議会会議録

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ここに掲載してある会議録は、正式な会議録とは若干異なります。

一般質問 米田佐代子

質疑、質問者:米田佐代子議員
応答、答弁者:市民課長、福祉事務所長、生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長、企画調整課長、商工観光水産課長、市長、財産管理課長

議事の経過
 開議  午前10時
○尾原進一議長  おはようございます。これより本日の会議を開きます。
 日程に入る前に事務局長が諸般の報告をいたします。
 事務局長。
○佐藤暢晃事務局長  本日の出席状況を報告いたします。
 定数14人、欠員1人、欠席1人、出席12人であります。欠席の千光士伊勢男議員は、所用のため欠席の届出があっております。
 以上で諸般の報告を終わります。
○尾原進一議長  これより日程に入ります。
 日程第1、一般質問を行います。
 9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 初めに、東日本大震災から早くも十星霜、偉大なる大東北の方たちは、悲しみのふちから負けてたまっかとともに、涙を拭い、全てを希望へ、蘇生へと変えてきていますが、追い打ちをかけるように、昨年からコロナウイルスは容赦なく東日本にも襲いかかり、復興の道をとめどもなく止めている状況であります。死者、行方不明者は2万2,000人を超え、なお4万1,000人以上が避難生活を送っています。もう10年、やっと10年、まだ10年と、幾ら10年たったからといっても、心は癒やされることはないと心を痛めております。一日も早いコロナの収束、そして、穏やかな日々の生活が元に戻れるように心よりお祈りを申し上げます。
 では、通告に基づきまして一般質問をいたします。
 今回の私の表題は、安芸市総合計画(後期基本計画)2021より、(1)第1章、子供と子育て家庭への支援、(2)本市としてのSDGsの基本計画「誰一人取り残さない」対策としての2項目を質問いたします。
 (1)妊婦、不妊治療、出産、育児の切れ目ない支援として、いわゆる安芸市版ネウボラとしての子育て世代包括支援センターきらりの現状の取組や課題を伺います。
○尾原進一議長  市民課長。
○大野 崇市民課長  お答えいたします。
 本市では、安心して妊娠、出産、子育てできるまちを目指し、妊娠期から子育て期まで、切れ目のないきめ細やかな支援を行うため、平成29年5月に子育て世代包括支援センターきらりを元気館内に開設しております。センターには、母子保健コーディネーターとして、専任の保健師等が母親や、その子供の健康、子育てに関する悩みなど、様々な相談に対応しているところです。
 センター開設から昨年度までのコーディネーターの取組実績につきましては、訪問が延べ464件、支援が必要な妊産婦への個別プラン作成が計68件、電話相談が延べ723件など、お一人お一人への丁寧な対応を心がけております。
 取組の課題といたしましては、身近に支援者がいない人へのサポートや育児技術が身につきにくい人へのフォローなど、個別のケアが求められています。一方、取組を積み重ねることで、医療機関や子育て支援の市民団体との連携は確かなものとなり、対象者へのきめ細やかな支援ができる体制が構築されてまいりました。
 今後も、こうした取組を引き続き継続し、安心して妊娠、出産、子育てができるまちを目指してまいりたいと考えております。以上でございます。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 大変分かりやすいように説明していただきまして、ありがとうございます。
 この四、五年のうちに、私の子供もたくさん子供を産みまして、大変お世話になっております。ありがとうございます。
 次に、不妊治療については、公明党の長年の願いだった保険適用の拡大を菅政権で打ち出してくださいました。以前にも質問をいたしましたが、経済的苦痛、精神的苦痛、身体的苦痛を取り除くべく、本市としても少子化対策としての支援をしっかりとしていかねばなりません。
 以前質問してから現在までの本市の取組をお伺いいたします。また、今後どのようにしていくのか、併せてお伺いいたします。
○尾原進一議長  市民課長。
○大野 崇市民課長  お答えをいたします。
 本市の不妊治療への取組につきましては、少子化対策、人口減少対策の一環として、平成28年度から保険適用外の人工授精を対象とした一般不妊治療への助成を行っております。助成内容につきましては、対象者が治療を受けた日の属する年度ごとに、自己負担金に対して夫婦1組当たり3万円、連続2年を限度として助成を行っております。平成28年度から昨年度までの利用実績は3件。今年度もPRをいたしまして、1件の申請が上がってきております。
 引き続き、広報やホームページ、フェイスブックなどで制度の周知に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございます。
 本市におきましては、大変大切な1つの命、2つの命でございますが、全国的にはたくさんの不妊治療をされている方もおり、1回の治療費が300万円から500万円という費用がかかるところで、菅政権におきましても、何とかしていかなければいけないということで打ち出していただいておりますので、本当に、また、国の政策を注視しながら、本市においても、今後、考えていただきたいと思います。
 次に、子育て支援として、関連して不育症の本市の取組をお伺いいたします。
 妊娠しても流産や死産を繰り返す不育症については、政府は保険適用外の検査の費用助成制度1回上限5万円までを2021年度から新設するようになりました。助成対象となるのは、先進医療として承認された流産検体の染色体検査が対象となるとのことです。
 不育症については、公明党が2009年11月に国会で初めて取り上げ、関係者の切実な声を聞きながら支援を前進させてきた経緯があります。
 今回、政府として対策を強化することになり、検査への助成が創設され、これを契機に当事者に寄り添った支援がさらに充実されてまいります。
 今回の制度は、助成を行う地方自治体を国が支援する形となっているので、本市においても、漏れなく手を挙げ、助成が受けられる体制に持っていかねばなりません。そこで、本市の取組をお伺いいたします。
○尾原進一議長  市民課長。
○大野 崇市民課長  お答えいたします。
 議員御質問のとおり、不育症への取組につきましては、このたび国から対応の方向性が示されたところでございまして、不育症検査に対する助成金の創設や不育症治療の保険適用、また、不育症患者の相談支援体制の拡充などが、今後、各府省で連携されながら実施されるとのことでございます。
 不育症とは、2回以上の流産や死産、あるいは早期新生児死亡を繰り返して、結果的に子供を持てないことと定義をされております。流産の確率は年齢とともに上がるため、晩婚や晩産化が進む近年では深刻な問題の一つと認識をしております。
 国の不育症取組への本市の対応につきましては、少子化・人口減少時代の中、妊娠・出産の希望をかなえる当事者に寄り添った新たな施策であると受け止めております。間もなく国から要綱など、詳細なものが示されると聞いておりますので、内容を確認するとともに、助成金制度の必要性などについて、調査・研究を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 新しい取組なので、本市としてもしっかりと国に手を挙げ、予算を取りつけ、不育症の方たちの立場に立った、寄り添った施策をよろしくお願いいたします。
 次に生活環境の支援として、平成29年度開所「安芸市ファミリー・サポート・センターみるきぃ」設立から3年経過をしております。現在の状況と会員数、そして実績をお伺いいたします。
○尾原進一議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。
 会員数は、平成29年12月の開所当初は27人でスタートいたしましたが、3年が経過し、本年2月の時点で69人と増加しております。内訳は、おねがい会員、預ける会員が39人、まかせて会員、預かる会員が25人、両方会員が5人でございます。
 活動実績といたしましては、平成29年度は5件、30年度は10件、令和元年度は23件でございます。今年度令和2年度は2月までで252件、7世帯の親子が利用しており、大幅に増加しております。これは、保護者の方、若いお母さんが御自身の資格取得のため、学校へ通うことになり、朝、保育所までお子さんを送っていくことを依頼するケースなどがありまして、増加しております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。
 令和2年になって、たくさん件数が伸びているということで、うれしいことです。
 今現在、まかせて会員の家庭での預かりが少ないですけれども、お迎えなんかが多くて、家庭での預かりは少ないかと思うんですけど、新型コロナウイルスの感染対策などについては、どのような対策が講じられていますでしょうか。お伺いいたします。
○尾原進一議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。
 活動前には、お子さん、まかせて会員ともに検温を実施、マスクを着用し、小まめな手洗いやうがい、手指消毒、預かる場所の換気など、感染予防対策をお願いし、実施しております。また、必要なマスク、消毒液などは、センターから配付しております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 万全の体制でやられているということで、安心をいたしました。
 そして、新型コロナウイルス感染症への補償保険制度を対応しているかどうか、その点をちょっとお伺いいたします。
○尾原進一議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。
 ファミリーサポートセンターでは、会員の皆様に安心して活動していただけるように、各種補償保険に加入しております。
 新型コロナウイルス感染症につきましては、活動したまかせて会員、その御家族も含みますが、それと、預かったお子さんが新型コロナウイルス感染症に感染した場合、センターが加入しております保険からお見舞金として1万円が支払われることとなっております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) このことについても十分な体制で臨んでいるということで、安心をいたしました。
 また、次に、活動の感想としては、どのようなお声があるでしょうか。お伺いいたします。
○尾原進一議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。
 おねがい会員からは、仕事の関係で保育所への送迎の時間が変わり、保育所を変えないといけないと悩んでいるときに、市役所からファミサポを紹介され、登録いたしました。まかせて会員さんは親切で活動中もまめに連絡をくれたりと、丁寧に接してくださり、安心してお任せしています。子供も、朝、家を出る時間が早くなりましたが、嫌がる様子もないので、とても感謝していますという声。
 あと、まかせて会員、預かる会員さんからですが、お子さんたちはかわいくて、自分の孫のような感覚で接しております。定期的にお預かりする子供さんは、成長が見られて楽しいです。ファミサポは昔はなかった制度ですが、時代が流れまして、気軽にお子さんを預けることができる仕組みですので、広がっていけばいいなと思います。
 あと、すみません、長くなりますが、もう一方のお声を紹介させていただくと、仕事を退職して家でゆっくり過ごす時間が増え、広報でファミサポ講習会の記事を見つけました。少しでも役に立てればと思い、会員登録いたしました。初めは自分に務まるか不安もありましたが、実際、活動してみると、お預かりする子供さんが元気で、学校であったことを話してくれて、こちらまで楽しく癒やされています。私自身、孫が県外にいて、新型コロナの影響などもあり、なかなか会いに行くことができない中で、こうしたお子さんと関われることがうれしく、若返る気持ちです。今後も、空いた時間で子育て中のお母さん、お父さんのサポートができればいいなと思っていますなどの声が聞かれています。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。
 昔は、お守さんて、ありまして、本当に温かいぬくもりのある年代が、もう70、80の人らが、近くの子供さんたちを見たという姿を思い浮かべるわけでございますが、本当にファミリー・サポート・センターみるきぃができてから、そういう活動ができたということは、本当にすばらしいことだと思いますけれども。本市は社会福祉協議会に委託しているのですが、社会福祉協議会の一室なら預けやすいが、まかせて会員のお家というのが、どうも不安だという声を私自身聞いております。今定例会で出てきた案件で、たんぽぽ乳児保育所が閉園になった場所など、ファミリーサポートセンターとしては適した場所だと思います。
 以前に、島根県浜田市に視察に行ったのですが、廃園になった保育所を利用して、ファミリーサポートセンターと子育て支援センターすくすくを運営しておりました。会員同士が和やかな雰囲気で、保育所だったので園庭もあり、ホールもあり、遊ぶところがたくさんあって、とてもすばらしいと思いました。安芸市にも、このようなセンターをと質問して、平成29年に社会福祉協議会でテープカットをして開所できたことを思い出します。
 保護者の立場に立った施策を、利用度が増える体制に持っていくのが行政だと思います。また、反対にまかせて会員さんにとっても、我が家でお世話をしなければいけないのに抵抗を感じている方もおられるのではないでしょうか。両方の不安を取り除いたなら、さらに多くの会員さんが増えるのではないかと思います。
 このたび、浜田市のことを調べてみたところ、令和4年の4月に新しく子育て支援センターすくすくを建設するようです。保育所の廃園を利用していたすくすくは、木造2階建てで、外観は木造を採用して、和風を基調としたモダンなデザイン、内部は木の温かみを感じられるよう、床や一部の天井に地元木材を採用予定。園庭は、歩き始めの子供も安心して遊べるように、人工芝を採用して、築山や砂場を整備する予定としているそうです。浜田市は、住みたい、住んでよかった、魅力いっぱい元気な浜田を目指して頑張っている様子が、このすくすくの整備を見ただけでも手に取るように分かります。
 本市においても、子育て支援については、あきの子育てかわら版にたくさんの支援体制が掲載されていて、浜田市に負けないくらい努力していることを本当に感謝をし、拍手を送らせていただきます。
 本市のみるきぃも、市民の方々にはかなり浸透してきていると思います。しかし、1か所で見てほしいという要望がある限り、もう一段階、もう一歩上を目指しての運営を望むところでございますが、ここで、ファミリー・サポートみるきぃの新たな運営方法をお伺いいたします。
○尾原進一議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。
 まず、ファミサポでお子さんをお預かりする場所ですが、原則は、まかせて会員の自宅でお預かりすることとなっていますが、双方の合意があれば、この限りではございません。自宅での活動が不安な場合は、依頼時にお知らせいただければ、協議の上、安芸市総合社会福祉センターの1室、社協の2階の和室を活動場所として御使用いただけますし、利用実績もございます。また、活動の中で、公園や図書館で過ごしている例もございます。
 あと、たんぽぽ乳児保育所があったところにつきましては、個人の方の建物の一部を借りておりましたので、現在、返却等の手続を進めているところでございます。
 議員がおっしゃった浜田市につきまして、私もホームページのほうで見させていただきましたが、浜田市は人口が安芸市の3倍ほどの市で、さっき議員がおっしゃってくださったように、令和4年4月のオープンを目指して、子育て支援センターを兼ねた子育て世代包括支援センターを整備しているそうです。
 本市におきましては、子育て支援センターは、安芸おひさま保育所内にありまして、専任の保育士、職員を配置し、育児相談に応じたり、保育室や園庭開放、体験入園、給食試食会などを実施し、子育て仲間や子供たちの出会いの場となっております。
 また、先ほど市民課長も申しましたように、子育て世代包括支援センターきらりは、元気館のほうにございます。
 ファミリーサポートセンター、子育て支援センター、子育て世代包括支援センターとも、子育て応援連絡会を構成する団体といたしまして、一緒に情報の共有や情報の発信、交流会などを行っているところでございます。
 ファミサポの利用者を増やすため、もっと使いやすい制度にするために、今後、考えられる預かる場所といたしましては、利用者の方や預かる会員の自宅に近い、例えば公民館や集会所なども想定されます。施設本来の事業や空き状況、使用料の問題などもありますので、利用者の方の声を聞きながら、今後、関係課や地域の方と協議していきたいと考えております。
 そういったことも考えながら、引き続き、会員の募集、活動の周知、充実に努め、運営してまいりたいと考えております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。
 社会福祉協議会の1室を要望すれば、そこでも見ていただけるという、実績もあるということですが、展示会とか、いろんな行事が重なった場合は、そこでは見ていただくことはできません。また、公民館や集会所におきましても、いろんな行事がたくさんあれば、そこで見ることはできません。そういう何というかな、ファミサポみるきぃの専用の1室というのがなかなかないので、新しく子育て支援として、今後、考えていただきたい。このように思います。よろしくお願いします。
 次に、学童保育所の各4施設の状況として、令和3年4月からの学童の見込み数、そして、それぞれ対前年度比をお伺いいたします。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  令和3年4月からの入所決定児童数は、安芸学童保育所、34名、対前年度1名増、土居学童保育所、40名、対前年度2名減、井ノ口学童保育所、34名、対前年度9名増、川北学童保育所、12名、対前年度4名減でございます。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) すみません、井ノ口。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  井ノ口学童保育所、34名、対前年度9名増でございます。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ちょっと確認です、そうしたら。安芸が34名、プラス1名、土居が40名でマイナス2名、井ノ口が34名でプラス9名、川北が34名でマイナス6名。えっ3名。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  12名。
○9 番(米田佐代子議員) 12名マイナス。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  マイナス4。
○9 番(米田佐代子議員) マイナス4。34でマイナス4。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  川北学童保育所につきましては、12名。12名。
○9 番(米田佐代子議員) 今現在12名。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  今現在というか、3年。
○9 番(米田佐代子議員) 4月からね。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  そうです。4月から12名で、対前年度4名減。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) すみません、ありがとうございました。
 そうしたら、令和3年4月からの指導員の人数と年齢、そして対前年度比もお願いします。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  学童支援員につきましては、有資格者、無資格者、また、常勤、パートの雇用形態がありますけども、合計の雇用人数を申し上げます。
 安芸学童保育所は8名、対前年度2名増です。なお、この8名のうち、常時配置人数は4〜5名です。年齢構成は20代が1名、40代が3名、50代が3名、60代が1名です。
 次に、土居学童保育所は8名で、対前年度1名増。8名のうち、常時配置人数は5〜6名です。年齢構成は30代が2名、40代が6名です。
 次に、井ノ口学童保育所は9名で、対前年度1名減。9名のうち、常時配置は4〜5名です。年齢構成は20代1名、30代4名、50代1名、60代3名です。
 川北学童保育所は4名で、対前年度増減なしです。4名のうち、常時配置は2〜3名。年齢構成は30代が1名、50代が3名となっております。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。
 安芸の運営費が932万3,000円で、今年34名で、指導員が8名という運営費ということになります。川北が委託費681万2,000円で、4名の指導員、そして12名の学童。土居が1,077万9,000円の委託費で、40名で、8名の指導員さん。そして、井ノ口が委託費823万9,000円で、34名の学童で、9名の指導員さんということになりますけれども。この運営費や委託費が、その児童と指導員さんのバランスというのは、ちょっと見直しというか、していかなければいけないんじゃないかとは思いますけど、今後の課題にしていただきたいと思います。
 共働きやひとり親家庭の小学生が放課後を過ごす放課後児童クラブ、いわゆる学童保育の利用を希望しながら入所できない待機児童は、昨年の5月1日時点で全国で最多の1万8,783人に達したということです。国は、1か所で預かる適正な児童数をおおむね40人以下と示しておりますが、全国では実現できているのは約6割で、70人を超える大規模な学童保育も3.7%あるそうです。
 本市としても、待機児童が増えたということで、土居で第2学童保育所建設費が当初予算に出てまいりました。そこで、本市の待機児童数をお伺いいたします。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  学童における待機児童の状況でございますが、令和元年度から1年を通した待機児童が発生しております。
 待機児童数ですが、令和元年度が11名、令和2年度が16名、令和3年度が8名となっております。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 元年が11人ということで、2年が16名、令和3年が今度は8名になるということで、11、16となったときに、第2学童を考えていくようになったと思うわけですが、今年は新しい第2学童ができるのにもかかわらず、若干少なく8名になったということですが、2学期からの委託費として、460万4,500円を当初予算で計上しておりますが、何名の指導員を考えているんでしょうか。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  現在見込んでおります支援員の数につきましては、4名を見込んでおります。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 8名で4名というわけでございますか。なかなか手厚い、すばらしい8名でございますけれども、委託費が残れば残ったで、使わなくてもいいんですが、本当に予算と釣り合った。ほかのところからの待機児童もそこへ来てもらってもいいというような施設になるということが考えでいいですか。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  8名に対して4名ということではなくて、あくまで今の見込みの数字でございますので、実際、建物が建った後に児童を受け入れますけれども、その実際の人数とは、また支援員と異なってくるというふうに考えておりますので、単純に8名で4名ということではございません。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 分かりました。
 では、現在、その待機児童は、どこでの保育なのでしょうか。お伺いいたします。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  令和元年度の11名につきましては、安芸学童保育所の1名、土居学童保育所で10名でございます。令和2年度の16名は、全て土居学童保育所です。令和3年度の8名も、全て土居学童保育所となっております。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 土居公民館で学童をしていたというのは、事実はないですか。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  土居学童保育所で待機児童が発生しておるというところはございましたので、国の事業で学童の待機児童が解消するまでの緊急的な措置といたしまして、今年度の4月から、放課後居場所緊急対策事業という事業を活用いたしまして、土居公民館のほうで待機児童の受入れを行っております。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 土居学童で、そうしたら40名と聞いたんですけど、対前年度比でマイナス2ですので、38のところへ16とか11とか、詰め込んでいたわけですか。それはちょっと大変な学童でございましたね。
 では、井ノ口公民館での学童保育は、いつ頃から公民館で学童をやっているのでしょうか。お伺いいたします。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  井ノ口学童保育所につきましては、令和元年7月から、井ノ口公民館で開所しております。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 令和3年、土居学童が40名ということで、そして待機児童が8名、その以前に16名とか11名あったと、大変な中なので、第2学童を考えるようになったとは思うんですけれども、土居公民館で4月からやっているということで、井ノ口公民館は元年の7月から学童をやっているということで、事情は分かるんですけど、井ノ口の公民館の方たちの学童のことも考えていただきたかったということです。
 第2学童保育所を建設するということですが、どこに建設するのか、また、建設費用、備品、その他の費用などをお伺いいたします。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  建設場所は、土居小学校のグラウンドの南側の敷地、体育館のプールの間に建設いたします。
 建設費用の予算額ですが、建物の建築費、給排水設備、電気設備の合計で、3,290万1,000円を見込んでおります。備品購入費は洗濯機や冷蔵庫、キャビネット、その他の備品で100万円。また、県の木の香るまちづくり推進事業を活用し、木製棚や木製げた箱を160万円で整備する予定としております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 答弁になかったんですけど、そこの敷地を整備するのに木を伐採した費用なんかもあるんじゃないでしょうかと思うわけでございますが。
 土居学童保育、学校敷地内ということで、非常に校長先生の理解があったんだという思いをします。
 大変高額な建設費用ですが、どういった建物なのか、また、定員ですね、その建物の定員、学童の定員は何名でしょうか。お伺いいたします。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  学校長とは昨年度協議をいたしまして、了解をいただいております。
 先ほど申し上げました建築費用の予算額、3,290万1,000円のうち、建物の建築費は約2,000万円でございます。
 建物の構造は、軽量鉄骨平家建て、建築面積は84.17平方メートルです。
 定員は32名を予定しております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 井ノ口が学童が40名で、土居の待機児童が8名ということで、本当に常識から考えても、井ノ口の学童保育のほうが優先順位にあると思いますけれども、井ノ口学童保育の支援員さんたちは、一日も早く学校敷地内に学童保育を望んでいると思います。子供たちを守る立場からいうと、交通量の激しい井ノ口小学校から井ノ口公民館までの間に、もし、取り返しのつかない事故になった場合、誰が責任を取るのでしょうか。土居の小学校では敷地内ということですが、では、井ノ口小学校で、どうして敷地内にできないのでしょうか。いろいろ事情はあったと思いますけれども、お伺いいたします。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  以前、議会でも御答弁しておりますが、井ノ口におきましても、公民館からの移転先といたしましては、小学校の敷地内を想定しております。
 どうして敷地にできないのかとの御質問でございますが、現在の井ノ口公民館に開所いたしました経過として、平成30年度に新規学童のニーズ調査を実施した結果、井ノ口へのニーズが高かったことから、井ノ口での学童の開設を決定したわけでございます。当時、平成30年度の井ノ口小学校の1年生の入学児童数が19人と大変多く、翌年度以降も入学者が多いというのが見込まれておりましたので、早期に学童を開設してほしいと、各所からの要望もありましたので、学校や周辺で候補地を探しましたが、建設が可能な場所が見つからなかったことから、最も早く開所できる方法といたしまして、一時的に既存の公共施設である井ノ口公民館を利用することで、翌年の令和元年7月に開所というふうに至ったものでございます。保護者の皆様からの要望がありまして、早く開所することを第一に考えまして、公民館に開所したものでございますので、御理解をいただきたいと思います。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 一時的に3年間も置かれては、大変な。子供たちにとったら遊ぶ場所も少ない、夏は暑かった、とても大変な状況だったということは、御承知のことだと思いますけれども、土居のほうが先になった理由と、井ノ口学童保育は、じゃあ、いつ頃学校敷地内にできるのでしょうか。お伺いいたします。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  土居学童保育所につきましては、先ほどお答え申し上げておりますが、令和元年度の入所決定において、待機児童が10名発生し、今年度においても入学児童数が多い状態が続くという見込みがありましたので、何らかの対策を講じないと、しばらくの間、待機児童が続くということが見込まれておりました。
 また、土居学童保育所は、面積が狭く、学童保育所の設置基準にある児童1人当たりに必要な面積、1.65平米でございますが、それと現在の定員が40名なんですけども、実際のところ1.65平米を確保するとしたところ、大体27名前後にはなってきますので、面積が不足しているという状況から、早急に面積の拡張なり、増設が必要な状況となっておりました。
 また、市民の方や議会の一般質問でも、土居の学童の待機児童に関する御指摘をいただいておったところです。
 また一方で、井ノ口学童につきましては、先ほど申し上げました令和3年度の入所決定児童数が34名と、対前年度で9名増加しておりまして、学童の利用ニーズも高まっておりますけれども、前の年の令和2年度につきましては、定員にも余裕があったということがございます。
 このような経過から、待機児童の解消に早急に取り組むため、令和2年4月に土居第2学童保育所の整備に着手したものでございます。
 井ノ口学童保育所は、いつ頃なのかという御質問でございますが、井ノ口学童保育所は、地域の皆様の御厚意により、当分の間という条件で公民館を使用しておりますので、できるだけ早期に移転場所を決定しなければならないと考えております。
 このことにつきましては、地元の関係者や井ノ口学童の支援員の方とも継続的に協議をしております。新年度に入りましたら、学校関係者とも協議をいたしまして、学校の敷地内での移転場所を決定していきたいというふうに考えております。今後、移転場所が決定いたしましたら、実施設計に取りかかれるよう、予算措置及び県との協議を行っていきたいと考えております。
 以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 先ほどの答弁の中で、定員に余裕があったと言って、答弁をいただいたんですけど、公民館ですよ。学童保育所の施設じゃなくて、公民館なのに、何で定員に余裕があったと答弁いただいたか、不思議でなりません。
 井ノ口の学童も、また、指導員さんも、本当に待ち望んでおりますので、場所を早く見つけて、建設のほうをよろしくお願いいたします。
 次に、川北学童保育の側溝の対策について、お伺いいたします。
 このことは、通告にはありませんが、議長にお許しを得ているので、学童保育所に関連しているので、少し感じたことを申します。
 以前に質問して、対応するとの答弁をいただいていました。その後、どうなっているかと聞いたところ、対応しているとのことで、早速、見に行きました。子供の胸の高さまでのネットで、その溝を覆いかぶせていて、危険ではなくなりましたが、何とも声が出ませんでした。指導員さんに聞きましたところ、鉄板かグレーチングで塞いでくれたらよかったのに、とのことをお聞きしました。鉄板やグレーチングは、溝の掃除ができなくなるということらしいが、溝の掃除をするときには、そのネットを外さなければ掃除もできないが、ネットがカチンと留めてあるから難儀するのではないかと。どのようにして、また、その溝を掃除するのか、不思議でなりません。
 ネットと鉄板との費用としたら、どれくらいの差があったのでしょうか。また、ネットにしたということの理由をお伺いいたします。
○尾原進一議長  生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長。
○長野信之生涯学習課長兼少年育成センター所長兼女性の家館長兼図書館長  川北学童保育所前、学童の建物の北側の側溝には、今年度、児童の転落を防ぐため、側溝を囲むようにネットを設置したほか、一部分に鉄板の蓋を設置しております。
 ネットではなく、なぜ鉄板にしなかったのかとの御指摘でございますが、鉄板やグレーチングの設置につきましては、川北土地改良区の許可が得られなかったため、現地におきまして、学童支援員、施工業者、土地改良区の職員、生涯学習課職員の4者で協議をいたしまして、鉄板に代わるものとして、ネットを張る工法を決定したものでございます。
 したがいまして、鉄板の見積りを取っておりませんので、ちょっと金額差というものは、お答えできません。
 ネットは固定されていて外せないとの御指摘のあった点につきましては、確認しましたところ、現場での施工が当方が依頼した仕様、開閉ができるような仕様だったんですけれども、それと違った施工になっておりましたので、現在、業者に手直しを指示しております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ネットの費用は、聞いてないですか。聞いてない。
 ネットは、子供が遊んで引っ張ったりしたら伸びるし、とにかくボーンとなっているので、引っ張ったり、動かしたりしたら、再び伸びるので修繕になるし、また、ネットの部分は利用価値がない。鉄板だと、改良区が反対したということですけれども、鉄板だと安心してそこの部分もとにかく利用価値として使用できる。我が家であれば、使い勝手がよいような対策をすると思います。一度、市の幹部の方々も視察に行って、見ていただければと思います。よく空間があるほうがよいと言われますが、何とも言いようがありません。
 課長も写真で見ただけですと言っていたので、現場と写真と違うから、現場へ見に行ってくださいということで、やっぱりカチンと留めてあるのを見て、手直しをせないかんというふうになったということですので、市の幹部の方も、ぜひとも見に行ってください。
 次に、多子世帯の保育料の経済的負担の軽減ですが、市長開会の挨拶にもありましたが、新年度から保育料のさらなる負担軽減に取り組むとのことですが、どういった少子化対策なのか、お伺いいたします。
○尾原進一議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。
 令和3年度から、保育所等に同時入所する第2子の保育料を無料化することとしております。現在、国の制度により半額となっている同時入所第2子、保育所に入所している児童のうち、年長者から数えて2番目の児童ですが、の保育料を無料化するものでございます。
 これにより、2人以上のお子さんが同時に保育所を利用する場合でも、保育料は最大1人分のみの負担となりますので、子育て世代の経済的な負担は現在より軽減されるところでございます。
 以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 市民の方から、こういう声を聞いております。第1子が卒園した場合、次の第2子が第1子になり、保育料の全額を支払わなければいけない。あくまでも第2子は第2子であり、その子を第1子とみなすのは不平等だと思います、という声がありまして、こういうことは、全国的な方法でしょうか、市単独の方法でしょうか。お伺いいたします。
○尾原進一議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。
 保育所同時入所というところですので、第1子が卒園した場合、次の第2子が保育所に入所している第1子となりますので、そのお子さんがゼロ歳から2歳児であれば、世帯の状況、所得により、保育料の全額を御負担いただきます。同時入所の第1子、第2子のカウントの仕方は国の制度でありますので、全国的なものでございます。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 何回聞いても大変複雑なことで、理解し難いことでございますが、例えばこういう例があります。第1子が卒園したら、第2子が第1子にみなされ、半額だった保育料を全額支払わなければならなくなり、2年間大変な思いをした保護者の方がいらっしゃいました。不思議に思った保護者は担当課に聞いたところ、そういう決まりになっているので、との説明しか受けず、納得がいかないまま2年間を過ごしたようです。
 この制度に納得がいかない保護者の方々は、たくさんいらっしゃると思います。保育料のさらなる負担軽減に取り組むとのことですが、こういった制度の改善について、市単での対応はできないか、お伺いいたします。
○尾原進一議長  福祉事務所長。
○山崎美佳福祉事務所長  お答えいたします。
 保育料の負担軽減につきましては、多子世帯の保育料につきましては、市として、平成21年度から世帯の18歳以下の児童からカウントいたしまして、第3子以降の保育料を無料化しております。また、令和元年度には、国の制度により、3歳児から5歳児及び非課税世帯のゼロ歳児から2歳児の保育料が無償化されました。同時に市の施策といたしまして、3歳児から5歳児の副食費も無償化したところでございます。令和3年度からは、繰り返しになりますが、市の施策として、保育所等に同時入所する第2子の保育料を無料化いたします。
 市単でさらなる保育料の負担軽減ということになりますと、保育所等同時入所の枠を取り払い、その世帯で第2子の保育料を例えば半額にするとか、その世帯で第2子の保育料を無料にするとか、あと、3歳児から5歳児までの保育料は無償化されておりますので、2歳児の保育料、市の設定を低くするなどが考えられます。今後の検討課題と認識しております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。
 先ほど答弁していただきましたことは、本当に大変貴重な答弁だと思います。担当課として、そういった点を改善すれば、保護者の負担が軽くなるということで、国へ提言していきたいと思いますので、また、詳しくお聞かせください。よろしくお願いいたします。
 次に、本市として、SDGsの基本計画「誰一人取り残さない」対策として、まずもって安芸市総合計画の基本計画1、2、3のうちの1番にSDGsとの連携として、トップに掲げてくださり、ありがとうございます。
 SDGsの目標達成の2030年までの10年間が、安芸市としての目指すべき都市将来像と共通するものであり、本市が将来にわたって発展しつづけるためには、本市自らSDGs達成に向けて積極的に取り組む必要があるとあります。まさにそのとおりだと思います。
 そこで、「誰一人取り残さない」対策として、まず、以前に質問をしましたごめん・なはり線無人駅への防犯カメラ設置状況について、お伺いいたします。
○尾原進一議長  企画調整課長。
○国藤実成企画調整課長  ごめん・なはり線の無人駅は市内に6駅ございまして、このうち赤野、穴内、下山の3駅の駅前広場に、今年度、高知県警及びごめん・なはり線活性化協議会の補助金を活用し、市の実質負担ほぼゼロで防犯カメラを設置いたしました。残る球場前、伊尾木、あき総合病院前の3駅につきましては、令和3年度当初予算に設置費を計上いたしておりまして、補助金の割当てが、まだ確定しておりませんが、可能な限り早期に全ての無人駅に防犯カメラを設置できるよう努めてまいりたいと考えております。
 なお、これらの防犯カメラは、24時間録画しておりますが、モニターによるリアルタイム監視は行っておらず、犯罪発生時など、必要がある場合にのみ、個人プライバシーに配慮しながら、警察官等の立会いの下で閲覧することとしておりまして、安全・安心なまちづくりに寄与するよう、適切に運用してまいります。
○尾原進一議長  暫時休憩いたします。
     休憩  午前11時
     再開  午前11時6分
○尾原進一議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 6駅のうち、赤野、穴内、下山とつけていただいたということで、ありがとうございます。あと、順次、またその3か所、あとの残りの3か所にはお願いをいたします。ありがとうございます。
 次に、難聴児の早期発見対策について、お伺いいたします。
 生まれた赤ちゃんの1,000人のうち、およそ1.5人に医療的な対応が必要な難聴があるとのようです。早期発見で、早期の対応で言語発達への影響を少なくできます。高知県でも、2016年から全額公費負担で生まれたばかりの赤ちゃん全員に「新生児難聴スクリーニング検査」を実施するようになりました。スクリーニング検査時に保護者には「乳児の聞こえチェック表」を渡して、音への反応や言葉の発達に気をつけてもらい、その後、1歳半児健診や3歳児健診も必ず受けるようにしているとのことですが、本市としての早期発見対策をどのようにしているのか、そして、どのような成果が上がっているのか、お伺いいたします。
○尾原進一議長  市民課長。
○大野 崇市民課長  お答えいたします。
 生まれてくる新生児の1,000人のうち1人から2人は、耳の聞こえに障害があると言われております。その場合は早期に発見し、適切に支援することが新生児の言葉と心の成長にとても大切であります。
 本市でも、平成28年度以降、全新生児を対象に、いわゆるスクリーニング検査を行っておりまして、耳の聞こえの検査を公費負担で実施をしております。制度の周知につきましては、母子健康手帳の交付時に妊婦の方へ御説明をしているところでございます。
 耳の聞こえの検査は、出産時の入院中などに行い、問題がある場合は要精密検査や専門の医療機関により必要な支援を行うこととなります。検査に問題がなかった新生児でも、成長の過程で後から聞こえが悪くなる場合もございます。このため、本市の乳幼児健診では、耳の聞こえについても問診を行い、医師の診察で心配される場合は、医療機関への紹介をかけておりまして、難聴児の早期発見、早期療育に向けて、関係機関が相互に連携した体制を構築しているところでございます。以上でございます。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 万全な体制で行っているということで、安心をいたしました。今後もよろしくお願いいたします。
 次に、コロナ対策としての課題として、経済対策について、お伺いいたします。
 この1年間、コロナウイルスが世界を脅かし、本市においては、感染者は出ないものの、国や県、市においては、様々な施策が打ち出されましたが、経済的な打撃が長期にわたり続いております。何とか乗り越えられるかとの気配は感じられますが、まだまだ収束のめどが立たない状況に経済的不安が募るばかりです。
 国や県の施策が出されている中で、本市が打ち出したコロナ対策の実績と、今後、どういった経済的対策を打ち出していくのか、お伺いいたします。
○尾原進一議長  商工観光水産課長。
○山崎冨貴商工観光水産課長  お答えいたします。
 経済対策に係る本市の実績のお尋ねでございます。安芸市独自の主な3事業につきまして、御答弁をさせていただきます。
 まず、安芸市持続化給付金事業でございます。本事業は、法人事業者、30事業者、1,200万円、個人事業者、42事業者、840万円、合計72事業者、2,040万円でございました。
 次に、安芸市地域応援プレミアム付商品券事業でございます。抽せん販売も含めまして、販売冊数は6万7,955冊、販売金額は1億6,988万7,500円、券面額は3億3,977万5,000円でございます。換金実績についてでございますが。67万7,208枚、3億3,860万4,000円、換金率は99.7%でございます。さきの定例会の際にも御答弁をさせていただきましたが、地域内経済循環により、地元での消費拡大と地域経済の活性化、自己負担を伴う形で最大限の消費喚起効果が引き出せたものと認識をいたしております。
 最後に、安芸市飲食事業者応援給付金事業でございます。こちらのほうは、131事業者、1,310万円でございます。12月24日から年末にかけて、対象と思われる事業者に申請書を郵送したほか、安芸市ホームページや広報あき2月号で、事業の周知を行ってまいりました。申請漏れがないように、申請受付終了前には、未申請の事業者全てに個別に連絡を取りまして、営業実態の聞き取りを行うことで、対象となる事業者には申請をいただきました。事業者のほうからは、とても助かったといった声をいただいております。以上でございます。
○尾原進一議長  市長。
○横山幾夫市長  私のほうから、今後、どういった経済対策を打ち出していくのか、新しい支援策に関するお尋ねにつきまして、答弁させていただきます。
 まず、昨年12月の新型コロナウイルス感染症拡大を受け、高知県による営業時間短縮要請等で、営業時間を短縮した飲食店などと、直接、間接の取引がある、または、外出や移動の自粛により、直接的、間接的な影響を受け、売上げが減少している事業者に対しての独自支援策創設に取りかかっております。現在、最終調整に入っておりまして、内容が固まり次第、議会のほうへ、またお示し、もしくは提案をさせていただきたいというふうに考えております。
 今後も国や県の動向を注視し、地域経済回復に向け、切れ目ない支援に取り組んでまいります。
 以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 最終調整に取り組んでいるということですけれども、早く、一日も早くお示しをしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、ワクチン接種対策について、お伺いいたします。
 いまだかつてなかった全国民に無料のワクチン接種については、担当課の市民課では大変御苦労をおかけしておりますが、歴史に残る事業だと思います。「誰一人取り残さない」SDGsの基本理念の下、万全の体制で臨んでいただきたいと思います。
 このたび公明党は、2月28日、全国の3,000人の公明党議員のネットワークで意向調査を開始し、現場の課題を調査しました。意向調査では、(1)検討中の接種体制、(2)接種計画を策定する上で困っていること、(3)ワクチン接種システムの導入に対する考えの3項目について、担当議員が調査を行いました。
 本市においても、3月1日、芸西村や中芸5か町村においては3月3日に私が出向き、各首長、担当の方より調査を行いました。
 担当課の大野課長においては、御協力いただき、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
 本市においても、今まで経験したことのない業務の中で、本市の意向調査において、困っていることや課題など、お聞きをしたところでございますが、担当課として、今後の市民の皆様が滞りなく、無事故で接種が行われるようにしていかねばなりません。
 昨日、藤田議員の答弁をお聞きしておりますが、その他、本市のコロナワクチン接種対策としての取組をお伺いいたします。
○尾原進一議長  市民課長。
○大野 崇市民課長  お答えをいたします。
 新型コロナワクチン接種に向けての体制につきまして、取組の現状について、お答えをいたします。
 市民の皆様へのワクチン接種は、4月中旬をめどに、まずは施設に入所中の高齢者や、その従事者、合わせて660名を対象に接種できるよう、準備を進めております。また、高齢者の集団接種につきましては、5月以降の実施を目指しております。
 高齢者への接種方式につきましては、各公民館や市体育館などに集まっていただく集団接種方式を基本としております。
 接種体制につきましては、市内13、全ての医療機関の皆様に土日や平日の休診日にも出務いただくなど、全面的な御協力の下、延べ34会場、全38日間で接種が完了できるよう、体制を整えているところです。
 接種の御案内につきましては、接種券や予診票、また、接種の注意点など、ワクチンの詳細が記されたお知らせを、今月以降に順次発送いたします。集団接種の日時や場所は、集団接種が実施できるワクチンの確保、この見通しが立った時点で、個別にはがきで通知することとしております。
 高齢者以外の一般の方の接種につきましては、集団接種、または病院や診療所で行う個別接種で実施するか、あるいは両方合わせて実施するのか、こういったこと、高齢者の接種状況を見ながら、開始時期や実施期間について検討し、御案内をしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) ありがとうございました。
 次に、困っていることや課題などがあれば、お伺いいたします。
○尾原進一議長  市民課長。
○大野 崇市民課長  お答えをいたします。
 困り事でございますけれども、取組の当初につきましては、医療従事者の確保ですね、このことについて、日頃の外来やコロナ対応をしております医療機関との調整にやや難航した面もございましたが、早期の医療負担軽減と市民生活や地域経済の回復を目指すことに御理解、御賛同をいただき、市内全ての医療機関の全面的な御協力の下、取組が進捗しているところでございます。
 ただ、今後の課題といたしましては、やはりワクチンの確保と確実な供給計画が立てられること、そして、集団免疫獲得のために、いかに接種率を向上させていくかであります。加えて、世界レベルでいえば、ワクチンの増産と世界的な分配、これが急務であると考えるところです。ワクチンを必要としているのは我が国だけではなく、世界中の人々が、このワクチンを待ち望んでおります。ワクチン確保までは、これまでどおり、私たちにできる感染症対策をしっかり取りながら、落ち着いて普及を待つ姿勢も大事であると考えます。想定どおりにいかないスケジュールのずれ、見直しの対応はやむを得ませんが、国の指示に迅速に対応できるよう体制を整え、感染に強い社会を構築してまいりたいと、このように考えております。以上でございます。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) まさしく本市においての課題や困っていることは、全国でも同じく意向調査に如実に表れております。
 3月12日、公明党は2月28日から3月7日まで実施した新型コロナウイルスのワクチン接種体制に関する自治体意向調査の結果を発表しました。全国1,287市区町村から回答いただいた集計結果では、接種計画策定で困っていることは、ワクチンの供給などに関する政府からの情報不足を訴える自治体が圧倒的に多く、1,176市区町村(97.4%)、医療関係者の確保が798市区町村(62%)、その他の人の確保、379市区町村(29.4%)、財政上の問題、223市区町村(17.3%)、特設会場の確保、179市区町村(13.9%)とありました。また、検討中の接種体制の回答では、特設会場と医療機関が894市区町村(69.5%)、特設会場は206市区町村(16%)、医療機関中心が180市区町村(14%)。また、接種記録システム導入の回答では、財政支援など、一定の条件が整えば対応が可能が860市区町村(66.8%)、何とか対応が可能、372市区町村(28.9%)などなど、という結果が出ました。
 意向調査の結果に関して、石井啓一幹事長は国会質問で取り上げ、政府への提言なども検討したいと表明いたしております。
 本市においても、最後まで粘り強く取り組んでいただきたく、お願いいたします。
 ところで、県内でもワクチン接種のシミュレーションを実施しているところがあります。全国でも市職員が100人参加で接種の流れを確認するなど、接種後の経過観察で副反応、アナフィラキシー症状が出た場合の救急搬送の動線などを確かめ、模擬訓練をしている自治体もありますが、本市として計画はあるのでしょうか。お伺いいたします。
○尾原進一議長  市民課長。
○大野 崇市民課長  お答えをいたします。
 集団接種を実施するための事前のシミュレーションにつきましては、来月、4月22日と23日、この両日で元気館で実施する予定でございます。昼間は事務チーム、受付とか、誘導、それから健康観察ですね、接種した後の健康観察。それから、この両日の夜間には医療チーム、市内13医療機関の先生方に集まっていただいて、流れや注意点などを確認いただくようにしております。
 それと、集団接種を行う各地域の接種会場につきましては、現在、会場の仮設営や接種の動線確認ですね、そういったものを確認しているところでございまして、あと、感染症対策として、医療用の非接触型の体温測定器とか、消毒液の設置、用意など、こういったものを全ての会場でレイアウト等を確認し、準備を整えているというところでございます。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 市民課におきましては、大変御苦労をおかけいたしますが、全市民が無事接種が行えるよう、よろしくお願いいたします。
 最後に、庁舎の自動体温計、先ほどもございましたけれども、集団接種するところには、自動体温計を設置してくださるということで、ありがとうございます。庁舎の自動体温計とセンサーの消毒器の設置について、お伺いいたします。
 今回、コロナワクチン接種、全自治体に意向調査ということで、近隣の町村を回らせていただいたところ、玄関を入ってすぐに、全ての町村に自動体温計が設置されておりました。私は身長が低いため、なかなか体温計が測れなくて右往左往しているときに、近くの窓口にいた職員さんがすぐ出てきて、優しく対応してくださいました。何と対応のすばらしいところだろうと、何かほっとしたものを感じました。そういったことは、小さい町や村だからできるだろうと思わず、そういう心配りができる町や村だからこそ、市町村合併しないで、両足でしっかりと踏ん張って、その町や村のアピールをして、自治体が成り立っているのだなと思いました。反対に市外から安芸市に訪れたときに、その心配りを感じ取れるように、行政として対策をしていただきたいという思いに駆られましたので、今回質問をしたところでございます。
 本市においても、公の施設では設置してあるところも多々ありますが、肝心の庁舎に設置されていないのが不思議でなりません。この件については、以前に山下裕議員が質問されていますが、そのときの答弁では、「庁舎のサーモモニターの今後の設置の予定につきましては、現在、設置を予定しておりません」ということですが、せめて東庁舎、西庁舎の入り口の2か所は、大変重要な肝心な入り口です。安芸市の顔です。まずは、そこの2か所から設置できないかと伺うところでございましたが、既に西庁舎、東庁舎に一般質問の3日前の3月15日に設置していただきました。この件については、いち早く対応してくださり、誠にありがとうございました。
 では、11か所ある中で9か所について、今後、どのような対応をしていくのか、お伺いいたします。
○尾原進一議長  財産管理課長。
○大坪 純財産管理課長  お答えをさせていただきます。
 まず、去る12月議会におきましての7番議員からの本庁舎への自動体温計の設置に対する御質問の御答弁の要旨としまして、現庁舎の構造上、入り口が数多くある中、多くの箇所が職員から見えない位置への設置となり、来庁者の方に確実に使用していただいているかどうか、また、万一のときに即時にお声がけすることが難しい。一方で、駐車場からの利便性を考えると、動線の制限がしづらいとの理由とともに、感染症対策として、窓口カウンターへのつい立てや各箇所への消毒液の設置、そして、市民、県民の皆さん、自らが三密の回避などに取り組まれていることをもって、庁舎においては設置の予定がないことを、当時、御答弁させていただきました。
 折しも、高知県におきましては、その12月議会を挟んだ11月29日以降、年をまたぎ2月1日まで連続65日間、陽性者が発生。2月前半におきましても、陽性者がほぼ毎日確認される状況となりました。一転、2月19日以降は連続11日間、陽性者が確認がされず、落ち着きが見られ始めたかなと思われましたものの、3月2日以降、新たな陽性者が継続的に確認をされており、高知県における新型コロナウイルス感染症対応の目安におけるステージは、一時、最も下の緑の感染観察から、現在は黄色の注意に格上げされている状況にあります。
 そうした中におきましても、市民の皆様には、日常、言わずもがな、感染症対策には十分取り組んでいただいているところではございますが、外出先などでは手軽に感染症対策を促すものとして、消毒器などで一定自動化された便利な機器がお客様へのサービスに一役買う一般的なスタイルとして定着していることが多くうかがえるようになってまいりました。
 そうしたことを踏まえ、ちょうど阪神タイガース春季キャンプで使用しておりました自動体温計2機を借用し、3月15日に、ひとまず東庁舎及び西庁舎の自動ドア入り口付近に設置をいたしたところでございます。
 さて、残りの入り口9か所は、今後、どのような対応をしていくのかとの御質問でありますが、自動体温計につきましては、全ての入り口ではなく、一定、場所を選定して設置を検討いたしております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 阪神キャンプが使っていたのを、ひとまず借りて設置をしたということですけれども、ひとまず設置をしたということなのですが、そうしたら、今後、新しい自動体温計を、その2か所ですけど考えているのか、お伺いいたします。
○尾原進一議長  財産管理課長。
○大坪 純財産管理課長  今の自動体温計も市の持ち物なんですけども、その2機の自動体温計に代わるものとして、庁舎管理所管課である当課が導入を考えておるものでございます。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 自動体温計は、1機、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。ピンからキリまであると思うんですけど。
○尾原進一議長  財産管理課長。
○大坪 純財産管理課長  製品によって大きく価格に幅があると思いますので、おっしゃるようにピンからキリまでだと思います。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 金額を言わないんですか。1万円から二、三十万円ぐらいまでかかるということですけど、金額を言ってください。
○尾原進一議長  財産管理課長。
○大坪 純財産管理課長  予定を今現在しておりますものは、一般的に流通している経済性の高いものなんですけれども、1機、四、五万円ぐらいで、体温計と消毒器が一体化されているようなものを、ちょっと検討しております。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) なかなかりぐったものであれば、二、三十万円するんかも分かりませんけれども、それもやっぱり使えば使うほど悪くなるかも分からんし、ここ一、二年の対応であれば、そんなに高いものじゃなくてもいいし、ずっと使うものであれば、いいのを置いたらいいと思うんですけど、11か所のうち2か所を現在設置ということですけど、あとの9か所に対して、コロナ対策費用として、今後、補正で計上していただきたいですけれども、市長、いかがですか。
○尾原進一議長  市長。
○横山幾夫市長  先ほど、担当課長が申し上げましたが、まず、この自動体温計といいますか、非接触型のそれにつきましても、11か所出入口がありますので、出入口もほとんど通らないところもあるので、そこもちょっと担当課と協議はしていかなあかんと思っているところでございます。
 ただ、今回、阪神タイガースのキャンプで使用したものということでございますが、やっぱり、それもちょっともう少し早く取りかからなければいけなかったかなというふうには思っております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 何十万円もでなくて、5万円ぐらいのを考えているということでしたので、11か所ですか、11か所であれば、55万円ぐらいですので、大きな、土居保育所の3,290万円かかる、一つの土居保育所のことを考えたならば、全市民の人が市役所へ来たり、環境課へ来たり、財産管理課へ来たりするときの健康管理としては、安いもんじゃないかなと思うんですけど、よろしくお願いいたします。
 また、センサーの消毒器については、今現在、手に持たなくてはいけないのと、押さないといけない消毒器であります。両手に物を持っていたなら、とても不便だし、使い勝手が悪い。まだまだコロナ禍の中、収束の見通しがない状況の下、センサーでの消毒器設置を考えてはいかがでしょうか。お伺いいたします。自動体温計と消毒器のセットの機械を考えるのであれば、セットで考えていただきたいですけど、単独であれば、また、センサーの消毒器設置を考えてはどうかと思いますので、お伺いいたします。
○尾原進一議長  財産管理課長。
○大坪 純財産管理課長  お答えいたします。
 センサーの消毒器は、日常広く一般にお目見えをしておりますので、より手軽に簡単に手指消毒ができますことから、庁舎におきましても、より利便性の向上と捉えまして、一定、現在のものと併用する形で設置を検討いたしております。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) 購入しているのが、あれば、それを消化していかければいけないし、センサーと併用して使っていってもいいですけれども、徐々にセンサーの消毒器になっていくということをよろしくお願いいたします。
 自動体温計は、今後、検討していくということですけれども、センサーの消毒器を考えてくださるということですが、この際、もうセットで考えていただきたいと思います。
 この先、コロナが収束した後は、マスクの装着は外しても、生活習慣となった自動体温計やセンサーの消毒器は、今後も現在設置するところを排除するんじゃなくて、今後も設置するべきだと思いますけれども、市長のお考えをお聞きします。
○尾原進一議長  市長。
○横山幾夫市長  先ほど、議員からお話がございましたが、新しい生活様式と日常生活といいますか、マスクも私はこれからも継続して、通常ずっとじゃないですが、やっぱりマスクも外出時とか、そういう部分は使用するようになるんじゃないかなというふうには思っております。
 そのため、今回のコロナの影響によりまして、そういう先ほど言いましたが、日常生活が変わりましたので、これはもう定着するんじゃないかなというふうには自分も思っておりますので、これは公共施設以外でも、そういうことが定着していくだろうと思っておりますので、それは永久的にといいますか、そういうのは継続して設置していかなければならないんではないかなというふうには思います。以上です。
○尾原進一議長  9番 米田佐代子議員。
○9 番(米田佐代子議員) マスクの装着は、体温があるとか、風邪ひいているとか、具合が悪いときは、それはせないかんけれども、なかなかマスクしとったら、顔の表情なんかも分からないし、老け顔になったりするし、私なんかも化粧品がほとんど使わない、ここだけシュッシュッとやるくらいで、もう本当になかなかね。このマスクは重宝するけれども、人間の温かみを消しているみたいな感じがして、早く取っ払っていきたい、このすばらしい顔を見せたいという思いがありますけれども、本当に生活習慣となった自動体温計、また、センサーの消毒器なんかは、公共施設、また、重要なところには設置を今後ともしていただきたいと思います。
 市民一人一人が幸せを実感し、笑顔が輝く活力あふれる元気都市として、その実現に向けて、市長には取り組んでいただきたいことを申し伝え、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○尾原進一議長  以上で、9番米田佐代子議員の一般質問は終結いたしました。
昼食のため休憩いたします。午後1時に再開いたします。

添付ファイル1 一般質問 米田佐代子 (PDFファイル 355KB)

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