議会会議録

当システムは、汎用性を考慮した文字で構成されており
人名など会議録冊子と一部異なる場合がありますので、御了承ください。
ここに掲載してある会議録は、正式な会議録とは若干異なります。

一般質問 山下裕

質疑、質問者:山下裕議員
応答、答弁者:市長、財産管理課長、企画調整課長、危機管理課長、副市長、上下水道課長、市民課長、総務課長、商工観光水産課長、農林課長兼農業委員会事務局長

議事の経過
 開議  午前10時
○小松 進副議長  おはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
 日程に入る前に事務局長が諸般の報告をいたします。
 事務局長。
○山崎冨貴事務局長  本日の出欠状況を報告いたします。
 定数14人、欠席1人、出席13人であります。
 欠席の吉川孝勇議員は、所用のため欠席の届け出があっております。
 以上で諸般の報告を終わります。
○小松 進副議長  これより日程に入ります。
 日程第1、一般質問を行います。
 6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 通告に基づきまして一般質問を行います。昨日の7番議員と11番議員の質問と重複する箇所が幾つかあると思いますが、再度お聞きしますので、よろしくお願いします。
 1、庁舎移転について。
 平成29年12月22日高知新聞に「安芸市庁舎移転否決」、平成30年3月20日「安芸市庁舎移転また否決」「市の将来展望を示せず」と大きな見出しで掲載されております。横山市長は、「2度の否決を重く受けとめる。庁舎のあり方・機能についての説明を市民に十分行き渡らせることができなかった」と言って、新候補地選定に取り組む考えを強調しているが、市民の間では「市長は何を考えているのか」、「市民の思い、多くの声をどうして聞けないのか」、「口では真摯に受けとめると言っているが、何を受けとめたのか」など、たくさんの市民からの声を聞きます。こういう多くの声が市長には届いていませんか、伺います。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  先ほど、6番議員がおっしゃられたようなことも聞きますし、逆の意見も聞きます。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) それでは、1の現地で建設しないという理由について伺います。
 昨日も出てましたが、現地では、建設しないという市長の確固たる理由は何か、再度伺います。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  これも昨日の答弁と重複するかもわかりませんが、これまで議会で答弁をさせていただきましたが、昨年の11月の意見募集では、御存じのように1,332人のうち912人の署名を含む1,324人、約99.39%の方が現地という結果でございましたが、各地区での説明会での御意見は、先ほど言いました99.39%の方が現地ということではございませんでした。
 意見募集の、これもこれまで議会でお答えしましたが、意見募集の際に反対署名に書いてほしいと回って来られた方から、現地がいいのか西浜がえいのか桜ケ丘がえいのかというような内容で署名を集めに来たので書いたということの連絡や、説明会の場でそのようなお話もいただきました。各地区で説明することで移転に理解を示された方もいらっしゃいましたので、以前に募集した意見と説明会での状況とではギャップがあったというふうに考えております。
 したがいまして、これもこれまで申し上げましたが、安芸市新庁舎建設地検討委員会答申において津波浸水予測区域外に庁舎を建設しがたい場合は、浸水を避けるとともに庁舎へのアクセスを確保する十分な対策を講じること、ということでございましたので、検討委員会の答申の条件に適した場所を選定していかなければならないと考えておりますので、私の方針といたしましては、現在地は現在考えていないところであります。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 庁舎移転説明会として役所が公民館でしてますので、移転ありきの説明ながです。反対署名とった方なんかは、反対ですかということで署名とっておる。だからお互いなわけですよね。ただ、今、市長が言われるように、いかなる災害においても庁舎が機能し、アクセス道が確保することができれば、現在地でも建設は可能だと思うわけです。だからそういうことで、私は順次質問を行います。
 先ほど市長も言われましたけど、市長の公約では対話による信頼関係の構築、大切にしていることとして人の話を丁寧に聞くなど掲げていますが、その先ほど市長、言われました11月に集計した反対の意見書・意見募集、1,324名、12月に提出された2,594名の移転反対要望書などの多くの庁舎移転反対の声を全く無視していると思われます。このことについて、公約違反だという市民の声をたくさん聞きますが、市長、もう一回お伺いします。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  これも最初に答弁いたしましたが、移転反対の方もいらっしゃいますし、賛成の方もいらっしゃいます。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) だから、意見募集というか市民の声を全体から聞くようなことをしなければいけないんじゃないかと、今までずっと声を大にして言ってきましたが、平成30年第1回定例会で前財産管理課長は、ピロティーの施設は、危険ということを言っています。その根拠を伺います。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  お答えいたします。
 3月議会での答弁は、ピロティー形式での建築手法そのものが危険ということではなく、津波火災を考えた場合、現在地は住宅等の密集度が高く、ピロティーの柱部分に流されてきた家屋や瓦れき、車などがかかり、そのリスクが高くなるとも考えられるという趣旨で御答弁したところでございます。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) その件は、また後で出てきますので、次に平成29年第4回定例会で前企画調整課長が、緊防債についての問い合わせは総務省や県に数回確認を行っている、総務省の見解としては、まず1点、新庁舎建設地検討委員会の答申で、現在地での建てかえでは、地震や津波による瓦れきの堆積や火災のリスクがあり、新庁舎の条件を満たすことが難しいとされているということを言ってます。本当に総務省の見解なのか伺います。
○小松 進副議長  企画調整課長。
○国藤実成企画調整課長  2点、御答弁申し上げます。
 まず、総務省が緊防債に関します質疑応答集を出しておりまして、その中に、こういう質問があります。「津波浸水想定区域内にある施設を移転したいですが、自治体区域内に高台などの適切な移転先がなく、津波浸水想定区域内で建てかえをせざるを得ない状況です。このような場合でも津波浸水想定区域内移転事業」つまり、これ緊防債という意味ですけれど「緊防債の対象になりますか」という質問に対して、総務省の回答は、地理的な制約がある中で、つまり、要は自治体の区域内に津波浸水区域外がないという、全てが津波浸水区域であると、そういう地理的な制約があるという前提のもとで、かさ上げなどの津波浸水対策を講じることにより、高台移転と同等の効果が見込まれるものであり、想定される津波の高さ等を踏まえた津波浸水対策の実効性が担保され、地域防災計画の中に事業の必要性が位置づけられているものであれば、対象となり得ますということです。
 それから、もう一点としまして、市の担当のほうが、総務省の自治行政局の地方債課、つまり、この緊防債を担当している部署ですけれど、そこへ直接電話をかけて問い合わせをしましたときに、従前から答弁申し上げておりますように、あくまでも緊防債が使えるか使えないという判断は、国に起債計画書を提出して、結果として同意が得られるのか得られなかったのかという結果論にしかならないという前提の中で、国の担当者の方からは、1つは、安芸市には津波浸水区域外のエリアがあるんでしょうということは1つ、2つ目として、検討委員会から津波浸水区域外への移転が答申されてるんでしょうということが2点、そして最後に、市町村にとって極めて有利な財源である緊防債を使って新築した庁舎が、万一、地震・津波で被災するということがあっては困りますよねと、この3点を言われておりまして、この3点の意味は、基本的には津波浸水区域外がある安芸市で、あえて津波浸水区域内に新庁舎を建設するということは、基本的に緊防債は当たらないと、そういう認識を示されたものというふうに理解をしております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 安芸市の津波浸水区域外というのはどの辺になりますか、お聞きします。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  安芸市の現在の庁舎の関係では、L2で想定しておりまして、そのL2の津波浸水の予測で浸水しない部分というふうに考えております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) だからその場所はどの辺からになります。その地域です。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  高知県が作成いたしましてホームページ等でも公表しておりますハザードマップの浸水エリアです。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) その区域外というのを説明してほしいがです。どの地域が区域外になるか。だから前回、桜ケ丘町、区域外と言いながら区域内でしたよね、あそこも、最終的には。かさ上げして区域外にするということですので、今、課長おっしゃられた区域外ということを言ってますけど、区域外になると、かなり遠く離れていくんじゃないですか。高台というと、当然、山にならんといかんですよね。それは本当に不便な場所になると思われるもんで、それを聞いちゅうがです。
○小松 進副議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午前10時13分
     再開  午前10時13分
○小松 進副議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。
 危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  なかなか、言葉で御説明するのは難しいんですけれども、こちらから北でいえば、野良時計の通りから北付近ということになります。野良時計越えても若干浸水している区域もありますので、その辺は御了承願います。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) だから、区域外というとかなり不便な場所に移転せざるを得なくなってくると思います。
 それでは次行きます。
 それでは、東日本大震災でピロティー工法で建設し被災された庁舎があるかは調べていますか、伺います。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  済みません、私、4月からでちょっとそこらあたりまで、よう調べておりません。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 市長に伺います。日本建築学会という名前を御存じですか。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  はい、聞いたことはございます。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 平成23年8月29日付の朝日新聞に「ピロティー住宅津波に耐えた、1階は柱、波の力受けず」との記事が出ています。日本建築学会東北支部の当時の支部長で、田中礼治東北工業大学教授らの調査で、東日本大震災後の津波で多くの建物が流出した中、1階部分が柱のみの、いわゆるピロティー式の建物は津波に強かったことが判明し、建物の構造によって津波から身を守れるピロティー構造というのは、柱とはりしかないので、津波は建物の中を自由に行き来できる。それゆえ、津波の力を受けにくく津波に強い建物をつくるのに適している。
 また、被災地では住宅の高台移転が検討されているが、田中教授は、家の構造次第で沿岸部も利用でき、早い復興にもつながるのではと指摘しています。このことについて、市長、どう思われますか。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  私も東北大の田中教授という名前は忘れましたが、ピロティー形式についての建物については、そういうのを聞いたこといいますか、新聞紙上でも読んだことがございますが、ピロティー形式によりでも、浸水深とかそういう部分で気仙沼なんかは被害に遭われた建物もあるということも聞いております。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) その田中先生が書かれた「津波に負けない建物づくり・まちづくり」という著書がここにあります。先生は、津波に負けない建物を利用することで、津波対策が十分できることを認識してもらいたい、この事実を後世に残せなかったら東日本大震災の津波で亡くなった多数の方々に申しわけないという思いで、この本を出版したそうです。
 この本の中に、大きな津波を受けた後もしっかり残存していた鉄筋コンクリートづくりの建物の写真がたくさん載ってます。たくさんあり過ぎて全部紹介はできないということですが、各岩手県、宮城県、写真載ってます。鉄筋コンクリートで被災を受けてないところ。そして、ピロティーで全く被災を受けてない住宅もたくさん載ってます。例えば、ここのこれ何階建てのマンションかな。10階建てのマンションですか、これ。1階が浸水してます。ただし、これピロティーだったので、津波を受けたが翌日から日常生活ができたということも写真入りで載ってます。
 我々も津波による被害を受けているシーンや被災後の瓦れきが集積した写真などは、何度も目にしてます。その津波に耐えた建物や防潮堤があるということを余り把握していませんでした。
 市長どうですか、伺います。
○小松 進副議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午前10時19分
     再開  午前10時19分
○小松 進副議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。
○6 番(山下 裕議員) 津波に耐えた建物やそういう防潮堤があったということを余り把握してなかったのでということをお聞きしてます。どうですか。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  テレビとか報道分野では目にしましたが、どれぐらいとかそういうのはちょっと把握はしてないところでございます。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 防潮堤もここに写真が載ってます。津波からまちを救った防潮堤の一例、二例ということで。こういうのもあるわけです。我々は、これが壊れた、被災を受けてぐしゃぐしゃになってるとこしか見てないがです。こういうとこがあるということも確認して、この先生がこの本を出したがです。
 ついでですが、この田中先生のちょっと紹介しておきますと、田中礼治先生は、長年にわたり建築物の耐震技術の発展にすぐれた実績を上げるとともに、東北地方の耐震判断業務を通じて、我が国の既存建築物の耐震診断、耐震改修の促進に多大な貢献されたことが評価され、国土交通大臣賞・耐震改修貢献者賞を平成29年4月10日に受賞されています。その先生が、ピロティー建築は、外壁がなく津波のエネルギーを受けなかったと分析しています。だから、安芸市役所も移転せずに、新庁舎を現在地にピロティー工法で建築、安芸市の未来を考える会が高知市の一級建築士の方に作成してもらった図面のように、現在の技術をもってすれば災害を免れる建物ができるはずです。
 また、新庁舎に避難所になる階をつくれば、市民の命を守ることにもつながるとも、それが、市長が言われる市民の命を守る庁舎になるのではと思うが、いかがですか。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  今まで何回か御答弁申し上げましたが、私はピロティー形式の建物というよりも現在地に建設するということは、検討委員会の答申でも出ておりましたが、津波浸水区域外で建設できないとき、津波浸水区域内で建設をするに至ったときは、職員の参集や関係機関がすぐに集まれる、発災後すぐに集まれるような、そういう配慮をするということがございますので、そのとき、この現在地であれば、職員がすぐ集まれるのか、関係機関がすぐ集まれるようなアクセス道路ができるのかどうか、それも念頭にございます。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) そのアクセス道路ができるかどうかで終わっちゅうがですよね。これはアクセス道路は後でまたお伺いしますので次行きます。
 地方自治体は、人口減によって財政難に直面、将来存続が危ぶまれる消滅可能性都市がふえる見込み。安芸市も当てはまるのではないかと思われるが、これを解決するため国土交通省などが、(住宅や病院・商業施設・子育て施設・市庁舎など市街地中心に集める取り組み)コンパクトシティー政策を推進しているとの記事がありました。山口県周南市は、交流施設や市役所を整備し、市街地への訪問者をふやし、民間と連携した店舗誘致もしています。安芸市もこういう施策ができないものか伺います。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  山口県の周南市ということでございますが、そこは津波のリスクがあるかどうかを、ちょっと私、この場ですっと確認をようしませんが、当然安芸市におきましても津波のリスクがなければ、そういうことを取り組んでいかなければならないというふうに考えております。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 2のプロジェクトチーム発足について。
 市長は、庁内6課の課長と副市長との7人で構成するプロジェクトチームを発足させ、市長の考え方を基本に候補地選定を進めてほしいと指示しているが、職員だけのチームでは全く意味がない。今回も市民の思いや意見を聞こうともしていない、どういうことかとの市民の声、市長、聞こえていますか、伺います。
○小松 進副議長  副市長。
○竹部文一副市長  プロジェクトチームについての御質問にお答えいたします。昨日、7番議員の御質問にもございましたが、もう少し詳しく御説明いたします。
 安芸市では、市長が決定する特定の行政施策について、効率的に処理するため必要に応じてプロジェクトチームを置くと要綱で定めております。このプロジェクトチームは、基本、庁内組織であり、その構成する総括者及び班員は市長が命ずることとなっております。
 新庁舎建設につきましては、昨年度までは主に財産管理課で取り組んできておりましたが、ことし4月に新庁舎の建設について検討を行うため、このプロジェクトチーム設置要綱に基づき安芸市新庁舎建設プロジェクトチームを設置しております。
 このプロジェクトチームにおきましては、新庁舎の建設候補において建設地検討委員会の答申をもとに今後整備が予定されます阿南安芸自動車道・安芸中インターチェンジ以北の津波浸水区域外を基本に、その可能性について検討しているところでございます。
 候補地の選定に当たりましては、検討委員会の委員長をお願いしておりました高知大学の原教授の御意見もお聞きしたいと考えております。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) それでは、宿毛市の新庁舎建設候補地3案ですが、これも昨日出てましたが、3カ所のうち2カ所は浸水区域内、最大浸水深が6.9メートルと6.7メートルだったと思いますが、あとの1カ所が高台だがL2では1.2メートルの浸水深の場所だったと思います。
 安芸市と違うところは、庁舎建設審議会に学識経験者10人を委嘱、住民意見交換会を市内7カ所で開催する。また、できる限り人口集積地、市街地への建設を優先させたいが、適当なところが出てくれば議論に加えることもあると説明しています。これが本当の市民の思いや力を結集、と横山市長が言われている市民のための市政ではないかと思われますが、市長、どう受けとめますか。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  審議会で答申といいますか、協議をした後、意見交換会とおっしゃられましたが、安芸市のほうも一応説明会ということで市が3カ所の候補地についてしょっぱなは、そういうことで説明をさせていただきました。宿毛のほうも、安芸市は名称が説明会でございましたが、宿毛は意見交換会ということで、内容的には同じような進め方になろうかと思っております。意見を同じように説明会でもいろいろ、さまざまいただきましたので。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 安芸市と違うところはと言ったのは、宿毛市は意見交換会で安芸市は説明会ながです。私も何カ所か聞きにも行きましたけど、移転をして建てるための説明がほとんどで、現地でという話が全く出てないです。その中で、移転をしたらいかんじゃないかいう意見が多々、多数、多少出てもほぼ理解を得られたと、黙って聞いてる方は。だから説明会を聞いたので理解を得られたというふうに執行部はとられて、この議会でも答弁してるみたいですが、そこがちょっと違うんじゃないかと思います。
 今言ったように、安芸市は移転説明会で、市の方針だけを押しつけた説明だったが、宿毛市は住民意見交換会として市民の意見を全て取り上げる体制で進んでいます。来年末、新庁舎完成の香南市も有識者や市民らでつくる市庁舎整備検討委員会を立ち上げ、整備計画をまとめています。
 安芸市のプロジェクトチームを市長の考えを押しつけるのではなく、各地域の市民代表を委員に入れ、市民の意見を取り上げる体制をとるべきと思うが、市長伺います。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  議員から宿毛市のことの御質問がありましたけれども、宿毛市はですね、3月に移転を表明しておりまして、9月に議案として上げたいということを聞いております。これ、職員が安芸市のほうに来ておりましたので、直接お話ししたところですけれども、安芸市の場合は、これまでも25年度から基本構想検討委員会、これで一般公募市民、市内の団体の長とかの意見を聞いておりますし、それからまちづくり懇談会も実施しておりますし、説明会も行っております。
 安芸市の場合、一定、段階を踏んでこれまでやってきておりまして、宿毛市は、もう非常に短い中でやっておりますので、一気にこういうことになっておるのと思います。
 説明会についても、一方的に市の方針を説明するだけではなく、意見交換の場も設けておりますので、何ら意見交換と変わることはないというふうに思っております。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  プロジェクトチームに市民を入れたらどうかということでございますが、先ほど副市長が答弁いたしましたが、プロジェクトチームというのは、市のほうで設置要綱がございますが、市の職員で庁内のそういう中で検討する、議会へ提案する前段の前段なんですが、そういう案を市として固めると、その後、今回でしたら再度、同じようにまた市民の方に市としてのそういう案をお示しする形になろうかと思いますが、しょっぱなの検討委員会では市民の方も入って安芸市のほうやりましたが、結局、安芸市のほうは答申としてまとまりませんでした。津波浸水区域外と現地ということで、結局そういうこともございましたので、これもこれまでお話をしてきましたが、2回目の検討委員会では、専門的な先生方に集まっていただいて専門的な見地から選定をしていただいたというところでございます。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 財産管理課長が先ほど意見交換会というか、意見も吸い上げてということを言われましたけど、公民館のそういう説明会、課長は行かれたことありますか。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  全ての説明会には行っておりませんが、防災センターでの説明会には参加いたしました。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 私はどうしてもその説明会が意見交換会の場だったとは、どうしても思いません。やっぱり、市からの資料を見せられて、その資料について説明を受けたというのが強いイメージが残っています。
 それと宿毛市は、これ6月2日の高知新聞ですが、建設審議会が、6月12日ですか、だから11日に現地も視察してます。こういうことで今動いてまして、それから9月に決めるということで、緊防債も9月最終段階で適用されるようなことを書かれてましたけど、安芸市は、3月がタイムリミットいうことで早急に動きましたけど、その差はどういうことでしょう、伺います。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  宿毛市の場合の候補地3つは、いずれも公有地でございます。現庁舎跡地、それから県立病院跡地、それから高台の小深浦というのは、避難地として整備した約4ヘクタールの土地を想定してるみたいですけれども、宿毛市の職員とも話しましたが、実際にそう新聞に書かれておるけんど、現実的には難しいんじゃないかという見解も持っておりまして、昨日、企画調整課長が答弁しましたように、適用になる範囲内のものはもらいたいというふうな考えを持っておるようでございます。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 私も県の市町村振興課、何度も行ってますが、県のほうでは6月議会まで出れば何とかいけるんではないかということを聞いてますので、県がそういうことならば9月ぐらいは何とかいけるだろうなと、私は感じております。
 ちょっと時間がないので、次行きます。
 アクセス道路について伺います。現在地での建設はアクセス道が困難と言ってるが、災害後の対策のためのシミュレーションを検討したことがあるのか伺います。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  建設地検討委員会の答申で、現在地は地震・津波に耐えられる建物を建設したとしても、瓦れきの堆積や津波火災のリスクが高くアクセスの確保が難しいという検討結果が出ておりますので、アクセス道路のシミュレーションは行っておりません。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) だから、先ほども説明しましたけど、ピロティーは波が抜けるので、瓦れきがたまらずに波が抜けてますということが出てます。今、市民の方からも反対署名も出て現地でという声が出てるのに、なぜそのアクセス道路が確保できるかどうかの検討すらせず、調査もしないのかおかしいがじゃないですか。何かあるがやないかいうて市民はよく聞きますけど、いかがですか。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  ピロティー形式自体を否定するものではございません。当然、大学の先生なんかもやってますし、ピロティー形式なったら柱なんで、津波、要は波力は減退できて波も抜けるというふうに思っておりますが、現在地の検討につきましては、被災後、役所がすぐに機能しなかったという東北の教訓でありますとか、答申に基づきまして、発災直後から人が集まる場所であることが重要という答申をもとにやってまして、現実的にそういうアクセス道路を整備するためには、非常に高架橋でずっと道路をつなげてくるとか、あるいは土盛りというような工法になると思いますけど、それは現実的ではないんじゃないかというふうに考えております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 被災直後は、職員もすぐには行動とれないと思います。例えば、職員の勤務時間外に被災すれば、避難所に避難し解除されるまで動くことができないのではないですか、伺います。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えします。議員が言われましたように、当然、二次被害を避けるため、当然、津波が終息されるまでは参集はできない状況となります。
○小松 進副議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午前10時38分
     再開  午前10時39分
○小松 進副議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。
 危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  先ほどお答えしたのは、津波浸水区域内に災害対策本部等を設置したときのお話で、災対本部が津波浸水区域外であれば、そうではないということです。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) いや、勤務時間外で職員が自宅におった場合ですよ、に被災を受けたときにすぐには来れんじゃないか、庁舎のほうには来れんじゃないかということを聞きよったがです。
 次行きます。職員の参集は、被災後は徒歩になると思うが、現状では国道を一番に啓開してくるはずで、その国道が復興しなければ参集は遅くなるのではないですか、伺います。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  まず、先ほど答弁いたしましたように、参集には津波の影響が考えられます。次に、津波が終息した場合につきましては、当然、先ほど言われましたように、瓦れき等のことがあります。瓦れきにつきましては、道路啓開によることが当然あろうかと思いますけれども、道路啓開につきましては、作業開始後、国道であれば3日ということが計画上、位置づけられております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 国道が3日で啓開されるならば、現庁舎地へ早期の参集は可能になるんではないですか、伺います。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  先ほども言いましたように、道路啓開作業開始後3日で道路啓開はされるという計画です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 国道が啓開されれば職員の参集も当然、国道通って来れるわけですので、国道沿いにあるこの庁舎は、早く参集できるということですよね。違いますか。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  あくまで想定のお話ですけれども、津波終息後、作業が開始されるという前提ですので、そこから3日で道路啓開されれば参集は可能かと思います。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 現地では、市役所は機能しないと言っていますが、いつから機能させるのか、いつから機能しなければいけないのか伺います。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  お答えいたします。
 大規模災害発生後の応急期につきましては、被害の情報を速やかに収集整理し、人命救助や応援要請などを行う必要がありますので、発災後、速やかに災害対策本部を立ち上げまして応急対応を開始する必要があります。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) その速やかにというのが、わからんがですよね。どれくらいの範囲を見てるか、だから情報云々は、防災センターでそれはまず最初できるわけですよ。そのために防災センター建ててるわけですよね。執行部がいつも言われる職員の参集をすぐ参集して市民のためということをよく言われてるので、いつまでに集まって、いつから動かないと市民の命が守れんか、そういうとこの検討はちゃんとされてるのか伺います。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  まず、速やかにというのは、もう本当限りなくできるだけ早くというか、何かようわからんのですけんど。ただ、とにかく早く応急対応にかからんといかんということをお伝えしたいんですけれども。あと勤務内であればですね、本当、速やかな対応が可能かと思います。ほんで先ほど聞かれましたように、時間外の場合はですね、今の現状でのお話になりますけれども、防災センター周辺の職員は、家におればの話ですけれども、防災センターへ緊急避難します。そこで、全員が集まるときと全然体制は変わりますけれども、まず、情報の収集から職員の安否確認とかを行いまして、どれぐらいで参集可能なのかというような情報収集に当たるようにしております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) できるだけ早く参集というのはわかります。だから、この現地で庁舎が災害受けなければ、参集は同じようにできると、私は思っております。
 次に、市民の命・財産を守る取り組みということで、市としての現在の取り組みは進んでるのか伺います。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  これまで、前回もちょっと答弁させていただいたものですけれども、これまでには命を守る取り組みとしまして、避難タワーや津波緊急避難路、そして地域における津波ハザードマップの作成や自主防災組織への資機材整備等の補助、また南海地震に係る講演会等を開催しまして教育などを行ってきました。現在におきましても、この取り組みに加えまして命をつなぐ取り組みとして避難所運営マニュアルの策定や避難所の環境整備、高齢者や障害者、妊婦などの災害時要支援者に対する個別支援計画などの作成などと並行して訓練の実施などにより有事に備えております。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 例えば、建設会社・建築会社が所有してる重機などですよね。その重機などを高台で保管する場所等は確保できていますか。浸水区域に重機があれば被災後に活動することはできなくなるので、伺います。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  議員おっしゃられる件につきましては、道路啓開におきましては大変重要なことであると考えます。その上でですけれども、業者にとりましては、工事現場から日々重機を高台に移動させるということは、当然、かなりの負担であろうかと考えておりますけれども、道路啓開を実施する高知県におきましては、道路啓開を確実に実施するため、建設業者の業務継続計画策定に合わせて浸水想定区域外での重機の確保を促しておりまして、現段階では、そのような高台に移動させて備えているという状況ではありません。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 安芸市としても、やはり建設会社と相談するなりして、そういうことをやっぱり進めていったほうがえいんではないかと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、被災後ですが、避難場所等への医師の派遣は、大体何日後をめどに考えているか伺います。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  この医師派遣につきましても当然応急期に実施しなければならないことで、これも速やかというところがありますけれども、当然参集するに、今、医療救護所を設置するのは安芸第一小学校と土居小学校としておりまして、そこがもし被災した場合は、安芸ドームとか清水ケ丘中学校とかを用意しておりますけれども、できるだけ早くという話ですけれども、二次災害を防ぐために津波終息後になろうかと思います。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) やはり市民の命を守るということは、これ一番大事だと思いますので、そういう医師の派遣等はもうちょっと詰めて検討しておいていただきたいと思います。
 次にですね、被災後、通信網、無線などですね、職員全員が使えるようになっていますか。それと各家庭に緊急速報を伝達する戸別受信機の配付は、どうなっているのか伺います。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  まず、災害対策本部等職員の通信についてですけれども、携帯キャリアが提供しますBiz安否確認システムによりまして、本部から各職員に状況確認や指示などに対して対応可能なのかを一斉配信しまして、各職員からの返信により状況を確認することができます。そのほかの通信手段につきましては、緊急避難場所に配備されたトランシーバーや同報系無線子局の通信回線により通話を行うことができております。ただし、各職員におけます携帯とかメールの通信網は確立されておりません。
 次に、戸別受信機についてでありますけれども、防災行政無線の放送内容を各世帯に届ける戸別受信機ですけれども、現在、1台5万円ほどの価格のため、安芸市の全8,411戸に設置となりますと約4億2,100万円が見込まれますので、この費用に受信状態が悪い場合は、屋外アンテナの設置費用が加わることになります。事業実施に係る補助制度としましては、県の地域防災対策総合補助金事業による2分の1補助の年2,000万円を上限とする制度がありますが、全額を戸別受信機に設置に充てますと自主防災組織の資機材整備や避難誘導灯の整備などが実施できない状況になることや、補助制度の上限が2,000万円であることから、全額を活用したとしても約10年かかるとの要因によりまして、進めることができていない状況です。全国的にも同様の要因によりまして設置が進んでいないことから、総務省消防庁は、標準装備すべき機能を8つに限定した報告書をまとめまして価格を従来の5割から6割に抑えたモデルの生産につなげ、普及を目指すこととしておりますので、このことや財源支援の動向に注視している状況です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) この戸別受信機の件は、2年ほど前ですかね、市民からアンケートもとってやってたので早く進んでいくかなというふうに思ってましたけど、まだそういう段階ということでちょっと残念です。黒潮町は、これとまた違うんですよね。戸別端末機ですか、を全戸に配付されてるいうことを聞いてますので、安芸市もできるだけ早く取り組んでほしいと思います。
 次に、海岸の防潮堤、河川の堤防、道路の強化等の対策ですが、29年第4回定例会で危機管理課長が、県土木事務所は、現在の堤防でL1は対応できると言ってます。現在、浜は土砂などの堆積で堤防の高さがなくなっています。また、伊尾木・穴内地区は台風の高波で越波するときが何度かあって、公民館などへ避難している状況で、本当に今の現在の堤防で大丈夫なのか伺います。
○小松 進副議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  今の現在の状況が大丈夫なのかということは、ちょっと御答弁できる状況ではありませんけれども、再度、管理します県のほうに確認しますと、判断としましては、L1の想定最大津波高9.1メートルに対しまして防潮堤高が9.6メートルから11.4メートルであることから、高さはあるという判断しているということでした。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 安芸海岸の堤防の高さを一回はかってください。こんな高い波がきたら、まず無理だと思います。それ、お願いしておきます。
 次に、安芸市の水源地は何カ所あり、地震・津波対策はできているのか伺います。
○小松 進副議長  上下水道課長。
○山崎明仁上下水道課長  上水道の水源地は5カ所、上下水道庁舎の安芸水源地、そして川北水源地、江ノ川上公園の西側に位置する第3水源地、そして赤野に2カ所の水源地となっております。そして、それに簡易水道の水源地が4カ所、井ノ口、入河内、安芸ノ川、大井、全部で9カ所でございます。
 地震対策といたしましては、上下水道課の庁舎は、新耐震基準により平成元年に建築をしております。そして、津波浸水対策といたしまして、水道庁舎、水源地におきまして安芸水源施設浸水対策工事を行いました。ほかの水源地の地震対策も含めた計画といたしまして、今年度末までに水道施設の更新計画を策定し、順次、優先順位の高いものから実施していく予定です。
 以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) まだ全箇所できてないということで、早急にお願いしたいと思います。
 次に、被災後の水道復旧のめど、対策は立てているのか。さきの18日に発生した大阪の地震では、水道管の破裂で水しぶきが高く上がっている様子が放映されていました。市として、そういう対策、すぐ復興できる対策はできているのか、また水道管、これ本管とか支管とかあると思いますが、そういうのの在庫の確保はしてあるのか伺います。
○小松 進副議長  上下水道課長。
○山崎明仁上下水道課長  まず、先ほどちょっとお話をいたしましたが、地震対策といたしまして、今年度末までに水道施設の更新計画を策定する予定をしております。その中に管の老朽化、それから耐震化も含めて計画を立てて、それで優先順位の高いものから実施していくというふうになっております。
 それから、被災後の復旧計画等でございますが、平成28年3月に安芸市上下水道BCP地震津波編を策定しています。主なものとしまして、発災後、上下水道課は施設等の被害情報の収集、上下水道工事業協同組合指定業者復旧資材の応援協定先、資機材の調達先の被害状況の把握や資材・資機材確保の依頼、そして優先すべき給水拠点の調査ルートを決定することを3日以内をめどに、そして安芸水源地、川北水源地の応急点検復旧を7日以内をめどに稼働できることを目標に考えております。
 なお、被災後の応急復旧計画につきましては、可能な限り30日以内とするということを目標として策定しているところです。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 水の確保というのは、本当に命を救うために大事なことと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、5番。移転反対署名について伺います。移転反対署名名簿は、公表されているのか、またいつ公表されたのか伺います。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  昨日の御質問でもお答えいたしましたけれども、署名については、原本については財産管理課で保管しておりまして、署名は公表しておりません。
○小松 進副議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午前11時
     再開  午前11時6分
○小松 進副議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。
 6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 市長は、署名などの結果を特定の議員だけに公表したのか、14人の議員に対して公平・公正であるべきだと思うが、伺います。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  いただいた署名を議員を含めまして外部の方に公表することは、絶対にございません。一番は、御本人に聞いていただいたら一番よろしいかと思いますが、なお、昨年12月に2回私のほうへ反対署名、そして陳情に6番議員も来られました。そのときに6番議員は、今から議会のほうへ同じように陳情に行くということで、議長のほうにもそれを渡されたと思います。そしたら、議会のことは余りよくないんですが、議会のほうで議員も見ることができるんではないだろうかとは思うんですが、そこちょっと確認してないんであれなんですが、ただ、その署名というのは、市だけではなくて議会のほうも行っているということを6番議員のほうはおっしゃられましたので。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) そうですね。議長というのは、私、ぴんとこなかったもんで、議長にも確認してみます。
 続いて、安芸市個人情報保護条例第8条初めの3行と第12条、読んでください。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  第8条「実施機関は、個人情報取扱事務の目的以外の目的のために、保有個人情報(保有特定個人情報を除く。以下この条において同じ。)を当該実施機関内において利用してはならない。」、ただし書きとして、「次の各号のいずれかに該当するときは、この限りでない。」ということを書いてございます。
 それから、第12条を言われてましたかね。第12条、職員等の義務ですが、「実施機関の職員は、職務上知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的に使用してはならない。その職を退いた後も同様とする。」と書かれております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) それでは、13番議員が市議会だより第77号で、市長の最初の選挙で相手を応援していた市のOBの多くは、庁舎移転反対の署名をしている、そのことをどう思うかの問いがあります。この議会だよりを読んだ市のOBの方や一般市民の方々から、「安芸市は署名簿を議員に漏らすのか、どこの誰が反対したということを議員に報告するのか」などと私のほうに問い合わせがありました。安易に署名できない、個人情報の漏えいではなど、怒りの声が上がっています。安芸市役所の信用が失われていますが、市長、どう思いますか。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  議会だよりの記載の仕方については、私がどうのこうの言える立場ではないですので、真実は先ほど御答弁申し上げましたとおりでございます。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 市のOBというのは、どうしてわかったのかというのが市民が聞きたいとこながですが、どうですか。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  私は、明確にはお答えできませんという御答弁を、確かさせていただいたと思いますので、私のほうはOBが云々いうことはわかりませんので、いたかもわかりませんし、いなかったかもわかりませんという御答弁を差し上げております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) これは名簿を見ていないとわからないと思うが、市長が公表しておれば先ほど読んでいただいた安芸市個人情報保護条例第8条、市職員が教えたのであれば保護条例第12条に違反すると思います。この件は、市民から納得できるよう調査してほしいとの要望が出ています。議会そのものの資質も問われています。執行部での調査または第三者調査委員会を立ち上げて、徹底した調査を依頼したいが、市長伺います。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  市の情報公開につきましては、先ほど答弁申し上げましたが、その前段で議会のほうへも6番議員渡すということでしたので、議会のほうも、それは議員は全て閲覧はできるものかできないものかいう、ちょっとわからないんですが、そこも確認された中での市に第三者委員会を設置せよということだろうと思いますが、ただ、市のほうは議会のほうへそういうことを調査、市の内部だけということなんでしょうか、議会のほうへそれを市も確認せよということなんでしょうか。質問はちょっとできないんで、そういうふうに今、思いました。
 まず、議会のほうも確認をしていただいた中で市のほうへも、議会はそういうことが全くないということであれば、市のほうも当然していかなければならないということもあろうかと考えております。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) わかりました。
 今後、市民から何らかの動きがあると思うので、改めてこれは追及していきたいと思います。
 次、2の看護学校について伺います。平成27年12月17日、高知新聞に「看護学校安芸郡医師会で開設断念」、平成30年5月2日「東部看護学校また頓挫、安芸市に計画、県承認せず」、庁舎移転でもまた否決、看護学校設立ではまた頓挫、との記事です。「市長は何しゆうがな、庁舎建設でまた、看護学校でまた、何ともならん」という市民の声です。これは当然、市長の責任でもあるが、このような記事が掲載され、情けない思いをしている市職員も多いのではないかと思います。
 それでは、(1)の不承認となった理由を伺います。
○小松 進副議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  お答えをいたします。
 平成30年3月29日付、県より下記の理由により、これを承認することはできないとの通知があっております。1つ目としまして、設置者となる一般社団法人高知東部振興協議会の構成員が確定しておらず、社員の責任割合も定まっていないなど体制が整っていないこと、2つ目、学生確保の見通しの根拠とされていた9市町村による安芸地域以外の出身の入学者を対象とした奨学金制度の創設が決定されていないこと、3つ目、校舎の施設整備費を除き教材や備品等の施設整備費及び運営経費等に係る資金計画が明示されていないこと、であります。3つ目のことにつきましては、資料を提出していたものであり、県から撤回をしたものでありますが、1及び2の指摘事項については、その当時時点での対応は困難と考え、このたびの看護専門学校設立については不本意ながら県の通知を受け入れることになったというものでございます。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 議会での答弁では、順調に進んでいるということを聞いていました。これはうそだったんではないかと、今、思っています。
 時間がないですので、次行きます。(2)安芸市としての取り組みを伺います。市長開会挨拶で、28年第4回定例会にて最初の説明を受け、29年第1回定例会では、当初予算で負担金を計上、以下第2回、第3回定例会で取り組みの報告をしてきたが、第4回定例会では話が出ていない。この時点で既に不承認がわかっていたのではないか伺います。
○小松 進副議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  看護学校の設立につきましては、平成29年12月に設置計画書を県のほうへ提出しておりまして、それからですね、実施機関や先生方の書類等について県と協議をしてきておりますけども、その時点で、不可能とかそういったことは考えておりませんでした。
 以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 29年第3回定例会市長挨拶では、9市町村の拠出金申請などの調整や事務を行うため、市民課内に看護学校推進室を設置し、職員を配置するなど、開設への支援体制を強化しております、と言っていましたが、12月にその担当職員が急に退職しました。その理由を伺います。
○小松 進副議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  5月の議員協議会でもお答えしたと思いますが、退職の理由は、一身上の都合によるものしか本人は申しておりません。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 他市町村により進捗状況などの問い合わせに答えられていたのか、ちょっと疑問の点があります。というのも、安芸市に問い合わせしても返事が返ってこないと他の市町村の不満を聞いています。担当職員が答えられるような進捗状況ではなかったのでは。伺います。
○小松 進副議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  お答えをいたします。答えられなかったような進捗状況なのか、時期がですね、いつなのかは、ちょっと私もわからないんですけども、確かに3月の末のほうになりますと、なかなか厳しいというような話が出てきまして、そういったことには答えてないのかどうか、ちょっと私も記憶にはございませんけども、基本的にもし他市町村からそういった問い合わせがあっておくれているのであれば、私の責任ということになりますけども、大体、ほかの市町村から問い合わせがあったことについては、若干時間はもらいましたけども答えてきたつもりでございます。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) (3)の県との交渉について、市長は県との交渉の立場に何度立ち会っているのか伺います。
○小松 進副議長  市長。
○横山幾夫市長  何度、県との交渉ということでございますが、それぞれ担当課長、副部長、部長、知事、副知事といろいろありますので、まず、平成27年の4月13日に看護学校で県庁へ相談に出向きまして以降、県知事、それから健康政策部長、これは健康政策部長とは、それ以降6回以上県へ行ったり、それから政策部長は安芸市へ来てくださったりいうことでしております。
 なお、直接、内閣府、地方創生推進交付金という制度がございましたので、県のほうを通じて直接、内閣府のほう地方創生推進事務局参事官と政務官に県を通じて直接会って相談・要望に行っております。それぞれ内容につきましては、東部地域への看護学校の必要性、それから看護学校の建設等に当たっての施設整備補助金の引き上げ等についての要望でございます。それから、内閣府につきましては、先ほど言いましたが、地方創生推進交付金等の看護学校に対する国の支援策についての要望でございます。
 なお、県へそれぞれ部長、知事に要望に行くときは、地元の3県議も同行をしていただいております。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 内容は次に質問する予定でしたけども、市長が言われましたので、次行きます。
 29年度予算で、看護学校設立拠出金818万円を計上してあるが、安芸市の出資金は幾らか伺います。
○小松 進副議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  負担金をどれぐらい出しているかということでございますが、これまでに看護学校設立のための負担金については、支出はしておりません。ただ、準備に要した費用につきましては、9市町村、医療機関で負担していくことになっておりますので、準備費の清算を行うことから負担金が必要になってくるものというふうに考えております。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) その準備等にかかった費用のお金は、今後議会への報告はありますか。
○小松 進副議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  必要になってくると思います。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 続いて3、観光振興について伺います。4月21日、志国高知幕末維新博第二幕が開催され、県内25会場で多彩な展示やイベントが展開されています。6月16日の新聞には、「新・龍馬記念館5万人超え」、目標では7月上旬を見込んでいたそうだが、大幅に早い大台到達となっています。
 (1)それでは、安芸市の観光客集客への取り組みについて伺います。第1回定例会でも聞いていますが、何か新たな取り組みはあるのか伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  幕末維新博第二幕の取り組みということでよろしいでしょうか。幕末維新博の地域会場は、歴史民俗資料館ですが、第二幕の取り組みとしましては、7月14日から9月2日まで幕末維新写真展を、10月27日から12月16日までは三菱3代社長であります岩崎久彌氏に関する企画展を行う予定をしております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) もうちょっと早い時期にイベントなどを企画してお客さんを呼び込む工夫は欲しいです。
 次に、下水道PR目的に企画されたマンホールカードが、全国的に人気を呼び、観光に貢献しているということを聞いています。安芸市は発行していますか。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  発行はしておりません。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) それでは、安芸市のマンホールのデザインは、どんなものがありますか。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  全てをちょっと把握しておりませんが、主なものは野良時計とかがあります。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 県内では、高知市、須崎市、香南市の3市と県が計6種類発行しています。カードは、発行元の自治体に行かないと入手できないため、観光面でも一役買っています。安芸市もこういう情報を入手し、こういう流れになぜ乗っていかないのか、もっともっと観光面で人を集める工夫をお願いしたいが、伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。県の担当課にも聞きましたけど、マンホールカードは大変人気があり、カードを求めて該当自治体に、わざわざ来られる方も多いと聞きましたので、上下水道課と協議したいと考えております。
 なお、カードの作成は、公共下水道のマンホールが対象ということであり、安芸市では先ほど言いましたが、野良時計のマークが入ったマンホールは対象になりますけど、土居、赤野は農業集落排水ですんで、対象外ということです。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 須崎市は、何か「しんじょう君」のキャラクターの入ったマンホールのを新しくつくるということを聞いてます。安芸市も伊尾木洞とかいろいろあるので、ちょっとそういう企画も工夫していただいたら、えいんではないかと思います。
 次に、伊尾木洞へ鉄道を利用して来られる観光客もふえております。29年第2回定例会で提案した伊尾木駅へのロッカー設置は検討されたのか伺います。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  鉄道利用者のための伊尾木駅のロッカーの設置という御質問だと思いますが、現状の伊尾木駅の建物の構造では、ちょっと雨が吹き込むため設置するとなれば建物の一部改修が必要となることや、無人駅で常時監視できないという防犯上の課題があります。今年度、Kマートの駐車場に観光案内所とトイレの整備を計画しておりますので、この施設にコインロッカーを設置し鉄道利用者も誘導できないか、現在、商工観光水産課と協議をしております。
 また、コインロッカーの管理運営方法につきましても、あわせて検討したいというふうに考えております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 案内所の周辺にコインロッカーを、もし設置するようになるならば、駅での案内、コインロッカーここにあるとか、そういう行き届いた看板がまた必要になってきますので、そちらのほうの検討も、案内所、トイレのとこは車で行かれる方ばかりですので、恐らくロッカーに預ける必要のある人はいないと思います。汽車、鉄道を使って来られた方が荷物をいっぱい持ってるので、その荷物を預かってほしいという声が聞こえて、伊尾木公民館の館長がいるときは、何人かよく預かってます。そういうことの行き届いたことをちょっとやれたらと思うんで、あとの案内板等が、また必要になってくると思いますんで、よろしくお願いします。
 (2)の道の駅大山の利用状況について伺います。オープン時は大盛況と聞いていたが、その後の利用状況を伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。道の駅大山のリニューアルオープン後の状況は、5月末までの売り上げレジ通過数で、前年同月で比較しますと売り上げで約509万円の増、レジ通過数で4,200人の増となっておりますが、これまでは提供できるメニューの数も少なかったことから、今後は日がわり定食等メニューの拡充を図りさらなる集客につなげていくことを施設の指定管理者であるJAと話をしております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 5月末までは、なかなか盛況だったみたいですけど、最近は本当に寂しくなってきてます。
 道の駅大山の特色は、また売りは何か目玉はあるのか伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  議員の御質問の一番売りは何かということですけど、景観もありますが、道の駅の改修に当たっては、農林水産物の販売拡大ということで補助金をいただいております。このことから、食のアドバイザーから助言をいただき、メニュー化となった地元のナスなどの野菜を使ったキーマカレーが売りですが、やはり安芸市ですんで、売り上げが一番多いのは釜あげちりめん丼ということです。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 改修した飲食スペースの位置づけを伺います。これはレストランなのか食堂なのか喫茶店なのか伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  議員が言われた全てに該当すると思います。
 なお、増築した部分は、市としては飲食スペース、食堂と認識していますが、道の駅で食事をとられる方、休憩のみでも利用される方など、道の駅を利用される方全ての方に自由に利用していただけたらと考えております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) JA土佐あきが発行している広報紙5月号に、「道の駅大山改装人気、月間来店数2.7倍に、ランチや直売所好評」と写真入りで掲載されています。この中に野外の休憩スペースを屋内型喫茶スペースに改修となっていますが、私は、この改修はレストランの改修と思っていましたが、違いますか。伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。先ほども言いましたけど、やっぱり喫茶でもありますしレストランでもありますし、食堂でもあると思っております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 地元の方に聞かれると、やっぱりちょっとがっかりしたという声が多いです。それとセルフ、セルフはよしとしても通路を渡って、何言います、注文した品を運んだり持っていったりせないかん、その通路があるのがすごい不評です。これからそういうセルフの時代になってくると思うんですけど、もうちょっと工夫は要るんじゃないかと。先日、日曜日も行きましたけど、12時半に行っても3人ぐらいしかおりません。やっぱり、そういうことが、お客様がだんだん減ってくるということなので、やはりもうちょっと工夫をとってほしいと思います。
 それと今、課長が言われた飲食スペース内に置いてあったナスなどの地元野菜を使ったレシピ、非常に好評でした。県外の方に聞くと喜んでくれてます。先日、日曜日に行きましたら、そのレシピなくなってましたけど、もうやめたがでしょうか。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  好評でたまたまなくなっちょったんじゃないかと思います。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) ああいうのはやっぱりどんどん使ってほしいと思います。
 道の駅大山とレストランの営業時間を伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  飲食の提供時間ということですかね。11時から午後の2時までです。
○6 番(山下 裕議員) 道の駅大山は。店舗は。
○山崎孝志商工観光水産課長  済みません、店舗の営業時間は朝の9時から午後5時までです。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 遅くて閉まるのが早いいうのをよく聞きましたので、私もちょっとほかの道の駅の営業時間をちょっと調べましたが、例えばキラメッセ室戸は8時半から17時、レストランは10時から20時です。かわうその里すさきは、9時から18時、レストランが11時から19時、四万十とおわは8時半から18時、食堂が9時から16時というふうになってます。道の駅大山、どう見ても観光客を呼び込んで商売しているようには思えませんが、いかがでしょうか。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  議員からの指摘もありましたけど、道の駅を利用された方から営業時間の改善の要望があったかについて、道の駅のスタッフにも確認しましたが、道の駅または市にもありませんでしたが、開店時間を早めることにつきましては、今後モーニングもメニューに入れたいということを聞いておりますので、指定管理者と協議させてください。
 また、飲食の提供の終了時間は、翌日の仕込み等の準備もあり午後2時となっておりますが、超過した場合でも臨機応変に対応していることから、時間の延長の可否につきましても指定管理者と協議させていただきます。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 恋人の聖地の売りとして、夕暮れというか夕日を見に来る観光客が結構おります。これ夏も冬もです。一番の売りは、あそこから沈む夕日を見る、若い方がですね、それが一番の売りながです。その売りを生かさず5時で終わってます。5時以降、私もちょこちょこ通りますが、車、数台とまってます。県外の車もあります。やっぱりそういった売りをもっと前面に出してやれば、観光客たくさん来るはずながです。観光客が来ないので、そういう体制をとってると思うがですが、そういう体制で例えば2時で終わって、また夕方5時ぐらいから7時ぐらいまであれをオープンすると、そういった観光客がまたふえてくるんじゃないかと、それを思います。だから、やっぱり民間の企業なんかですと、必ずそういうことをやっていくと思うがですけど、やはり商売としてもうちょっとやっていただいたら、あそこをもっともっと売り出せると思いますので、よろしくお願いします。
 次に、恋人の聖地のあずまやを取り壊し、中央にある藤棚に藤がない状況が何年も続いています。観光地として非常に残念に思うが、何とかならないものか伺います。
○小松 進副議長  財産管理課長。
○野川哲男財産管理課長  御質問のあずまやにつきましては、支柱にクラックが入りまして倒壊の危険性が出てきたため、平成28年4月に解体をしております。議員が言われますように、河野公園、恋人の聖地として訪れる人もふえてきておりますので、あずまやについては、もともとあったものを倒壊の危険性があるから取り壊しておりますんで、現在設置に向けて進めております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 夏にあそこ暑いです、本当に暑うて、ゆっくりする気もしませんけど、若い観光客の方、座って夏場おりますので、やはりそういう対処を早急にお願いしたいと思います。
 次、(3)の伊尾木洞の周遊について伺います。道の駅大山とあなごうとの周遊ルートの検討を今まで何度も質問していますが、具体的な工夫はされているのか伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  お答えします。
 伊尾木洞の駐車場用地としてお借りしている場所に観光案内所を建設する予定であり、完成すれば、その施設を核として大山を初め市内にある各施設へ誘導する仕組みづくりを、また施設の管理運営につきましても、あなごう保存会を初め関係団体の皆さんと協議させていただきたいと考えております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) よろしくお願いします。
 あなごう周辺と大山岬周辺の食事どころなどを紹介したマップを一緒に作成できないか伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  市が特定の店舗を詳しく紹介というものはできませんが、道の駅周辺の名所、店舗の所在を示した簡易なマップのようなものであれば可能であると考えております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 次に(4)の案内所・トイレの設置について伺います。工事はいつからになるのか、完成時期はいつになるのか伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  工事の着手は、ちょっとまだ未定ですけど、来年2月に開幕するポスト維新博に間に合わすためにも、来年の1月までには完成させたいと考えております。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 地元でいつできるがやいうてよう聞かれますので、もうできるだけ早くお願いします。
 その案内所・トイレなどが設置できれば、周遊観光にレンタル自転車を置けば、堤防を走り太平洋を眺めながら大山までのルートは県外客に大変喜ばれると思いますが、これは可能かどうか伺います。
○小松 進副議長  商工観光水産課長。
○山崎孝志商工観光水産課長  レンタサイクルの設置につきましては、自転車置き場、自転車の貸し出し方、人員の配置等の問題もあり、今後の検討課題とさせてください。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) よろしく検討お願いします。
 伊尾木公民館に、洞窟に、あなごうに来られた方の住所とか参加人数を書いてくださいいうノートを設置してました。これをことしの6月に新しいのに変えましたが、この記録をまだ十分見てないですが、ありがとうございましたというのがいっぱいあります。おもてなし感謝しますとか、そういうのを書かれています。観光地でこういうのは珍しいと思うがです。これはなぜかというと、長靴の貸し出し無料でやってます。あなごう保存会の人が毎日洗いに行ってます。日曜日なんかは、土日、日曜祝日は、日に3回洗いに行かないかんがです、長靴を、ずっと洗いに行ってます。今またふえたので、約40足近くあるので、この前月曜日なんかは、朝8時半から館長なんかが20足ぐらい洗ってました。そういうおもてなしがあるので、SNSで発信されて来てる方がたくさんいます。やっぱり、「ありがとうございました」と書かれると、本当にこっちもうれしいです。安芸市もうれしいはずです、安芸市の顔にもなってますので。だからやはり、そういうおもてなしの、やっぱり安芸市も考えていただいて、今後ますますあなごうの発展することを取り組み、お願いします。
 続きまして、竜王池の耐震工事について伺います。東山森林公園の竜王池の工事が始まったが、耐震震度は幾らになっているのか伺います。
○小松 進副議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○大坪浩久農林課長兼農業委員会事務局長  お答えいたします。
 御質問の件につきましては、御存じのとおり県営の農村災害対策整備事業で高知県のほうが整備をしていただいております。
 震度のことですけども、問い合わせしましたところ最大規模の地震、地震動レベル2、いわゆるL2ですけども、それにおいても耐え得る構造で設計されておるという回答を得てます。震度でいうと震度7に該当、竜王池のほうが震度7の地震動がありますので、言いかえますと、この震度に耐え得るということが言えるというふうに聞いております。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 私が聞いてるところでは、なかなかああいう池の耐震というのは、なかなか難しいので、そういう震度が7ぐらいはできるのかどうかという、ちょっと不安な声も聞きましたので、今、お聞きしました。
 5月の初旬に大量の水を放水したため、竜王池の工事ですね。大量の水を放水したため、観光客が洞内に入れず苦情が相次ぎました。観光バスも現地で増水のため中止になったことを聞いています。なぜ観光協会やあなごう保存会に事前連絡してなかったのか伺います。
○小松 進副議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○大坪浩久農林課長兼農業委員会事務局長  お答えいたします。
 議員のほうにもお聞きしまして確認をしましたところ、5月の16日のほうに起こったようで、工事の請負業者のほうが排水用のポンプを当時1台、1本で排水をしておったところへ2本目を追加して排水をしたいうことで、増水をしたというのが原因だそうで、翌17日に一般客から市のほうに先に連絡が入ったいうことで、水が増水しておるという事実があったことがわかったということです。その後、県のほうも大雨での増水とか放水の必要が生じた場合は、請負業者のほうから関係団体に連絡体制を徹底をするようにということで、徹底をしておるという報告を受けております。
 それ以上は、ちょっとようお答えしません。以上です。
○小松 進副議長  6番 山下裕議員。
○6 番(山下 裕議員) 伊尾木洞より東山森林公園のハイキングコース、そして竜王池を周遊する遊歩道を整備し、地元の人にも余り知られていない池からの滝など、まだまだ掘り起こせる観光スポットがたくさんあります。自然と癒やしのパワースポットをますます発信して、観光客を誘致し、観光都市安芸市をPRして、新たな観光客の集客に努めてほしいとお願いいたしまして、一般質問を終わります。
○小松 進副議長  以上で6番山下裕議員の一般質問は終結いたしました。
 昼食のため休憩いたします。午後1時、再開いたします。
     休憩  午前11時45分

添付ファイル1 一般質問 山下裕 (PDFファイル 366KB)

PAGE TOP