議会会議録

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一般質問 米田佐代子

質疑、質問者:米田佐代子議員
応答、答弁者:選挙管理委員会委員長、選挙管理委員会事務局長、生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長、危機管理課長、建設課長、市長、副市長、企画調整課長、市民課長

     再開  午後1時
○小松文人議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 本年8月26日に執行されました安芸市議会選挙におきまして5期目の当選をさせていただきました米田佐代子でございます。実るほどこうべを垂れる稲穂かなの精神で、議員としての使命を果たすべき努力をしてまいりますので、市長初め執行部の皆様、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
 さて、7月の豪雨におきましては、安芸市にとって100年に一度と言っても過言でないほどの災害に見舞われ、甚大な被害をこうむりました。3カ月が過ぎてもいまだに橋や道の復旧がなされてないところが多く、市民の皆様には不自由な生活を強いられている状況の中、大阪南部地震や北海道の地震、そして台風20号、21号と相次ぐ災害があり、たくさんのとうとい命が奪われました。被害に遭われました方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧、復興を願っているところでございます。
 前段が少し長くなりましたが、通告に基づきまして一般質問をいたします。
 今回の私の質問の表題は、1、2018安芸市議会選挙の総括、2、井ノ口小学校に学童保育を、3、赤野住吉地区に避難タワーの設置を、4、税金を支払っている市民の活力ある労働体制について、の4項目を質問いたします。
 この4項目は、全てこの8月選挙において安芸市内を回った、約1,500人の方との対話の中での疑問点や意見の中から取り上げらしていただいた4項目でございます。まちの、市民の皆様の生の叫びを真摯に受けとめ、答弁をしていただければと切に願うところでございます。そして、ネットでもこの議会の中でも、傍聴人の方から答弁の声が聞きにくいと言われる声がありますので、女性課長のようにはっきりと文言をおっしゃっていただければ非常にありがたいので、よろしくお願いを申し上げます。
 それでは1項目の、2018安芸市議会選挙の総括の中で、今回最低の投票率だったということの報道でありましたが、何が原因だったのか、また平成以降の投票率をお伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会委員長。
○菊池祐二郎選挙管理委員会委員長  お答えします。
 今回の選挙の告示以降、市民の皆様から、候補者の政策が明確ではなく誰に投票したらいいのか判断できない、選挙公報が発行されていないので候補者の政策がわからないなどの意見が多く寄せられています。
 このことから、有権者である市民に各候補者のお考えが浸透せず投票行動につながらなかったこと、地域によっては立候補者がおらず地域住民が選挙に関心を持たなかったことなどが要因と推測しております。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  投票率を報告させていただきます。
 平成以降ということでございますので、平成2年が79.88%、平成6年82.14%、平成10年74.89%、平成14年71.18%、平成18年62.90%、平成22年56.18%、平成26年61.42%で、今回が52.61%でございます。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 平成22年が50%台になり、平成26年度は新人が8名出馬し、若い層の方が多くおられたということで、またポイントが上がり、大変選挙戦も盛り上がりがあったように思いました。また、平成30年には断トツで過去最低になりました。
 先ほども答弁いただきましたが、平成26年度の平均年齢は何歳だったのでしょうか。また、今回、平成30年度の平均年齢は何歳になったのでしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  お答えします。
 平成26年に執行されました市議会議員選挙の立候補者の平均年齢は、60.2歳です。今回の市議会議員選挙の立候補者の平均年齢は、62.5歳となっております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 平成30年度は平均年齢が高くなっている状況がうかがわれるわけでございますが、平成26年度は少しでも若い人に頑張ってもらいたいという市民の期待もあり、投票率がアップしています。こうして比較してみると、平均年齢が若いほど投票率がアップしていることがわかりました。
 そこで(2)に移りますが、安芸市では若者が立候補しづらい環境であるということを、私は強く訴えたいと思います。なぜかというと、先進地域と比較してみると、大変に条件が悪いと感じているからでございます。例えば室戸市では、ポスター代が公費であるので、候補者の負担が軽い。また、南国市でも、選挙カーやポスター代が公費であるので、候補者の負担が軽い。したがって立候補しやすい環境であるということ、大変本市と比較したところ、驚いたところでございます。
 ここで、県下11市の選挙に関しての公費負担というのは、それぞれいつから施行されているのか、また公費負担状況も合わせてお伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  お答えします。
 公職選挙法における市の選挙においては、選挙運動用自動車の借り上げ、選挙ポスターの作成、選挙ビラの作成、この3つについて条例で定めれば公費負担ができることと規定されております。県下では、平成5年12月に土佐市が条例を制定して以降、高知市、室戸市、南国市、須崎市、四万十市、宿毛市、土佐清水市において条例が制定され、現在公費負担が実施されております。なお、香南市、香美市につきましては、公費負担は実施されておりません。
 負担の内容ですけれども、高知市が選挙運動用自動車の借り上げ、選挙ポスターの作成、選挙ビラの作成、南国市が選挙運動用自動車の借り上げ、選挙ポスターの作成。この両市以外の6市につきましては、選挙ポスターの作成を公費負担として行っております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 2018年8月の選挙において、法定金額275万2,800円に対して、各立候補者が届けた費用は、ちなみに最低幾ら、最高幾らなのかお伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  候補者の皆様から出された選挙運動用費用の報告におきまして、支出額の最低は5万5,556円、最高額は84万1,747円となっております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) それに最初に供託金30万円はかかりますので、かなりの選挙資金が必要になってきます。
 そこでお伺いいたします。他市の状況を知ってか知らざるかわかりませんけれども、なぜ本市ではそういった公費負担がおくれているんでしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  明確な理由につきましては把握できておりませんけれども、考えますに、本市では選挙に係る費用については各候補者が負担するべきものとの考えをお持ちであったことが、一般的な理由ではないかというふうに考えております。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 平成12年に法律ができたということですか。そういう、公費負担ができるということは、平成12年にできた。平成5年から。それで平成12年に各市町村、各市がこういう負担を考えてしてきたということですかね。
 済みません、済みません。
 そういった情報を仕入れたときから、委員会としたら、若い人たちが立候補しやすい環境に持っていくのが局長としての責務ではないでしょうかと、私は思うわけでございますが、また取り組んでいくべきだと思います。
 平均年齢が非常に高くなっている昨今、安芸市を担っていく若い人たちが立候補しやすい環境にぜひとも考えていただきたいと思います。現在の報酬も、平成9年から21年以上も変わらず、その間には費用弁償もカット、政務活動費も今は支給していない状況のもと、第二の職として、60歳で退職した人間が議員として立候補する。これはとある市のことですが、議員の半数が元市のOBで占められているという状況の議会もあるようです。とにかく若い世代の男女が立候補しやすい環境づくりをしていくことが非常に大事になってまいります。そうしたら自然に投票率もアップになってくるのではないでしょうか。
 したがって、次の選挙から安芸市においても公費負担を導入していくべきだと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会委員長。
○菊池祐二郎選挙管理委員会委員長  公費負担により立候補者が増加し、活発な選挙運動が行われ、投票率の向上に寄与するとのお考えの御提案であると思います。
 次回選挙までに条例を制定したいと考えております。他市での実態確認しながら進めてまいります。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) よろしくお願いいたします。
 次に、3の掲示板の取り扱いについてでございますが、先ほど4番議員の藤田議員からも質問がありましたが、投票が終わった後の掲示板のポスターの取り外しでございます。なかなか外すのも人件費がかかると思います。現状では公費負担がない上、また費用もかかります。掲示板のポスターは外さないでよい市もあるとか聞いておりますが、他市の状況はどうでしょうか。他市と比較しても安芸市は出おくれているのではないか、もっともっと前進、改革していくべきだと思います。
 外さなくてよいその他の、その市の理由づけはどういったことが考えられるでしょうか、わかれば教えていただきたい。そして本市の掲示板のポスターの取り扱いについて、重ねてお伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会委員長。
○菊池祐二郎選挙管理委員会委員長  お答えします。
 先ほど4番議員の御質問にお答えさせていただきましたとおり、ポスターの撤去までが選挙運動であるとの考えもありますので、基本的には従来どおり掲示者による撤去を求めることが適当であると考えております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) その外さなくてもいいという市があるわけですが、その市の理由づけっていうのは、先ほど答弁していただいたような、じゃなくて、もうここの、うちは、この市は外さなくていいよっていうところもあるでしょ。そこでは聞いてないですか、理由づけ。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  安芸市の考え方と若干違うところはあると思いますけれども、公職選挙法の中身を確認した中で、その市においては撤去を求めていないということでございますけれども、公職選挙法においては、選挙運動期間っていうのは投票の前日までで、基本的にはポスターの掲示もそこまでしかできません。ただ、便宜上投票をしていただく当日まで掲示しておくことができるという規定があります。そういうことから推測しますと、本来やっぱりポスターの撤去までが、私は選挙運動だというふうに法の解釈をしておりますので、先ほど委員長が答弁したとおり、従来どおりポスターの撤去は候補者の皆さんでお願いするという方針が適当であるというふうに考えております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) どんどんどんどん、今やっているところは2カ所か3カ所かあるわけですけど、撤去しなくていい、そのポスターを。で、こう、市町村、高知県下でも、全国でもそういう、もうしなくていいよっていうふうになってきたら、また安芸市のほうも考えていただけたらいいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 今回の掲示板の材質について少しお伺いいたします。
 以前と比較して、今回なかなか画びょうが刺さりにくかったという声があります。そして刺さりにくいから、ちょっとしか刺さってなかったら、今回台風とかそんながいっぱいあって、風が。ほんですごくこう、ポスターが外れてたというようなことをずっとこう見受けられたわけでございますが、もう前回と、掲示版の材質っていうのは変わったのでしょうか。また値段はどうでしたでしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  お答えします。
 掲示板をつくっていただいた業者に確認しましたし、発注したときの仕様も確認いたしましたが、従来の掲示板と、材質等は変更いたしておりません。今回御指摘のようなことがあったということをお聞きはしておりますけれども、申しわけないですけれども、どうした原因でそうなったのかということまではちょっと確認ができておりません。
 作成費用につきましては、平成26年が149万9,752円、今回が124万596円となっております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 平成26年が約149万円、そして平成30年が124万円と。枚数は一緒で、安かったということですね。で、材質も落ちたということじゃないわけですかね。なかなか刺さりにくくて、もうちょっとしかよう刺さん、女性の人らがポスター張りに行く場合、力がないので、ちょっとしか張れなかった。そしたら結構ポスターが飛んでるとか、ぴらぴらしてるとかいうのをお聞きしましたので、もうちょっと、つちでも持っていってガンガンやらんかったらいかんかったような材質やったなと思ったわけでございます。済みません。次回はこういった声があったことを参考に取り組んでいただければと思います。
 次に、選挙の総括の中から関連して一言お伺いいたします。
 テレビが設置されている投票所はありますでしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  選挙当日、テレビを設置している投票所は複数ございます。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 複数あるということでございますが、投票所にテレビは必要でしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  御質問のことにつきましては、選挙執行、始まり、選挙投票終了等の正確な時間の把握のために、テレビでありますとかラジオであるものを設置しております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 先ほどの答弁であればよね、そしたら全投票所に必要じゃないですかか、複数っていうから何軒かでしょう。投票所何軒ありますか、そのうちの何軒が置いてるがですか。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  投票所は全部で32カ所ございます。テレビを幾つ、何カ所設置してあるかは、正確な数字、投票所数は把握できておりません。ただ、テレビだけではなくて、さっき言いましたようにラジオ等で正確な時刻を把握していただくように、説明会等では管理者のほうには伝えております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 局長、把握してないっておかしいじゃないですか。私、質問してるんですよ、通告で。テレビが設置されている投票所はありますかって通告してるから、把握してないということはちょっとおかしいかなと思うんですけど。
 テレビのそのリース代は幾らかかったのでしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  選挙管理委員会事務局長。
○清遠 勲選挙管理委員会事務局長  今回の選挙におきまして、3つの投票所でテレビと扇風機とをリースしておりまして、3万円ちょっとのリース料です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) テレビと扇風機で3万円ということですけど、扇風機はいいですよ、暑いからね。けれども市民の方より、テレビをつけていると、書くときに音量が頭の中に入って書けないと、気が散って名前が書けないとか、立会人はテレビを見る必要はない、投票者を見ていなければいけないと厳しい声を聞いていますので、今後の参考にしていただきたく、一言お伺いいたしました。よろしくお願いいたします。
 2項目めの、井ノ口小学校に学童保育をでございますが、6月議会で質問をして、この選挙中に8月の夏休みがあり、保護者の方からたくさんの要望を受けました。1年生の保護者にとったら初めての夏休みを迎え、大変な8月だったと思います。先日の新聞報道にも掲載されており、厚生労働、文部科学両省は、9月の14日、共働きやひとり親家族の子供を放課後に預かる放課後児童クラブ(学童保育)の定員を、2019年から2023年度の5年間で30万人分拡大する計画を公表いたしました。女性が働きやすい環境の一環として、子供が安心して過ごせる居場所を整備することとしている。小学校入学後、放課後の預かり先が見つからず、保護者が離職するケースもあり、小1の壁と呼ばれているそうです。
 そこで、6月議会後のアンケート調査の内容と調査の結果をお伺いいたします。
○小松文人議長  生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長  お答えします。
 学童保育所の利用希望に関する調査につきましては、今年の7月6日から20日にかけて、学童保育所未設置小学校区であります下山、伊尾木、井ノ口、穴内、赤野の5校区に該当する保育所、保育園に通う就学前児童366名及び小学校6年生を除く小学校就学児童152名、合計518名の保護者を対象に実施いたしました。
 調査の内容ということで、設問の内容でございますが、学童保育所の利用を希望されるかや、希望される場合いつ利用したいか、また利用する希望の時間帯は何時から何時までか、小学校の何年生まで利用したいかなどに加え、保護者の就労状況、保護者の帰宅時間、子供さんが放課後どこで過ごしているかなど、合計10問の項目について調査いたしました。
 集計結果については、回収数は合計で291名、回収率は56.2%となっております。このうち学童保育所の利用を希望すると回答した人数が合計で129名で、調査対象者のうち24.9%でございました。井ノ口小学校区につきましては、合計で91名から回答があり、そのうち利用を希望すると回答した人数は57名でございました。この人数を、利用希望がある学年までを加味して、平成31年度から平成35年度までの5年間の利用見込みの児童数を算出しましたところ、平成31年度が29名、平成32年度が32名、平成33年度が29名、平成34年度が31名、平成35年度が27名で、各年度で利用希望の見込みがあることがわかりました。
 学童保育の事業につきましては、年間を通じて10名以上の利用がある場合について、国・県の補助金の対象となっておりますことから、今回アンケート結果で井ノ口校区については10名以上の利用希望が見込まれますことから、今後開設に向けて取り組みを進めていきたいと考えております。
 なお、先の6月議会でも御答弁しておりますが、学童保育所の開設には、運営を行っていただく団体でありますとか、開設する場所、保育士や教員等の資格を持った支援員の確保などが必要となってまいりますので、それらの確保に向け、関係先と今後協議を行っていきたいと考えております。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。
 5つの小学校からアンケートをとったということで、その他の小学校の学童保育のほう、特にまた伊尾木小学校のほうからも要望があると伺っておりますので、そのことに対して市としてどのように取り組んでいくのか、お伺いいたします。
○小松文人議長  生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長  井ノ口校区以外の学童保育所の利用希望につきましては、下山が6名、伊尾木が27名、穴内が14名、赤野が25名でございました。この人数を、利用希望がある学年までを加味して、平成31年度から平成35年度までの5年間の利用希望見込み児童数について算出しましたところ、伊尾木と赤野の2校区で、各年度10名以上の利用希望の見込みがあることがわかりました。この2校区につきましても国・県の補助金の対象となることから、今後開設に向けて検討を進めていく必要があると考えております。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 子供たちにとっても保護者にとっても、学童保育は大変重要になってまいります。どこの家庭でも、安心安全な生活を望んでおります。必要だと感じている御家庭ばかりだと思います。アンケート結果を踏まえ、速やかに整備していただきたいと思います。井ノ口小学校を見回して、空き教室はございましたでしょうか。また、支援員のほうについても、公募などしていくのでしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長  井ノ口小学校につきまして確認しましたところ、現在井ノ口小学校に空き教室はないということでございますが、学校内で教室以外に使用できる場所はないか、引き続き学校側と協議していきたいと考えております。
 また支援員につきましては、保育所を退職された保育士の方から協力をいただけるという声もお聞きしております。今後運営主体となる運営委員会が発足しましたら、運営委員会のほうで支援員の募集等を行っていくものと考えております。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) すばらしい支援員となる方も見つかると思いますので、何としても明年4月から開校は無理でも、夏休み前の7月からは期待できると思いますが、どうでしょうか。お伺いいたします。
○小松文人議長  生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼女性の家館長兼図書館長  具体的な開校の時期をお答えすることは難しいですが、先ほど御答弁申し上げました運営団体、支援員、施設の確保等の用件が整いましたら、できるだけ早期に開設ができるよう準備を進めていきたいと考えております。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 何とぞよろしくお願いいたします。
 そしたら3項目めの、赤野住吉地区避難タワーの設置でございます。
 これはもう赤野地区を回っていて、たくさんの方からお叱りを受けました。赤野は安芸市でないとか、捨てられているとか、もう伊尾木地区では続けてタワーがあるところもあるのに、赤野では1基もないと言われました。私も平成26年の選挙のときに回ったときに伺い、平成26年の第4回定例会で質問をした経緯がありますが、あれから4年がたっております。その26年の第4回定例会で質問した以後の進捗状況をお伺いいたします。
○小松文人議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  平成26年の第1回、第2回、第4回、そして平成28年第4回定例会で津波避難タワーの建設につきまして質問いただき、答弁してきております。
 津波避難計画で定める津波避難困難区域に津波避難タワーを建設する計画を進めてきたため、現状建設する計画とはなっておりません。
 そのほかの対策としまして、赤野地区における津波避難対策としまして、津波避難誘導灯を平成27年度に4基設置、避難路整備は平成26年に住吉地区の住民が逃げる避難路を、そして平成28年度に叶岡の住民が逃げる避難路を整備してきた状況です。以後の対策というか対応につきましては以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 4年間の間に、いろいろと避難路は整備をされてくださったということでございますけれども、平成26年赤野地区からの避難タワー設置の署名簿提出をされたと思うんですけど、その後の扱いを聞きたいです。また、署名人数は何名でしたでしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  署名の人数につきましては430名です。また、そのうち住所が赤野の方の人数を申し上げますと、389名です。
 その後の扱い、対応経過として御答弁させていただきます。
 その後の対応としましては、平成26年に自主防の代表者などに、そして平成27年に住吉地区の住民を対象に、避難タワーは避難困難区域を解消するために建設を進めているということと、高規格道路の事業において一時避難場所を整備する計画があるということによりまして、避難タワーを建設する計画はないということを伝えております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 平成30年4月現在、赤野地区の人口が1,151人で、539世帯です。国道から南に住んでいる方の人口は何名で、そのうち389名の中の署名は何名でしたでしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  住吉、叶岡前の人口となりますけれども、当時の平成27年3月末の人口では217名で、そのうち署名した方の人数は109名となります。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) パーセントでいくと、幾らぐらいでしょうか。
○小松文人議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  217人に対する109名ですので、率としましては50.2%です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) その署名人数に対して、課長としたらどう思いますか。約50%の方が署名をしているということですけれども。
○小松文人議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  全体としては、国道の南の方、109名です。その中でも特に住吉という地区に関しましては、率にしまして71.2%となりますので強く望んでいることは伝わるものと考えます。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 先ほども、高規格道路ができるから、そこへ上ったらいいからとかいうふうにちょっと答弁いただいたんですけど、その高規格道路っていつごろできますか。
○小松文人議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  高知南国道とか南国安芸道路とかってあるんですけど、赤野住吉地区の前で行きますと、赤野西地区になりますが、今現在安芸市の中でも一番先に着手されて、叶岡前の道路にもボックスカルバート等が設置されるようになってきている状況がありますので、何年度というアナウンスはまだできないんですけれども、比較的着手をしていただいているので、5年とか10年とかそういう以内には、盛り土あるいは高架工法で、完成に向けて進んでいくものと思われます。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 5年から10年。5年と10年と、すごく違いますけれども。5年待ってって言うがやったらわかるけんど、10年いうたら、いつ来るかわからない南海トラフ地震ね、命を守るためによね、10年も待たなければいけないのかって。そしたら避難タワーって何年ぐらいでできます、もし要望したら。
○小松文人議長  危機管理課長。
○五百蔵優吉危機管理課長  用地が既に構えられているということでの御答弁をさせていただきますと、どうしても1年目はやっぱり設計に必要かと思います。そして2年目に建設。建設するにしても、やっぱり1年いっぱいは必要じゃないかと考えます。トータルで2年は必要ではないかと思います。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) すばらしい。2年でできる。土地もありますので。
 そのことは後にして、この署名に対しまして、横山市長に届けたとのことをお聞きいたしました。どのような対応をしたのでしょうか、その後の扱い。横山市長、よろしくお願いします。
○小松文人議長  市長。
○横山幾夫市長  当然、署名をいただくとき、担当課長、危機管理課の課長も一緒に、同席しておりましたので、危機管理課長と話をいたしまして、あと、当時たしか住吉地区で地区会というか何か、それを開催していただいて、危機管理課長は直接行って、先ほど五百蔵課長が述べましたが、そういうことをお話ししたと思います。私は直接そこの代表者の方に、2回まで行ったのを覚えてますけど、その都度ちょっとお話を聞きながら対応した記憶がございます。
 それで、その後ちょっと、先ほど議員から高速自動車道路が5年も10年も先なんで、いつ来るかわからない南海トラフ、対応できるかというようなお話にありましたが、たしか私もそのとき自動車道路へ避難路を設置する方向でいくのでというお話をした記憶がございます。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 国道沿いで、ごめん・なはり線の近くで、避難タワー建設にちょうどの土地があります。土地がなければ建設もできませんが、土地を提供してくださる人がおられます。その方は昔から、人の命を守るためならと喜んで提供してくださる心意気に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。そういった場所があるので、建設条件は整っておると思います。あれば2年でできるというふうにお答えいただきました。あとは行政としてしっかりと予算をつけ、市民の命を守るために推し進めていただきたいと思います。
 一定、要望のあった避難タワー設置については事業が完了したと思いますが、次の第2への段階としてどうするのか、要望の多いところについてはよく地元の人の声を聞いてあげてほしいと思います。年々年がいくため、避難場所は整備していただきましたが、その避難場所までは歩いて行けなくなっているとか、また何かの事情で逃げおくれた人のためにも、何としても避難タワーは必要だと思います。
 当時の自主防の責任者の人らが、昔ですよ、ここには避難タワー必要ないと言われたということも聞いてます。だから赤野は設置の範囲に入ってなかったということを聞いておりますが、今はその方も自主防から離れてると。その方は上の方でしたのでね、家が、と思いますけれども、やはり南のほうの海の近い人は、絶対に避難タワーが欲しいという方ばかりですので、何としても避難タワーの設置を、赤野地区に、住吉に、よろしくお願いいたしたいと思いますけど、再度お伺いいたします。
○小松文人議長  市長。
○横山幾夫市長  要望が多いので設置をということでございますが、たしか昨日も危機管理課長が答弁いたしましたが、その要望が多い、少ないではなくて、やっぱり地域の実情に応じて取り組んでいかなければならないと思いますし、赤野地区だけではなくて、ほかの地区からも結構要望がございます。要望の数だけでそれを判断するわけにいきませんので、やはり地域の実情に応じた方向で取り組んでいかなければならないというふうに思います。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) もっと真剣に答えてください。
 それは赤野地区だけじゃなくて、下山地区もありましたよね。川島さんからもね、要望がありました。だからそういうところを執行部の皆さんが地元へ入って、生の声を聞いて、人の命を守るためにも、避難タワーについては真剣に取り組んでいただきたい、こういうふうに言っているだけですので、よろしくお願いします。まだ言いたいが、言うて。はいはい。
○小松文人議長  市長。
○横山幾夫市長  別に反論するわけではございませんが、真剣に取り組まないとこの仕事はできませんので、先ほど議員がおっしゃられましたが、地域の実情を私は把握する言いましたが、それは地域の人の声も当然聞くということでございますので、そこは御理解をお願いしたいと思います。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 反論権、許してないですから、ここの議会。わかりました。はい、はい、はい、はい、はい、はい、はい。よろしくお願いいたします。
 次に、最後の4、税金を支払っている市民の活力ある労働体制についてお伺いいたします。
 ことしの7月豪雨や台風等の建設業界からの支援及びそれによる建設業界への扱いについてお尋ねいたします。今回の7月豪雨は、今までかつてない甚大な被害がありました。そのときに夜を徹して協力してくださった建設業の方々には、心から感謝をいたすところでございますが、どのような支援をしていただいたのか、またその支援に対して安芸市としてどのような扱いをしていくのか、お伺いいたします。
○小松文人議長  副市長。
○竹部文一副市長  この7月の未曾有の豪雨災害におきましては、建設業の総力を結集し、休日、昼夜、労をいとわず、僧津地区の県道安芸物部線堤防侵食箇所の決壊防止対応を初めまして、各所で道路啓開や仮復旧、また用水路等の土砂取り除きなど、応急対策活動に極めて迅速かつ横断的に対応していただきました。孤立解消や通行確保等に大きく寄与していただきました。その応急活動に対しまして、心から感謝しておるところでございます。
 なお、安芸建設協会に対しましては、10月16日に感謝状を贈呈する予定となっております。
 以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 10月16日に感謝状をお届けするということですか、はい。
 伊尾木川と安芸川を抱えた安芸市では、山の崩落や川の氾濫で道路が寸断され、いまだに通行どめを余儀なくされている。例えば別役地域でございますが、一昨日、市長は別役へ行ってきたと答弁をしておりました。市長、片道3時間かかる不便さを身にしみて感じたと思います。私も7月20日、五百蔵課長の車に便乗させていただき別役へ行ってきました。大変な生活を強いられていました。そして選挙が終わった後、9月2日に再び訪ねていきました。一向に道は復旧されてなく、車も傷むしガソリンも倍以上要ると驚いて嘆いておりました。
 市長、住民の方と別役へ行ったときにどのようなお話をされましたか、お伺いいたします。
○小松文人議長  市長。
○横山幾夫市長  私、その別役の方とは、それ、一昨日ちょっと言ったかどうかわかりませんが、衛星電話でずっと連絡とってましたので、状況もよく承知しておりましたし、行って現場を見て、これも一昨日言いましたが、平成26年の8月の台風のときも行ってましたので、そのときの状況と比較したことをそこの方とはお話をして、確かに岩は、山腹がかなり上でしたので、大きな岩が橋のたもとまで来ておりましたが、これもきのう言いましたが、アメゴへの取水口といいますか、水の、そこが助かったのでよかったと。あと、3時間半、那賀町から安芸へ行くのにかかりますので、その分の時間といいますか、それから当時は那賀町のほうも工事を、林道の工事をしておりましたので、そこは私も那賀町のほうへ連絡させていただいて、そこの業者さんともちょっと話させていただいて、そういう融通をつけていただくようにはお願いをしたところでございます。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ところで副市長は、別役へ行かれましたか。
○小松文人議長  副市長。
○竹部文一副市長  7月豪雨の後、建設課長と別役へ視察することで進んでおりましたが、途中通行ができませんで、結果、いまだに行ってない状態でございます。状況報告は逐一、報告は受けております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 行ったけど、途中で行かれなくなったということは、大栃回りでは行ってないという、大栃回り。てっきりアメゴを仕入れに行ったかと思いましたけど、まだ行かれてないようでしたら、現地の状況を、3時間半回ってその目でしっかりと確かめていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。行ってくださいます、3時間半かかって。アメゴをとりに。
○小松文人議長  副市長。
○竹部文一副市長  アメゴをとりにということでございますが、そういうことやなしに真剣に災害対応を進めておりますので、現地の確認につきましては、また行けるようになれば当然行きたいと考えております。
○小松文人議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  私も現場のほうには行っておりません。建設課土木係のほうが、別役地区につきましては、徳島回りでもう既に数回行っておって、おととい答弁申し上げました県道の道路啓開がまだ進んでない中で、県道の道路啓開が進んだ後にはすぐに別役、古井、別役が通れるようにしておかなければならないということで、道路調査とか道路啓開について、奥地から入ってもらってやっていただく指示もしてますし、課員からも情報提供を受けてますし、きのうも別役の方と話してますので、ちょっと行ってないことについては心苦しいところもあるんですけれども、状況についてはしっかり把握しておりますので、副市長にしろ私にしろ、そういう情報共有は持っておるということを御理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) あるユズ農家では、収穫期が来る10月、11月に間に合わなければ死活問題になってくる。また別役のアメゴの方も、出荷もできなくて死活問題になってくる。通行どめのところは何カ所あるのか、その箇所の解除のめどはどれくらいなのか、お伺いいたします。
○小松文人議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  お答えをいたします。
 7月豪雨災害以降、道路災害調査につきましては完了しておりまして、御質問のユズ園に通じます市道においては、橋梁流失や路側決壊、山どめの土砂流出などにより、現時点、一部区間通行どめの箇所が6路線ございます。ちなみに林道につきましては、山腹崩壊、路側決壊などで、3路線ございます。これらにつきましては、調査直後に応急復旧工事として、土砂撤去や路側復旧、代替路となる仮道設置を緊急発注しているところなんですけども、7月以降のたび重なる台風や豪雨によりまして、主に川に近いところばかりですけども、作業の遅延や手戻り工事が生ずるなど、施工に大変苦慮しておりますけれども、収穫に向けて最低限の通行が確保できるよう、引き続き対応を図っているところでございます。
 一方で、畑山地区の林道正藤線、林道中内線、特にこの2路線につきましては、道路が完全に流失する箇所があるなど極めて深刻な状況でございますことから、復旧のめどは一切立っておりませんという報告をさせていただきます。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 一日も早く道路の復旧をしなければいけません。市内の業者に満遍なく、仕事は中立公平に配分できているのか。聞くところによると、忙しいところは忙しくて手が足らない、ないところは全然仕事がないと聞いておりますけど、どうなっているのでしょうか。とにかく市内土木業者が全力で力を合わせ、一日も早い復旧を市民の皆様が願っているところでございます。
 どのようなシステムで土木の仕事が配分されているのか、お伺いいたします。
○小松文人議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  システムの前に全体的な状況報告からさせていただきます。
 今回の未曾有の豪雨災害におきましては、特に安芸川流域、伊尾木川流域を中心に、道路、河川、農地、農林業施設、海岸など、あらゆる施設において決壊などの直接的な被災はもとより、大量の土砂や流木の流入、漂着など、日常生活を営んでいく上で大変大きな爪跡を残したところでございます。
 これらの本格的な復旧の前段階となります応急対策に関する業務については、まず道路においては、特に県道安芸物部線、畑山栃ノ木線、大久保伊尾木線、奈比賀川北線の道路啓開並びに路側応急復旧。河川につきましては、県管理の安芸川では栃ノ木東地地区、尾川川については、栃ノ木下尾川地区、伊尾木川につきましては、奈比賀・黒瀬地区などを中心に土砂しゅんせつが、海岸におきましても、流木撤去が県の発注によりまして応急対策として実施されております。
 一方市におきましては、伊尾木川・安芸川流域を含めて、各方面で大小問わず、崩土や倒木、路側・山どめ決壊、河川の埋塞などがございましたことから、その緊急対応をまず県道の道路啓開業者に引き続き依頼をさせていただいたり、地元の建設業者を中心に、対応可能な業者に緊急依頼を発しておるところでございました。
 御質問の当該災害において、中立公平に仕事の配分ができているかとの御質問だと思いますが、発災直後から一定の間に対応が必要となります孤立解消のための道路啓開や瓦れき撤去、河川管理施設等の応急復旧工事や大型土のうによる堤防かさ上げなど、被害の最小化や再度災害防止、至急の原状復旧の観点から、7月17日に安芸建設協会と今後の緊急対応に関する協議を行わさせていただきまして、結果としまして大小さまざまな案件につきまして、数多くの建設業者に緊急依頼として対応していただいているところでございます。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ちょっと仕事の内容ですけど、別役ですね。上からやってきてますよね、早く、こう、合体できるように、下からと上からと。そうした場合、1社、1社ですよね。この中へは入ってやれないがですか。例えばどうしても入り口が作業してるから、ずっと、ちっとずつ下から上へ行くように、ほんで別役側からは3時間半かかって一定の業者が1社だけ行って、そこ、上から、別役の上からこう下を向いて工事してきてますよね。それでこっちからもこう、ほんで、道をよくするという考えを聞いてるんですけど、例えばその1社、いうたら2社だけが働いているような状況ですよね。そしたらほかの業者はもう入れない。その、朝一番に、4時、5時に奥へ入る業者入れらしちゃってよね、そこの、休んで、その仕事。ほんでおりるときも最初の入り口の業者さんは仕事とめちょって、奥へ入った業者さんが帰ってくるというふうに。ほんで2社、3社とよね、ずんずんずんと仕事っていうのはできないがですか。私わかりませんので教えてください。
○小松文人議長  暫時休憩します。
     休憩  午後1時58分
     再開  午後2時4分
○小松文人議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 建設課長。
○大坪 純建設課長  お答えいたします。
 特に古井別役線等に、2社とか3社とか入って一気にやれるんじゃないかなという御質問だと思うんですけども、今回の豪雨災害、特に河川の出水がすごくて、路側決壊が複数カ所であって、幅員の狭小となっておる部分、道が飛んでおる部分がほとんどでございますので、それこそ上と下両方から応急工事をある一定完成させていかなければ、前へ前へ進まない状況になってますので、今回の場合、3社、4社、複数の業者入れることは非常に困難だったと考えております。
 以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) それを今やってるんですけど、そしたらやってると、そういう方法で。そして徳島のほうが完全に通行どめをするということになればよね、別役におる人らも本当に孤立してしまう状況になりますよね。そして早くそれ、徳島が通行どめになるまでに、こっちの別役線ですね、大井からですよね、大井から別役まで通行できる可能性は、ここが通行どめになる前にはなりますか。それちょっとお聞きしたい。
○小松文人議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  那賀町のほうの林道で、地元の業者さんが改良工事を行っておりまして、実は通行どめもして、もうさっさと終わらせたいという話があるんですけども、徳島県、高知県、那賀町、安芸市等、また県議等入っていただいて、下の道路が啓開しない限り、工事をやっていただいたら非常に孤立になってしまうので対応していただけないかということで、今現在時間通行規制による工事をしていただいて、孤立はなってない状況になっておりますが、それこそあと横断工とかっていうて道を断ち割らないかん工事が残っておるので、工事をしたい意向を十分聞いておるんですけれども、その工事と下の啓開と時期をしっかり合わせて、下の啓開が終わった後にそちらのほうに着手していただくよう今調整もしておりますし、おととい答弁させていただいたように、伊尾木川ダムの下で県道のほうが、台風21号で再度災害受けておりまして、鋭意それを業者さんが対応中でございます。その工事も急いでいただいて、最終的にはあらいた後には、当然奥もあらいておる状況を今つくっておるところですし、実はきょう午後からその調査にも一応入っております。報告させていただきます。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) しっかりと市民の皆様が安心・安全で通れる道の復旧をよろしくお願いいたします。
 ここでちょっと私も初めて質問をするわけでございますが、随意入札の仕方についてお伺いいたします。
 入札に選定された業者が開札までの期間に封筒に入れ、押印をしての入札に現状はなっておりますが、役所の方のみで開札し、落札者のみに通知をしているということをお聞きしましたけれども、これでは開札方法が不透明ではないか。安芸市ではそういうふうにしているということをお聞きしましたけれども、県はどのようにしているのか、お伺いいたします。安芸市ではそういうことをやっているのか、また県ではどういうふうにしているのか、ちょっとお聞きします。
○小松文人議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  自分、入札担当でもございましたし、今は建設課長の立場なんですけれども、随意契約できる条件というのは、工事であれば130万円以下のものができたり、あるいは特命でしたかね、随意契約で、例えば条件がどうしてもそろわないとかで、1社随契とかいうこともありますが、特に豪雨災害におきましては緊急随契でやるのが現状ですけども、通常の話でいきますと、設計書を作成して金抜き設計書と、見積もりしてくださいねの文書を各業者にお渡しをして、その文書の中には落札者のみ通知しますと書いておって、それで対応しているのが事実です。いついつまでに判こをついた封筒を持ってきてくださいねと、その所管課へですね。持ってきていただいて、その時間が来たらその所管課の立会人立ち会いのもと、あけて、予定価格の範囲内であるかどうか、それを確認して、予定価格の範囲内であったら一番安い業者と契約できることになるので、その契約すべき契約候補者となった業者さんにのみ、あなたと契約することになりますという通知をさせていただいてます。
 県のほうは随意契約の範囲がもっと広いんですけども、どのような形でやられておるかというのはちょっと調べてはおりません。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 先ほど立ち会いのもとと言うてくださいましたけど、その立ち会いのもとって、立ち会いって、どなたが立ち会ってるんですか。
○小松文人議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  契約事務の手続の中に、たしか2以上の者で立ち会うみたいなことが書いてたと思うんで、基本私は立ち会うて、建設課の場合はですね、基本私が担当に立ち会いをしてますが、もし私がいなくても補佐とかが立ち会って、必ず2以上の者で確認するようにしています。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) じゃあ、県のほうは入札参加者、入札参加者ですよね。参加者のもとで開いてると。
○小松文人議長  建設課長。
○大坪 純建設課長  先ほど私が答弁したのは、基本、随意契約の範疇のことをお話しさせていただきました。入札の案件となりますと、例えば工事であれば130万円以上のやつが入札のほうになるんですけれども、入札のほうにつきましては企画調整課所管になりますが、入札が行われる場合には、1つの会場で業者を集めて入札箱に投函させて、そこで開封をして落札候補者の宣言をするというような形になっています。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) そしたら、入札参加者の目の前でその押印した封筒を切って、皆さんの前で公平にやっているということですか。
○小松文人議長  企画調整課長。
○国藤実成企画調整課長  前段、議員が御質問されてるのは、通常郵送で封入をして、いわゆる見積もり合わせ、見積入札というような言葉も使いますけれど、現実的には郵送によって見積書を依頼業者がそれぞれの所管課に送ってきて、それを農林とか建設課の各職場で開封を、市の職員が開封をして、一番安価な、予定価格以内で一番安価な業者と契約をする、いわゆる随意契約のことでした。
 で、後段お尋ねになられてるのはいわゆる指名競争入札で、例えば安芸の市役所ですと、通常第1・第2会議室に入札、指名競争入札に参加する業者の目の前で入札箱に投函をさせて、業者さんの目の前で箱を開いて開封をすると。それは通常、指名競争入札ですので、少し混同されてるんじゃないかなと思います。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 混同されてるかもわかりませんけども、その随意契約って幾らくらいでは、すっともう随意契約というふうに、金額。
○小松文人議長  企画調整課長。
○国藤実成企画調整課長  随意契約にもいろいろ、先ほど建設課長が言いましたように、金額で施行令、地方自治法施行令に基づいて、各市町村が条例で定める金額以下、安芸市ですと130万円以下が代表的な、一番一般的に多い随意、工事で、15節の工事ですと130万円以下ということになっております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) それが200万円とか300万円とか500万円とかの、いう金額で随意契約というのはなかったですか、過去。
○小松文人議長  企画調整課長。
○国藤実成企画調整課長  その随意契約のほうは、地方自治法施行令の第167条の2のほうに明確に規定されておりまして、いわゆるその金額で定めのある随契と、例えば災害等で、極端に言いますときょうあす対応せないかん仕事は金額に関係なくて、1億円でも2億円でも、いわゆる緊急性が高いものについては随意契約が認められております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 私も一つは勉強しているつもりですけれども、安芸市のやり方もちょっと耳に入ったのは、1,000万円以下の入札の参加者は、もう企画調整課の課長、そして係長、副市長とで選定しているのではないかという声があります。これは事実か、事実であればもうコンプライアンスに触れるのではないかとお伺いいたしますけれども、いかがでしょうか。
○小松文人議長  企画調整課長。
○国藤実成企画調整課長  全く事実ではございません。指名競争入札をいたします際に、各課でその業者を選定するケースもございますけれど、基本的には通常の指名競争に付する場合は、副市長をトップといたします、それから事業課の課長とか、私、総務課長含めて、選定審査会というものが庁内にございまして、そこで当該工事の金額、いわゆる工事のランクとか実績とか地域性とかいうものを含めて、その都度厳正に業者指名、選定を行っているところです。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) わかりました。最初にも言いましたけれども、本当に仕事が中立公平に市内の業者に、土木業者に配分されるように、透明感を持って入札基準を守っていただきたいと思います。もう仕事がなく廃業する事業が次々と出てきたら、いざ有事のときに、市としても援助していただけない状況になります。廃業に陥らないように、中立公平に配分をするべく、安芸市入札選定基準を厳守していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、(2)の地域包括支援センターについてお伺いいたします。
 大小ある事業所の中で、小さな事業所で働いている方々の死活問題にもなっているということを、これもお聞きをいたしました。ある一定の事業所ばかり仕事があり、小さな事業所ではなかなか太刀打ちできないと、市民の方からの声でございますが、一体どういうことなのか、またこのシステムを教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  お答えをいたします。
 最初に、介護保険の利用についての仕組みを御説明申し上げます。サービスを受けるには、要介護や要支援などの認定が必要になります。要支援と認定された方は、地域包括支援センターのケアマネジャーが担当し、本人や御家族のお話を伺いながら介護予防サービス計画を作成し、サービス事業所との連絡調整等を行っております。
 次に、要介護と認定された方で、在宅サービスを利用する場合は、居宅介護支援事業所のケアマネジャーが担当し、利用者と契約を結んでから介護サービス計画を作成しております。地域包括支援センターが新規に介護保険サービスを利用したいとの御相談を受けたときは、利用者や家族には居宅介護支援事業所の一覧表をお渡しし、利用者がどの事業所も自由に選べることをまず説明をしております。これにより、利用者が介護サービス事業所を選択して、事業所と契約を交わすことになります。
 しかしながら、利用者や家族から、どこの居宅介護支援事業所を選んだらよいかわからないというような相談もあります。その場合は、御家族の意向を聞き、まずは市内の介護サービス事業所に連絡し、担当できるかの確認等のつなぎ合わせを行っているところでございます。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。大体このシステムにつきましては理解ができました。
 そうした上で、中立公平な仕事については配分できているのか、そういうまちの声がありますので、再度お聞きいたします。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  市内には居宅介護支援事業所が10カ所ありますが、平均しますと、ケアマネジャー1人当たり23件から37件を担当しており、一部の事業所に偏っているというようなことはないと考えております。
 地域包括支援センターでは、利用者個々の状況を確認し、利用者の意向を大事にしながら、公正中立に業務を行っています。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) わかりました。市民の方にしっかりと働いていただき税金を納めていただく、そういったことで市の財政も安定してきますので、地域包括支援センターについてもしっかりと各事業所への調整をしていただき、それぞれの事業所の意見を聞いていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、シルバー人材センターについてお伺いいたします。
 中立公平に仕事は配分できているのかでございますが、ある一定の会員さんのみに仕事があり、同じ会費を支払っているにもかかわらず仕事がないという声を昔から聞きますが、中立公平に仕事の配分はできているのかお伺いいたします。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  まず、シルバー人材センターについて御説明をさせていただきます。
 シルバー人材センターでは、定年退職後等の高年齢者の多様な就業ニーズに応じ、地域社会の日常生活に密着した臨時的かつ短期的、または軽易な就業機会を確保・提供し、高齢者の生きがいの充実、社会参加の促進による地域社会の活性化を図ることを目的に、自主的に運営している団体になります。
 シルバー人材センターへの依頼の多くは、庭木の剪定や草刈り、清掃などの一般作業などが多いわけですが、事務系業務を希望する会員の方も多くおり、依頼者と高齢者の間で仕事のミスマッチが生じている状況であると聞いております。
 6月から新しい事務局体制になっておりますが、ここ一、二年間働いていなかった人たちにも仕事をあっせんし、現在働いていただいているとのことです。シルバー人材センターでは、全ての会員に希望する業務を提供することは難しいかもしれませんが、公正に就業機会を与えるよう努力しているとのことでございました。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ちなみに会員さんの1カ月の配分金は最低幾らから、また最高幾らかお伺いいたします。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  特別な技術、剪定などを持っている人とか、意欲がある人、丁寧な仕事をする人、定期的な仕事をしている人は、報酬等が多くなる傾向にあるということでございます。報酬の金額につきましては、済みません、年間でしか把握しておりませんので年間で発表させていただきますけども、最高にもらっている人の金額は年間150万円、平成29年度になりますけども、平成29年度、最低の方は、検診のお手伝いを少しした人で2,800円と聞いております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ちょっとその比較するによね、2,800円はないと思いますけど、1回ぐらいしか検診のお手伝いしてなかったということだと思うんですけど、普通の草引きとかでは聞いてないですか、最低、聞いてるかな。年間150万円言うたら、大体相当なほどその人は仕事をとってるというか回ってるというか、ちょっと中立公平に仕事の配分ができてるとは言えないかなというところですね。なかなか会員さんの、会員さん間の調整が難しいと思いますが、1回シルバーの仕事をしたらその場で名刺を渡し、次からはシルバーを通さず依頼者と直に連絡をとり、個人で仕事をしているということをお聞きしましたが、そういうことが実際にあるのでしょうか、お伺いいたします。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  安芸市シルバー人材センターに聞いてみましたが、先ほども言いましたように、ことし事務局の職員全員がかわっており、確認はできていませんが、情報としては聞いたことがあるということでございました。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 一般社団法人シルバー人材センター会員就業規約の中に、仕事の受注、第3条「センターにおける仕事の受注は、センターが一括してその交渉にあたるものとし会員は、発注者と受注又は作業条件等につき、直接交渉当事者とはならない」とあります。もしそういう人が出てきた場合は、一般社団法人安芸市シルバー人材センター定款の中の除名、第10条「会員が次のいずれかに該当する場合には、総会において正会員及び特別会員の総数の議決権の3分の2以上の決議に基づき、除名することができる。その会員に対し、総会の1週間前までに、理由をつけて除名する旨を通知し、総会において決議の前に弁明の機会を与えなければならない。(1)センターの定款又は規則に違反したとき。(2)センターの名誉を傷つけ、又は目的に反する行為をしたとき」とあります。
 そういうことをしている人がおれば、今はいないかもわからないけれども、以前にはそういった声を聞いたということですので、シルバー人材センターのほうへ手数料が入らなくなる、それによって売り上げが減となってくる。したがって補助金で賄われなくなるという可能性もあるわけですので、正しく規則を守っていただく、またそういう方には厳しく指導をするべきだと思いますが、担当課のほういかがでしょうか。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  シルバー人材センターのほうに聞いてみましたが、シルバー人材センターの根幹にかかわってくるような行為が確認できれば、当然厳しく指導していくということでございました。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 新しい事務局体制になっておりますので、その方は知らないかもわかりません。前の事務員さんは相当知っておる。また私もちょっと知っておりましたので、こういうこともあるので気をつけてくださいということで一般質問させていただいておりますけれども、厳しく指導していくべきだと。一回、そういう方は、そういう甘い汁を吸えば絶対に直らない、本当に。そう思います。ルールを守ってこそシルバー人材センターが成り立っていくわけですので、中立公平に喜んで仕事ができる体制に持っていくべきだと思います。どうか市として御指導をよろしくお願いいたすところでございます。
 次に、補助金についてお伺いいたします。
 現在シルバー人材センターの補助金はどのくらいで、いつから出しているのか、お伺いいたします。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  安芸市シルバー人材センターには、法人になる前の平成16年から補助金を、県とともに支出しております。法人になってからは、国と同額の補助金額を出しており、平成28年度は250万円、平成29年度と30年度は290万円の補助金を出しております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 他市と比較して、会員数と補助金は妥当と思われますか。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  安芸市シルバー人材センターの会員数は、平成30年3月現在で149人、他の同じような人口規模のシルバー人材センターの会員数は、室戸市が135人、土佐清水市が140人、四万十町が168人です。シルバー人材センターの事務局では、今後も会員の獲得と就業先の確保を積極的に行っていきたいとのことでした。
 次に、補助金についてですが、この補助金はシルバー人材センターの機能強化のため、国と同額の金額を交付しております。補助額の決定にはシルバー人材センターの収支を見まして、必要額を補助額として交付しているところでございます。今後も必要に応じて補助額を精査していきたいと考えています。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 必要であれば考えていくということの御答弁いただきましたけれども、ここに平成26年度シルバー人材センターの全国統計調査で、そのときは宿毛市、補助金ゼロ、ゼロ、ゼロ。安芸市、ゼロ、ゼロ、ゼロでございました。宿毛市はそのときに、平成26年度134名会員がおりましたけれども、補助金はゼロ。安芸市は92名会員さんがおりまして、補助金ゼロでございまして、このときに、もうこのもらったのを4年ほどずっと財布の中へ入れておりましたけど、初めて出しました。そして先日課長からいただきました平成29年度の補助金、安芸市、会員が149名になりまして、国から290万円、先ほど御答弁いただきました数字ですけれども、市町村290万円、合計580万円。同じく宿毛市がゼロ、ゼロ、ゼロだったのが宿毛市、134から152名になっております。それで国庫補助金が431万4,000円、市町村431万4,000円、合計862万8,000円と、すごく、同じ、大体の会員数でこれだけの差があるということはちょっと考えられないということですが、また補助金については、また足らないようであれば見直していくということの答弁いただいておりますので、参考にしていただきたいと思います。
 ということで、平成16年からもう補助金が出ていたということですけれども、平成26年の2月の13日の木曜日10時、産業厚生委員会、議題、シルバー人材センターについての説明が、私も傍聴人として出席しておりましたが、その前に、ちょっと今南国市ではこの補助金に対して大きく取り沙汰されておりますが、安芸市においてはどうなのか、大丈夫なのかお伺いいたします。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  南国市では、シルバー人材センターの職員が横領したということで、問題になっておるところでございます。安芸市のシルバー人材センターでは、平成29年度において理事会等で承認していない経費について支出があっていたが、現在では是正をしているとの報告があっております。なお、この理事会等で承認していない経費の支出については、安芸市の補助金の補助対象外でございます。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 平成26年2月の13日の木曜日10時、産業厚生委員会、議題、シルバー人材センターについて、説明、市民課。私は傍聴人として出席をしておりました。説明を受けたそのときは、シルバー人材センターの内部の問題であり、調査に入ることはできなかったと説明を受けました。こういった横領事件が、表沙汰にせず示談で済ませた経緯を聞いたこともあります。補助金を出した平成28年以後、補助金の使い方に不明な点はなかったのか再度お伺いしたいところでございますが、先ほど補助金以外で何か答えが、答弁が、補助金以外の支出であったということでございますが、首をかしげたいところでございます。
 総会の資料も事前に送付することなく、その場で参加者のみに配付していますシルバーの総会は、委任状も出させておりますが、資料を見せずに出させております。そういった総会が果たして全会一致と言えるのか、また総会は承認ではなく報告のみとなっている。全て理事会の承認で決められております。会員の意見は反映されない状況であります。総会の1カ月前に、10人中5名の理事が退任をしております。承認した理事の半分は、内容を知らない新しい理事であります。それで承認したと言えるのか。ましてトップである理事長は、総会で退任をしております。どういったことでしょうか。何かあって責任をとったのか、お伺いいたします。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  シルバー人材センターでは、先ほどから何回も言いますように、6月に事務局体制が新しくなったことから、事務に詳しい人がおらず、総会資料の配付が当日になったとのことでございます。来年度以降につきましては、総会の資料を事前配付したいとのことでございました。
 次に、理事長が退任をしているその理由ですが、これもシルバー人材センターのほうに聞いてみましたが、一つは高齢であること、それと、理事長の後継者が決まったことから退任し、体制を刷新することでシルバーの活性を図るためというふうに事務局からは聞いております。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 6月に事務局体制が新しくなって、総会の資料が間に合わなかったと言われましたが、今までに1回も総会の前に会員さんに資料を送ったことはないがです。そのことを承知おいといてくださいね。今回限り、今回だけおくれたというがじゃないですよ。今までに一回も総会の資料送ったことがないがです。それで委任状を出せというようなことですので、そういうシルバー人材の体質を変えていかなければ、絶対に中立公平な仕事を会員さんに与えることはできないと思います。理事長の総会での退任、先ほども高齢であるからとか聞きましたけれども、一つは大きな大きなことがあって退任したということを、皆さん承知しておいてください。
 今、定年時期が延長される中で、60歳からの中高年の働く場所づくり、また生きがいづくりとしてあるこのシルバー人材センターは、大変意義あるセンターであると思います。国も県も推し進めているところでございますが、運営方法を誤ると、不平不満が充満し、働く意欲をなくしてしまいます。
 ところで、ことしのシルバー人材センターの総会が6月にありましたが、来賓として市長、また担当課長は出席しておりましたでしょうか、お聞きいたします。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  市長、私、ともに出席はしておりません。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 自分のことだけ答えてくれたらえいが、課長は私は出席しておりませんでしたで、市長は。
○小松文人議長  市長。
○横山幾夫市長  私も総会へは出席しておりません。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) どういった理由で欠席をしたのでしょうか、お2人に聞きます。
○小松文人議長  市長。
○横山幾夫市長  当日は、市民課長と同じなんですが、一般社団法人高知東部振興協議会の理事会と総会がございまして、私も理事になっておりますので、これはもう前段から予定が入っておりましたので、その会へ同時刻に出席をしておりました。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  私につきましても、先ほど市長が言われましたように、一般社団法人高知東部振興協議会の理事会・総会のほうに出席していたため、シルバー人材センターの総会には出席できておりません。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) そしたら司会者が、市長、課長、公務のために、公務がありますのでこちらのほうへは出席できませんけれどもというふうにちょっと言ったらえいのにね。何で欠席したのかって、不思議に思ったわけです。
 出席していたその係長ですけれども、突然に司会者より来賓挨拶を言われましたが、まともな挨拶ができずに困っておりました。平成24年度の総会では、前市長の松本憲治氏、また高知県シルバー人材センター事務局長の鍋島好博氏が来賓として出席し、祝辞を述べられております。
 シルバー人材センターのみならず、補助金を出しているところには、総会の案内があれば少しでも顔を出して出席し、しっかりと指揮監督をしなければ、とんでもない方向に進んでいってしまいます。敬老会でもよね、おくれて来てちょっとだけ挨拶してすっと帰る人もおりますが、そういうふうに総会だけ、ちょっとほら挨拶しちょってよ、次、会がありますのでって、公務がありますのでって席を引くとかよね、そんな感じでもいいから、ちょっとでも顔出して、やっぱり市長としての、課長としての責任を果たしていただきたい、そのように思います。
 特にシルバー人材センターの会員さんは、もう本当に7月8月、汗水流して暑い中での草刈り、草引き、水道の検針など、熱中症の一歩手前になるまで現場で一生懸命働いている、補助金で給料が出ている人は涼しいところで働いている。何のための補助金なのか、事務方の補助金なのか、会員のための補助金なのか。担当課の説明をお伺いいたします。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  安芸市シルバー人材センター補助金交付要綱では、高年齢者の職業生活の充実と社会参加の促進並びに健康及び地域福祉の増進を図り、活力ある地域社会を形成するため、高齢者の希望に応じた就業の機会を提供できるシルバー人材センターの機能強化を図ることを目的としております。この補助金は、シルバー人材センターを運営するための補助金であるため、国の補助金の対象経費に準じて、事務局の人件費及び管理費について、国と同額の補助をしております。
 シルバー人材センター事業の健全な発展を図るとともに、適正な運営の確保等をするための補助金であると考えており、事務局がしっかりすることで会員も安心して仕事ができるのではないかというふうに考えております。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) その補助金をまともにかっちりとそういうふうに使っていただければ、安心して会員さんも働けるということですけど。事務方とセンターの運営費がほとんどであるとの御答弁でございましたが、平成28年度と平成29年度の決算を見たら、事務方のほうが年々多くなっていて、補助金でもうとにかく賄われなくなってきている状態でございます。会員さんの手数料で賄われている状況であるので、不公平になってきております、それは、本当に。
 補助金だけで運営ができない状況であれば見直しをしてあげてほしいし、本当に先ほどの手数料でも、事務費の率が公共は10%で民間が15%取ってるということで、宿毛市は公共が10%、民間が10%で、安いわけよね、民間の手数料がね。ほんで事務費がということは、1万円で引き受けた仕事を、公共であれば1万1,000円かもらうがよね、市役所から。そして民間であれば1万1,500円かというんで、高くなるわけよね、いうたら仕事がね。
 何でその安芸市は15%取ってるのか不思議ですけど、やっぱり仕事がなくなるんじゃないかなと思うんですけど、補助金だけで運営ができないからこうやって民間の手数料を15%にならざるを得ないというような状況かもわかりませんので、補助金の見直しもしていかなければいけないと思いますが、いかがでしょうか。
○小松文人議長  市民課長。
○畠中龍雄市民課長  先ほど説明もしておりますけども、この補助金はシルバー人材センターの機能強化のため、国と同額の金額を交付しており、補助額の決定には、先ほども言いましたように、シルバー人材センターの収支を見て必要額を補助額として交付しております。
 補助金額の見直しにつきましては、シルバー人材センターにも資料を提出してもらい、また事務局からの説明も聞き、しっかり精査をしていく中で、平成31年度の予算に反映させていきたいと考えております。以上です。
○小松文人議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) よろしくお願いいたします。
 7月の豪雨の土木関係、地域包括支援センター、シルバー人材センターと安芸市を支えている市民の方々から聞きました声を、税金を払っている市民の活力ある労働体制として質問をさせていただきました。臭い物にはふたをしろとか、特権を利用して市民を苦しめていたならこれからも断じて許すわけにはいかないことを申し添え、私の一般質問を終わります。
 ありがとうございました。
○小松文人議長  以上で、9番米田佐代子議員の一般質問は終結いたしました。
 以上で一般質問は全て終了いたしました。
 明日午前10時、再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
     散会  午後2時48分

添付ファイル1 一般質問 米田佐代子 (PDFファイル 358KB)

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