移住者の声VOICE

濱田 智子さん

Interview 02

自然の中で
自給自足をしたい

濱田 智子さん

移住歴 2年10ヶ月 年 齢 40代

3歳の頃から思い描いた自給自足の生活を求め、ご主人の生まれ故郷でもあり、強い思い入れのある安芸市で一歩を踏み出した濱田さん。現在の仕事「地域おこし協力隊」では、これまでの経験を活かし紅茶やはちみつのパッケージのデザインやチラシづくりなどを手がけています。

ようやく夢だった自給自足生活

子どものときに「将来何になりたい?」と聞かれ「自給自足の生活がいい」って言っていたんです。けれど大人が聞いていることは違うと思って、しょうがないから「絵描きになりたい」と言っていました。話すのは得意でなくて、でも絵だけは書けて…得意だった絵から美術やデザインに関わり、その後、「自然が好き」という思いからオーガニックの雑誌の出版社や自然食品店などを経て結婚を機に移住。ようやく夢だった自給自足生活にたどり着きました。

決心をすると自ずと道は開ける

移住する際の不安はありませんでした。むしろ、東京にいるほうが嫌で。決心をすると自ずと道は開けると思います。わたしの場合も、地域おこし協力隊の仕事が決まったのは移住を決心した後のこと。自分が決心さえすれば、必要な仕事なりお金はついてくるんだと実感しました。

集落に人が帰ってきてくれるようになってくれれば嬉しい

現在暮らしているのは高齢化率で言うと60%以上の集落。地域のコミュニティー活動や一日の暮らしの中で手が足りない部分をお手伝いしていくのが地域おこし協力隊の主な仕事です。3年間の任期終了後も安芸市で暮らし「都会のニーズ」に沿った地場産品の販売や商品開発、インターネット販売などができれば良いと思っています。そういった楽しい活気のある様子を発信していくことでいつか、集落に人が帰ってきてくれるようになってくれれば嬉しいですね。

自分はこのままでいいんだ

移住してきてから、自分がこれまで都会の中で無理して自然の流れを感じようとしてたんだなということが分かりました。当初は地域おこし協力隊で何かやろうという意気込みが空回りすることもありましたが、暮らしていくうちにだんだん調和してきて、「自分はこのままでいいんだ」と思えるようになりました。