議会会議録

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一般質問 米田佐代子

質疑、質問者:米田佐代子議員
応答、答弁者:教育次長兼学校教育課長、福祉事務所長、建設課長、危機管理課長、消防署長、市長、財産管理課長、企画調整課長

○吉川孝勇議長  以上で、2番小松進也議員の一般質問は終結いたしました。
 9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 通告に基づきまして一般質問をいたします。
 今回の質問の表題は、1、子育て支援、2、安心安全なまちとして生きるための防災力、3、安芸市新庁舎建設地検討委員会の答申書についての3項目でございます。
 まず、1の子育て支援についてお伺いいたします。
 (1)就学援助費支給は入学前に支給できているのでしょうか。本市の取り組みについてお伺いいたします。
 子育て支援については、スピード感を持って取り組んでほしいとまず要望して質問に入ります。
 国は、昨年3月31日付で自治体への補助金支給要綱を改正し、小学校への入学年度開始前に支給できると明記してありますが、本市の非課税世帯や生活保護世帯の小中学校に入学する児童や生徒に就学援助費支給を入学前に支給できているのか、本市の御所見をお伺いいたします。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。就学援助費の入学前支給についてでございますが、議員が申しましたように平成29年度より文科省のほうからの通知で新入学児童生徒学用品費の前倒し支給が可能となりましたが、本市は他自治体の状況、動向を見ながら判断したいと考えておりまして、平成30年度入学分は前倒し支給は実施をしてきておりません。
 以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 県下の他市についての状況はどうでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。他市の状況ということでございますが、東部で言いますと室戸市のほうが既にもう実施しておると。また香南市においても本年度から実施しておるというのをお聞きしております。特にお隣の芸西村におきましては本年度からの実施をしてきておりまして、本市の赤野小学校の児童におきましては芸西村の芸西中学校のほうにほとんどの児童が進学しておりますので、公平性を保つためにも本市においても平成31年度入学分から前倒し支給を実施するということで考えております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ちなみに30年度の対象者人数についてお伺いいたします。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  平成29年度の分になろうかと思いますが、新1年生で小学生で14名、中学生で38名。これは県立中学校、それから芸西中学校の3名を含みますが38名、計52名となっております。平成30年度につきましては、新学期が始まってから申請等を出していただくようになっておりますので、現段階では把握できてない状況でございます。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 小学校、中学校での限度額はお幾らほどになるのか、またそして52名ですね。小学校は幾らになるのか。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。支給額につきましては大幅な増額がありまして、新1年生のみでございますが、小学生で2万470円から倍近くの4万600円、それから中学生の新1年生につきましては2万3,550円から4万7,400円、これも倍近くに増額がされております。本市におきましては通例の7月にこの額を支給をしておるという状況でございます。予算でございますが、ことしの対象者の人数等に当てはめますと小学校で約57万円、中学校で約180万円、合わせまして約240万円くらいの予算が必要になってくると思います。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 申請手順としては、どのような形なのか教えていただきたいです。
 そして本年度は入学後に支給しているとのことですけれども、3月に家庭で出費しましたわね。そしたらそれを申請していつごろ保護者の方に、7月ごろに返ってくるということですかね。本当に3月出費が7月ごろに支給となると、3、4、5、6、5カ月ほど待たなくてはいけないことになるので、本当に大変生活が苦しくなってくると思います。小学校と中学校と家庭で重なった場合、本当に10万円くらいかかると思います、準備にね。1カ月の生活費にそれは値する金額だと思うので、本当に31年度は抜かりなく年度開始前に支給をくれぐれもよろしくお願いいたします。
 申請手順をちょっと教えてください。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  まず予算240万円と申し上げました。平成31年分の前倒し支給につきましては、補正予算での対応が必要となってくるとは思います。
 申請の手順につきましては、12月に申請のお知らせと同時に申請書の提出をお願いをいたします。年明けに申請書を提出していただきまして、2月末くらいに判定を行いまして、3月上旬には支給をしたいというふうな流れで考えております。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 私もたくさん子供を育てましたので気持ちはわかりますので、よろしくお願いいたします。
 次に(2)の安芸市ファミリー・サポート・センターみるきぃの現在の状況についてお伺いいたします。
 昨年12月1日に開所され、約3カ月経過したわけでございますが、会員の状況はどうでしょうか。また3カ月過ぎて金銭の受け渡しとか事故とか問題は起きていないでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。会員ですが3月15日時点で32名でございます。内訳はおねがい会員、子供さんを預けたい会員が17人、まかせて会員、子供さんを預かる会員が12人、両方会員、両方兼ねている会員が3人でございます。開所して3カ月が過ぎまして利用実績は、5件でございます。
 利用料金につきましては1時間の単価が600円及び700円、交通費1キロ30円で計算いたしまして1回当たり810円から7,000円の利用料が発生しておりまして、おねがい会員からまかせて会員へ現金で支払いを行っておりまして、トラブルはございません。事故もありません。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) まだまだおねがい会員、まかせて会員をふやしていかなければいけないということで、市民の周知として啓発活動をどのように今後されていくのでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。チラシ、ポスター、パンフレットを作成し、フェイスブックを開設するなどして制度の周知、会員の募集をしております。引き続き市の広報、安芸社協だより、ホームページにも掲載いたします。またファミリー・サポート・センター開所時に保育所、小学校を通じまして各世帯にチラシを配布しましたが、年度が変わりますとまた新学期にも再度の配布を考えております。また、市民課のふれあい係の保健師や、地域の民生児童委員が新生児訪問をする際にセンターのアドバイザーも同行しておりまして、未就園児がいる世帯、赤ちゃんのいる世帯への働きかけも現在実施しております。さらにセンターの職員が子育て応援連絡協議会へ参加いたしまして、ほかの子育て支援団体との連携を図りながら、ほかの団体を利用する方への周知も期待しております。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) このみるきぃの一般家庭で見ていただくのはどうも不安という声も聞いている中で、どうか公的な施設、例えば元気館のようなところでおまかせ会員が集合しての子供たちのお世話をするところがあれば、もっと預けられるのではないかという要望もありますけれども、本市としての取り組みはいかがでしょうか。視察に行った浜田市では空き保育所を改装して利用していたので、保護者も安心して預けられているようでした。今後また検討していただきたいんですけども、どうでしょうか。
○吉川孝勇議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午後3時
     再開  午後3時6分
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。
 福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。安芸市のファミリー・サポート・センターは現在は原則自宅でお子さんを預かることとしております。議員がおっしゃってくださったようなこと、提案、ほかの公的な施設で預かるということにつきましては今後、検討していきたいと考えています。まだ始まったばかりですので、まずは周知をと思っております。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) よろしくお願いいたします。また、熱が少しあるときなど37度5分以上であれば保育所等休ませなくてはいけない。さほど重症でないけれども預けられないというときに預かってほしいという要望がありますけれども、尾木病院の病児保育は定員が決まっているのでそうそう預けるのは困難だということで、37度5分以上でちょっとお熱があるほどでそんなには重症でないという方を預かっているという他市では例があるかどうかということで、今後他市の例を参考に今後、本市として取り組んでいただければと要望いたしますが、いかがでしょうか。
○吉川孝勇議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。安芸市のファミリー・サポート・センターでは、病児、病後児の預かりは行っておりません。県内で先行してファミサポを実施しております高知、佐川、香南、南国も同様に病児、病後児のお子さんは預かっておりません。現状では尾木医院に委託しておりますベイビーキッズを御利用していただく。いっぱいのときもあるとは思いますけれども、まずそこをお願いしたいと思います。さっきの答弁と重なりますが、12月に開所したばかりですので、まずは今のサポート・センターを広く周知し、会員増に努めてまいりたいと考えております。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。次に2の安心安全なまちとして生き残るための防災力についてでございます。
 (1)交通安全対策、道路の白線についてお伺いいたします。
 まず、この4月、ぴかぴかの1年生が通る学校区の白線はきちんと塗りかえられているでしょうか。学校区ごとに見回ってどうでしたでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  お答えいたします。議員の質問を受けて、改めまして市内小学校を回ってまいりました。道路標示には道路管理者が設置します車道とか外側線、センターラインなどのいわゆる区画線と、高知県公安委員会が設置いたします横断歩道や停止線などの指示、規制表示がございます。各小学校周辺確認いたしますと、川北小学校の東と西の横断歩道等に一部薄いところは見られましたが、全体としましてはおおむね良好だと認識しております。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 回っていただいたということで、ありがとうございます。また川北のほうもちょっと薄れておりますので、またよろしくお願いいたします。
 安芸市内を見回しても随分白線がかすれ、見えなくなっているところがあります。最近では横断歩道の手前のひし形の白線は結構塗りかえられておりますが、中央線や右左の白線、またスピードの黄色の数字は全く消えてわからないところがあります。交通安全対策として塗りかえなければいけない時期に来ているんではないかと思いますけども、どうなっているのでしょうか、お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  お答えいたします。市道におきまして区画線が薄くなっているところは我々も複数あることを認識はしております。引き続き交通量や危険度、重要度を判定して優先度を総合的に判断させていただきまして、限られた予算の範囲内ではありますが交通安全対策としての効果を図れるよう順次施工に努めていきたいと考えております。
 なお、先ほどひし形とか黄色の30とかは規制のほうにございますので、高知県の公安委員会等に順次整備の要望を引き続きまた行っていきたいと考えます。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 交通事故は大変恐ろしいです。車は動く凶器とも言われておりますし、本当に市民の命を守るためにも事故が起こった後では遅いので、よろしくお願いいたします。
 次に(2)の防災士の育成について、お伺いいたします。
 昨年、平成28年12月議会に地域職場の安全を守るかなめ、防災士になろうの質問をいたし、早くも1年余りが過ぎました。安芸市において平成29年度最後の防災士資格取得試験が昨年の年末にありました。県下でも西のほうで試験に漏れた人たちがたくさん来られていました。その中でひときわ目立ったのが室戸市長の小松市長でありました。小松市長においては、防災士になって室戸の人たちのために役に立ちたいと勉強しにきたと言って、15人ほどの職員を引き連れ試験に臨んでいました。
 ここで執行部の方々の中で防災士の認定を受けられている方はいらっしゃるでしょうか。お伺いいたします。皆さん、取っておられないということですか。久川課長だけということですか。横山市長、室戸の小松市長を見習わなければいけませんね、ほんとに。
 私も質問した以上は有言実行でなければいけないと決意をして、友人1人を誘い取得試験を受けました。また長野議員もともに受け、結果は3人とも合格でした。議会中だったため2日間のせっちん詰めはこれ以上ないきつさでした。しかし、いろいろと勉強できたので受けてよかったと感じるところでございます。また取得した以上は地域で少しでもかなめになるように老体にむちを打ち働いてまいりたいと思います。
 さて、ここで昨年1年間で県下で何名の防災士が誕生したのか、お聞きいたします。申請者数と受験者数、そして合格者数、また本市において平成28年度と比較してふえた数、また平成30年3月現在の高知市より東部の市町村別の防災士数をお伺いいたします。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えいたします。まず、昨年1年間の県下の受講者数は330名、そのうちの受験者数は299名、合格者数は293名です。またそのうちの安芸市の受講者数は16名、受験者数は14名、合格者数は12名となっています。
 次に平成30年2月末現在の高知県内の防災士認証登録者数は3,207名で、市町村別で最も多いのは高知市の1,910名、続いて香美市の193名、南国市の183名、四万十市の156名となっております。
 次に東部地区の状況、東部9市町村の防災士認証登録者数の状況ですけれども、まず室戸市26名、安芸市60名、東洋町7名、奈半利町7名、田野町6名、安田町5名、北川村4名、馬路村4名、芸西村3名で、東部9市町村合わせますと122名となります。もう一つ、高知市から東部ということですので、残る香南市は76名となっております。
 1点ちょっと、安芸市の場合、昨年度と比較した数字というのはちょっと持ち合わせておりません。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。安芸市において取得試験があることに対して啓発をしていただけるようにお願いしてありましたが、どういった啓発をしていただけたでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えいたします。高知県防災士養成講座の募集案内につきましては、高知県が新聞紙面、ホームページ、電子掲示板に掲載し、安芸市は昨年7月の安芸市自主防災組織会議で講座の案内及び補助金について説明し、そのことを地域の方にお知らせしていただくようお願いしておりました。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) そのかいあってたくさん安芸市は受けておられると思いますけれども、その補助金ですが8,000円の補助を受けられるというのを受験された方はその広報ですかね、知っていると思うんですけれども、全員が申請をされたのでしょうか。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えします。受験料に対して3,000円、登録料に対して5,000円の補助が出るようになっておりますが、まず受験者数14名に対して申請は5名となっております。次に登録の12名に対して5名の申請となっています。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ということは、受験者が14名で5名申請に来ているということですね。これは試験を受ける前に申請をしないと補助が受けられないという規則があるとお伺いしたんですけれども、これは全国的な規則でしょうか。安芸市独自の規則でしょうか。補助が受けられるのを知らなかった人がおられたとして、せっかくの補助なのに不公平になると思います。申請漏れがあるとすれば、試験が終わってからでも申請ができるような体制に持っていくべきじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えいたします。この補助は市の要綱に基づき補助をしているものですが、市が定める補助金等の交付に関する規則第3条では、補助金の交付決定はその他予算の目的に違反しないかどうか、金額の算定に誤りがないかどうか、事業内容等の適切かどうかを調査することを求められていることから、事前申請が原則と考えておりますので、事後申請を可能とする要綱の改正は考えておりません。
 防災士育成補助金の周知につきましては、安芸市自主防災組織連絡協議会会議において各自主防災組織を通じて地域住民に周知していただくようお願いしておりましたが、自主防災組織と防災士を関連づけた取り組みであったこと等、お知らせ方法については改善しなければならないと考えております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 8,000円受けられた方と話、行っちょって、合格したね、よかったねというようないろんな話が出た中で、私、8,000円補助受けて、いただいたんですよと、いや、私ないわというようないろんな話が飛び交うと思うがよね。だから何とかよね、試験が終わっても3,000円、5,000円納付した形跡は残っているわけやから、領収書がね。それを提示すれば補助金が受け取れるというような方法でしてあげれるように市としたらしてあげたらいいんじゃないかな。もっとそうしたら防災士さんもふえるんじゃないかなと思うんですけど、また検討してください。南海トラフ大地震がいつ起こるかわからないときの備えとして身につけた知識が必要になってきます。防災士の資格取得試験は毎年あるので、本市においてもしっかりと啓発をしていってほしいと要望いたしておきます。
 次に(3)の避難所運営ゲームの取り組みについてお伺いいたします。
 平成28年9月議会でHUGについて質問しました。いわゆる避難所運営ゲームのことですが、当時の執行部の中には未経験の方がおられましたが、あれから1年余りですが進歩はあったでしょうか。名前を言いましょうか。当時建設課長だった現在副市長さん、この避難所運営ゲームを経験しました。してない。忙しかった。上下水道課長だった五百蔵危機管理課長。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  言われるとおり経験すべき立場にありますけれども、確かにHUG研修の場には一度参加する機会がございましたけれども、ちょっと事務局ということでプレーヤーとして参加することはできませんでした。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) もう一人おられんですけど。
 この3月に退職される松本消防署長。
○吉川孝勇議長  消防署長。
○松本照秋消防署長  私も参加しておりません。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 非常に残念です。幾ら忙しいからといっても副市長や課長から手本を見せていただきたいところでございます。この取り組みについてどのような啓発をしているのでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えいたします。避難所運営において生じるさまざまな状況を体験できる効果的な研修であると考えておりますので、高知県が主催する一般向けへの案内を行うとともに、自主防災組織や学校、企業等から依頼があれば危機管理課職員や高知県の地域本部員、そして日赤職員等が講師となり研修を行っています。なお、避難所の円滑な運営を考えますと多くの方に体験していただきたいものですので、高知県が主催する一般向けへの研修など多くの方に参加していただけるようお知らせを行いたいと考えております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 3月12日付の高知新聞に石巻出身の方が四万十町の臨時職員として避難所運営マニュアルを作成していると報道されておりました。高校生だった7年前、仙台市で経験した東日本大震災を教訓に南海トラフ地震時に全員で助かる目標を実現させたいと住民主導の避難所運営を目指しているとのこと。
 本市においては住民主導の訓練がどれだけ進んでいるのか、検証したことがあるのでしょうか。また把握はできているのでしょうか。自主防災組織は各地域100%の達成だと思うのですが、その自主防災組織がどれだけ活動しているのか、お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えいたします。各自主防災組織におきましては、夜間避難訓練や視察研修、学習会の開催、トランシーバーによる緊急通信など独自の訓練を実施している組織があります。しかしながら自主防災組織によっては高齢化や後継者不足によりまして活動が低迷している組織も見受けられます。こうした組織については再度自主防災組織の原則である自助共助の重要性を伝えるとともに組織の活性化を支援していきたいと考えております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 一昨年、川北地区がモデルになり、避難所運営マニュアルが策定されました。平成30年度も432万円という策定料が計上されております。せっかく川北にマニュアルが策定されても、それがそこの住民にとって生かされていると思っておりますか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えいたします。平成27年度には清水ケ丘中学校、清水ケ丘体育館避難所運営マニュアルを川北地区の各部落の防災担当を中心に検討会を開催し、策定しております。会議におきましてもマニュアル策定後は訓練を実施し、必要があればマニュアルの改正を行い、より避難所運営を行う地域住民の考えに沿ったものにしていくことを確認しております。28年度におきましては、川北自主防災組織の避難所運営訓練としまして、マニュアル内容の確認や施設の資機材、備品の保管場所の確認などを実施し、29年度には医療救護活動訓練とあわせてマニュアルに沿った避難所運営の初動体制の訓練を実施しております。29年度には旧安芸町の各自主防災組織等、安芸中学校、安芸第一小学校、安芸ドームの避難所運営マニュアルを策定いたしました。これらにつきましても地域住民とともに訓練を実施し、必要に応じたマニュアルの改正を行う予定です。このように地域住民と共同した訓練を行い、そこで得られた住民の意見をマニュアルに反映させることで住民に生かされるマニュアルになると考えております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。私の感じるところはつくってもつくりっぱなしで、住民主導にはとてもなってないなと私は思っております。
 なぜかというと、1年1年で役員が変わるがよね。自主防災担当が。部落部落で。私の川北ですけど。やっぱり責任感がないわけね。若い人が自主防なんかへ入っていただいたら例えば10年とか役をやりこなしていけるというのはあるんですけど、やっぱり部落の役員は1年1年で交代やからよね、意識が薄れてやっぱり人任せになっていくというような感じで本当に個人個人の意識の問題ですけれども、本当に安心安全なまちとして生き残るための防災力を強めるためにも、地域ごとの防災士の育成をぜひとも推進して意識の向上を図ってやるのが行政だと思うんですけど、市長、どう思いますか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  一定、行政もかかわっていくべきではないかということでございますが、災害の発生規模が大きければ大きいほど公的な救援活動などはすぐには期待できないことも多く、その場合はその地域の住民の皆さんが手をとり合って自分たちの手で救助、応援、応急活動、避難所運営などを実施しなければならないところでございます。そのようなことを想定した訓練を各地域で実施することにより、地域の防災意識を図っていかなければならないというふうに考えておりますが、訓練するに当たっては一定の行政もかかわって。どこまでかかわるかいうのはなかなか難しいところもございますが、一定のかかわり方はしていかないと先ほど米田議員が指摘されたような部分もございますので、そういうふうには取り組んでいかなければならないというふうに思います。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) しっかりと意識向上につながるようにまず行政が主導して普及してほしいと願っております。
 次に(4)の避難経路についてお伺いいたします。
 平成28年9月議会での質問の中から、キセキレイの里へ避難した方たちが清水ケ丘中学校への移動手段として於名古を通って清水中への避難路をつくってはいかがと質問したところ、吉祥寺橋が耐震できていないとして、落下した場合、春日橋を渡って安芸川右岸から中ノ橋を渡り清水中へ行くとの答弁をいただきましたが、全くあり得ない答弁でした。そのときは春日橋も耐震化はしてない状況でしたので、落下するかもわからないのにそういった答弁でしたが、その後、吉祥寺橋と春日橋の耐震は進捗があったのでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  吉祥寺橋につきましては、県道宮ノ上川北線にかかる橋でございます。安芸土木事務所、そして県庁の道路課に確認いたしましたところ、現在におきましては15メートル以下で1径間、橋脚のない橋につきましては、比較的小規模な橋梁につきましては阪神淡路大震災等過去の震災を踏まえ、落橋の事例がないことから耐震化の必要がないものとして方針づけられるということを確認いたしました。
 また、市道の春日橋につきましては、市管理の橋梁でございます。平成27年度に法令に基づく点検を実施、施設の長寿命化を図るために修繕工事を29年度までに完了したところでございますが、耐震化のほうはする計画はございません。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ここで関連して本市の主要な橋についてお伺いいたします。耐震化率は何%で、どこの橋が耐震化されているのか具体的な橋の名称をお伺いいたします。
○吉川孝勇議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  お答えいたします。本市におきましても、市道の分でよろしいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 市道橋は今のところ413橋というアナウンスをしておりますが、15メーター以上が約2割、15メーター未満が約8割でございます。耐震化は5橋しておりまして、数値で言えば全体の1.2%にはなってしまいます。
 その5橋ですけども、耐震化するに当たっての方針として津波浸水区域にある各自主防災組織さんが高台等、指定のビルとかへ逃げるためにどうしても使わなければならない橋のみについて耐震化を完了しているものでございますが、平成22年度に港町1丁目地区の港島橋、同じく平成22年度に赤野住吉地区の駅前線1号橋、23年度に港町1丁目地区の梶橋、同じく23年度に赤野叶岡前地区の叶岡前1号橋になります。
 それと平成27年度に土居、春日、玉造あたりから防災センターへ逃げるわけなんですけども、まだ時間があればやはり西の北へやっぱり逃げないかんということで、安芸伊尾木線にかかります植野橋のほうを耐震補強完了して、計5橋となっております。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 主要な橋については今わかりました。そして吉祥寺橋は落ちないということになってるということですかね。春日橋については耐震化の予定はないということですね。わかりました。
 そしたら今、各地区から要望のあった緊急の避難場所への避難路については一定仕上がったということでしょうか。
○吉川孝勇議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  お答えします。避難路整備、一時避難場所へ避難せないかんという道を平成23年度から一定整備を進めてまいりまして完了しておったところ、平成26年度抜かりといいますか再要望があった路線もございまして、26年度にこれを整備しようとする路線を3路線決めたところでございます。その3路線について今現在測試を発注して、30年度末をもってその3路線を完了しようとしておりますが、その3路線とは、ちなみに穴内駅東に位置しますナメラ避難路という名前、それと穴内小学校の西に位置します中屋敷避難路という名称、それと下山の浜ノ東地区避難路、この3つの路線を整備しまして、一定一時避難場所の避難路は完了しようと考えております。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 一定仕上がったということであれば一歩進んで安全な避難所へ行くための避難路を検討していくべきだと思います。先ほども吉祥寺橋が落ちないということで私こんな質問を持ってるんですけど、キセキレイから清水中の避難所へ行くためのルートとして於名古を抜けて八幡地区へおりて清水中へ行く避難経路を検討していただきたいということですけれども、これは以前に川北のマニュアルを作成するときに土木事務所長からそれはしなかったらいけんねと、声は上がっていたがですよね。吉祥寺橋が落下しないとなればその清水中へ行くにはそのルートはもう必要ないということでしょうか。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えいたします。キセキレイから清水中までのルートの御要望ということで答弁いたします。
 これまで高台への避難整備に取り組んできましたけれども、地域の高台等から避難所へ通ずる移動経路につきましても、津波による瓦れきの散乱を想定しますと必要性を感じているところです。このことは津波浸水区域全ての課題でもありますので、まずは御要望の箇所の経路等につきまして現地確認調査の上、整備手法、財源等を考慮して整備可能なのかをそれを判断しなければならないと考えております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 落下しないとは限りませんので、またそれは検討していただきたいと思います。
 30年以内に70%から80%の確率で起こる南海トラフ大地震に備えておくということが非常に大事になってまいります。四万十町の臨時職員の方は高校2年に被災、避難所もわからず身を寄せ、小学校にも食料や毛布はなかった。当時は備えるという考えはなかった。防災意識の欠如は苦い経験として記憶に残っていると書かれていました。避難経路については十分検討していただけるよう要望いたします。
 次に(5)の先人の知恵を受け継ぐ平成の命山についてお伺いいたします。
 以前に視察にまいりました袋井市について質問したことがあります。平成25年12月に完成した湊命山は津波の恐ろしさと備えを次の世代に語り継ぐ、夢と希望を未来へつなげようをうたい文句にしております。特に海岸からおおむね1キロメートルにある浅羽南地区は最も津波による被害発生の危険性が高い地域であることから、付近住民の安全を確保するために一時避難施設の整備が急務であるとしてその先陣を切って湊地区に命山を整備したということです。この袋井市では大小さまざまな命山がありますが、特に広いのは湊命山です。
 この地域のように海岸から500メートル以内にある川北地区では人家があり、安芸川、伊尾木川に挟まれ、川を遡上してくる津波に人の命が奪われてしまいます。川北地区での現在の対策では命は守れないのではないかと危惧しております。川北においては3カ所避難タワーが建設されました。それで間に合うでしょうか。新町、片町、栄町、西ノ島の人口は現在何名くらいおられるでしょうか。また3カ所の避難タワーでは何名の方が避難できるでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えいたします。各地区の人口につきましては、住民台帳によるものですので避難タワーの収容箇所と若干一致しないところがありますので、その辺は御了承お願いいたします。まず人口ですけれども、新町が136人、栄町が100人、西ノ島が198人で、次に避難タワーの収容人数は伊尾木橋西側、一番新しくできた避難タワーですけれども192人、次に元農協集出荷場跡の避難タワーは296人、西ノ島の避難タワーは169人です。西ノ島以外の避難タワーについては地区外の流入人口が見込まれております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 南国市ではこのたび凍結していた命山の整備を再開するなど避難タワーも整備されている中、2020年度完成に向けて昨年9月より測量費等321万円を計上し、本年度当初予算には実質設計委託費1,312万円を盛り込み、用地購入費5,296万円を計上するなど命山の整備が進んでおります。海岸線に防波堤を築くことは巨額の経費も必要になることから、実際にかなうことはできません。それなら人の命を守るためのソフト対策をしっかりと備えなければいけないと思っております。
 川北地区では、避難タワーが3基整備されておりますが、国道沿いの川北地区でありますし、ましてや最も恐ろしい川への津波の遡上、伊尾木川と安芸川に挟まれた川北地区です。
 命山にかかる費用対効果は普通のタワーと違い、山の上ではいろんなイベントや運動公園にもなります。また集会所をつくり避難所として活用できるなど工夫すれば幾らでも価値は広がります。タワーと違い費用はかなりかかりますけれども、川北を例に出しましたが安芸市全体を見て今後の検討課題としていただきたいと要望しておきます。先ほどの答弁の中では十分に3基でその辺の付近の方の命は守れるかなというところはお伺いしましたけれども、安芸市全体を見てお金もたくさんかかりますけれども頭の中へちょっと入れちょいていただけたらと思います。
 次に(6)の土砂災害対策についてお伺いいたします。
 本市の土砂災害について危機管理課では危険箇所についてはしっかり把握できているでしょうか。
○吉川孝勇議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えいたします。土砂災害防止法の対象となる急傾斜地の崩壊、土石流、地すべりが生じる可能性のある箇所について高知県が基礎調査を実施しておりまして、完成後は高知県が法に基づき土砂災害警戒区域等を指定、市は警戒避難体制を定めた地域防災計画に記載し、ハザードマップの作成や住民の周知を行うこととしております。
 現段階では、今の作業の前のものですけれども、安芸市防災のしおりや高知県土砂災害危険箇所マップなどを市民に全戸配布し、周知を図っています。また市民に安全な自主的避難を促すため、高知気象台からの情報提供に基づきまして風水害からの早期自主避難のための情報提供と避難所開設を行うよう、ことしから運用を改めました。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) そしたら建設課のほうとしては危険箇所については把握しておりますでしょうか。
○吉川孝勇議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  お答えします。先ほど危機管理課長が防災しおり等のことをおっしゃってましたが、まさしく農林課でも建設課でもこの法に基づいて進めておりますので、配布している限り個々に把握をしていただきたいというようなイメージを持っております。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 十分に住民の方にも周知されているということですけれども、以前に調査していただいたところですが、四、五年前でしたでしょうか。山のねきに家があって大雨のときはもう山からどんどん水がひどいおりてくるということで、そこの家の人が山を持っているので、安芸市の山じゃないです。山の持ち主がパイプ管1本あれば自分で作業して、その水を抜くからそのパイプの補助を受けたいがとの相談を受けました。パイプ管1本くらい個人の負担で思われるかもしれませんが、市のほうは要望があれば努力をしてあげることが最大の市民サービスにつながると私は思います。そういう小さいことでも他人任せにすることなく誠心誠意尽くすことが公務員としての使命であると私は思いますが、農林課時代に一度現場に行っていただきました。あれから何年たっているでしょうか。本当に私も行っておりませんので、また確認に行きたいと思います。そういった方もおられました。
 高知県土砂災害危険箇所マップに記載されているところを十分に注意していただき、防災できるところについては起きてからではなく前もっての防災・減災ニューディール作戦をよろしくお願いいたします。
 最後に3の安芸市新庁舎建設地検討委員会の答申書についてお伺いいたします。
 14日、15日の質問と重複するところが多々あるかと思いますが、また質問が後先になるところもあるかもわかりませんが、御容赦お願いいたします。
 平成28年6月から6カ月の間に7人の方で全6回の協議をし、平成29年1月31日に答申が出ました。この委員会は名前のごとく新庁舎建設地となっており、建設地を集中的に検討した委員会と位置づけられていると思っております。平成25年の安芸市新庁舎建設基本構想検討委員会は、25年11月から27年2月までの計10回で18人の委員の構成でした。
 25年の委員会から平成28年の委員会までに何カ月あったのでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  2つの検討委員会の間の期間のお問い合わせかと思いますが、1年3カ月か4カ月くらいではなかったかと思います。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) そのとおりです。16カ月です。16カ月。この16カ月という期間が大変重要になってくるわけです。なぜもっと早く建設地検討委員会を立ち上げなかったのか。いろいろと手続も2年半くらいかかるという今までの答弁の中でこの16カ月がとても重要になってくると思うんです。もったいない16カ月だと思いますが、どう思いますか。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  今、思えば議員御指摘のようにこの期間どうだったかなと反省をしているところでございますが、ただ議員も当時の検討委員会のメンバーだったと思いますが、検討委員会の中での、それこそ意見がわかれた部分で市としても昨年やったみたいな意見募集という形ではなくて、それぞれ地区でお話を聞いてというところでちょっと時間がかかり過ぎたという反省はしております。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 最初の検討委員会、私も入っていました。だけどその答申が出て、遅くても二、三カ月後くらいに検討地委員会を立ち上げれば1年という猶予ができたのではないか。執行部での責任が問われることだと思いますけれども、先ほど答弁、市長、いただきましたけれども、本当に大変もったいない16カ月だなと思います。それが後々ずっと響いてくるわけよね、言うたら。
 しかし、この建設地検討委員会はより重みのある委員会だと私は捉えております。なぜかというと平成25年の検討委員会は民間の方たち、議員も入ってましたけど、副市長も入ってました。代表の地域の方たちでした検討委員会で、平成28年度の検討委員会の委員の方々は高知大学の防災推進センター長であり教授である原忠教授を初め、准教授、名誉教授、土佐国道事務所長、安芸土木事務所長、そして市からは前小松副市長が入ってのお歴々ばかりの7名の委員の構成だからです。この中には西浜、桜ケ丘を提示した前副市長も入っておりますが、この建設地検討委員会の答申書の中身の内容について、私は余り審議ができてないと今になって感じております。ある日突然、前副市長より2カ所の説明を聞いたときは、ただただびっくりして津波が来る現在の庁舎よりもはっきり言っていいかなと思い聞いてはおりました。が、時間や日がたつうちに何のための検討委員会だったのか腹立たしくなりました。そこでお伺いいたします。この答申された方々一人一人に西浜、桜ケ丘についていつごろ、どのような形で御意見を伺ったのでしょうか、お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  検討委員会の各委員に御説明させていただいたのは29年10月下旬であったと思います。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 10月下旬だということで、そして伺った後、私たち議員に会派ごとに話をしたのはいつでしょうか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  手元に日にちを持ち合わせておりませんが、2つの候補地は11月にお示ししましたので、そのころだったかと思います。10月20日から26日の間に議員には御説明させていただいたかと思います。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ちょっと1つ抜けてますけど、答弁が。10月下旬だということですけど、答申された方々にどのような形で10月下旬に御意見を伺ったのでしょうか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  検討委員さんへの御説明は委員長には直接お会いして資料を添えてお話をさせていただきましたが、その他の委員とはメールでのやりとりになっております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) メールですか。やっぱり大きな安芸のお城をつくる検討委員会ですよ。なぜ一人一人に来ていただいてでも説明をしなかったのかなって思いますね。
 その方たちに御意見を伺って、西浜、桜ケ丘について市のほうが提示したということを言って、その後、その御意見を伺ったその意見というのはどういう意見がありましたか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  さきの答弁と重複するかもしれませんが、答申で出されたのがいかなる災害時にも市役所が機能できる場所、つまり浸水区域外もしくは浸水区域外とのアクセスが確保できる場所ということとしておるので、そのことが担保されていることはよかったと。何よりも早期の完成を望むといった御意見をいただきました。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) それは西浜、桜ケ丘についてまずは意見を伺って、あと原教授には市として答申以外の桜ケ丘にしたいということをいつ報告されましたか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  2つの候補地を選定し公表する前に御説明し、お話をしておりますが、そちらからの絞り込みの際は相談しておりません。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) そしたら、原教授たちその一人一人の7名、副市長のけて6名ですかね。桜ケ丘と西浜の現地を見ていただいての報告でしたか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  私どもが御案内したことはございませんので、現地は行かれたことはないかもしれません。直接お会いして説明した際に、そちらのドローン撮影した写真や地図で御説明させていただいております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 全く話になりませんけれども、そしたら原教授たちは現地も見ないで意見を述べたということですか。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  資料で確認した範囲で御意見をいただきました。
○吉川孝勇議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午後3時59分
     再開  午後4時4分
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。
 9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 建設地検討委員会では総合的な意見集約で場所の決定をしております。内容は、「新庁舎の建設地は、今後整備が予定されている地域高規格道路阿南安芸自動車道・安芸中インターチェンジ(仮称)北側から県道高台寺川北線付近までの区域とします」ということで、こういう丸で囲んだところが大体候補地として挙がったということを提示していただいておりますが、この答申を受けて市のほうとしてどのように動いたのでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  きのうの答弁と重複しますけれども、1月末に答申を受けまして、2月に入って議会総務文教委員会で答申の説明をさせていただき、また、まち懇や職員意見の状況も報告をさせていただきました。その中では優良農地を潰すことや排水の懸念など反対する声も寄せられたところでございました。2月15日には議員協議会でもまた説明をさせていただきましたが、利便性を優先するべきだという声や、市民意見を聞けというような声、利便なのか命なのかというようなお話をいただき、その後、3月議会で市長が移転の方針を表明し、広報で公表、市民意見を募集し、というふうに動いてまいっております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 何だかわからない答弁でございましたけれども。平成29年1月29日に答申が出て、初めて2月24日総務文教委員会を開催、2月26日に総務文教委員会、あと議員協議会、11月13日に連合審査会、12月4日連合審査会、そして12月議会に追加議案で第111号が出てきました。それも委員会付託省略で。私は異議ありと言いましたが、賛成する議員の反対で続行され、そのまま討論、採決に進み、そして否決になりました。そして3月議会に再提出された第5号議案がまたもや委員会付託省略になりかけていましたが、総務委員会で審議できるようになりました。過去15年間の議員生活の中で議案提出の審議ができないということはあり得ませんでした。しかし審議できるようになったのでよかったですけれども、この新庁舎建設に対して執行部と議員間での協議の場が総務委員会が3回、議員協議会が1回、連合審査会が2回とたった6回です。安芸市には特別委員会が2つあり、1つは阿佐線・国道整備促進特別委員会、それは1期4年間であります。2つ目は、南海地震対策調査特別委員会は、現在3年半過ぎて26回協議されております。新庁舎についてはたった6回。6回でいいのでしょうか。この先、50年、60年の安芸の本丸の建設です。市民の皆様が納得のいくようにもっともっと時間をかけて審議をするべきだったと議員として私自身反省をしております。
 さて、ここでお聞きいたします。答申どおりに動き、優良農地の地権者の方々に話はしてみたのでしょうか。年に2回ある3月9月の宅地申請ですが、前もってわかりきっていることだからスケジュールをそれに合わせて行動していけば間に合ったのではないかと思います。前副市長より10人の地権者がおられるということをお聞きしておりますが、一人の人でもお話をされたでしょうか。すぐに行動すれば減免対策についても間に合ったのではないでしょうか。お聞きいたします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  委員会で検討しました候補地は具体的な場所を示すものではございませんので、地権者との交渉も行っておりません。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 何のための検討委員会だったんでしょうか。日にちと浪費を無にするわけですね、そしたら。緊急防災・減災事業債の時間がないとおっしゃっておりますが、時間は十分にあったはず。時間がないからといってにわかに出してきた2案である西浜と桜ケ丘です。市有地という発表も9月議会でも場所を指定せず、ずるずると先延ばしにしてきた結果が最悪の状態になっていると思います。市はいつからこの2案と決めていたのでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  ちょっと経過も踏まえてお話させていただきます。
 これも何回も言いますので重複しますが、昨年1月31日に答申を受けまして、3月議会で移転方針を表明させていただきました。その後、5月1日から31日まで市民意見の募集を行いまして、移転に賛成、反対のさまざまな意見をいただきました。その後、本町商店街、各団体の方からも意見を聞きながら適地を探しました。2案につきましては、平成29年昨年の9月議会で米田議員からの一般質問で市有地で調整中ということを答弁いたしましたが、そのころがその2案に絞り込むちょうどその時期でございました。それまでは新庁舎建設可能な適地をピックアップして絞り込んでおりました。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 先ほどの大城課長の答弁ですが、地権者に会ってないということですけれども、答申書は何のための答申でしょうか。話にならないですよ。検討委員会の方々に対して本当に失礼だし、今後、1回当たってみていかなければそういう2案も持ってくるということはわかりますよ、それは。1回も当たってなくてよね、持ってくるということ事態がよね、検討委員会の方のその答申は何だったんだろうと私は思いますけど。今後、お世話にならないといけないときがあっても安芸市に対してよいイメージはないですよ。
 本当にこの検討地委員会としての位置づけをどのように考えているのでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長  例えば今、学校移転につきましては用地取得について動いておりますが、それについてもやはり予算、議会で議決された予算があって動けます。庁舎の位置につきましては、その予算より先に議会で3分の2以上の移転先の決定があって初めてそこに移ることができます。したがいまして用地を当たる以前の段階をクリアできてないため、前に進めなかったというのが実務上の問題です。
 特に昨年1月末の検討委員会の答申のポイントでもあり、答申以来繰り返し説明していることでございますが、不思議なことに地元紙でも触れることがないんですけれども、現在地では地震津波に耐えられる建物を建設したとしても、周辺の住宅の密集度が高いために瓦れきの堆積や津波火災のリスクが高くて、職員の参集やアクセスの確保が難しいことなど、これまでと繰り返しで申しわけないんですけれども発災直後からの行動が困難なことが問題です。救える命を救うために、また被災後の避難生活を長引かせないために、また早期の復興をするために被災直後から役所が機能することが必要なことは東北の教訓からも明らかです。これに対し、一方で移転に反対なさる方は、L2津波は来ない、あるいは津波が来ても瓦れきは心配ないと独自予測を主張なさり、加えて11月の議会の連合審査会では、自分は役所があるから近くに土地を買ったという理由で反対なさる議員もいらっしゃいます。やはり7年たって体験してなかった人の中では震災は風化しているのかもしれません。結果、残された時間で緊防債の期限を考えると、という今の時点に至っているものです。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 伺ってること以外にずるずるずるずるしゃべっても時間がありませんので、済みませんが。
 緊急防災・減災事業債はいつごろから出て、いつまでというがをちょっと教えてください。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  いつからできてという話ですか。最初からですね。緊急防災・減災事業につきましては、平成23年度の国の補正予算において創設されております。平成25年度に地方単独事業とされまして、対象事業が拡大されました。平成25年度の時点では単年度限りの措置とされておりましたが、地方公共団体の取り組み実績やニーズを踏まえ、平成28年度まで継続されるとしておりましたが、平成29年度以降の取り扱いについては事業の実施状況を踏まえて検討するということで、その後、平成32年度まで延長されております。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 平成23年の東日本大震災の後ということですね。3月11日の後に平成25年からできたということですよね。そしたら安芸市においても選挙が24年にあったがですかね。25年にあった。25年にあって、その第1回目の検討委員会が25年11月からあったということで。だから25年11月から10回ほどやってる検討委員会でもすっとやっていけばよね、この緊急防災・減災事業債というのはよね、もうせっぱ詰まってじゃなくても十分時間があったんじゃないかと今思うわけでございますけれども。もう今さら言っても仕方がないですけど。
 きょうの新聞に昨日の一般質問から、否決されれば計画を練り直していかなければならないと市長が言われていると掲載されておりましたけれども、市内を見回してよい候補地があれば検討し直すこともあり得るということでしょうか。お伺いいたします。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  これも以前から申しておりますが、私は現在地への新庁舎の建設は考えておりませんので、現在提案をしている桜ケ丘が万一否決されれば次の浸水予測区域外を探すということでございます。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 現在地、そして桜ケ丘、そして答申どおりの防災センター付近、これだけ市民を3分割して巻き込んでの新庁舎建設については、緊急防災・減災事業債の延長を国に対して陳情し、1回スタートをゼロにして時間をかけて場所選定をすべきだと思います。火葬場建設のときもそうでした。松本前市長が西浜を推進していたのに対して、西浜か伊尾木かで市民が2つに分断され、悪知識ばかりが市に充満しておりました。あのとき、横山市長は西浜以外の場所を掲げてゼロからのスタートを切ると言って見事市長に当選されました。負託されました。あのときのようにいま一度、この問題についてはゼロからのスタートにして仕切り直しをしてはいかがでしょうか。国への緊急防災・減災事業債の延長を陳情、要望してはどうでしょうか。お答えください。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えいたします。現時点では何回か国、総務省へ行って、期限の延長とかいうことをお聞きしましたがその時点では大変難しいという見解をいただいておりますが、今議会で決定されなければ、当然、延長の要望を高知県を通じてしなければならないというふうに考えております。以上です。
○吉川孝勇議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 最高責任者としての信念を持って正直に進んで、歴史に残る市長として、これからこの先、子や孫たちに誇れる市政運営を横山市長の英断を期待して私の質問を終わります。ありがとうございました。
○吉川孝勇議長  以上で、9番米田佐代子議員の一般質問は終結いたしました。
 以上で一般質問は全て終了いたしました。19日午前10時、再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
     散会  午後4時23分

添付ファイル1 一般質問 米田佐代子 (PDFファイル 313KB)

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