きます。
 新庁舎移転問題について市長は、南海地震の津波被害を念頭に、いかなる災害においても市役所の機能を維持することが必要不可欠な条件であると常々発言しておりますが、南海地震発災時に犠牲者を亡くさないために、一番先にしなければならない大切なことを伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  人の命をなくさないために、一番先にしなければならないことということでしたかね。まず、避難というのが一番真っ先に最低限必要なものでございますので、避難についての、今現在さまざまな取り組み、避難タワーも避難路も含めましてやっておりますので、そういう部分をもっと充実する必要があるところは充実していかないかんというふうに思っております。以上です。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) そのとおりですよ。津波が来たら逃げないかん。現実はどうですか。先ほど、Jアラートか何か鳴った。何やらわからん。それが現実ですよ。津波から逃げること、てんでに自分の命を守ること、そういうことではないでしょうか。市民の命と財産を守るのが行政の第一の使命だと思いますが、このような状態で市長、いいと思いますか。いつ、どの時点で、どこへ逃げるかは、何度か訓練をしておかなければすぐには実行できないことは、市長もよくニュースなどで検証されているので御存じのことと思います。
 市長、市役所が高台に移転すれば、市民の皆が避難できるようになると思われますか、伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  それは市役所の跡地についてということでしょうか。
○7 番(宇田卓志議員) いや、移動すればってことで言うとるから。
○横山幾夫市長  ちょっといまいち中身がわかりづらいんですが、現地にあっても移転しても条件は同じだというふうに思います。以上です。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 市長が常々言っとるように、市民の命を守るから移転するいうようなこと言っとんですよ。だから、移転したら市民の命が守れるかいうて質問したら、第一番に必要なのは逃げることや。てんでに逃げることやということや。その議会中にJアラートが鳴った。こんな状態でええですかということを聞いとるがですよ。つまり、市役所が高台に移転し、いかなる災害においても機能を維持することができるとしても、市民の命を守ることにはなりません。大切なことは、そういった災害発生時に、有効な避難場所に即座にてんでに逃げることが必要です。その実行には、日ごろからの防災教育と防災訓練こそが不可欠ではありませんか。市長に伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  当然、日ごろからのそういう訓練、備えは一番重要でございますが、市役所が移転することで市民の命を守ることはできないということを先ほどおっしゃられましたですよね。確かに、地震によって行政としてしなければならないことは、市民の命、財産、そして復旧・復興、この3つが私は行政にとって最低限しなければならないことというふうに思っておりますし、先ほどの宇田さんの中では復旧・復興の部分がちょっと出てなかったんで、常々言っておりますが、地震は必ず来るということで今言われております。来るので当然、来るという前提でさまざまな訓練も今までずっとやってきておりますし、それに応じて避難場所、避難タワーなんかも建設をしてきております。役所がここへ残ることによって、役所を避難場所としてということを宇田さん、地区の説明会でそういうことをおっしゃられてましたが、市役所へ備蓄品、発電機、ヘリポートということをたしかおっしゃられてたと思います。ただ、気仙沼のほうへ宇田さんも行かれたということですが、役所機能として一時避難場所じゃなくて、数日間の避難場所として庁舎を利用した場合、役所機能が若干麻痺をして、後の復旧・復興に差し支えがあったということも直接お話をお聞きしておりますので、そういう部分も考えた中で取り組んでいかないかんというふうには思っております。ちょっと話が支離滅裂になりましたが、以上です。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 市長、防災訓練とか防災教育というのは必要だということは認識されておるということですね。
 それでは、市長、防災教育と防災訓練のために、平成23年3月11日以降、東日本大震災があって以降、平成24年から29年度6年間、防災教育と防災訓練のためにどれぐらいの予算編成がなされてきましたか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  まず、各年度の予算を申したほうがいいでしょうか。延べの数字でも構いませんでしょうか。延べでいいでしょうか。
 まず、平成30年度予算のことから説明します。平成30年度予算の防災教育は38万6,556円と防災訓練予算30万円の計68万6,556円を計上しておりまして、東日本大震災後の予算には同様の防災教育、防災訓練の予算、延べ564万3,008円を計上しております。
 防災教育の内容としましては、夏季大学防災講座、防災視察研修、地域防災講演、応急手当講習、防災士育成補助、防災学習補助という内容を計上しております。この予算で見えます、これ以外の取り組みが大半を占めておりまして、その内容としましては、毎年、県や団体との共催によりまして、HUG訓練、自主防災組織リーダー研修、福祉避難所開設訓練、災害医療活動訓練、防災塾などの訓練や研修を行っております。また、危機管理課職員が学童、中学校、高校、老人クラブ、社会福祉協議会などから毎年依頼を受けておりまして、南海トラフ地震の被害想定や対策、避難、HUG訓練などの研修を行っておりますので、30年度におきましても同様の活動を予定しております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 今まで564万円ほど防災教育と防災訓練のために予算を組んだということでございますが、30年度予算では防災教育費、防災訓練費が一銭も計上されておりませんでしたが、それはどういうことですか。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  先ほど前段といいますか、最初に説明しましたけれども、30年度予算には、防災教育費として38万6,560円と防災訓練費30万円の計68万6,560円を計上しております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) それではこないだの予算委員会と話が違いますよ。こないだの予算委員会では人材教育という欄がありまして、人材教育の中に防災教育は含まれとるのか、防災教育の予算は幾らか、ゼロやと言うてますよ。防災教育、防災訓練の予算はゼロ円ですと、編成されておりませんと。これが何日か前に、この議会で予算委員会で私が質問したときにそのように答えてまして、ほいで学校教育課の、あれは校長先生かな、学校教育課は変わられたか。学校教育課のほうにも聞きましたら、そういった予算はありませんと、このように言われておりますが、どちらが正しいがですか。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  この前の予算審議のときの御説明が訂正という表現となります。その防災教育というところで、夏季大学とか自主防への学習補助とかいうところのことがちょっとぴんとこなかったところがありまして、訂正させていただきます。今回答弁したものが正しいものです。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) それは私が一般質問で、こういう質問するということを言いました。そこへ防災教育費としてかき集めてきて、38万6,456円、こういう話にしておるがじゃないですか。そうとしか思えませんよ。その防災訓練、今、38万6,450円、これの明細をまた後で詳細を明示していただきたいと思います。
 次、行きます。
 つい先日3月3日に、きょうもJアラートが鳴りました。3月3日に安芸市の行政無線から、津波注意報の誤報が市内全域になされております。入力設定ミスだそうですが、その2日後に、今度はどしゃ降りの雨の日に、「空気が乾燥しています。火のもとには御注意ください」と放送がありました。何のための防災行政無線なのか、信用できない。職員教育を怠っているのか、上司の指導が悪いのか。まるでオオカミと少年の状態になってしまっている。命にかかわる問題として組織教育を行い、立て直していただきたい。市長、反省の意味も込めて、今後どのように対処するか、お答え願います。
○吉川孝勇議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午前11時40分
     再開  午前11時40分
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 消防長。
○松本龍二消防長  3月3日に、防災行政無線より津波注意報の誤報が流れた件につきましては、その2週間ぐらいに安芸市内で建物の火災がちょっと数件ありましたので、担当の者に火災予防を呼びかける広報文を流してくれというふうに依頼しました。その者が危機管理課の放送室にある装置で放送文を入力して設定をしましたけど、ちょっと確認ミスにより津波注意報の放送文が流れてしまいました。このことにつきましては、深くおわび申し上げます。その後、大雨が降っているにもかかわりませず、「空気が乾燥して強い風が吹いています」という放送を流してしまいました。その前日からそういう放送の設定をいたしまして、当日大雨が降ってしまいまして、そのことに気がつかずにプログラムにより午後3時に放送が流れてしまいました。今後はこのようなことがないように注意を払い、職員教育を徹底していきたいと思います。どうも申しわけございませんでした。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) これは機械の誤作動じゃないがです、人的ミスですので。こういうことをしょっちゅうやっとる。財産管理課もそう、消防もそう、ちょっとたるんどるんとちゃうか。あなた方はボランティアでやっとるんじゃないんです。これは給料もろうてやっとる。僕らも仕事したら何かありますが、とっと高いところでとびが仕事しよる。危険なところで危険作業しよる。そういう人たちと同じぐらいに緊張感を持ってやらないかんのですよ。それだけ給料もろうてやりゆうわけですから、使命を果たしてください。
 そういったことは防災教育をするとか人間の教育するとかいうことは、26億3,000万円かけて市役所を移転するより先に優先して、市民の命と財産を守るためにしなければならない優先順位として上位に置かれるものじゃないですか、伺います。
○吉川孝勇議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午前11時44分
     再開  午前11時45分
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 市長。
○横山幾夫市長  お答えします。
 庁舎よりも防災訓練等を先に優先せないかんという御質問だろうと思いますが、防災訓練とかソフト面につきましては、ここずうっとやってきておりますし、それから自主防災組織、安芸市は県下に先駆けて、一番先に自主防災組織を立ち上げて、市内全域では100%ということを達成しましたが、まだ今、小分けにずっとこう自主防につきましても取り組んでいるところではございますが、それ以外のそういう避難訓練とかもずうっと継続してきておりますので、それはそれで今後もずっと継続していかないかんことだろうし、また庁舎につきましては、これも従来より言っておりますが、この3月議会が有利な国からの支援の最終期限と、ラストチャンスということでございますので、今回、そういうことで提案もさせていただいております。以上です。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) もう時間がないので、次行きます。
 保育所とか幼稚園とか小学校、中学校、公民館、市民館、図書館、こういった全てのものを高台に移転することはできません。だから、今すぐできる防災訓練、そういったことを一生懸命やっていただきたい。
 市長、釜石の奇跡っていうの知ってる。よく言うけど。そのとおりですよ。3,000人近くの生徒がほぼ全員助かった。というのは、中学校も小学校も水没しとるにもかかわらず、何で助かったかいうたら、訓練をやっとったから。99.何%助かっとる。父兄が迎えに来て、その父兄も一緒に逃げよう言うたのに、子供を連れて帰って、その子供は亡くなってる。そういうような状況があります。だから、防災教育と防災訓練は徹底して行っていただきたい、このように思います。学校の統廃合と高台移転とに50億円以上予算をかける予定でおりますでしょうが、そのことより先に、先ほど言ったことを第一義に考えていただきたいと思います。
 5番目、安芸市が配布している、安芸市にお住まいの皆様へと称する郵便物のその内容について伺っていきます。
 市長は、この文章をお読みになっていますか、伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  はい。当然、市として発行したものでございますので。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) この文章の発行責任者は誰ですか、伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  担当課は財産管理課というふうに書いておりますが、発行責任者は安芸市長でございます。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) いつどこにどれだけ配布され、費用は幾らかかりましたか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  3月に入りまして、市内全戸に郵便による広報として配布をしておりまして、かかった費用が全部で33万円ほど、部数が8,600部でございます。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 内容について伺っていきます。
 庁舎移転するしかありませんと赤字で強調しておりますが、移転するしかほかありませんか、伺います。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  はい、そのように考えております。先ほど議員がおっしゃられた釜石においても、被災後の避難生活において災害関連死はございました。震災直後の役所の機能が十分果たせなかったことでそうなったとも言えます。それを踏まえて、安芸市がそうならないために、津波浸水区域から移転するしかないと判断しているところです。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) ほかの方法はないということですね。市長に聞いちょきます。ほかの方法はないということですね。もしそうだとしたら、ほかの方法にすることがないがやったら、何で議会を開くんや。議会を開いて討議して、みんなで決めようというのが議会じゃないの。これしかなけりゃ、議会開く必要がない。この時期が、議会の審議中にこれを行った、執行部が。これ市長、どういうことやと思いますか。これは市民に対して、反対議員はおかしい、無謀であるのごとく、市民の各家庭に文書で配布しておる。市民有権者を偏った考えに洗脳し、反対議員に対して圧力がかかることをもくろんでおる。子供たちとお年寄りの命を守るため、国の助成を受けて移転しなければなりませんと結論づけています。移転に反対する議員は、子供やお年寄りの命を守らない議員なのか。そういった書き方をしております。市長、子供とお年寄りと命の名前を使って、移転反対議員をまるで弱い者いじめをするように決めつけて、抹殺しようとたくらんでいるのか。「子ども達の命を守る事業は、絶対に先送りできません」とある。先送りをもくろむ移転反対議員は、子供の命を守ろうとしていないのか、守るつもりはないのかと言っているように聞こえるが、行政の公平性が守られていない。「移転が急がれます」、「大人としての責任は重大です」とある。移転を急がない、慎重に考慮して、今議会で賛成できないなどの種々な理由で移転反対をしている議員諸君に対して、反対する議員は重大な大人としての責任を果たしていないとでも言うかのように書かれておりますが、そういったことなのか、お伺いします。
○吉川孝勇議長  副市長。
○竹部文一副市長  お答えいたします。
 新庁舎の建設につきましては、なぜ移転しなければならないのか、なぜ急がなければならないのかを説明会で資料を配布して説明してきました。建設に当たりまして、国の助成を受けるためには、この3月議会で議決を得なければならないと判断し、先ほどから担当課長のほうからも説明しておりますように、説明会に来られなかった方々にも御理解いただけるよう、改めて市の考え、方針をお示しし、全戸配布したものでございます。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 時間がないので急ぎます。
 こういった文書は、市民に対し間違った情報を流して、恐怖心をあおり、世論をコントロールしようとする悪意のある行為である。これらの移転反対議員に対する数々の誹謗中傷の文書を、各家庭に税金を使って配布する行為は到底許されるものではない。議員の公正公平な自由意思を、市民に間違った情報を流すことで、脅迫して威圧し阻害しようとしている。議員の自分の意思で議決に参加することの権利、議決権の侵害と思われるが、市長の見解を伺う。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えします。
 誹謗中傷で、市民に間違った情報を流しているということでございますが、市としての方針を郵送により広報したものでございます。それぞれ文書を捉まえれば、すごく先ほど宇田さん指摘のような文書の文言のとり方もできるかもわかりませんが、もしお構いなかったら、先ほど宇田さんが言われた、どの部分が法的根拠、当たるのかいうところも教えていただければ、私のほうもまたそれはそれで法的なものを調べなければならないかなというふうに思いました。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 次回、市会議員選挙、これが8月19日告示、同26日投開票は発表されております。3月1日、こういう発表の後、それも議会の審議中に、出すからいかんと言うとんですよ。私を含む複数の移転反対議員に対し、不実の情報、虚偽の文書、これはどこが不実でどこが虚偽か、また具体的に文書で市長宛てにお送りします。文書を市民有権者に流布することにより、不当に不利益をもたらしています。個々の議員の公正自由な議決をする権利を阻害しようとする安芸市執行部の卑劣な行為と虚偽文書の配布に対し、今後の対応次第では、横山幾夫市長及び大城雄二財産管理課長を議員の権利阻害と虚偽文書作成の疑いがあるとして、告発の対象とせざるを得ないと思っております。
 次、行きます。
 6番、市長の議会解散権について伺います。
 前副市長は、移転反対議員を対象に議会を解散すると商工会の会合の場で発言してひんしゅくを買いましたが、まだ古参議員の中に、市長に議会を解散する権限があるかのごとく言っている人がいるようですが、市長の耳に入っておりますか、伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  入っておりません。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) なかなか本人の耳には入りにくいようですね。
 それでは、どのような場合に市長に議会を解散する権利がおありですか、お答えください。
○吉川孝勇議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  お答えします。
 長による議会の解散につきましては、地方自治法第178条の規定に基づいて、長に対する不信任案が議決された場合や、地方自治法第177条の規定に基づいて、予算案の提案時に、災害復旧に要する経費及び感染症予防に関する経費を削除または減額されたときに、再議に付してもなおその経費を削除または減額したときに不信任とみなすことができておりまして、その場合には議会を解散することができるとなっておりまして、あくまでも地方自治法の規定によるもののみとなっております。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) そのとおりですよ。市長が議会の解散をできるのは、市長の不信任決議が成立し、その対抗として市長に議会の解散をすることができます。いかに古参議員と言えども、市長に議会の解散を進言したりすることはできません。その前に不信任決議が必要です。市長、そのようなことがないように、市民ファーストで行政執行を公正公平に行うことをお願いしておきます。
 中学校移転統合問題について、もう時間がないのではしょっていきます。
 あと何分ほどあります。
○吉川孝勇議長  暫時休憩いたします。
 昼食のため、午後1時再開いたします。
     休憩  午後0時
     再開  午後1時
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 質問します。中学校移転統合問題について、1番、移転の必要性について伺います。
 安芸中学校は、L2津波では浸水しますが、L1津波では浸水しません。清水ケ丘中学校は、L2津波でも浸水しません。そして、緊急避難場所への移動時間も十分あります。なおかつ、両校は長期避難所に指定されております。なぜ、今、高台に移転しなければいけないのか、市長に伺います。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  お答えします。
 市内2中学ある中で、議員がおっしゃっておるように、清水ケ丘中学校は高台に位置しております。安芸中学校につきましては、L1では浸水区域外ですが、L2では浸水区域内ということになっておりまして、そういったところもありますが、ただ、清水ケ丘中学校への統合となると非常に敷地面積が現状狭いというのがあります。それから、安芸市下山から赤野までの範囲がありますので、校区的に位置的に校区の偏りが出てくる可能性があるということも想定されます。それから、安芸中学校につきましては、敷地面積が清水ケ丘中学校より広いですが、やっぱり中学校になると部活動の活動が運動場で活発に行われます。そうした場合に非常に狭いというのが出てきております。このような課題を解消するためにも移転をいたしまして、子供たちが安全で安心して楽しい学校生活が送れるようなことを念頭に考えると、やっぱり防災環境、それから教育環境等の充実を図る必要があるんではないかということで移転を考えているという次第でございます。
 また、安芸中学校の部活動について申し上げますと、現状、サッカー部がグラウンドで主体的に練習をしております。野球部については御存じだと思いますが、安芸川の河川敷にある河原グラウンドまで移動して部活動を実施しておると。そういう河川敷の非常に危険な部分での部活動が行われておりますので、できましたら今度新しく建つ中学校につきましては、野球ができ、サッカーができるというような環境も整えていきたいなというふうに考えております。以上です。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 何度も申しますように、津波は逃げるいうことで、防災訓練、防災教育を施せば十分にクリアできる問題だと思っております。
 それでは、統合中学校の用地買収契約について伺います。2番、3番を飛ばして、5番へ行きます。5番、統合中学校の用地買収について伺う。
 契約書の第2条、議会の議決を得られたときの停止条件は、売り主は買い主、市役所に土地を引き渡すことが記載されています。議決を得られなかった場合どうするのか、契約書に記載されているかどうか伺います。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。
 議員御指摘の契約書にうたわれていない停止要件とは解除要件のことだと思いますが、これにつきましては、先ほど議員がおっしゃっておったように、第2条の部分に農地法の第5条による許可、それと安芸市議会の議決を得られたときに効力を発するということが明記されておりますので、そういったことがそれに当てはまるのかなということで御理解はしておりますが、なお、実際所有権の移転等につきましては、先ほども申し上げましたように、議会の議決が得られた後、所有権の移転登記、土地の引き渡し、それから土地代金の支払いなどが効力として発生してくることとなります。なお、現在用地交渉等を行っておりますので、それが完了をすれば、要件が整った時点で議会のほうに速やかに議案の提出をさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) 契約書を読んでもらおうと思いましたが、時間がありませんので。契約書には停止条件、議会の議決を得られた場合の条件は記載されております。ただ、先ほど言うたように議決を得られなかった場合、教育次長が言われたように、これは解除条件といいます。これは記載されておりません。だから、議決を得られなかったらどうするんや。契約書に記載されておりませんので、どういうことかいうと、大変なことになりますね。
 次行きます。
 議会の議決に付すべき財産の取得に関する条例との関係について伺います。
 まず、僧津地区は市役所移転問題に絡み、排水の問題、優良農地を潰す問題、下水道など新たなインフラ整備の費用、地区住民の同意などで市役所移転が見送られた土地でございます。その僧津地区に、なぜ安芸中学校を建てるのか。そういったそれぞれの問題は解決できたのか伺います。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。
 僧津地区への用地を今、用地交渉に入っておりますが、排水対策等につきましては、まだ設計が具体的に取り組めておりませんので、それにつきましては、設計等が案ができた段階で地元土地改良区等へも御相談をした中で意見をいただきながら、地域のそういう対策を講じていきたいなというふうに考えております。以上です。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。
○7 番(宇田卓志議員) そういったそれらの諸問題事項については、市役所新庁舎移転問題と同じく多額の予算を必要とし、25億円ぐらいですかね、もっといるか、多くの市民の同意が必要とする。安芸市民にとって重要案件にもかかわらず、一度も議会に検討や討議を諮ったことがない。このまま委員会にも諮らず討議もせずに、議員の多数会派を頼りにして(ただ賛否を問う)だけの議決を目指していいのか。市役所の新庁舎移転問題と同じように、議会のあり方について市長の見解を伺います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  まず、市の庁舎と学校施設はまた施設の内容もまた違いますので、ちょっと切り離して考えさせていただきたいと思いますし、それから議会としての多数会派が云々ということでしたが当然多数会派ではなくて、多くの議員の皆様の同意を得なければならないというふうには思っているところでございます。以上です。
○吉川孝勇議長  7番 宇田卓志議員。最後の質問になります。
○7 番(宇田卓志議員) 市長の答弁が妙にむにゃむにゃと言ってはっきりしなかったんですが、要するに学校移転も市役所の移転も賛成するだろうと、賛成ありきで物事を進めております。準備が違います。少数であっても意見を交わし、討議をして、そういった中から多数になっていくというような議会の運営の仕方をやっていかなければ、いつまでたっても多数派議員を頼んで賛成多数で強引に物事を進めていくいうことになってしまうかと思います。
 学校の移転についてもまだ父兄の問題とかいろんなことがあると思います。もしこれが否決になったらどうするか。だから初めからこつこつと積み上げて賛成になるような方法をとって、委員会にも諮り、そういった討議を重ねて議会運営をしていっていただきたいと思います。市長よろしくお願いいたします。以上で終わります。
○吉川孝勇議長  以上で、7番宇田卓志議員の一般質問は終結いたしました。

添付ファイル1 一般質問 宇田卓志 (PDFファイル 352KB)

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