質疑、質問者：宇田卓志議員
応答、答弁者：市民課長、企画調整課長、教育次長兼学校教育課長、危機管理課長、総務課長

○吉川孝勇議長　　起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　日程第３、議案第35号「平成30年度安芸市一般会計予算」から議案第46号「平成30年度安芸市水道事業会計予算」までの12件を一括議題といたします。
　これより、これら12件に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
　７番　宇田卓志議員。
○７　番（宇田卓志議員）　平成30年度安芸市一般会計予算に関して質疑を行いたいと思います。予算案に関し、３つの課の予算についてそれぞれ質問します。
　１番、市民課、予算書のページ79ページなんですが、東部看護学校設立支援金として4，614万円が予算化されております。このことについて、東部医師会の賛同が得られておるかどうか、質問します。
　２番目、学校教育課、予算書のページ139から140ページです。新中学校建設事業で２億3，012万5，000円が予算化されております。土地購入費の全容と債務負担行為との関係はどのようになっているか質問したいと思います。お聞きしたいと思います。
　３番、危機管理課、予算書ページ78ページ、防災訓練及び防災教育に関する具体的な予算が見当たりません。どうなっておるかお聞きしたいと思います。
○吉川孝勇議長　　市民課長。
○畠中龍雄市民課長　　７番議員の質問にお答えをいたします。
　医師会の賛同を得ているのかということでございますが、高知東部看護学校の支援につきましては、当初医師会立の看護学校は医師会のほうで反対をされたというふうに聞いておりますが、今回つくる東部看護専門学校につきましては、安芸郡の医師会のほうで理事会総会にかけてみんなで協力するということについては同意は得ているというふうには聞いております。以上です。
○吉川孝勇議長　　企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長　　７番議員の御質問にお答えします。
　私のほうからは債務負担行為につきましてお答えをいたします。
　まず債務負担行為とは、数年度にわたる建設工事や土地の購入、委託料等翌年度以降の経費支出など将来の財政支出を約束する行為でありまして、数年度にわたる事業の見通しを予算の一部として定めたものでございます。
　平成29年第３回定例会の議案第67号で御説明しておりますけれども、用地取得費の債務負担行為につきましては、９月議会で１億6，800万円、これを設定をしております。以上です。
○吉川孝勇議長　　教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長　　７番議員の御質問にお答えいたします。
　学校教育課といたしましては、昨年９月議会で債務負担行為の限度額を議決をいただきましたので、中学校建設予定地につきましては、不動産鑑定をその後依頼をいたしまして、鑑定士から提出された資料をもとに用地取得委員会に諮りまして、用地取得に当たる売買単価が確定いたしましたので、用地交渉に入ったということでございます。
　そうした中で平成30年度予算には、用地購入費といたしまして１億3，600万円余りを計上をさせていただきました。以上です。
○吉川孝勇議長　　危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長　　７番議員の御質問にお答えいたします。
　危機管理課が所管します防災教育と防災訓練に関する予算につきまして御説明いたします。まず防災教育に関する予算は、２款総務費、１項総務管理費、14目諸費の防災等対策事業に防災士育成補助金８万円を計上。同諸費の地域防災対策総合補助金事業に夏季大防災講座に関する費用の、８節11節12節あわせて20万6，556円と自主防災組織の防災学習に対する補助金10万円を計上しております。防災教育に関する予算は合わせて38万6，556円計上しております。
　また防災訓練に関します費用は、炊き出し訓練等に要します費用としまして、同諸費の地域防災対策総合補助金事業に30万円を計上しております。補助金、この予算計上以外のこの防災教育に関しますことについても若干御説明いたします。この予算計上以外に実施する防災教育に関する取り組み予定としましては、危機管理課職員が講師となり実施します小中学校・高校・一般団体等への南海トラフ地震対策、またＨＵＧ訓練などの防災教育や防災研修、あと県や団体と共催し実施する避難所開設訓練、災害図上訓練、ボランティアセンター運営訓練などの防災研修を行うこととしております。また、小中学校・保育所の防災訓練につきましては、これまで取り組んできておりますけれども、さらに所管課と連携して取り組みたいと考えております。以上です。
○吉川孝勇議長　　７番　宇田卓志議員。
○７　番（宇田卓志議員）　再質問をいたします。
　まず市民課、4，614万円のことについて医師会からの賛同が、協力するという形でやられておるということですが、看護学校設立の見通しについてなかなか難しいところがあると思いますが、出資金の担保というものがどのようになされておるかお聞きします。
　２番、学校教育課の予算についてなんですが、債務負担行為で土地代というのを一遍可決しておる、１億何千万円。また今回土地代金として１億幾らか、１億何千万円土地代金、土地代金が１億3，600万円か。ほど予算計上しておりますが、そもそも新中学校の移設問題については、全体でどのくらいかかるのか。土地代がどれぐらい、建物がどれぐらい、全体がどれくらいかかって、そのうちの今年度予算がこれやと、いうような議案提案をせんことには、ちょこちょこちょこちょこ数をふやしていくようなやり方では、賛成のしようがない。そしてこれも総務委員会へ諮るとか、特別委員会を設置して検討するとか、そういうことをせんと本日否決された市役所の移転問題と同じようになっていきますよ。もうちょっと市民に対して、議員に対して丁寧な説明と説得をせんことには、賛成をしてえいやら反対をしてえいやらわからん状態にあります。
　なおのこと言うちょきますが、議会の説明は新中学校の建設問題についてはされておりません。それをされんずくに土地代金というのを予算を可決しようとしておる。順番が間違うとる。
　３番の危機管理課、夏季大学講座の講習費とかそういった防災に関することでお金は使っておられるのはわかりました。ただ、南海大地震の津波に対する、いつ発生するかわからない南海大地震の津波に対する逃げることの訓練の大切さをよくよく認識して、特に小中学校生を対象にきちっと防災訓練の費用、もしくは防災教育として予算計上をするとともに、具体的な教育訓練計画を危機管理課のほうで立てて実行していっていただきたいと、このように思います。
○吉川孝勇議長　　市民課長。
○畠中龍雄市民課長　　７番議員の再質問にお答えいたしますが、その前に、東部看護学校設立支援としまして4，614万円と言われておりますが、その中に新婚生活支援とか三世代同居住宅リフォームほかがありまして、東部看護学校設立支援としましては4，182万円ですので、御理解をお願いいたします。
　それで出資金への担保という話でございますが、今回うちくから出そうとしておりますのは、負担金で出そうとしておりまして、平成29年度の当初予算審議のときにも説明させていただいておりますが、東部の９市町村で１億円負担することで先ほど言いました4，182万円を今回計上しております。それを何に充てるのかと言いますと、設計費とか建物改修費とか備品購入費に充てるわけでございますが、これ担保と言うていいのかどうかちょっとわかりませんけども、医療機関においても約１億円以上のお金を出資するということになって、それで運営するということになっておりますので御理解をお願いします。
○吉川孝勇議長　　教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長　　７番議員の再質問にお答えいたします。
　学校建設に当たっての事業費が全体的なものが全然見えてこないというお話でございます。実は議会等でも中学校については概算事業費で約25億円が必要であるということを答弁させていただいておりますが、これにつきましては、近隣の高知県内の中学校、最近新設された中学校がございまして、そこを参考に事業費をお伝えをしているところでございます。今後中学校の進捗につきましては、また議員の皆様にお伝えしながら御支援いただきながら進めていきたいと思いますので御理解をお願いしたいと思います。以上です。
○吉川孝勇議長　　危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長　　７番議員の再質問にお答えいたします。
　先ほどの小中学校につきましては、最低年３回は訓練せんといかんということをお聞きしておりますが、その辺も先ほど言われましたように、危機管理課主体ということでございますが、その辺も所管課と連携した取り組みで強化するということで、そういうような取り組みで考えておりますので、以上です。
○吉川孝勇議長　　７番　宇田卓志議員。
○７　番（宇田卓志議員）　２番の新中学校の件についてのみ再々質問をさせていただきます。
　この新中学校建設事業について、全体で25億円とか30億円とか言われてますが、そのほか聞くところによると道を広げないかんとか西側に道をつけないかんとかそういうことがささやかれております。そもそもこの新中学校建設問題について是非が問われたことが議会でありますか。そういったことも含めて議会できちっともんで検討していただきたいと思います。それともう１つ、土地については、5，000平米を超える土地の売買については、議会の議決に付すべき事案ではありませんか。それの議会の、こないだも一般質問で言うたように、議会の議決を得ずして土地を購入しておるが、誰の責任でそういうことがやっていけるのか、市長。一つの安芸市庁舎の否決問題、一つの教訓として、この学校問題についても、財政問題が云々言われておるときです。きちっと議会に諮って議決に付さないかんものは議決に付して、情報公開して進めていっていただきたいと思います。議会の議決に付すかどうかだけ教えてください。
○吉川孝勇議長　　教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長　　今後議会の議決に付すかということでございますが、先ほども御答弁させていただきましたが、現在用地交渉を進めておりまして、条件を付した内容で契約書を結ばせていただいております。それにつきましては農地法の第５条の関係、それから議会の議決を得たら効力が発するという内容等が付されておりますが、なお現在行っている用地交渉が完了するなど用件が整った時点で議会の議決に速やかに御提案をさせていただきたいというふうに考えておりますので御理解をお願いいたします。
○吉川孝勇議長　　総務課長。
○植野浩二総務課長　　７番議員の再々質問にお答えいたします。
　地方公共団体の長は予算を執行するに当たり、地方自治法の規定に基づいて当初予算案及び補正予算案を議会に提案し議決を得ることで予算執行行為に移ります。しかしながら予算とは別に議員が言われました契約や財産の取得等のうち、地方公共団体にとって重要なものにつきましては政令で定める基準に従い条例に指定するものについては議会の関与を認めております。このため契約案件につきましては、契約案件についての議会の議決は相手方、金額等が特定した形で財産の取得、処分案件については面積、金額、対象となる土地の所在地、地目、相手方を特定した形で行われることを要しますので、通常契約の相手方となるべき者との間で仮契約を締結し、その仮契約の内容について契約の見通しがたった段階で議会の議決に付すこととしております。
○７　番（宇田卓志議員）　終わります。
○吉川孝勇議長　　ほかに質疑はありませんか。
　　　　（「なし」と呼ぶ者あり）
○吉川孝勇議長　　ほかに質疑もなければ質疑を終結いたします。
　お諮りいたします。ただいま議題となっておりますこれら12件については、委員会への付託を省略したいと思います。
　これに御異議ありませんか。
　　　　（「異議なし」と呼ぶ者あり）
○吉川孝勇議長　　御異議なしと認めます。よって、これら12件については、委員会への付託を省略することに決しました。
　これより討論に入ります。討論はありませんか。
　　　　（「なし」と呼ぶ者あり）
○吉川孝勇議長　　別に討論もなければ、討論を終結いたします。
　それでは暫時休憩いたします。
　　　　　休憩　　午後２時
　　　　　再開　　午後２時５分
○吉川孝勇議長　　休憩前に引き続き会議を開きます。
　これより、議案第35号「平成30年度安芸市一般会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第36号「平成30年度安芸市国民健康保険事業特別会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第37号「平成30年度安芸市元気バス事業特別会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第38号「平成30年度安芸市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第39号「平成30年度安芸市公共下水道事業特別会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第40号「平成30年度安芸市鉄道経営助成基金事業特別会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第41号「平成30年度安芸市農業集落排水事業特別会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第42号「平成30年度安芸市墓地公園事業特別会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第43号「平成30年度安芸市介護保険事業特別会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第44号「平成30年度安芸市住宅団地整備事業特別会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第45号「平成30年度安芸市後期高齢者医療事業特別会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
　これより、議案第46号「平成30年度安芸市水道事業会計予算」を採決いたします。
　本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
　　　　（賛成者起立）
○吉川孝勇議長　　起立全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。

添付ファイル１ 当初予算案の採決 （PDFファイル 170KB）