議会会議録

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一般質問 令和5年 » 令和5年第2回定例会(開催日:2023/06/05) »

一般質問 山下 裕

質疑、質問者:山下裕議員
応答、答弁者:生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長、商工観光水産課長、市長、企画調整課長、農林課長兼農業委員会事務局長、建設課長、副市長

     再開  午後1時
○徳久研二議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 通告に基づきまして一般質問を行います。
 市長の政治、市政について。(1)阪神タイガース2軍キャンプ撤退について伺います。
 今年度より、春季キャンプが安芸球場では行われなくなり、タイガースファンはもとより、安芸市民も残念な思いをしていると思います。昨年度の予算に、人工芝張替工事費が計上されていましたが、春季キャンプがなくなり、工事費約9,000万円が皆減されました。その皆減された金額はどのように使われるのか。また、人工芝はそのままで、今後、張り替え工事は行わないのか伺います。
○徳久研二議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○藤田隆史生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  お答えいたします。
 令和4年度12月議会における議案で説明申し上げましたように、物価高騰により、事業費が大幅に増加する見込みとなり、既決予算内では実施が困難であったこと。また、ドームアリーナ面の人工芝張り替えのほか、女子野球などの使用も見据えた利活用を検討することから、総合的に判断して、一旦予算を全額取り下げさせていただいております。
 今後、人工芝の張り替え工事をするのかということについてお答えいたします。
 当該施設は、タイガース秋季キャンプのほか、市内外の団体も利用する施設であり、また、大規模災害時には一時避難地にも指定されております。現在、西八幡公園の整備に活用している国庫事業を引き続き活用し、ドームを含めた総合運動場全体の今後の利活用方法等を検討し直し、最適な改修等の方策を考えてまいりたいと思います。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 今後ですが、秋季キャンプは確実に行われるのか。今年度も秋季キャンプを予定しているなら、人工芝の張り替え工事が必要になると思いますが、今年度の体育施設管理運営費には計上されていませんが、伺います。
○徳久研二議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○藤田隆史生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  お答えします。
 まず、今後も秋季キャンプがあるのかについてお答えいたします。
 球団からは継続して秋季キャンプを行っていくとの意向を聞いております。今後におきましても、高知県及び高知県観光コンベンション協会とともに、阪神球団への表敬訪問を毎年、年数回行うなど、訪問の都度、キャンプ継続を要請していきたいと考えております。また、これまで関係を深めてきました球団関係者の方々とも綿密な連絡や情報交換を行うなど、キャンプ継続への要請は日頃から行っております。今後も継続したいと考えております。
 ドームの人工芝の張り替えにつきましても、総合的に今後の利活用を今見直しておりますので、最適な改修方法を考えていきたいと思っております。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) タイガースのキャンプが、春季がなくなったから手を抜く言われる市民の方もおります。じゃなしに、来なくなったので余計にきれいにして、また、ぜひ来てくれという体制も取る必要があるんではないかと思いますので、よろしくお願いします。
 続いて、阪神タイガースと高知県と安芸市は、野球を通じた地域振興などに取り組む連携協定を結び、野球を通じ、県・市の活性化や共生社会の実現、スポーツツーリズム推進など、未来につながる活動への取組が柱で、具体的な内容は、今後、協議するということでしたが、令和4年9月13日締結してると思いますが、その後どのような協議がなされているのか伺います。
○徳久研二議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○藤田隆史生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  お答えいたします。
 阪神タイガースの女子野球チームである阪神タイガースWomenの合宿誘致を進めておりましたが、市営球場における他球団の合宿予約が既に決定しているなど、日程調整がつかず、本年度は断念しております。
 現在、9月開催のウエスタンリーグ公式戦時に、現役投手による小学生を対象とした野球教室の開催に向けて協議しております。そのほか、昨年度も実施しました阪神甲子園球場での高知県と安芸市との冠協賛試合を計画しております。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 小学生、中学生含めて子供たちにそういう夢を与える活動をどんどんこれからやっていってほしいと思いますので、よろしくお願いします。
 続きまして、タイガースへの応援支援について伺います。
 甲子園球場への応援ツアーは年間何回行っているのか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  今年度の阪神タイガース応援ツアーは、阪神タイガース歓迎実行委員会企画によるものが2回、猛虎会主催のものが2回の計4回実施されることとなっております。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) よく行かれる方にちらっと聞きましたら、応援ツアーの人数がちょっと最近減ってきてるんではないかと、急遽、何か人を探して、呼び込んで行ったりしてるみたいなことも聞きましたけど、状況はどんな状況でしょうか。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  ツアーの募集の人数ですけれども、コロナ前の令和元年度までは35名を定員としておりましたが、4年ぶりに再開をした今年度につきましては、観覧チケットを手配する時期にコロナ対応が見通せなかったこともあり、定員を15名に抑えております。4月ツアーは満員、5月のツアーは1名の空きがあったと聞いております。タイガースの成績次第では、さらに多くの方に参加をいただけると思いますので、定員の増加も含め、今後、実行委員会において検討してまいりたいと考えております。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) ツアーの応募はどのようにしているのか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  ツアーの募集についてですが、阪神タイガース歓迎実行委員会、猛虎会、いずれも募集は旅行会社が行っており、参加希望の方が直接旅行会社に申し込むこととなっておりますが、要請に応じて、市の広報紙にも募集記事を掲載をしております。
 以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 私も広報紙に載ってるのは見たこともありますけど、知ってたら行きたいいう声も後で聞いたりもしますので、もうちょっと広く、何か応募、募集はできるようなことを考えていただければと思います。
 続きまして、今年の応援ツアーの参加費用は幾らだったか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  参加費につきましては、今年度から値上げを行っておりまして、タイガース歓迎実行委員会企画ツアーの参加費は、お一人様2万500円、猛虎会主催ツアーは2万1,500円となっております。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 今年度から上がったということですか、分かりました。
 それでは、甲子園で阪神が勝利した試合には勝利チーム賞などの商品があり、安芸市もスポンサーとして名前を呼ばれているらしいですが、どのような商品にどれくらいの金額が使われているのか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  阪神タイガース歓迎実行委員会では、1軍が甲子園で勝利した際には、勝利チーム賞を、また、年間、月間のMVPを受賞した2軍選手に対し、MVP賞として商品提供を行っております。勝利チーム賞は、送料込みで8,000円、月間MVP、年間MVP賞は、送料込みで2万円相当の商品を提供しております。いずれも、安芸市の特産品詰め合わせをお送りしております。これらの商品は、試合の合間に安芸市からの提供として、甲子園球場オーロラビジョンに映し出され、アナウンスをしていただいており、多くの観客の目に触れることとなります。
 今後も、商品提供を通じて、安芸市のPR及び阪神球団並びに選手の応援を継続してまいります。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 今年のタイガースはなかなか調子がいいですので、その勝利チーム賞が例年よりは多く出るんではないかと思いますが、予算内で足りるか心配していますけど、
ファンとしては大変うれしいことです。
 続きまして、(2)球場などの活用について伺います。
 球場の使用状況についてですが、タイガースのキャンプがなくなれば、当然、2月は球場が空いているわけで、大学生を含めた多くの団体の申込みが見込まれると思います。今年2月の球場利用は、何団体で何人だったのか。また、今後の見込みを伺います。
○徳久研二議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○藤田隆史生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  お答えいたします。
 令和4年12月時点で、新規3団体の受入れが決定しておりましたが、団体の都合により、2団体より合宿中止の連絡がございました。最終的には、新規1団体と継続1団体の合宿開始日の前倒しによる期間延長となっております。
 2月の利用状況は2団体でございまして、人数のほうは、恐れ入ります、手元に数値がありませんので御了承ください。
 恐れ入ります。今後の2月の利用見込みのことについてお答えいたします。
 このたび、新規合宿を実施した団体からは、正式な申込みはまだいただいておりませんが、合宿終了時に、来年度も実施したい旨のお声をいただいております。
 新たな合宿誘致につきましては、直接旅行会社から生涯学習課に問合せをいただいている案件も数件ございます。また、観光コンベンション協会の問合せがあった際には、安芸市営球場を紹介していただいております。
 市といたしましては、長期にわたって合宿に来ていただける団体を希望しているところもございますので、球団ほか関係者と情報共有しながら、市も関係機関とともに誘致活動に取り組んでいきたいと思います。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 合宿の期間が限られるようになってくるし、場所も少ないですので、そういう配分といいますか、そういうのをうまくやって、できるだけ空きがないような対応を取っていただきたいと思います。
 近年は、高校、大学生のほかに中学生の硬式野球クラブの利用が増えてきているようですが、団体の宿泊利用は市内に限られているのか伺います。
○徳久研二議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○藤田隆史生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  お答えいたします。
 中学生の合宿団体のことにつきましては、8月に、大体夏休み期間中に来られるかと思います。7月からの夏休み期間中ではございますが、主に関西方面から中学生の年代の野球クラブチームが5団体、継続して市営球場に合宿しております。また、7月下旬には、龍馬旗争奪西日本小学生野球大会、岩崎弥太郎杯交流大会の会場にもなっております。
 現状で申しますと、新規団体の受入れが困難な状況ではございますが、空き状況となれば、球団ほか関係者とともに誘致活動に取り組んでいきたいと思っております。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 平成29年度、学生などの球場利用数が、1月は、2日間で70人、2月は、タイガースの春季キャンプがありましたので利用ないですが、3月、30日間で3,190人、4月、2日間で220人、7月、2日間で106人、8月、19日間で886人、合計4,470人の利用者があったと思います。8月というのは、やはり先ほど課長言われたように、中学生が主だったと思いますけど、令和3年は、コロナの関係で2,192人と半分に減少してます。先ほど課長言われましたけれども、私も、昨年8月は中学校の野球部が何団体が来ておりまして、私の知り合いもおりましたので見に行きましたけど、この8月にほとんどそういう中学生は限られてくるんではないかと思いますが、その四国管内で安芸球場の合宿を希望する中学生の硬式野球クラブのチームもあるということも聞いてます。そういうことで、昨年8月来たような団体のチームには、安芸市のほうからもグラウンドの空き状況などをPRして、声をかけていってはどうかなと思いますが、いかがでしょうか。
○徳久研二議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○藤田隆史生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  お答えいたします。
 現時点では、8月、空き状況がない状況ではございますが、空いてくれば、またPRをしていきたいと思っております。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 続いて、補助球場東側のテニスコートについて伺います。
 球場東側のテニスコートは何か所で何コートとあるのか。また、市有地なのか伺います。
○徳久研二議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○藤田隆史生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  お答えいたします。
 補助球場の横のテニスコートにつきましては、道路を挟んで南北2段になっておりまして、それぞれ2面、合計4面となっております。
 市有地のことにつきましては、市有地であると認識しております。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 現在、どのような団体、もしくは個人に貸出ししているのか伺います。
○徳久研二議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○藤田隆史生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  お答えいたします。
 総合運動公園内のテニスコートにつきましては、現在のところ貸出しは行っておりません。
 以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 利用はされてないということですか。私も上のほうからちょっと確認してきましたけど、上段のテニスコートは全く使われてない。草が生い茂ってどうしようもないような状態。下段は、どっか使ってるんじゃないかなみたいな感じで、ある程度きれいにはされてましたので、ちょっとお聞きしたわけで。そういうテニスコート、これ今後、利用をするために、野球の合宿だけではなしに、そういうテニスの合宿などの利用もできるいうことも声をかけて、使っていただくようなこともいいんではないかと思いますが、どうでしょうか。
○徳久研二議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○藤田隆史生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  お答えいたします。
 テニスなどの合宿にしてはどうかという御提案でございますが、現在、地盤沈下等によるコートのひび割れ、不陸、ネットポスト等、備品も利用できる状態ではないため、現段階では貸し出すにも課題があると認識しております。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) そうですか。私も上から見たのでそこまでちょっと確認できてなかったので、もったいない思いましたので、そのような状態ですと、安芸高校が統合により桜ケ丘のほうに行きますけど、安芸高校にはテニス部があると思いますが、ソフトテニス部ですかね。だから、そのコートが使えるならばと思うたがですけど、そういう利用したいという話は出てきてないですか。
○徳久研二議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○藤田隆史生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  お答えいたします。
 今のところ安芸高校から使いたいという要望は聞いてはおりません。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 多分、安芸高校へ行くと、スポーツする場所が手狭になってきて、場所がないと思うがですよね。だから、そういったところを使えるような取組もしておいてあげたほうがいいんではないかと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、(3)商店街の活性化について。(1)の全国商い甲子園について伺います。
 参加校の推移を伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  参加校の推移ということですが、県内、県外合わせてで構いませんか。
    (「分けて」と呼ぶ者あり)
○岡林 愛商工観光水産課長  出場校につきましては、第1回大会、平成20年からのスタートになっておりますが、第1回大会は、3校出場中、県外が1校のみであったのですが、回を重ねるごとに出場校が増え、第6回大会では、過去最多の19校参加中13校が県外が占めております。
 しかしながら、第7回大会が台風により中止、第8回大会が14校中6校が県外と半減をしております。その後、第9回大会以降はおおむね横ばいで推移をしており、直近の第12回大会では、10校のうち県外が5校となっております。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) すみません、今年は何回目の開催になりますか。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  今年度で16回目を迎えます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 先ほど課長が言われましたように、参加校、県外からの参加校が減少してるということですが、その参加校の減少の理由は把握できているのか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  出場校減少の理由についてでございますが、直近の第12回大会の出場校10校の内訳を見てみますと、初出場が1校と少ないこと。また、県外出場校が、愛媛県の5校のみであることから、県外への周知不足に加え、大会が定着化、マンネリ化による参加意欲の低下。大会中止や引率教員の異動によるつながりの希薄化などが主な要因であると考えております。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 熱心な担当の先生が代わられると、そこの学校が出てこなくなるとかそういうことも聞いてます。
 それから、市として商店街への支援はどのようになっているのか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  商店街への支援ということですが、発足当時の関係者によりますと、商い甲子園は、商店街に人を呼び込み、にぎわいを取り戻す、いわゆる地域活性化に向けた取組として、商店街に暮らす住民の発案により、商店街主導でスタートしたと聞いております。まさにこれは模範となる流れで、本来、地域活性型とは、そこに暮らす住民一人一人が主体的に活動することであり、行政はその代行者として機能するものであると考えております。長年受け継がれてきた本町商店街の歴史や風土を基に、住民自らがこうあってほしいと願う商店街の将来像を描き、その実現に向けて、行政、民間企業が側面からサポートする、つまり市民提案型こそがこれから求められる商店街であると考えております。
 令和4年度には、安芸市中心商店街等振興計画が策定されました。市では、その目的達成に向けて、イベントを通じた商店街活性化のための補助など、様々な支援を行っております。全国商い甲子園につきましても、協力団体としてどのような支援ができるかも含め、実行委員会において協議をしてまいりたいと考えております。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 商店街のほうも後継者がだんだん不足して、なかなか高齢化しているというようなことも聞いております。今後の対応として、安芸市が率先して動き、商店街に協力を依頼するような体制に持っていけないものか。そのようになれば、県外高校の受入れ拡大にもつながるのではと思いますが、市長のお考えを伺います。
○徳久研二議長  市長。
○横山幾夫市長  市が率先して商店街に協力してもらうということに尽きます。市が主導で行って、商店街に協力をしていただくと。
 先ほど担当課長が答弁申し上げましたが、発足当時のその商店街のメンバー、私も発足当時ちょっといろいろお話をさせていただいた市の職員でしたけど、いきさつもよく理解しているつもりでございますので、これを市が主導でやると、ちょっと当初の趣旨からも崩れてくるかなというところもあるんですが、実行委員会として市も入っておりますので、やはりその中で、複数の団体入っておりますので、協議していくべきだというふうには思っております。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 課長が言われた、市長が言われたようなことはよく分かります。市民が主導でいくというのは、それはそうだと思いますけど、やはり商店街も高齢化になり、人員も減ってきている中で、まだまだこれを続けていくためにどうするかということで、市も実行委員会に入っているということですので、そういうことをもっと商店街の方々と話をして、できることをもっと率先してやっていってもらいたいと思います。
 昨年度は開催数日前に中止になったそうですが、材料などの仕入れをほとんどの参加予定校がしていて、商品を処分するのに苦労があったようなことを聞いていますが、市には当然そういう声は届いてると思いますが、市長聞いていますか。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  昨年度は、開催直前3日前での中止の判断のため、仕入れをした商品等を実行委員会が学校から買い取ったということは承知をしております。
 イベントには天候、感染症など不測の事態がつきものでございますので、今後、不測の事態により開催が中止となった場合は、実行委員会が買い取った商品が再販される際には、お声がけをいただきましたら、有志による購入協力をさせていただきたいとも考えております。
○徳久研二議長  市長。
○横山幾夫市長  私も担当課のほうから後日、その内容を聞きまして、先ほど担当課長が申し上げたとおり、やはり事前にそういう情報もいただければ、またいろんなやり方があるかなということで、やっぱり情報の共有というのをこれから密にしていかないかんかなというふうに考えております。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) たまたま私の知り合いの子供さんが桜ケ丘にいて、そういう準備を取りかかって、もうやる気満々でおったところが、その中止決定が来て、なかなか非常にショックを受けてたみたいで、商店街に聞くとあとはほとんど参加校が処分したというか、したみたいなことも聞いてますので、あんまり商店街に負担は、今回はかかってないようなことも聞きましたけど。6月13日、高知市内で、四国ブロック各商工会議所との懇談会が行われ、高知県は安芸商工会議所が、高校生が商売の腕を競う全国商い甲子園について説明、夏の風物詩として定着し、交流人口の増加にも貢献したと語ったとの記事が掲載されていました。他県に先駆けたこのような取組を安芸商店街が行い、地域の活性化に貢献しており、今以上のイベントにするためには、安芸市の協力はもっともっと必要ではないかと思われますので、市長よろしくお願いします。
 続いて、安芸高校を生かしたまちづくりについて伺います。
 県のほうから、安芸高校校舎を利用して何か計画があるのか聞いていませんか、伺います。
○徳久研二議長  企画調整課長。
○大野 崇企画調整課長  お答えいたします。
 本市も庁舎や市立安芸中学校の跡地活用に取り組んできておりますので、これまで県の担当者には折に触れ、県立安芸中・高等学校の跡地活用の予定を伺うなど情報収集をしてまいりました。直近では、本年3月、県の担当課に施設等の活用予定を伺いましたところ、現時点では跡地活用の方針は決まっていないということをお聞きしております。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 市長は、安芸高校校舎を生かしたまちづくりは考えたことはありませんか、伺います。
○徳久研二議長  市長。
○横山幾夫市長  県立安芸中・高等学校と桜ケ丘が統合されるという話があったときに、私、直接、県教委へ行って、跡地活用について、一応担当の方と話をさせていただきましたが、当然まだ決まったばかりで、跡地活用については白紙の状態だという返事をもらっておりますが、やはり統合する時期もちょっとまだその時点では延長にもなっておりますので分からなかったんですが、この県立安芸中・高等学校の清和校舎は、まちの中心部に位置する商店街と近接しているほか、学校施設の充実した設備環境、また、校舎南側は雄大な太平洋が一望できるロケーションに位置するなど、よそにない魅力的な建物及び立地特性にございます。
 現在、本市では、移住や雇用促進、関係人口の創出を目的に、サテライトオフィス等の整備検討や企業誘致に注力しているところでございますが、企業側の条件に合った立地や物件の確保等が喫緊の課題となっているところでございます。
 この清和校舎は、まさしく本市が取り組むサテライトオフィス等企業誘致の受皿として、条件が整った適地であると考えております。このため、今月の9日には私が担当課長とともに県議会の総務委員会に出向きまして、県立安芸中・高等学校の施設等をサテライトオフィスなどに活用させていただけるよう、要望活動を行ったところでございます。
 なお、今後は県に対しましても、校舎周辺地域の空洞化が進まないよう、人が集まり、にぎわい、経済効果の期待が持てる、そのような跡地活用策を直接講じていただくよう働きかけてまいりたいと思います。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 安芸高校が合併すれば、学生の姿は本町から消えてしまい、ますます人の行き来が少なくなり、今まで以上にまちが寂しくなってきます。先ほど市長も言われましたが、人が行き交い、人が集える場所として、校舎を生かし、商店街の活性化に向けての取組ができるよう、再度、市長にお願いしておきます。よろしくお願いします。
 続いて、(4)観光振興について。大型連休での観光客数について伺います。
 NHK朝ドラ「らんまん」放映により、安芸市の観光地には大勢の観光客が訪れたことと思います。4月29日より5月7日までの9日間の安芸市各観光地、岩崎彌太郎邸、野良時計、内原野公園、伊尾木洞等の集客人数を伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  まず、大型連休中の集客数についての御質問ですが、今年は間に平日を挟んだことや、悪天候が多かったこともあり、比較的天気が安定しておりました後半の5月3日から5日の3日間の市内の観光施設等の入り込み数についてお答えをいたします。
 岩崎彌太郎生家が477人、前年比98%。野良時計367人、前年比107%。伊尾木洞2,500人、前年比359%。廓中ふるさと館776人、前年比113%。安芸駅ぢばさん市場1万1,795人、前年比103%。内原野陶芸館101人、前年比66%。歴史民俗資料館59人、前年比76%。こまどり温泉108人、前年比189%。ヘルストン温泉元気風呂285人、前年比186%。こちらで把握をしているのは以上です。前年と比較し、微増、あるいは大幅にアップをした施設がある一方で、あいにくの悪天候などにより減少した施設もございました。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 5月3日から5日までですかね。
 それでは、これによる経済効果は把握できているでしょうか、伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  経済効果につきましては、ゴールデンウイーク中という短期間における効果を実証することは難しく、現時点で把握はできておりません。県にも経済効果の把握について確認をいたしましたが、同様の回答でございました。
 ただ、「らんまん」の放送や観光博覧会が後押しとなり、伊尾木洞については、新たに整備をした駐車場が一時満車になるなど、これを機に安芸に興味を持たれた方も一定いらっしゃることから、今後の観光誘客に期待が持てるのではないかと考えております。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 5月4日、5日のあなごうまつりでは、今回初めて、旧Kマート店舗内と店舗先を利用してイベントを開催しました。伊尾木洞北側の駐車場がこのイベントに間に合ったので、今回は例年以上のたくさんの観光客を迎え入れることができました。当日は、市の商工観光水産課課長をはじめ職員の皆さんも2日間、駐車場係などの手伝いをいただき、おかげさまで駐車場内の混雑もあまりなく、無事終了できました。あなごう保存会より感謝の声を聞いてます。本当に御苦労さまでした。5日の日は横山市長も来てくれましたが、市長は、今回の店舗内、店舗先を利用したこのイベントをどのように捉えているのか。店舗内での販売は、県からの要望もあり実施しましたが、いかがでしょうか、伺います。
○徳久研二議長  市長。
○横山幾夫市長  議員がおっしゃいましたとおり、5日の昼ぐらいに行かさせていただいたところでございます。「らんまん」の影響もありまして、ゴールデンウイークの伊尾木洞は、観光客の皆さんでにぎわっており、あなごう保存会の皆さんによる物販も好評であったというふうに聞いております。
 今後、これらの活動が一時的なにぎわいではなく、安定的に、永続的に利益を生むよい環境となり得るのか、保存会の皆様が今まで培ってこられたいろんなノウハウというのはあると思いますので、そういう部分でもこれから市として見ていかなければならないかなというふうに思います。
 店舗内での販売を見てどうかということでございましたが、私も1品、2品、ちょっと買わさせていただきましたけれども、以前のKマートさんとはまた、日用品とかそういうのが多かったんですが、そことまた若干違うような雰囲気でございました。特に印象にと言われましても、一言では言いにくい部分がございますので、あなごう保存会の皆さんがそれぞれそういう販売に、来客、観光客のおもてなしに尽くされていたかなというふうには思いました。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 今回の店舗内での取組というのは、県の産業振興推進部のほうから、店舗内の実績はということで要望があり、あなごう保存会で取り組みましたが、やはり商売全くの素人ですので、どうやっていいか分からずに大変苦労したそうです。安芸商工会議所の方々が声をかけてくれまして、いろいろ品物を集める、出店してくれる方なんかも増えてきましたので、ああいうふうにやりましたけど、なかなか店舗内で実績を上げてくれて簡単に言われますけど、商売やられてる方なら簡単にすぐできると思いますけど、なかなか大変でしたけど、頑張ってやったと思います。この件に関して、後でまた質問が出てきますので、次に移りたいと思います。
 次に、(2)ライブカメラ設置について伺います。
 ライブカメラで洞窟へ入る観光客の人数は確認できるのか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  カメラには、3分ごとに通行者をカウントする機能が備わっており、おおよその入場者を把握することは可能でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) それでは、ライブカメラの設置費用と、何のために設置したのか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  ライブカメラ設置費用は148万8,300円。県補助が3分の2当たっております。洞窟入り口の様子をライブ配信するカメラを整備をすることにより、混雑状況や水量を確認でき、訪れる方に入場の可否や長靴着用の判断をしていくなど、サービスの向上を目的としております。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) ライブカメラで水量も確認できるということですが、観光客にはどのように知らせるのか。例えば、案内所に電光掲示板などで表示できないものでしょうか、伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  映像を見た方が、洞窟内部の様子を想像しやすいように、ユーチューブ動画の概要欄に説明を追加したほか、伊尾木洞駐車場や観光案内所にも、長靴着用の必要性について、QRコードつきの説明書きを掲出しております。スマホなどでQRコードを読み取ると、ライブカメラのユーチューブに飛び、直ちに映像が確認できますので、電光掲示板などの設置は考えておりません。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 長靴を履かずに結構行かれる方がおります。特に、北の駐車場へ止めた、乗用車で来られた方なんかは、持ってきてる方はいいですけど、長靴を南の駐車場まで借りに行くのは、雨の降ってる日は行きます、天気の日はほとんどおりませんので、ちょっと長靴を置いてあるというのは、こちらの北の駐車場にも置けばまた別ですけど、ちょっと配慮が足らんような気もしますが。6月2日、大雨警報が出されました。さすがにこの日は観光客はいなかったと思いますが、翌日、水量が気になり、確認に行ってきました。洞窟入り口は私の足首ぐらいでしたので、長靴を履いていれば大丈夫だと思い、入って行きましたが、洞窟中ほどの水の流れが、壁側に当たる場所は流れが急で深くなっており、長靴の中に水が入るぐらいの水量になっていて、薄暗い中で、道のくぼみなども分かりづらく、危険だと思い、引き返しました。入り口周辺の水量だけでは駄目ではないかと思われます。何組か後で来ましたので、説明しましたら、諦めて帰る方もいましたが、若い方は途中まで行って、帰ってきた人も何人かいました。ああいう状況では、立入禁止の看板を駐車場内や洞窟入り口に設置してあげることも必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  6月2日は大雨により川が増水し、濁流が流れる映像がライブカメラにも映っておりましたが、翌々日の4日には、観光協会の職員やあなごう保存会の方々に足元を補修していただいたおかげで、長靴であれば通れるまでに回復し、若い方たちの中には、奥の滝を目指す方もいらっしゃいました。巨大な岩が行く手を塞ぐ箇所もあったため、翌日、危険箇所にはコーンを置くなどの注意喚起を行っております。
 洞窟に入るかどうかというところは、やはり個人の判断に任せられるところが大きいと思いますので、立入禁止にはしておりません。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 私が3日の日に行ったときは、洞窟内は真っ暗です。だから、知ったもんが行っても、くぼみに足を踏み入れて、私も倒れそうになって、隣の壁に手をついて終わられたことですけど、知らない方は、そんなくぼみがあるの、多分頭にないと思います。だから、危険なことを私も感じたもんで、ああいう場合はやはり立入禁止ということをしてあげないと、けがしてからでは遅いです。だから、2日の日はさすがに来てなかったと思いますけど、3日なんかもう来てましたので、かなりの人が。私が行ったときも、5人、6人ぐらいかな、会いましたので、やはりそういうことも必要ではないかなと思います。ああいう濁流が出ている場合は、やっぱり洞窟内、暗くて危ないですので、そういったちょっと配慮も今後考えていってほしいと思います。
 今回のような豪雨は今までも経験していますが、洞窟内の水量がふだんよりかなり多かったようで、数日後、気になり、奥まで確認に行ってきました。先ほど課長が言われたように、なかなかの水が流れており、途中では、両サイドに大量の水が流れた跡があり、シダがえぐり取られている箇所も出ており、洪水による被害が大変なことになっていました。先ほど確認に行ったということですので、行政の方も既に確認はしていると思いますが、どのような対処を考えているのか。また、今回の原因は把握できているのか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  増水の原因は、線状降水帯の発生により、時間雨量70ミリを超える大雨が短時間に降ったことによるものと捉えております。
 今後の対応ですが、伊尾木洞は普通河川であると同時に、約40種類ものシダが生い茂る天然記念物であることから、被害の状況につきましては、生涯学習課より県文化財課に報告を上げております。県からの助言もあり、まずは植物の専門家に状況を確認していただいた上で、シダの植生に影響のない形での対応を検討いたします。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 地元のもんとちょっと話合いをしましたが、一つ言えることは、竜王池の耐震工事が終了し、排水路も広くなるとともに、以前より水はけがよくなり、大量の水が一気に流れ込んだのではと推測もできます。これを解決しないと、今後、伊尾木洞のシダや地層が甚大な被害を受ける可能性もあると思われますが、いかがでしょうか。
○徳久研二議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○三宮一仁農林課長兼農業委員会事務局長  お答えいたします。
 農業用ため池である竜王池につきましては、平成29年度から令和2年度にかけて、県営事業により、ため池整備工事として耐震化が図られております。整備工事の概要といたしましては、ため池の耐震化を図るための工事で、盛土により堤体を拡幅する堤体補強をはじめ、改修前と同様のサイホン式取水設備の整備のほか、満水時の余水のはけ口をコンクリートの3面張りとしたことや、排水調整機能を有した斜樋から底樋までの管路が堤体を縦断する形で整備されております。余水はけ口の広さにつきましては、改修前に比べ若干広くはなっておりますが、水量に影響を及ぼすまでの広さとは言えないのではと思っております。
 今回の豪雨では、改修による影響ということではなく、先ほど商工観光水産課長もお答えしましたとおり、線状降水帯の発生により時間雨量70ミリを超える大雨が短時間に降ったことによるものというふうに考えております。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 排水口があまり広くは、以前とあまり変わらないいうことでしたけど、やはり見た目すごく広くなって、池の排水口から、今度、水の出るとこですよね、出るとこは当然広くなって、以前は狭まっていってるような形で、また今のようにコンクリートで整備されていませんので、岩が出、木が出、そんなような状況の中だったと思います、今までは。だから、これがああいうふうにきれいになった時点で、大分落ちてくる水が違ってくるんではないかと思いますが、あと、池にブイを浮かべていますが、これはどのような役割があるのか伺います。
○徳久研二議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○三宮一仁農林課長兼農業委員会事務局長  お答えいたします。
 もともと改修前にはサイホン式の取水設備により下流域への送水が行われていたため、改修後も同様の機能を有するように再整備されているものでありまして、池のブイにつきましては、サイホン式の取水設備の取水口である取水フロートのブイになっております。その役割としましては、サイホンの原理を用いた管路で堤体を越えるための取水口をフロートで支えるもののため、水量を調整したりする機能は備えていないものとなります。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) あなごう保存会のメンバーと話合いしたときに、排水口とかそういう声も出ました。今後このような事態にならないように、満水状態になる前に水量を調整できるような対策を取らなければならないのではということになっております。
 例えば、排水路の下2メートルぐらいに1メートル幅の水路を造り、事前に少しずつ排水していけば、大量の水が出るようなこともなかった。今回のような被害は防げたのではないかなという声も出てますが、いかがでしょうか。
○徳久研二議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○三宮一仁農林課長兼農業委員会事務局長  お答えします。
 排水路の下に新たな調整用の取り口をということですけども、先ほどお答えしましたとおり、貯水量の調整のための施設としましては、貯水量に応じて使用することのできる斜樋がありまして、堤体を縦断する形の管路によって、底樋から放流できるようになっておりまして、日常からの管理におきまして、常時、放流されているところでございます。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 手動式のバルブがあり、常備、放水してるということながですけど、今回のような緊急の場合の放水量が果たして適切であったか、ちょっとそれが分かりません。そこんとこはちょっと分からんがですけど、今後またこういう課題が出てくると思いますので、次の質問に移ります。
 洞窟河川の下流には、海岸堤防のフラップゲートがあります。その周辺は、現在、木々に覆われ、ジャングルのようになっており、早急に木の伐採や土砂の撤去などをしないと、今後の豪雨時に対応できなくなる可能性がありますが、対策はできているのか伺います。
○徳久研二議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午後1時57分
     再開  午後2時2分
○徳久研二議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 建設課長。
○近藤雅彦建設課長  お答えをいたします。
 御質問の箇所につきまして、現地を調査したところ、洞窟河川の河口付近、ごめん・なはり線から海岸堤防の排水口までの約50メートルの区間におきまして、草木の繁茂及びこれまでの豪雨等による出水に伴い上流域から流れ出てきた流木等が多く堆積し、河川断面を大きく阻害している状況でありました。議員御指摘のとおり、次期出水により河道が閉塞すれば、周辺及び上流域に浸水等の被害を及ぼすことが懸念されますことから、現在、流木等の撤去作業を業者に発注しております。以上でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 市長、先ほど商工観光水産課長より洞窟内の整備云々、生涯学習課とか。生涯学習課が入るということは、文化庁のほうに多分持ってくんだろうと思います。伊尾木洞のシダは国の天然記念物に指定されており、今後、このシダ類や地層を守っていくためには、国や県の協力を求め、安芸市としても、商工観光水産課をはじめとして、農林課、建設課、危機管理課、生涯学習課などの課で早急に検討を行い、竜王池の排水管理や洞窟内の整備を進めてほしいと思っています。地元保存会の意見も参考に取組をお願いしたいと思いますが、市長の見解を伺います。
○徳久研二議長  市長。
○横山幾夫市長  竜王池から始まって洞窟内までということで、先ほど議員のほうからそういう御質問がございましたが、特に伊尾木洞につきましては、国の天然記念物であるシダ群落があるということで、今、専門家の方に見てもらう予定だそうですが、あくまでもその指定をされているわけですので、そこの意見を聞きながら、どういうふうにするのか。整理が可能なのかどうかいうところも、ちょっと私、専門的な部分がないんで、この場で答弁することはできませんが、やはりそういう専門家の意見を聞いた中でのそういう指摘に基づいて協議はしていかなければならないかなというふうに思っております。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 平成27年に、2月でしたか、文化庁が入って、そのときは、倒木とか竹なんかがもう生い茂って、生い茂るというか流れて詰まってましたので、洞窟を抜けるともう奥へは行けない状態で、副市長、たしか建設課の課長やられてたときに見に来ていただいて、そのときも建設課、農林課、商工、生涯という課の中で、そのシダの関係で、文化庁に災害時の工事の依頼をしていますいうことでやっていただきましたが、今回もこういうことになると、こういう状況だと思いますけど、今回は、結構そのシダ類が痛んでます。だから、あんまり長く置いとくと、またこの梅雨時期の台風の雨で大雨が来るとどうなるか分かりませんので、のんびりではなく早急に対策をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
 続いて、大山周辺観光振興計画について伺います。
 令和4年度第2回定例会で、道の駅大山周辺の可能性を活用するべく、道の駅大山周辺観光振興計画の作成に向けて取組を進めているとの答弁をいただいていますが、1年たち、その後の進捗状況を伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  令和5年3月末に、道の駅大山周辺観光振興計画を作成いたしました。計画策定に当たっては、来訪者アンケートなどを実施し、現状と課題に対する分析、考察を行っております。大山周辺の自然豊かな立地環境を生かしたスポーツツーリズムの展開や道の駅大山を拠点に周辺地域資源への移動機能の向上、食や特産品を活用したコンテンツの充実などを軸に、実現可能な事業を現在検討しております。
 今後は、アクションプラン具現化に向けて、関係団体と連携をし、安芸市の魅力的な資源を有効に活用した観光振興に努めてまいります。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 関西圏から教育旅行ですか、来られる生徒さんもまた増えてきたと聞いてますので、そういう生徒さんがいろいろ利用できるような施設を造っていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 次、(4)の「らんまん」放映後の取組について伺います。
 5月連休以降も、天気がよければ、土日は駐車場にたくさんの車が止まっており、平日にも大型バスが数台停車していることも見受けられます。テレビ放映後は、家族連れや若い世代の観光客が増加しているように思われますが、最近のガイドの利用状況を伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  5月の伊尾木洞ガイド申込み状況は32件、276名で、昨年の14件、156名と比較をし、約2倍となっております。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) ガイド申込みが276人、ガイドを申し込まずに来てる観光客が、乗用車の方、多分3倍ぐらいいるんではないかと思います。それぐらい今、増えてきております。
 次に、こうち旅広場とさてらすには、県内の観光案内があり、安芸市の観光地も紹介されています。建物北側にある高知県の地図には、各地域の観光名所が、タイル張りで貼り出されていますが、残念なことに、伊尾木洞が出てないということを知人から連絡で知りました。知人に、「らんまん」放映前のこの時期に伊尾木洞がなぜ出ていないのか。PRが足らないのではとも言われました。私も、「らんまん」放映前に確認に行き、とさてらすのスタッフの方にお願いしたところ、その方は、伊尾木洞に来たこともあるそうで、あなごうの魅力をよく知っており、上の者に相談してみますとの返事をいただいてきました。翌日、商工観光水産課職員に伝え、観光コンベンション協会に連絡するようにお願いもしてありましたが、大型連休前にも、それ以降にも、何もされていませんが、連絡は取ったのか。なぜ、いまだに貼り出されていないのか、理由を伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  御指摘のありました、とさてらすの観光案内板につきましては、議員から御提案をいただいた時点で、当課からも伊尾木洞の追加について依頼を行っております。この案内板は、「らんまん」放送に向けて整備をしたものではなく、高知北ライオンズクラブからの寄贈により以前から設置をしているもので、安芸市の観光スポットでは、岩崎彌太郎生家、野良時計、歴史民俗資料館が掲載されております。各地域の紹介施設数によって上限を設けてはいないとのことですが、各施設に通し番号を付して、観光客の方に分かりやすい掲示としているため、直ちに伊尾木洞を追加するということは難しいと聞いております。
 ただし、今後、他の観光施設から追加依頼などがあれば、寄贈元の高知北ライオンズクラブと協議の上、貼り替えを行う可能性はあり、その際には、伊尾木洞の追加についても検討するとの回答をいただいております。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 東部地域は何枚とか限られてないということをおっしゃいましたけど、場所で空いてる場所があるがです。だから、余計に私、気がついて、間違いなく1枚は貼れる場所があります、東部地区で。確かにおっしゃるように番号、順番に通し番号を振られてますけど、最後の番号に持ってきても別に構んと思うがですけど、ちょっとそこんとこは。だから全然駄目ならば、スタッフの方も受付はできませんみたいなことを言われると思うがですけど、いやえいですね、上の者に相談しますいうことでしたので、商工に私も伝えたわけで、全然、断られたのをそういうふうに言ったわけではないがです。イベントの、連休前に私の知人があなごうまつりのチラシをとさてらすに持っていってくれました。宣伝用に置かせてくれいうことでしたら、構いませんいうことで、それも置いてきてます。だから、こういったPRもできるわけですので、安芸市ももうちょっと積極的な動きがあってもよいのではと思いましたが、市長、どう思いますか。
○徳久研二議長  市長。
○横山幾夫市長  先ほど、あなごうまつりのチラシを置かせていただいたということでございますが、伊尾木洞など本市の観光パンフレット、もう既に置かさせていただいていたということをお聞きをしております。また、在庫管理もしていただいていると。単発イベントの観光スタンプラリーのチラシについても、また配布していただくように、早速配布をしているということを担当課から聞いております。
 先ほどのタイル状のパネルの部分でございますが、それもうどうしてもライオンズクラブの寄贈ということで、そこはコンベンションとライオンズクラブとの協議になると思うんで、私もこれちょっとお聞きしましたけど、ライオンズクラブの、そんなに難しいことやないと思いますけど、コンベンションの担当がどこまで話をしてるか、ちょっと私もようそこまでは確認をしなかったんですが。そういう寄贈という部分もちょっと念頭にあったみたいです。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 何度も言いますけど、空いてる場所があったもんで、東部地域の、で言ったわけで、空いてる場所がないのに無理に言えいうことじゃないがです。
 それから、そのチラシも「らんまん」があったので、まだなおいいんではないかということで、そのチラシを単発的に置かしてもらったわけで、伊尾木洞のチラシというか、それは観光案内用のチラシはいつも置かれてますので、それはよく分かってます。
 5月のあなごうまつりには、国道北側に新駐車場が準備でき、観光客は例年の何倍にもなりましたが、残念なことに、トイレは応急対応として仮設トイレの設置になっています。トイレ設備が間に合わず、応急処置のためならまだしも、10月までこのままで、以降は取り除く予定だと聞いています。観光施設用のトイレの設置の計画はないのか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  伊尾木洞への観光客が、今後、永続的に訪れるのか。この「らんまん」によるブームがいつまで続くのか。その状況を確認をしていく必要がございますので、現時点において大規模なトイレの設置などのハード整備は考えておりません。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 27年ですかね、東部博のときも同じような答弁をいただきまして、トイレの設置は考えていない、仮設で対応しますいうことでした。当時、夏の暑い日に一度、市長入ってくださいという、私、一般質問で言った覚えがあるがですけど、なかなか仮設、夏の暑い中、あんまり入りたくないです。そういうこともあります。確かにこの「らんまん」が終わって、観光客はどうなるか分かりません。ただ、駐車場を北に造ってますので、来るということで駐車場ができてると思います。だからそれを、「らんまん」が終わったから来ないじゃなしに、来らすようにやっぱり動かないかんと思います、安芸市も。そういうとこもうちょっと考えてほしいと思います。
 続いて、シャトルバスの運行ですが、連休中は利用する乗客も多く見られました。500円の割引券は大変喜ばれていたように思います。今後ももっともっとPRして、観光客の利用を増やせるよう取り組んでほしいですが、7月以降どのように考えているのか伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  安芸市内の観光スポットを周遊する観光シャトルバスは、歴史民俗資料館で開催中の「らんまん」にちなんだ企画展、植物文様の世界と連動して、4月、5月の土日祝日に運行し、約400名の方に御乗車をいただきました。ゴールデンウイーク以降には、バスに乗車された方に、割引券つきの乗車券を配布し、市内での消費拡大につなげる取組も行っております。今後は、7月から11月まで、夏休みや秋の行楽シーズンに合わせて、再度、シャトルバスを運行する予定でございます。観光客への効果的な情報発信により、さらに多くの方々に安芸市を周遊していただけるように取り組んでまいります。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) よろしくお願いします。
 続きまして、下山地区の国道沿いに設置されました伊尾木洞あなごうの看板ですが、せっかくの看板が、周辺の木々に隠れて、近くへ行かなければ目にすることができない状況です。国道ですので、車に乗った方がほとんど見られると思いますので、やっぱり遠くから見れるようにしておいてあげないといけないと思いますが、広告としての役割を果たしてないと思われますが、確認していますか、伺います。
○徳久研二議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  看板を遮る谷口農村公園の木々につきましては、看板設置前に一部伐採を行いましたが、冬の時期であったため葉が茂っておらず、伐採が十分ではございませんでした。国道を行き交う車から見えやすいように早急に対応をいたします。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) こういう看板のことにしても、先日豪雨後の確認にしても、今工事中の道の駅大山の通路にしても、どういう状況になっているのか、確認があまりできていないと思われます。というのも、商工観光水産課の職員が少ないというか、観光課の人員が足らないのではと市民にも言われましたし、私も以前から感じていました。安芸市としてもう少し観光業に力を入れ、観光客を増やすための取組をするためにも、商工観光水産課ではなく観光課だけにすれば、もっと小回りも利き、観光面において幅広い働きができるのでは、そして、ふるさと納税専属の職員も配置できれば、増収も見込めるのではと思われますが、市長、どのように考えますか。
○徳久研二議長  副市長。
○竹部文一副市長  お答えいたします。
 まず、商工観光水産課ではなくて観光課だけにすればということでございますが、組織機構につきまして、商工観光水産課を直ちに再編すべきといった課題は、現在、特にはない状況でございます。また、御指摘のように分割することによりまして、課の職員が少ない小さな課になることで、多様な業務への対応力、また、機動力などが弱くなることも考えられますので、観光課だけにするということにつきましては考えていない状況でございます。
 次に、現在、ふるさと納税の担当職員につきましては、他の業務と兼務している状況でございますが、限られた職員数の下で、商工観光水産課内の業務分担、また、庁内各課における職員配置等の兼ね合いもございますことから、現時点ではふるさと納税の担当職員を専属化するということにつきましては困難な状況でございます。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) もうちょっと前向きな答えが、答弁があるかと思ってましたけど、商工観光水産課、観光課の職員もいろいろなことを手がけてるみたいに見えます。水産のほうへ行ったりとか、旅行行ってしたりとか、いろいろとあちこちされるので、いろいろ頼みにくいときなんかも、私なんかも出てます。ちょっと先ほど言いました道の駅大山の件ながですけど、今、改修工事してますけど、あそこ改修工事してるので、歩道は通行止めになっちゅうがですよね。道の駅の南側の歩道は通れません。春先にお遍路さんがたくさん来てるときに、特に今年、外国人をよく見ましたけど、一旦北へ渡るがです。北へ渡って、北の歩道を歩いてます。北の歩道を歩いていると、その先に廃墟になった建物があります。壊れかかった鉄筋の。その前にコーンを置いて、そこは通れないようにしてます。そうすると、車道を通らないかんがですよね。そういうお遍路さんが車道を通って、南はすぐ道の駅の駐車場工事してますんで、南へ渡れませんので、しばらくまた行ってから南側の歩道に渡るようになるがです。だから、そういうことを1か月、2か月、いや2か月もないかな、気がついたもんでお願いしたら、南側の漁港のほうへ下りてから出れるがです。下りれば。向こうの、東から行くと西側の歩道へ出れます。そういうことを、看板を立ててあげたらいうことで案内板を立てたりしたがですけど、やはりそういった、これおもてなし以前の問題だと思います。せっかく八十八か所めぐり来られてる方があんまりえい思いせんのではないかと思います。対処があまりにも悪過ぎて。そんなこともありまして、観光課はもっとあちこち回って観光のためにということを言いたかったもんで、独立していただきたいと思います。新庁舎に移行後は市民課が二つに分かれていうことも言うてましたので、そういった検討をまたお願いしたいと思います。
 次に、(5)伊尾木洞観光客の経済効果について伺います。
 先ほども出ましたが、5月4日、5日、旧Kマート店舗を利用し、あなごう保存会がイベントを開催しました。2日間で約50万円の売上げがあり、店舗内入場者も1日400名ほどを数えています。
 今まで再三にわたり、店舗を利用しての販売所計画を立てて、市のほうへ協力を申請してきましたが、一向に前に進んでいません。地権者は現駐車場を市に購入してもらっているので、残りも市に購入してほしいとの意向だそうです。現在、店舗北側壁に売りの看板が出されており、今後、あなごう保存会が土地代金を支払い、店舗を活用していくのは難しくなってきています。市のほうで土地を購入すれば、店舗は無償で提供してくれるような話も出ていますが、市長の考えを伺います。
○徳久研二議長  市長。
○横山幾夫市長  土地を市が購入すれば店舗を無償で提供ということは、所有者が無償で貸し出すのか、市に寄附をするのかちょっと分かりませんが、土地が市の所有で、建物は個人の所有となるようなことはございません。市の所有となれば、改修工事、その後の維持管理等を生じることになり、そして、市の所有となりますことから、そこを利用する方を公募する必要も生じるというふうに考えております。
 いずれにしましても、店舗を無償で提供すると言われましても、それに伴う土地の購入は考えておりません。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) この大型連休で、安芸市への経済効果確認しましたけど、まだ把握できてないそうですが、今後、旧Kマート店舗を利用して販売所を開設すれば、土曜・日曜日だけでもかなりの収入が見込めるはずです。そして、毎日店舗を開けることができれば、雇用も発生し、地域の活性化にもつながることになります。そういう経済効果が期待できると思いますが、市長いかがでしょうか。
○徳久研二議長  市長。
○横山幾夫市長  現在、旧Kマートの土地は売りに出されているということでございます。議員のおっしゃるように、かなりの収入が見込めるのであれば、購入を希望する事業者が一定いらっしゃるのではないかというふうに思います。
 これまで申し上げてきましたとおり、観光等で訪れた方々には、安芸市内の飲食店や物販施設への周遊を促しており、市として旧Kマートを整備する予定はございません。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) よく周遊で物品を買ってもらえるということもよく言われますけど、そんなに行かれる方が、どればあおるか、それをちょっと調べていただきたいと思います。伊尾木洞へ来て、どこへほしたら次、安芸市内行くか。そんな方らがどこにおるか。そういうことも調べておいて、ほかでも買っていただくとか、そういうことも言ってほしいと思いますが、令和2年以降、Kマート店舗が閉店してからは、せっかくの観光地にお土産売場や地場産品の店舗がないのはもったいない、何とか店舗を開設する方法はと、あなごう保存会が取り組めるよう、市に要望も出し、協力を申入れしてきましたが、何度も言います、前に進まない状況が3年も続いてます。保存会としても限界が来ており、このままでは伊尾木洞の保存のための取組を一時中断して、安芸市に任せてはどうかと会員の間で意見が出ています。トイレ掃除など契約のあるのは契約期限までは行い、その後は白紙に戻すということも言っています。このままでよいのか、市長の考えを伺います。
○徳久研二議長  市長。
○横山幾夫市長  あなごう保存会の皆さんの目的は、地域の歴史あるすばらしい資源を守りつつ、観光誘客を目指すことを目的に保存活動を続けてこられたというふうに、私は認識をしております。清掃活動や活性化イベントなど、伊尾木洞は地域の皆様の日々の御尽力によって現在の姿があるというふうにも思っております。ですので、Kマート店舗跡を利用しての物販販売、物の販売が活用できないので白紙に戻すということが、若干私には少し理解できないところでもございます。以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 南の駐車場、案内所、トイレができたときは、まだKマート営業されてました。営業されてましたが、残念なことにKマートさんがそのトイレを、あれ何トイレいいますかね、管理トイレいいますかね、たまったらすぐ取らないかんような、ためるトイレであって、団体客に使ってもらうことができない状況でしたので、団体客をお断りするような商売の仕方をしてました。南にトイレができたので、オープンして、広げてから、団体客にも入ってきてもらい、そういう商売のやり方をされて、たくさんのお客さんが入ってくるようになったところが、ちょっと御主人の具合とか何かそういうのが重なって閉店しましたけど、だから、それを見ているのでもったいないと、せっかくあの店があるのに、何であれを利用せんかなということをたくさんの人にも言われましたし、あなごう保存会の中でも出てます。だから、大変ですあれやろうとなると、こんなことしたくないいう人も中におりますけど、その地域のために、活性のためにやったらどうなという気持ちで取り組んでこうということで、市長に何度も要望も出してきました。だから、Kマートがなくなれば、私らもそれをする必要ないですので、すんなり身を引くことができます。
 伊尾木洞を売り出そうとした当初は、伊尾木地区の観光地あなごうでした。現在は、安芸市、そして高知県の観光地伊尾木洞として全国に発信されています。だから、今後はこの地域の保存会だけではなく、安芸市が先に立って観光地の維持管理や経済効果を上げる取組をし、地域の保存会とともに協力し合うようにならなければと思いますが、もう一度市長の考えをお聞きしまして、私の一般質問を終わります。
○徳久研二議長  市長。
○横山幾夫市長  当初はKマートが営業されていたということで、その後、徐々に変わってきたということでございますが、当初は伊尾木の保存会、それが全国へということでございますが、担当課長がさきの商い甲子園の御質問でも答弁いたしましたが、やはり主役はあくまでも住民の皆様でございます。とはいえ、全てを地域の方に押しつけるのではなく、伊尾木洞に関しましては、「らんまん」のロケ地となったチャンスを今後に生かすべく、新たに北側に駐車場を造成したほか、仮設トイレの整備、伊尾木洞への誘導看板、コインロッカーの設置などを行ってきました。Kマートにこだわるわけではないですが、トータル的にそういういろんなPR、地域の方のそういう活動を一定支援していくという部分は必要であるというふうに考えております。ちょっと答えになってないかも分かりませんが以上です。
○徳久研二議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) あの場所、本当にもったいないと思います。だから、あそこを多分6月いっぱいで、あなごう保存会が今、土地代を毎月2万円払ってますけど、それはもう多分6月いっぱいでやめると思いますけど、あれやめると多分すぐ壊すようになるんじゃないかと思いますが、あれがなくなってどういうふうになるか、我々も分かりませんけど、あと、市の言われる地元の方、地元の方、よく分かります。地元の方、地元の方でも、なかなか今現在、今の伊尾木洞を地元の方だけでやるじゃいうことはなかなかできんなってきてます。そういうところも含めて、やっぱり市もちょっと積極的になっていただいて、安芸市を、伊尾木洞がこれから出てます。あと、ほかも観光地がたくさんあります。そういったことも売り出せるような取組をぜひしてほしいと思います。ありがとうございました。
○徳久研二議長  以上で、9番 山下裕議員の一般質問は終結いたしました。
 14番 千光士伊勢男議員。

添付ファイル1 一般質問 山下 裕 (PDFファイル 360KB)

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