議会会議録

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一般質問 千光士伊勢男

質疑、質問者:千光士伊勢男議員
応答、答弁者:農林課長兼農業委員会事務局長、市長、商工観光水産課長

○尾原進一議長  以上で、1番小谷昇義議員の一般質問は終結いたしました。
 14番 千光士伊勢男議員。
○14 番(千光士伊勢男議員) 質問をいたします。
 まず一つは、中山間の振興対策についてであります。
 この問題は、これまでも何度か行ってきました。しかし、これまでの市政においては全く耳を傾けない。やってきたのはゆの酢の振興対策、これだけにつきます。しかも、過疎化に歯止めもかからずにやってきたこと、その結果が地域の人口減というのが現実であります。御承知のとおり、再生に期さない山間集落を生み出して、今きめ細かい振興対策をやれば何とか生き残れる、その可能性のある集落が東川、入河内地域だと考えております。
 そこで伺いますが、山間の振興対策について、今日行われてきたユズをやってきた。そしてもう1点は入河内は入河内大根の生産に住民自らが努力をされて、30戸の農家が生産をしております。
 そこで伺いますが、ユズ対策を進めた結果として、山の振興対策としてやってきたことの結果がどうなったのか。その点についてまず伺います。
○尾原進一議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○大坪浩久農林課長兼農業委員会事務局長  これまでの中山間地域の振興対策というお尋ねかと思います。
 まず、中山間地域の基幹作物はおっしゃられたようにユズでございまして、これまで国の果樹経営支援対策事業や市のユズ振興対策事業により、新植とか改植、補植を推進し、順調に作付面積とか生産量を拡大をしてきたところです。昨年はミツカンさんと安芸市のユズ農家が連携して40年ということで、新ポン酢、まっことゆずというものが共同開発され、非常に話題になりましたが、これまで取引先と産地が一緒に手を携わってきたと、取り合ってきたという成果だというふうに思っております。
 中山間地域の傾斜地ですとか飛び地など、農業生産条件の不利な地域に対しては、土地改良事業等を導入しまして、生産基盤の整備をしておりまして、直近では市が入河内の仁井田地区で2.3ヘクタールの基盤整備を実施しています。
 また、現在も中山間地域の10地区の集落、約60ヘクタールの農地を対象にしました中山間地域直接支払制度が第5期目に入っております。そして中山間地域集落営農等支援事業を活用しまして、共同利用機械の購入支援のほか、鳥獣被害対策として防除ネット等の購入補助や入河内地区では、地域の伝統野菜である入河内大根の生産販売への支援、また都市と村の交流ということで、事業やゆずとり援農隊などの交流事業などにも直接市も関わって、中山間地域の振興に努めてきたところです。その結果どうなったかと言われますと、確かに人口のほうは減少をしておる状況にはあります。以上です。
○尾原進一議長  14番 千光士伊勢男議員。
○14 番(千光士伊勢男議員) いろいろやられてきたということが私も見てきましたので、一応分かってます。しかし、現実の問題として、人口が減って学校が成り立たん。そういう状況が生まれているっていうことの原因は何か、これは考えたことあるんでしょうか。ユズやって、よくならないかんのに人口が減ってると。これは結果的にユズだけをやってきたから、その結果がこういう結果を生み出したということになるんじゃないですか。その点どう考えるかね。
○尾原進一議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○大坪浩久農林課長兼農業委員会事務局長  先ほども言いましたとおり、ユズだけをやってきたのではなくて、総合的にやってきましたが結果として人口の減少というような結果が出ているという状況だと思っております。
○尾原進一議長  14番 千光士伊勢男議員。
○14 番(千光士伊勢男議員) せっかく地域をよくしようと思うてユズも振興させてきたと。営農ツヅキもつくって頑張ったと。しかし、結果は現状のような過疎地になってきたと。これは何が足らんかったか、これはやっぱりね取り組んできた過程含めて、反省もせないかん面が大きいと思いますよ。
 例えば、山というのが大体が規模が狭いから、農地の。条件も悪い。だから私はこの問題も今まで言うてきたけんど、ユズ以外にはやっていること何かいうたら結局ね、きめ細かい対策をやらなかった結果として今の現状が生まれてると。それで今までの学校が廃校した地域を見てみいや。学校がのうなって人もおらんなりゆう。栃ノ木にしてもそう、上尾川にしてもそう。これは市だけが原因じゃないです。それ政府の政治政策に最大の問題があるんですよ。杉をやってもいかん、杉は外国から輸入する。こういうことをやって日本の林業が成り立たんようなことをやってきちゅうから、そういう中で市としても人口対策をどうするか、この地域の振興対策をどうするか。しっかり知恵を出し合うということをやらないかん。けんどそれがね、やはり上の言うことはしゃっと聞くけんどよ、地元で行政も住民と一緒になって先を考えて、振興対策をやる考えになる。こういうことがね私は抜かってるんじゃないかと思います。
 そんで一つ聞きたいのは、その振興対策と併せて担い手育成にどれだけつながったかという点を考えますと、これはそれほどのつながりはない。育成にもつながってない。そういうことじゃないですか。市長としたら聞きたいが、市長に。今の現状が何が原因で入河内なんかでも学校を休校せないかんなってきたのか、この点について考えたことあるんですか。その点ひとつお答えください。
○尾原進一議長  市長。
○横山幾夫市長  入河内地区に限らず、安芸市、高知県、全国的に地方は人口減少で子供少子化ということ、子供の人数が少なくなって学校の休校、廃校、統合というのが全国的な問題として今取り上げられております。入河内に限定するわけではないですが。そのために安芸市ではまち・ひと・しごと創生総合戦略で、それは数年で解消するわけではないですが、総合戦略を策定してそれに沿って取り組んでいるところでございます。
 現時点でできる入河内につきましてもそういう振興策、先ほど農林課長が申し上げましたが、そういうのを現時点でできるそういう振興策に取り組んでいるところでございます。
○尾原進一議長  14番 千光士伊勢男議員。
○14 番(千光士伊勢男議員) 市長の答弁も分からんことない。分からんことないけど、しっかり基本的な政府の政策をみると。このままやったら安芸市はどうなるかということを考えないかん。ただやれやれ言うつもりは私もないですから。
 それでね、後継者を育成せんと地域は成り立ちませんので、その対策について1点お聞きをします。
 若者を育てる対策が必要です、御承知のように。けどただ、農地があるきん農業やらんかというようなことだけじゃ若者も育たんですよ。それなりに魅力のある対策を充実させてやりませんかということにならんと、なかなか若者も目がこちらへ向かない。私はそう思ってます。
 そこでね、担い手育成をやるための一つの対策として、就農給付金制度こういうのを設定して、ここへ来てものを作ってくれれば生活ができますよということにならんと、人は移住はしてきません。そういう対策もやれないかんじゃないですか。私はそう思いますが、見解を伺います。
○尾原進一議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○大坪浩久農林課長兼農業委員会事務局長  就農給付金対策というようなこともありましたけども、東川の入河内のほうにつきましては、まちづくりの観点で市の職員も配置して、入って地域の住民の方と一緒に振興を考えておるというようなところで頑張っておりますし、一番最初に言っていただいた入河内大根なんかについても、この入河内大根といった料理がこまどり温泉なんかでメニュー化されておりますけんど、高知県を代表する伝統野菜というようなことで非常に知名度も上がっておりますし、地域住民の意識も入河内大根が地域の代表作物というようなことを誇りにもつようになったということで、県内の大学生なんかと地域内外とのコミュニケーションの媒介という形で大きな役目を果たしております。
 他力本願になってしまいますけど、今この交流人口とか関係人口がこういった取組によって拡大をしておりまして、一方でコロナ禍でふるさと回帰現象も起こっておりますし、地方でのテレワークとかサテライトオフィスなど、非常に地域にも変化が生じております。今後こういった方、若者の定住の取組、結びつきにするように地域のほうとどういった作物をつくっていくのか。地域でどういった人手が足りてないかとかいうようなことをもう少し掘り下げて、若者の定住にちょっとつなげていきたいなというふうに思っておるところです。
 その中で、就農給付金というような制度は非常に効果があるということでしたら、これは検討もしていかないかんと思いますが、まずは地域に入ってちょっとコロナ禍で私も入河内のほうはあまり行ってないところもありますので、入っていきたいなというふうに思っております。
 以上です。
○尾原進一議長  14番 千光士伊勢男議員。
○14 番(千光士伊勢男議員) 久しぶりにえい答弁をいただきました。地域住民へ入ってやね、住民との話し合いをしてええ方向を出したいということですから、それはそれで期待をしたいと思います。
 もう1点はね、移住をしてくれる若者、あるいは子持ちの夫婦が入ってきてくれるということになったときに、その人たちの家、そして一定の期間、生活保障を行うというような条件もなかったら、なかなか来てくれません。第一に何ちゃあ銭もないに山へ来てくれる人おらせん。そういう対策も示しながらよ、どうやるかということの話し合いをせんとやね、いきなり話し合いしたきに、はいやりますってことにならんわけで。そこのあたりは一定政策をもって投資をするべきときはするぜよという姿勢も見せんとやね、はいそうしようかということにならんと思う。その点が1つよろしくお願いしたい。
 もう1点はね、何としても東川の学校は再興させるという目標も持たないかんと思う。このままで行ったらもう廃校やから。私が議員になってからどれだけ廃校してきたか言うたら6校、6校も廃校されてるんですよ。その都度、そこの学校を中心に住んでいた人たちはみんなおらんなる。栃ノ木でさえ、学校があるときはわんさとおったけんど、今何人おると思う。私がざっと数えたがじゃき1軒1軒訪ねたわけじゃないけんど、13人ぐらいしかおりませんよ。上尾川もたった2人ですよ。これじゃ振興対策やりたい言うたちできるもんじゃない。だから私が言いたいのは、入河内の今の人口の中でこの人口を減らさないための対策と同時に、若者が育つ対策をやらないかんということを私は言いたいがですよ。これ1つねよろしく頼みます。
 それから、今年の予算でもお分かりのように、農業振興対策で予算がついてるのはハウス事業に対しての予算。改めてまたサポートハウスを建てるというようなこともあって、ハウスを主体とした予算がついてると。しかし、ほか1つも予算がないじゃか、ほかの対策で。こういう予算の組み方も考えないかん。もっときめ細かい対策をやるためには投資もするということもやっぱり姿として見せる、そうせざったら振興対策も成功しませんよ。
 そこでもう1つ伺いますが、十数年前に入河内で婦人グループが地元の野菜を生かして煎餅を作っておりました。これを売りよったでしょ。私が2回買うた。買うて嫁のくへ送って嫁の職場で試食してくれと。評判がええということでもっと送れと言う。わやにすなと思うたけんど。ほんとにね、野菜の風味があっておいしい、変わった味ですねと評判もええですよ。だからこれをできれば掘り起こして、こういう加工品については若い者が目を向くから、それで加工を改めて再建をして売り出すと。そういう対策も必要だと思いますよ。
 今度の商工水産課の予算の中に加工商品開発費100万円これついちゅうでしょうが。けど入河内の場合でやろうと思ったらそんな要らんわけで、そういうことを提案もしながら掘り起こすという努力も必要だと思いますよ。加工したい人が今ほいたら全然1人もおらんのかといえば1人元気でおるということ。この人を核にして若いもんを入れて開発するということをやれば、僕は若者が元気でそういう対策へ参加できる条件が生まれてくると思う。そのことも一つ考えていただきたいと思うんですが、これは課長こういう点はどうですか。
○尾原進一議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○大坪浩久農林課長兼農業委員会事務局長  お答えします。
 議員に取材に行ったときに、非常に気に入った加工品の話を聞きまして、どうも調べてみましたら以前告ケ岡の婦人会の方が作りよった手焼きの山里せんべいの話かなというふうに聞いたがですけど、婦人グループのほうは既に解散はしておりまして、レシピとその機械、それからは現在障害者の福祉支援を行いますNPO法人ホップあきの会にどうも受け継がれておると聞いております。そこでは、芋煎餅に姿を変えて販売されているということが分かりましたので、一応報告をしておきたいと思います。
 なお、レシピとかその当時作っていた方がおられるというようなことで、今まだ東川の手づくり館山里に加工組合がございまして、こういった御提案もあるということで御相談もしましたけども、今のところちょっと自らの活動でちょっと忙しいということでございました。先ほど機械を使って体験もして、若者を呼ぶということにつきましては、そういう考えも取り入れてやっていきたいかなと思ってます。
 ちょっとさきに、地域のほうへは最近入っていないいうようなこと言いましたけど、実は3月のほうに東川のほうには行っておりまして、今週末にちょっと小さな林業というようなフォーラムをする予定にはしておりますが、農業だけでなく林業も一緒になって入河内の盛り上げにならないかいうようなこともありましたし、地域の空き家の情報であったり地域でできるお仕事とか、そういったものをもう一度真剣にといいますか、掘り下げて調べて地域の活性化につなげたいということで、入河内の中心の方に御相談をして一度、会をもっております。今後もそういったことで入河内の地域おこしについてはそういう方向でやっていきたいというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。
○尾原進一議長  14番 千光士伊勢男議員。
○14 番(千光士伊勢男議員) 一つ課長の姿勢を期待しておりますので、よろしく頼みます。
 学校再建、再興問題については、しんどい話はしんどいですよ。若い者が地元におらんがで再建さそうという取組をやらないかんがですから。それは一口じゃいかんと思います。それは私もよう分かってます。入河内の地域の部落の人たちと意見交換をするために一日私行きました。そしたら二十数名が集まっていただいて、そのときは煎餅の加工をやっておりました。どんながをやりゆうのかといって聞いて、けんどおまんら抜かっちゅう分がありゃせんかよと。南瓜の煎餅がないじゃないかと言うたらね、南瓜の煎餅を暫時作ってよ、はや商品化させて売り出すと。これだけのやる気があるわけですから、住民には。そこはしっかり認識をして、対応していただきたい。
 それでは課長の答弁がなかなかええきん、早う進む。最後の米対策。これはもう御承知やと思うけんど、食管制度が廃止をされて以後、米作りの農家にとってえい目を見たことがない。しかも価格保証制度、直接払い制度が廃止をされた。それで結局はどうなったか言うたら米余り。コロナの、いうこともあるけど、米屋さんが米を抱えて、売れんからどうやったかというたら投げ売りですわ。30キロ6,000円。ひどい話よ。だから安芸市の米農家の皆さんはどうやったかといえば県外へ売らない、県内で消化すると。これで何とか持ちこたえたというのが実態なんですよ。それで価格は何ぼでやったか言ったら6,500円で、小売りに個人に売る場合は7,000円という価格ですから。
 ところが、政府の試算では、60キロ生産するのに1万5,000円はかかると。今機械化したから少しコストが安うなっちゅうけんど以前から言うたら。それで1万5,000円コストがかかったら7,000円で売ったって合わんですよ、百姓は。だからね、政府の方針も聞かないかんところがあると思うけんど、安芸市として安芸市の米農家の支援対策につながるような消費拡大に宣伝をするとか、地元の米を消費しようじゃないかと、スーパー行かずにそうせんかと。ところがね、安芸の町に米屋が1軒もない、調べてみたら。何しゆうで市長。米屋ものうなるような安芸市になっちゅうやか。こういう実態が分かれば即話し合いをして、安芸の農家から米を買うて消費をしましょう、それをしようじゃないかと。その対策として学校給食へ使おうじゃないかと、おまんくから。こういう対策やってみいや。ほいたらこの米屋さんは立ち直っちゅうで。そういう対策を考えにゃいかんじゃない。
 だから私が前にも言うたけんど、安芸駅ぢばさん市場を中心に市内を循環するような農業の仕組みをつくれと。その当時はまだ小売店が多くあったから。ところが今は本当ないでしょ、商店が。ほんでね、できることなら安芸駅ぢばさん市場を中心にもっと地元の野菜を消費しようじゃないかと。スーパーにじゃなくてもええじゃないかと、そういう消費者意識を育てていかざったら全部スーパー行くで。商店の振興対策に力入れちゅうけんど、これは何ちゃあにならん。そういう経済の循環対策をやらざったらいかんじゃないですか。その1点で安芸市の米をもう農協で買いゆうけんど、これを中止をして安芸駅ぢばさん市場で窓口にして、こっから地元の米を買うと給食へ。そういうルートつくりや。それせざったらもう商店街に米屋がないからやりようがないじゃいか。
 しかも、安芸駅ぢばさん市場の利益を今度大山の道の駅で利用してこの運営をするということになっちゅうと。そしたら少しでも利益を増やす対策をしよらな、大山の道の駅だけで利益が上がるじゃいうことは考えられん。だから、安芸駅ぢばさん市場に一定の利益を確保さすための対策としても、ここを窓口にして安芸市の農家の米を売ると。そういう対策も考えてみる必要があるんじゃないですか。その点どうです、考えてみるかね。いかがですか。
○尾原進一議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○大坪浩久農林課長兼農業委員会事務局長  まず、商店街に米屋がないなった、どの商店街か分かりませんけど、何店か米穀店はあると思っております。その辺はちょっと。
 先ほど言われたことも含めてですね、検討はせないかんとは思いますけんど、ちょっと取材でもよう聞いてませんでしたので、すみません。
○尾原進一議長  14番 千光士伊勢男議員。
○14 番(千光士伊勢男議員) ただ給食をやりました、やりましたではいかんで。地元の産業がどう潤うかということも考えながら条件をつくっていくという対策をとっていかんと。一方米が売れんで困って百姓が困っちゅうに。消費するというたらスーパーで買いゆうやかみんなが米を。これをなぜ地元向けんかと。その対策を考えざったら、ますますいかんなる。
○尾原進一議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○大坪浩久農林課長兼農業委員会事務局長  ごめんなさい、言い抜かりました。
 商店街の米穀店がなくなったいうのは、そんなことはないというふうに思っておりますけど、米の対策っていうことで言いますと、これまでも言うてきたかもしれませんけど、市の直接的な対策っていうのはやはり市内の学校、保育所の給食、それから指定管理者で運営しております市の公の施設で、この米の消費の推進を進めてきておりますので、そこは変わりなく進めていきますし、今後も米の地産地消の取組というものは考えていきたいと思っておりますので、答弁が抜かりました。申し訳ございませんでした。
○尾原進一議長  暫時休憩します。
     休憩  午後1時59分
     再開  午後2時5分
○尾原進一議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 14番 千光士伊勢男議員。
○14 番(千光士伊勢男議員) それでは最後の質問に移ります。大山の道の駅の問題です。
 既に御承知のように、大山の道の駅は説明によれば、観光センターが安芸駅ぢばさん市場と伊尾木の洞窟、観光センターと伊尾木の洞窟、この3点を結びつけて運営を行うという理解をしておりますけども、資金については安芸駅ぢばさん市場の資金をあてにしているとこういうふうに私は理解をしているんですが、この取組で明るい展望が持てるのかと。その点についてまずお聞きをしておきます。
○尾原進一議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  道の駅大山周辺は、藩政の石積みが残る趣のある伊尾木漁港を中心に、恋人の聖地や河野公園、少し足を延ばせば伊尾木洞など、新たな観光地としての潜在的な可能性を秘めたエリアでございます。点在するスポットを面で捉えて、既存の周遊ルートの拡充のほか、体験メニュー等の開発など新たな観光地に向けて戦略立てて取り組む上でも、道の駅大山の果たす役割は大きいと考えております。
 令和4年度の改修の際には、老朽化した施設の修繕に加え、駐車場側のエントランスを撤去し、イベント広場やオープンテラスとしても活用できる開放的なスペースを確保する予定でございます。道の駅大山が明るく開放的な施設に生まれ変わることで、観光客や道路利用者にわざわざ行ってみたい、わざわざ立ち寄ってみたいと興味を持っていただくとともに、訪れた人々に1分でも長く滞在をしてもらえるようなスポットを目指して、指定管理者はもちろん、観光関連事業者や地域とも連携をしながら取り組んでまいりたいと考えております。
○尾原進一議長  14番 千光士伊勢男議員。
○14 番(千光士伊勢男議員) 言われるような状態になれば結構なことだと思います。それで道の駅の施設周辺の整備も行うということもやって、店も直してやるから明るいということに受け止めましたけども。例えば高速がそしたら下りてくる、抜けるということになったら、この大山の道の駅というのはよっぽど魅力がないと人は下りてこんです。1回行ったらもう一回行こうかと、そういう気持ちになるような店の運営じゃなかったら僕はいかんと思います。
 あの道の駅ができて整備もされたと。南向いて腰かけてベンチで、眺めてやね、おおえい景色じゃということにならざったらやね1回行ったらもう終わりになる。当然食堂もやるろうし、この食堂についても地元の魚はもちろん生かしながら、思い切った料理の対策もやらないかんと思う。そういう対策も考えていると思うけんど、私としては特徴ある料理を作らないかん、その1点で言えば1つの参考として、シャモ鍋をやるとか、それからトラフグの料理を出すとか、トラフグの養殖場もつくってやるとか、そういう思い切った対策をやらざったら、ありふれたことやったちいかんぜ。今はもう御承知のように、テレビ見てみや。グルメの問題、それから商品の販売、今食料関係でいえばグローバル化といって言われゆう。こんな時代の中でやっていかないかんがやき。よっぽどね通行人の心を捉えた経営内容にしていかざったらいかんぜ。
 私はね思うのは、地場産の利益があるから大丈夫じゃという安易な気持ちで道の駅大山をやるってことになったがじゃないかと、そんなふうにも受け取れる。そうじゃなしに、道の駅大山は道の駅大山の経営で利益を上げてここで運営していくぜよと。独立採算制でやっていくぞというばあの気構えでやらんと、大変なことになりゃせんかと思いますよ。
 それで私がこの10年間の間に中国、四国をはじめ中国道の駅、産直、これを回ってきた。それで何か所か回った中で一番今心に残ってるのは、岡山の山の中にある吹屋ふるさと村というところがあるんですよ。これ、こんまいもう集落になっちゅう。ここは戦中戦後、銅山で栄えたまちらしいが、その町並みの中に1軒だけ土産物売り店があるんですよ。この土産物の中入ったら一目でこの地域の歴史が分かる。そういう商品開発をやられて売りゆう。これはね、僕はもう一回行きたいなと思うんですが、そういう特徴ある商品も並べて売るような対策もやらざったらいかんぜよ。観光の知恵のある人らがやるがじゃき、悪いことないろと思うけんど、やるときは思い切ってやらにゃ。今はもうそんな時代になっちゅうきん。そこなところでどうですか、前向きな考えを持ってやる姿勢があるかどうか、ちょっとお聞きしたい。今。
○尾原進一議長  商工観光水産課長。
○岡林 愛商工観光水産課長  議員がおっしゃるように、食に関してはもちろんですけれども、地域の特産品はもちろん、そこの大山でしかないもの、大山でしか食べられないものというのも含めて飲食のメニュー、それから物販の販売品につきましても、フードコーディネーターやアドバイザーの専門家の指導も受けながら指定管理者とともに誘客を図ってまいりたいと考えております。
○尾原進一議長  14番 千光士伊勢男議員。
○14 番(千光士伊勢男議員) まあ一つ課長含め、観光対策担当者含めて、発展していけるような経営をしてくれるように期待をして質問を終わります。
○尾原進一議長  以上で、14番千光士伊勢男議員の一般質問は終結いたしました。
 3番 小松進也議員。

添付ファイル1 一般質問 千光士伊勢男 (PDFファイル 227KB)

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