議会会議録

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一般質問 安藝久美子

質疑、質問者:安藝久美子議員
応答、答弁者:総務課長、建設課長

     再開  午後2時7分
○小松 進副議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) 通告に基づきまして一般質問を行います。
 1つ目に元気バス事業について、2つ目に道路整備について、2点についてお伺いをしていきます。
 まず元気バス事業について、運転手のサービス向上についてお伺いをいたします。最近よく元気バスを利用するようになりました。いろんな場面を見ることがあります。安全運転はもちろんのこと、挨拶から前方の人のシートベルトの点検、本来の停留所、あき病院前や安芸駅でシルバーカーを運転手さんがおろしてあげています。また、雨のときはステップが滑らないように声をかけてくれます。当たり前のことがちゃんとできていることで安心して利用できる、サービス向上になっていくと考えます。
 ところで、担当課には利用者から苦情はありませんか。その対応はどのように伝えているのかお聞きをいたします。
○小松 進副議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  元気バスの運行におきまして利用者の安全を確保するため、安全運行の徹底はもとより、利用者との接遇も重要でありまして、誠意ある態度や言葉遣いは、利用者が快適に安心して利用するために大切なものと考えます。
 市に直接バスを利用された方からの苦情はほとんどございませんが、苦情が入った場合はその都度、運行委託しているハイヤー協会に直接伝え、接遇マナーや安全運行の徹底を依頼してきています。
 なお、元気バスの委託先であるハイヤー協会には、バス利用者のほとんどが高齢者であるという実態を踏まえ、利用者に十分配慮した対応を心がけるよう依頼するとともに、毎年契約時には安全運行の徹底を文書で通知しております。
○小松 進副議長  12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) 運転手さんによっては、いろいろと親切な方もおいでるし、中にはちょっとという方もおいでます。でも、この元気バスが走り出してから本当に便利になったと思っています。
 次に運行時間についてお伺いをいたします。定着してきた運行時間表の変更はできるのかという点でお伺いをいたします。
 1つ目に、安芸駅で行き先は違いますが、3台同じバスが並ぶことがあります。ちょっと困りますが、最近元気バスの色が全便同じ色になっています。理由があるのでしょうか、お伺いいたします。
○小松 進副議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  元気バスにつきましては、現在、車両が10人乗りから25人乗りまで計7台ありますが、そのうち主に使用している14人乗りのバス4台は、議員が言われるとおり、同じ塗装、同じデザインになっております。その理由としましては、市民が一目見て遠くからでも元気バスとわかるようにするとともに、車両の車検や修理等で別の車両を使う場合もあり、勘違いが起きないように色やデザインを統一しているものでございます。
○小松 進副議長  12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) 車両点検については、代替のバスが使えるという点では利点があると思います。同じ色のバスが来ますと、つい乗ってしまって行き先を間違えたことがあります。運転手さんが気がついてくださって、乗りかえたことでしたけれども、以前はやっぱり色が違っていたのですぐわかりましたが、本当に後から追いかけてくるバスが気がつかなかったら乗り間違えたりするのです。行き先を先に聞けば、もちろんちゃんと教えてくださるのですが、そんなときに限って行き先を聞かなかったりするので、自分でも注意をするところです。
 次に、元気バスの利用者は、通院や買い物が大半だと思いますが、できるだけ午前中に予約をとっているそうです。しかし午後の診察は2時からです。3時が最終の発車では帰りの元気バスには乗れないという声を井ノ口の方からお聞きをいたしました。どうにか調整ができないものかお伺いいたします。
○小松 進副議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  元気バスのダイヤにつきましては、病院への朝の診療時間を優先して運行時間を調整しております。井ノ口地区の方が午後の診療後に、例えば3時ぐらいにバスを利用される場合は、畑山線を利用されてる方と思いますが、畑山線でいいますと市街地から畑山まで25カ所の停留所がありまして、ダイヤ変更に伴いまして他地区への影響が、下りだけではなく上りにも考えられまして、慎重に検討する必要があると思います。
 これまで市には直接そういった声は届いておりませんが、今後、利用者の方々の多くからそういった要望が出されたら検討する必要があると思いますし、またそういった利用者のニーズについても調査していきたいと考えております。
○小松 進副議長  12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) 答弁で言われたように、お一人の声ではなかなか動かないというのが当然だと思います。けれども、やっぱり午後の診察もあるわけですから、ちょっと考えていただきたい、また調査もしていっていただきたいと思います。後で質問をいたします。
 3つ目に、安芸駅での汽車やバスへの交通機関の乗り継ぎは、時刻表に考慮されているのかお伺いをいたします。以前にも聞かれたようですけれども、済みません、もう一度お願いいたします。
○小松 進副議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  元気バスが、今現在運行しております7路線につきましては、1日に2便から5便しか安芸駅に発着してないのに対しまして、例えば、ごめん・なはり線の安芸駅から高知行きは、日に26便ありまして、ほぼ1時間に2本近く運行しております。乗り継ぎを特段の考慮をしなくても、おおむね利用には支障ないものと考えております。また特段市にはそういった声は、今のところ届いておりません。
○小松 進副議長  12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) 最近、室戸へ行かれる方が元気バスに乗ってまして、時刻表を見たらちょうどのバスがあるということで、よかったねというお話をしました。皆さん朝の割と8時ぐらいに着く元気バスでおいでてるようですので、朝早い方は大丈夫やと思っています。
 次に、現在の時刻表が運行の限界なのかお伺いをいたします。例えば、利用者が運行路線より離れているところから要請があった場合、今後どのような対応をするのかお伺いいたします。
○小松 進副議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  元気バスの今の時刻表につきましては、平成14年7月に運行を開始して以降、利用者から直接または運行委託会社などを通じまして意見・要望を聞く中で、路線の見直し、ダイヤの変更等を行い、現在の運行に至っております。今後においても過疎化・高齢化が進む中、利用者ニーズも変化してきますので、市民にとって元気バスが利用されやすいようにダイヤ等の見直しは必要であると考えております。
 また、現在運行していないところ、地域からの声が、そういった運行の要望が出された場合につきましては、今現実的には、地域の基幹道を元気バスは運行する形でやっておりまして、支線まで、全て定期の路線バスとしてカバーすることは現実的には難しい部分もあると思いますが、具体的な要望をお聞きする中で地域の交通手段の実態、需要動向、ダイヤ調整、安全運行が可能な道路状況なのかを総合的に検討した上で判断していきたいと考えております。
○小松 進副議長  12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) いろんな路線に乗ってみました。ところが穴内・赤野行きには、よう乗りませんでした。そこを乗ってみるとちょっとわかるかなと思ったがです。穴内ちょっと谷の奥のほうに入る線があると思いますが、そんなとこから要望がきた場合にどうするのかなと思ったわけです。
 そしたら次に、お伺いをいたします。利用者の変化でアンケート調査をしてみてはどうかという点でお伺いをいたします。
 高齢者の運転免許証の返納で、元気バス利用を促すこと、町内で短い距離でも利用すれば以外と楽である、また片道だけでも乗ってみる、地域によっての利便性はどうか、これなどを考慮して、また先ほど課長さんが言われたような調査もしてみてはどうかと、私は思います。その中で、運転免許証の返納のことでお伺いをいたします。
 免許証返納で、特典はあるのかお伺いいたします。
○小松 進副議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  運転免許証の返納時に市からの特典につきましては、これまでにも同様の御質問がありまして、まずは民間の協力店を募集していきたいとお答えしてきたと思います。市として、現在、例えば元気バスの利用の助成などの特典は実施しておりませんが、民間の協力店につきましては、昨年度、広報やホームページで募集を行い、現時点で市内のタクシー会社など7社が移動支援や生活支援のサービスを実施してくれている状況でございます。
○小松 進副議長  12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) 特典の点では、元気バスは以外と安価で、私が井ノ口ですのでタクシーに乗りますと大体900円かかります。障害者ですので、1割の割引がありますので800円です。それでも、それを元気バスに変えると200円で行きますので、安いと思います。
 次にそしたら、最近は利用者がふえているように感じます。私だけかもしれませんけれども、利用者状況を把握していくのが必要であると思います。今後の元気バスの利用について、アンケート調査をしてみてはどうかお伺いをいたします。
○小松 進副議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  元気バスにつきましては、通院・買い物等における貴重な交通手段として市民生活に大きく貢献しており、今後高齢化が進む本市におきまして、ますますその役割は高まってくると思われます。先ほども申しましたが、より元気バスが利用されるように市民ニーズの変化にも当然対応していく必要があります。今後の利用者のニーズ等について、広報などを通じて広く意見を求めるとともに、アンケート用紙をバス車内に設置するなどについて検討していきたいと考えております。
○小松 進副議長  12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) ぜひ、アンケート調査をしてください。やはり苦情がなかったといっても、ひょっとしたらあるかもしれません。いい方向で進めていただきたいと思います。
 4つ目に、安芸駅の待合ベンチのところに冬囲いが欲しいという声がありましたので、できないものかお伺いをいたします。これは、以前に夏は暑くてとてもおれないということで、日よけを考えていただいたことがあります。寒いときに質問をすれば実感もあるんでしょうが、ことしの2月に本当に寒いところで待つのはつらいという声がありました。ベンチの前は、狭くて通行の邪魔になることがネックになるかもしれません。安芸駅の待合でいるととても不安で、寒い中でも我慢をして、あのベンチで座っています。何とか工夫をして対応ができないものかお伺いをいたします。
○小松 進副議長  総務課長。
○植野浩二総務課長  安芸駅のバス停部分の前にある待合のベンチにつきましては、元気バスや東部交通などのバスを使って安芸駅及びぢばさん市場を利用される方のために設置されております。今ある待合ベンチに加えて、さらに北側の、例えばオープンスペースに、今、議員が言われたような待合スペースつくるのは、現時点で難しいと思われますが、元気バス等の路線バスは、定時に出発しておることから、冬場に寒い中、長時間待たれる場合については、ぢばさん市場内の待合スペースで待っていただくほうがよいと思います。
 なお、待合ベンチ等のスペースを所管する商工水産課及び管理委託している観光協会と今後どういった対応ができるかについても協議していきたいと考えております。
○小松 進副議長  12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) 御答弁をされた内容は、よくわかりました。けれども、やはり何ていうか、安芸市の、安芸市だけではないけれども、どこもバス停というのは囲いがないのが普通ながですが、やはりああいうところを安芸駅なんかでは、ちょっとした囲いがあれば違うと思うがです。やはり安芸駅の中の待合で待ってると本当に不安ながですよね。やっぱり、5分ぐらいはまだしも10分、20分ぐらいは前から来てる方もおいでますので、ちょっと商工の方も考えていただきたいと思います。
 元気バスは、いつでもどこでも乗りおりができ、安価で本当に助かります。住民の足として大切にしていっていただきたいと思います。以上で、元気バスは終わります。
 2点目の道路整備についてお伺いをいたします。
 安全のための白線、区画線を公共施設の周辺に早目に引くことはできないものかという点で、図書館や女性の家、市民会館、体育館、元気館などの公共施設のところです。3月議会では、米田議員が区画線と停止線の消えかかっている問題について質問がありました。私のところにも雨のときや冬の暗い時期、車の運転でなおさら危険を感じるので直してほしいと要請がありました。担当課は、このような場所をおおむね把握していると言っています。区画線などの白線は、補助金がなくて市費で賄わなければならないとお聞きをしています。どのくらいの費用がかかるのかお伺いをいたします。
○小松 進副議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  お答えをいたします。
 安藝さんとの意見交換の中で単独費ということをお話をさせていただきました。それでいきますと、繰り返し行う行為によって行われます道路の補修は、維持とみなされまして補助事業がございませんで、市単独費で行わなければなりません。これが実態でございます。例えば、道路の管理においては、区画線の引き直しや草刈り等がそれに当たります。
 御質問の白線の費用、工事費ですけども、幅15センチの白線の実線で1メートル当たり約500円でございます。仮に1キロメートルの道路の両側に実線を引くとなりますと、2キロメートルで100万円程度となります。以上です。
○小松 進副議長  12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) 本当に市費では高額です。よくわかりました。
 なかなか補修するということは大変です。道路も直さないかんしということで、でも白線というのはね、本当に危険を感じる中で大事な線ですので、また考えていただきたいと思います。
 さて、私のように見えにくい、見えづらいという目の障害のあることをロービジョンといいます。最近は、ロービジョン外来というのがありまして、日常生活ができるように相談ができるようになっています。やはり、見えなくても外へ出たいとか、障害者でもやはり日常的に外へ出ていろんな楽しみをしたいという方もたくさんおいでますので、考えていただきたいと思います。
 最近うれしく思ったことが2つあります。本来、庁舎の出入り口に点字ブロックがあるのが当たり前ですが、市役所の入り口に出入りの白い矢印がついたことで変わりました。そして、安芸駅までの両サイドの歩道で、タイルではなく点字ブロックがはっきりわかるように補修がされたことです。欲を言いますと、あと一、二メートル先まで欲しかったと思うところがありました。
 さて、私と同じ病気を持った方にどこを見ながら歩いているのかお聞きをしました。まずは、区画線、この白い白線です。それがなければ、側溝のふたの穴を見ます。実際に、私もそのようにして歩いています。側溝のふたの穴は、側溝を見るのではなくて穴を見るとよくわかるのです。やはりそうやって歩いていると、側溝があるところばっかりではないので、ちょっとしたことでつまずいたりこけたり当たったりしますので、注意をしてはおります。
 済みません。よく使う公共施設への白線が以前はあったと思うのですが、消えているところがあります。見えづらくなると自然と道路の中寄りに歩くようで注意をされます。このような白線は、歩道の役割も兼ね合わせていると思います。元気バスが通る道路で市民会館までの東西や、弥っ太郎市、本町3丁目から元気館までの南北の道路で生涯学習などよく利用される公共施設までの区画線がはっきりすれば、安心して歩くことができると思います。公共施設までの区画線の補修を早期にできないものかお伺いをいたします。
○小松 進副議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  ロービジョンという言葉を初めてお聞かせいただきました。ありがとうございました。
 建設課としましては、実態として公共施設の周辺でも、もともとちょっと白線を引いてないところも多数ございますので、建設課としては公共施設周辺ももちろん大事ですし、また公共施設周辺のみならずですね、交通量や危険度を総合的に判断をさせていただいて交通安全対策としての実効性が図られるように、済みません、限られた予算の中で順次白線の施工に努めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○小松 進副議長  12番 安藝久美子議員。
○12 番(安藝久美子議員) もちろん市費でするということは大変ですので、たくさんある中で順番ということではありますけれども、よく考えてみてください。よろしくお願いいたします。
 近年、障害者に対しての接し方がとても親切になっています。本当にうれしく思います。これまで、いろんな質問やお願いをしてまいりました。私は、市の職員は各部署でよく頑張っていると思っています。これまで、できないと言ってたことでも少しでもできるようにアイデアや工夫を凝らし、さらに頑張って努力をしてほしいとお願いをして、質問を終わります。
○小松 進副議長  以上で、12番安藝久美子議員の一般質問は終結いたしました。

添付ファイル1 一般質問 安藝久美子 (PDFファイル 193KB)

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