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「土居廓中」
土居廓中は、330年くらい前に5代目五藤正範が整地し、家臣の役分に応じた屋敷が成立しました。
土地300坪、建物30坪が平均で、与力百石高の武士はこれ以上の土地をもらい野菜を作ったそうです。
この一廓は、もとは武士だけが住むところで、農民や商人は、頬被りやはちまきは外し、木履をはいて通るのは遠慮されたといいます。

特徴的なのは、ウバメガシ、土用竹の生垣や瓦と玉石を使った塀。
土用竹の生垣は、夏の暑さ、冬の寒さ、強風を防ぐ役割がありますが、ここでは、いざという時、弓矢として使うために植えられたと言われています。

また、割れ瓦を積み重ねた練り塀は瓦の産地ならではの、安芸地域ではよく見られる塀で、多くは幕末から近代中期にかけて造られました。
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