議会会議録

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一般質問 山下 裕(令和6年第4回定例会)

質疑、質問者:山下 裕議員
応答、答弁者:危機管理課長、消防長、市長、健康介護課長、教育次長兼学校教育課長、選挙管理委員会事務局長、農林課長兼農業委員会事務局長

議事の経過
 開議  午前10時
○佐藤倫与議長  これより本日の会議を開きます。
 日程に入る前に、事務局長が諸般の報告をいたします。
 事務局長。
○小松俊江事務局長  本日の出欠状況を報告いたします。
 定数14人、欠席1人であります。欠席の千光士伊勢男議員は、疾病のため欠席の届出があっております。
 以上で諸般の報告を終わります。
○佐藤倫与議長  これより日程に入ります。
 日程第1、一般質問を行います。
 通告に基づき、順次質問を許します。
 9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 通告に基づきまして一般質問を行います。
 (1)防災について、(1)避難行動要支援者についてですが、障害のある方などの避難の取組については、避難行動要支援者本人からの同意を得て、避難時にどのような配慮が必要かなどの避難支援に必要な情報を記載した個別避難計画を作成していると、第3回定例会で答弁されました。個別避難計画作成については、障害者や要介護要支援者の認定はどれくらいの方からが対象になっているのか伺います。
○佐藤倫与議長  危機管理課長。
○千光士 学危機管理課長  お答えします。
 令和6年9月末現在で、安芸市に住民票のある方で避難行動要支援者の対象となる方は339人です。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) そのうち、避難計画を作成されている方は何名になりますか。伺います。
○佐藤倫与議長  危機管理課長。
○千光士 学危機管理課長  個別避難計画を作成済みの方は188人、それと、その先に言った避難行動要支援者の対象者339人のうち、計画作成について同意を得た方は252人となっています。
 以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) その作成書等は、地域の民生委員、自主防等の関係者と市が情報を共有すると聞いていますが、いかがですか。
○佐藤倫与議長  危機管理課長。
○千光士 学危機管理課長  個別避難計画等の個人の名簿の提出依頼があった民生委員や自主防災組織に、地域の避難行動要支援者名簿を提供しています。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 南海トラフなどの大規模災害時には、自分の命は自分で守れと、まずは自分が助かる行動をすることになっており、計画書の作成だけでは誰も助けには行けないと思われます。取り残された支援認定者の方々は家族の方や自力での避難になりますが、そういうことの取組はどのようにしていくのか伺います。
○佐藤倫与議長  危機管理課長。
○千光士 学危機管理課長  まず、先ほどの情報の共有のところになりますが、地域に居住する避難行動要支援者の情報を共有することで、いざというときに避難行動要支援者の方が避難支援を受けられる可能性を高めることができます。
 しかしながら、情報提供を受けた方が災害時に避難行動要支援者を必ず助けることを誓約するものではございませんので、民生委員や自主防災組織の方には、避難行動要支援者名簿を提供する際に、自分の命や家族の命を犠牲にしてまで避難行動要支援者の方の避難行動を支援してくださいとはお伝えしていません。日常の声かけ等による見守りや一緒に避難訓練を行うことなど、平時からの支援をお願いし、災害時は自分や家族の避難行動に余裕がある場合は、近所の避難行動要支援者の支援にも気を配ってほしいことをお願いしています。
 また、個別避難計画の作成により、避難行動要支援者自身には災害時の避難行動を確認していただき、並行して地域の民生委員や自主防災組織と避難行動要支援者の情報を共有することで、災害時に少しでも命が助かる可能性を高める取組を今後も継続して進めていかなければならないと考えています。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) おっしゃることはよく分かるがですが、前回もちょっと触れましたが、大規模災害が起きたときになかなか逃げることができない方などがおります。そういう方は、もう家でどこにも行かんとおるというような声を聞きましたということを前回言いましたけど、やはりそういう方がまだいる中で、もう一歩踏み込んだ支援対策を行政としては考えていくべきではないか。なかなか難しいことだと思います。ただ、車椅子の提供とか、何かいろいろなことができると思いますので、このままで終わらずに、やはりもう一歩踏み込んだ対策を今後考えていってほしいとお願いしておきます。
 続きまして、(2)避難所の設置についてですが、雑魚寝状態は解消されているかについてですが、以前は体育館などの避難所はシートを敷き、その上にごろ寝状態での扱いが多かったようですが、安芸市ではそういうことは当然解消できていると思いますが、伺います。
○佐藤倫与議長  危機管理課長。
○千光士 学危機管理課長  これまでも、市内の各避難所用としてエアマット・床シート・毛布・段ボールベッド、それと間仕切りなどの備蓄を進めてきています。また、従来から備蓄してきた段ボールベッドとは別に、昨年から折り畳みベッドの備蓄にも取り組み、今年からは寝袋等を新たに購入し、備蓄するようにしてきています。
 来年度以降も避難所生活をより快適に過ごせるように、資機材等の整備を進めていこうとしていますが、全ての避難所に、今、間仕切りが事足りているかというのはまだ半ばですので、大体6割、7割ぐらいの整備率になっています。予算の限りもありますので、やはり進めていきたいと考えています。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) よろしくお願いします。
 続いて、伊尾木保育所避難場所には、近くにプールがあります。その水をくんでトイレの水洗に使用することになっていると思いますが、旧清水ケ丘中学校避難所の大規模仮設トイレは近くにプールがなく、水の確保が困難と思われますが、どのような対応を考えているのか伺います。
○佐藤倫与議長  危機管理課長。
○千光士 学危機管理課長  旧清水ケ丘中学校のプールは、議員がおっしゃるとおり県道の西側にあり、グラウンドの南西に位置する災害用大規模トイレまでの間は確かに少し距離があります。大量の水を一度に運ぶのは難しいかもしれません。
 また、廃校からさほど時間が経過していない現在はプールに水が一定たまっている状態ですが、今後はどれほど水が残るかは不明な状況です。現在ではプールにたまっている水を生活用水として使用できるように浄水器を備蓄していますので、訓練等を通じて自主防災組織にも知恵をお借りし、水を運ぶ方法、工夫、資機材について検討し、一番効果的な手段を整備したいと考えます。
 一方、災害用大規模仮設トイレを整備したときと現在では清水ケ丘中学校の状況が変わってきていますので、生活用水にも使えるようにペットボトルの水をさらに多く備蓄すること、もしくは災害用大規模仮設トイレの近くに貯水槽などの水をためることができる設備を整えることなどの別の方法も検討したいと考えます。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 先ほど課長がおっしゃられました、プールの水が果たしてあるかどうかというのは私も疑問に思ってます。以前から伊尾木自主防のほうから、保育所には井戸を要望しておりまして、そういったこともこれから検討していってほしいと思いますので、頭の中に入れておいてほしいと思います。
 続きまして、イのスフィア基準について、体育館などの避難所内のスペースの確保は十分なのかを伺います。
○佐藤倫与議長  危機管理課長。
○千光士 学危機管理課長  お答えします。
 今現在の避難スペースについてですが、安芸市内の各避難所で策定した避難所運営マニュアルでは、平成26年に高知県が策定した大規模災害に備えた避難所運営について、解説第1番などを参考とし、災害発生当初の居住スペースは1人当たり2平米を基本としています。時間の経過とともに、自宅が無事な方や被災していない親類縁者に身を寄せる方など、避難所から一部の避難者が退所することも想定されますので、避難所のスペースに余裕が出てきた場合は1人当たりの居住スペースを3平米に拡大することも考えています。
 なお、プライバシーの確保のために間仕切りを順次備蓄していますが、この間仕切りを展開した面積は2メートル掛ける2メートルの4平米であり、大人2人と小さな子供1人までの世帯であれば、1世帯当たり4平米分を居住スペースとして利用することができます。今後、国・県とも協議し、スフィア基準で示されている3.5平米に沿うことも検討していきたいと考えます。
 以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) そのスフィア基準が何平米か、何平方メートルかお聞きしよう思うたら、課長がもう言ってくれましたので、3.5平米。
 それで、トイレの割合です。そのトイレの割合も、そういった国際基準に対して安芸市は十分な対応ができているのか伺います。
○佐藤倫与議長  危機管理課長。
○千光士 学危機管理課長  トイレについては、スフィア基準では災害発生当初は避難者約50人当たりに1基、その後避難が長期化する場合には20人当たりに約1基と定められています。安芸市の災害用大規模仮設トイレについて言いますと、1つの災害用仮設トイレは500人が1か月というものになっていますので、その上に乗る便器としては8から10基としていますので、この当初の約50人は満たされていると考えます。
 また、その後もその協定等を通じて順次仮設トイレも来ることになるかと思いますので、この経過した後の20人に1人も、ある一定は満たされていくのではないかと考えます。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) もう一つ基準として、男女別ですが、男子1に対して女子3基ということも言われてますが、それとその女性用・男性用に区別されたトイレ設置がまだできてないような気がしますが、今後どのような対策を考えているのか伺います。
○佐藤倫与議長  危機管理課長。
○千光士 学危機管理課長  先ほどの旧清水ケ丘中学校を例にしますと、災害用大規模仮設トイレ1基当たりに一般用のトイレを6つ、車椅子用のトイレを2つ設置するようにしており、男女の表示については、車椅子用については男女共用で使うことを想定していますが、一般用については、トイレブースの入り口に男性用・女性用のプレートを用いて表示することができます。
 男性用・女性用トイレの割合については、設置訓練などを通して地元自主防災組織等と協議していきたいと考えています。また、男性用・女性用トイレまでの動線については、それぞれのトイレを背中合わせに設置しますので、例えば陰になる部分、その側を男性側、その背中合わせの反対側を女性側と配置することで、それぞれのトイレへの動線が形成され、一定の、男女別で進んでいくという配慮ができるものと考えます。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 戸に表示するいうのは、以前私も現物見て知ってましたけど、やはり入り口を区別できるような形にしてあげないといけないんではないかと思いますので、そういうことの対応もまた今後考えていってほしいと思います。
 (3)の、命を守る取組について。アの消防本部が購入されているドローンの機能について伺います。
 新しく購入したドローンの飛行距離と滞空時間を伺います。
○佐藤倫与議長  消防長。
○久川 陽消防長  消防本部では2機のドローンを所有しており、御質問の昨年度購入した国際ドローン「SOTEN」は、障害物や電波障害がない場合、最大伝送距離4キロメートル、最大飛行時間は25分の性能を持っております。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 本部より、どの範囲までの活動が可能なのか伺います。
○佐藤倫与議長  消防長。
○久川 陽消防長  現在所有しているドローンは伝送距離が最大4キロメートルとなっており、消防本部から南側は安芸海岸、北側は山田橋の手前、東側は東部生コン、西側は西八幡付近の山に電波が遮られるため、安芸漁港までは確認できる範囲と想定しています。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) その機種は夜間飛行はできるのか伺います。
○佐藤倫与議長  消防長。
○久川 陽消防長  現行の航空法では、夜間飛行は原則禁止とされています。ただし、国土交通省に申請して許可や承認を得ることで飛行が可能となります。その際機体に灯火、ライトを搭載することや、地上照明を活用して視認性を確保すること、さらに補助員を数名つけるなど、安全対策を講じる必要があります。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) サーモグラフィーカメラは搭載されているのか伺います。
○佐藤倫与議長  消防長。
○久川 陽消防長  現在保有しているドローンには、サーマルカメラと言いますが、サーマルカメラは搭載されていません。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 災害現場で人が探すことのできないところをサーモグラフィーカメラ搭載のドローンで人の体温を感知し、人命救助したということを聞きましたが、現在安芸市が所有しているドローンはそれはできないということですね。伺います。
○佐藤倫与議長  消防長。
○久川 陽消防長  現在所有しているドローンはサーマルカメラが搭載されておりませんので、そういったことはできません。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) それでは、現在所有の国産のドローンと外国製品を比較すると、国産製品は機能が大分劣るのではと思われますが、伺います。
○佐藤倫与議長  消防長。
○久川 陽消防長  外国製品との性能差について申し上げます。
 同程度の金額で購入可能な最新の外国製品と比較すると、国産品にはセキュリティーの面での高い安心感があるという特徴があります。一方で、外国製品は飛行時間が最大42分のものがあり、長時間の運用が可能です。
 また、6キロの伝送距離を持ち、サーマルカメラの搭載やAIを活用した高度な機能を備えた機種もあるため、その点では、やや劣る部分があると認識しております。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) その、今現在安芸市が所有しているドローンの金額と同程度の金額で、それだけ差があるということですね。分かりました。
 続いて、南海トラフ巨大地震発生時には、ドローンでどのような活用を考えているのか伺います。
○佐藤倫与議長  消防長。
○久川 陽消防長  ドローンは、災害現場における迅速な情報収集や人命救助活動において大きな可能性を持つツールであると考えています。特に南海トラフ地震のような広域的かつ長期間にわたる災害時には、被害状況の迅速な把握や要救助者の捜索支援などで、重要な役割を果たすと期待されています。
 現在消防本部では、主に訓練用途にドローンを活用しており、今後は地震対応を想定した訓練や具体的な活用計画を作成していく予定です。
 また、消防庁が作成した消防防災分野における無人航空機の活用の手引きや、他自治体の事例を参考にしながらドローンの運用体制を充実させ、災害対応力の向上を目指していきます。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 現在のドローンでは、災害現場に行って使わなければいけない程度ではないかと思います。この南海トラフ巨大地震なんか発生すると、現場には行けません。本部で多分災害状況を確認していかなければならないと思いますので、今後の課題として、先ほど質問しましたが、性能のよい新しい機種が必要になるのではと思われます。
 当然、署員の資格取得や訓練など、課題がたくさんあると思いますが、命を守る取組を最優先に考えていくべきで、早急な検討をお願いしたいですが、市長の考えをお聞きします。
○佐藤倫与議長  消防長。
○久川 陽消防長  ドローンは、災害時の迅速な情報収集や要救助者の捜索支援など、消防活動において非常に有用なツールであると認識しております。現在消防本部では既存のドローンを最大限活用しつつ、操縦者の資格取得や運用体制の強化にも取り組んでおります。これにより、今後さらに幅広い活用が期待できるものと考えています。
 一方で、飛行時間や搭載機能の向上が課題であるとも理解しております。最新技術や他自治体の事例を参考にしながら、必要に応じて新機種の導入を検討していく考えです。
○佐藤倫与議長  市長。
○横山幾夫市長  私のほうからもお答えさせていただきます。
 先ほど消防長のほうから答弁がございましたが、議員御指摘のこのドローンの活用につきましては、防災力強化の観点からも非常に重要であるのではないかというふうに考えております。
 新機種の導入に関しましては、現在のドローンの運用の実績を見極めながら、また議員から御指摘のございましたサーマルカメラの搭載も含めて、国の支援制度の活用を念頭に検討していかなければならないと考えております。また職員の無人航空機操縦者技能証明の取得についても進めていかなければならないと考えております。さらなる充実に努めてまいります。
 以上でございます。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 南海トラフ大地震待ったなしですので、もう考えるより先に行動ということで、ぜひ早急な検討をお願いしたいと思います。
 続いて、(2)高齢者の支援対策について、(1)のヘルパー利用者と介護従事者の過去5年間の推移を伺います。
○佐藤倫与議長  健康介護課長。
○国藤美紀子健康介護課長  訪問介護の受給者の延べ人数は、令和元年度、2,874人。令和2年度、2,963人。令和3年度、3,191人。令和4年度、3,156人。令和5年度、3,111人となっております。
 訪問介護の受給者の実人数は、令和元年度、141人。令和2年度、146人。令和3年度、100人。令和4年度、95人。令和5年度、107人となっております。
 コロナ禍の影響で訪問介護や通所介護の利用控えがあり、訪問介護受給者は実人数が減少した一方で、通所介護を控えた訪問介護受給者の利用頻度が増えたことにより、延べ人数が増加したものと考えております。
 介護従事者の推移につきましては、6年に1度事業所の指定更新時に把握している事業所ごとの平均職員数の合計は、常勤換算で平成25年から平成30年が28.7人、令和元年から令和5年が30.3人となっております。令和6年時点の最新値は24.67人で、減少の主な要因は従事者の定年退職によるものと聞いております。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 介護サービス利用率は、11市の中で安芸市は利用率が一番高いとの答弁がありましたが、これは市民にとってよいことなのか。市民から利用者が少なくなるよう改善していく必要があるのではとの声も聞きます。安芸市は健康な高齢者が少なく、介護サービスを利用する高齢者が多いということになるのではと思いますが、伺います。
○佐藤倫与議長  健康介護課長。
○国藤美紀子健康介護課長  安芸市と県の在宅サービス利用率の違いによる介護保険サービスの利用状況につきまして、令和6年3月に策定しました安芸市高齢者福祉計画第9期介護保険計画において、訪問介護、通所介護のサービスに加えてボランティアなど地域の多彩な担い手を活用した多彩なサービスを提供できるよう、検討を行うこととしております。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) ちょっと質問とかみ合ってないと思いますが、利用率が高いということは市民にとってよいことか。たくさん施設があって、行けるのでよいのではないかとは思いますが、後で言いました、そういった利用する高齢者が多いことになっているのではないかという質問ながです。
○佐藤倫与議長  健康介護課長。
○国藤美紀子健康介護課長  必要な方に必要なサービスを提供できる体制にある状況であると考えております。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) それでは次に行きます。
 他市町村では、介護施設、介護従事者が減少しているということをよく聞いております。安芸市は在宅介護事業所が過去5年間で4事業所増えており、それに携わる従事者も当然増えていると思われます。事業所が増えたということは、他市町村より安芸市の支援対策が十分できているということなのか伺います。
○佐藤倫与議長  健康介護課長。
○国藤美紀子健康介護課長  議員がおっしゃるとおり、提供できるサービス、事業所が充実しているということでございます。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 続いて、(2)デイサービスの利用について。安芸市は、デイサービスを利用する際の事業所の選び方はどのような仕組みになっているのか伺います。
○佐藤倫与議長  健康介護課長。
○国藤美紀子健康介護課長  デイサービスの利用につきまして、デイサービスなど介護保険のサービス利用までの基本的な流れについてお答えをいたします。
 市に申請して、介護や支援が必要な状態であると介護認定を受けた後、本人の能力に応じて自立した生活を営むことができるよう必要なサービスの給付を行うため、地域包括支援センターが本人や家族の意向を確認し、調整によってケアマネジャーを決定します。
 次に、ケアマネジャーが介護ニーズを把握するため、本人や家族に心身や生活の状態などの聞き取りを行い、本人にとってどのような介護サービスがどの程度必要であるかを本人や家族とともに考えます。デイサービスが必要な場合は、どの事業所にどのくらいの頻度で利用するかなどを話し合います。
 デイサービス事業所にはそれぞれ特色や強みがあり、事業所によっては見学ができます。ケアマネジャーはそれらを把握しており、本人の自立した在宅生活の継続のためにどの事業所が適当であるかを考え、提案し、利用するサービス内容や事業所を本人らが選択します。次にケアマネジャーがケアプランを作成し、本人らの同意を得てデイサービスの利用を開始します。
 以上が基本的な流れとなります。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) ほとんどの市町村は同じような取組になっていると思いますが、自分に合ったデイをという見出しの記事が新聞に掲載されていました。自分に合ったデイサービス事業所を探す参考にしてもらおうと、高知市内の14事業所が、来場した高齢者約40人にそれぞれの施設の特色をPRしています。
 また、多くの人は利用の必要に迫られるまでデイの事業所内容を知る機会がない。事前に情報を知って自分に合う事業所を選んでほしいと、地域包括支援センターの職員の話ですが、安芸市としてもこういう取組も大事ではないかと思われますが、いかがでしょうか。
○佐藤倫与議長  健康介護課長。
○国藤美紀子健康介護課長  事前にデイサービスでどのようなサービスが利用できるのかを知るということは、非常に重要なことであると考えます。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 切羽詰まってデイを選ぶというよりは、事前にそういう取組があれば参考に聞きに行って、そろそろという方なんかが準備できると思いますので、そういうことができれば、ひとつ考えておいてほしいと思います。
 続いて、(3)の介護保険料高額の要因についてですが、安芸市は介護サービス事業所が多くサービスの利用率が高い点が、他市町村と比較して介護保険料が高額な要因であるとの答弁をいただいてます。解消するために、介護予防の取組であるいきいき百歳体操、サロンなどの利用者の取組の効果が出ていると言っていますが、私は、そういう効果が出ていれば介護サービスの利用者が減ってくるはずではと思います。
 安芸市は、75歳以上の高齢者の数が多くなっているのが主な要因と言っていますが、安芸市だけ高齢者が増えているわけではないと思われますが、いかがでしょうか。
○佐藤倫与議長  健康介護課長。
○国藤美紀子健康介護課長  高齢者の増加につきましては、安芸市だけが増加しているものではございません。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 要介護・要支援にならないための取組として、フレイルチェックなどいろいろな支援をしているようですが、取組が追いついてない現状ではないかと思われてなりません。健康介護係の職員の皆さんももっともっと努力をしていただき、健康な高齢者が増え、安芸市の介護保険料が安くなったと市民に喜んでもらえるような取組をぜひお願いしておきます。
 第3回定例会で、安芸市の保険料が高額なことについてどう思われているか市長にお聞きしましたが、明確な答弁ではなかったようですので、再度お聞きします。
○佐藤倫与議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えいたします。
 介護保険料は、市民の生活に密着した介護保険制度を支える重要な原資でございます。介護保険料が高額であることは被保険者の生活に影響を及ぼすものでありますので、先ほど議員からうちの職員の努力がもっと必要だという御指摘もございましたが、これから具体的な、どういう部分にどういう努力が必要なのかいうところもちょっとそれぞれまた検討していかないかんのではないかというふうには考えてますが、介護予防対策の強化と介護保険事業の適正な実施によって、介護保険料を抑制できるように努めていかなければならないというふうに考えております。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 年金生活している方なんかが、本当に切々と、もうたまらん、高い、もうどこかほかへ引っ越したいというようなことも耳にします。そういう声が起こらないようになってほしいと願っておりますので、市長、よろしくお願いします。
 続いて、(3)学校教育について、(1)不登校の生徒について伺いますが、昨日10番議員が質問していますので重複する点が多々ありますので、省略するところもあります。よろしくお願いします。
 過去5年間の不登校の生徒の推移をお伺いします。
○佐藤倫与議長  教育次長兼学校教育課長。
○大坪浩久教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。
 文部科学省の令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査に対応します、安芸市の不登校児童数についてでございます。
 まず、不登校の定義についてちょっと言わさせていただきたいんですが、不登校児童生徒とは、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気などの理由による者を除いた者という定義がございます。
 次に、本市の直近5年間の推移をお答えします。
 まず、小中合算をした人数を言って内訳を言います。5年間ですので、令和元年度、29人。小学校が11人、中学校が18人です。続いて令和2年度が20人、小学校が9人、中学校が11人でございます。次に令和3年度が26人で、内訳が小学校が14人、中学校が12人でございます。続いて令和4年度は合計33人、内訳は小学校が18人、中学校が15人。そして令和5年度です。合計が34人、内訳が小学校が10人、そして中学校が24人ということで、昨日も申し上げましたが、過去、平成29年度の最多数に並んだということになってます。令和5年度の34人が過去最多の数に並んだということでございます。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) それでは、ちょっと情報でありましたが、近年では小学校低学年の不登校が増えているとの情報がありましたが、安芸市の傾向はどうなっているのか伺います。
○佐藤倫与議長  教育次長兼学校教育課長。
○大坪浩久教育次長兼学校教育課長  お答えします。
 令和5年度から、小学校のほうは数としては減少傾向になっております。低学年のほう、相談件数についてはあるんですけれども、低学年の不登校が増加傾向というふうには捉えていないところです。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 分かりました。低学年が増えているようでしたらちょっと質問を思ってましたが、増えてないということですね。
 次に行きます。(2)の通学路等について伺います。
 春日橋西詰より北へ、天神坊橋までの区間と、天神坊橋より西に安芸中学校への通学路に防犯灯の設置をさきの議会でお願いしてありましたが、12月になり日の入りが早く、17時以降暗くなった春日橋西詰よりの自歩道を自転車で帰宅する生徒を見かけますが、この区間は夕方のウオーキングする人やジョギングされる人がよく見かけられ、暗い中、反射材などを身に着けてない人も時々見かけます。
 防犯灯がない場所では自転車からは歩行者が見えにくい状況で、非常に危険だと思われ、事故が起こらなければよいがと、通るたんびにそういう思いをしました。早急の対策が必要と思われるが、その後どうなっているのか伺います。
○佐藤倫与議長  教育次長兼学校教育課長。
○大坪浩久教育次長兼学校教育課長  お答えします。
 さきの議会で御質問いただいた件ということなんですが、県道安芸物部線春日橋の西詰から天神坊橋西詰の間につきましては、先月28日、11月の28日に安芸市通学路交通安全プログラムの合同点検を実施するようになりました。
 道路管理者であります安芸土木事務所に、道路照明灯、いわゆる街路灯と呼ぶ道路照明灯の設置を依頼いたしました。また、その道路照明灯の設置がもし難しい場合は、市が簡易のソーラー式のLEDライトを設置する際の許可の見通しについて、直接道路照明灯をつけていただくか、つかない場合は安芸市において簡易のLED灯を設置する場合、この許可の見通しについて打診をしているところです。それぞれについて正式な回答をまだ待っているところでございます。
 なお、天神坊橋西詰のほう、市の管理します西木戸一宮線という市道がございますが、そちらには転落防止柵にこの簡易のソーラーライト、LEDライトを7基ちょっと設置をしておりまして、電源確保が難しい箇所の明るさ対策を試行的に行っているところですので、また見ていただければと思います。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 私も先日確認してきまして、大分違ってきたと確認してます。対策は進んでいると思いますので、引き続き県道のほうもよろしくお願いしておきます。
 続いて、天神坊橋より東へ内原野方面へ行く道路の防犯灯が少ないということを聞いています。内原野地区より中学校へ行かれる生徒に話を聞きましたが、道が暗くて怖いと言われました。あの道は急な坂道が長く続いており、途中から自転車を降りて、ほとんどの生徒は押して上がっています。防犯灯との間が少し暗いようで、特に曲がり角には明かりがなく、自転車を押していく生徒たちにとっては、そういうところが暗いと感じていると思います。
 学校へ通学する道中が暗くて怖いなどと言われるようでは、学校教育課そして市としても、安全・安心なまちづくりと言えないのではと思われます。すぐには無理とは思いますが、できるだけ早い対策をお願いしておきます。これは答弁要りません。
 (4)選挙投票所について、(1)10月の衆議院選挙の投票率についてですが、今回の投票率はどれくらいだったのか伺います。
○佐藤倫与議長  選挙管理委員会事務局長。
○北村博昭選挙管理委員会事務局長  お答えします。
 今回の安芸市の投票率は49.44%でした。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 前回と比べてどうだったのか伺います。
○佐藤倫与議長  選挙管理委員会事務局長。
○北村博昭選挙管理委員会事務局長  前回、令和3年の投票率は50.59%でしたので、前回と比較して1.15%下回っています。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 全国平均はどれくらいだったのか、分かってたらお願いします。
○佐藤倫与議長  選挙管理委員会事務局長。
○北村博昭選挙管理委員会事務局長  今回の全国平均の投票率は53.85%でした。安芸市と比較しますと、安芸市のほうが4.41%下回っております。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 期日前投票についてですが、衆議院選挙の期日前の投票率を伺います。
○佐藤倫与議長  選挙管理委員会事務局長。
○北村博昭選挙管理委員会事務局長  今回、期日前の投票に来られた方が2,979人で、投票率にしますと21.38%でした。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 市民より、旧庁舎跡をなぜ投票所にしなかったという声をたくさん聞いています。行政はもう少し市民の声を聴き、できるだけ投票に行きやすい体制をつくってあげるべきだと思います。タクシーを使ってまで新庁舎には行けないという声も聞かれました。
 第2回定例会で選挙管理委員会事務局長が、期日前の投票所は期間が複数日にわたりますので、来庁の日時を調整して御利用いただくことも考えていただければと思いますという答弁をしてますが、ではなしに、何日と何日は旧庁舎で投票でき、何日と何日は新庁舎でという方法も取れないものかと思います。だから市民ファーストの考えでお願いできないものか。
 来年は市長選もあるので、市民の不便性をできるだけ緩和してあげ、投票率を上げる取組を検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○佐藤倫与議長  選挙管理委員会事務局長。
○北村博昭選挙管理委員会事務局長  お答えします。
 旧庁舎に期日前の投票所を設置しなかった理由ですが、複数の場所に期日前の投票所を置くためには、重複投票が起こらないような対策や場所や人の確保、費用の問題などがあることから、今回は新庁舎のみに設置をいたしました。
 先ほど議員のほうから御指摘がありましたが、前回の衆議院の選挙から期日前の利用者は増加はしておりますが、投票に行きにくくなったという声は、投票の問合せの電話や投票にお越しになった方からもお聞きしております。先日の選挙管理委員会でも、今後の課題であることを確認をしております。今後対策を考えていきたいと考えてます。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 本庁舎と旧庁舎2か所でやれというのは、なかなか人手とかいろいろ難しいと思いますが、分けてやることは現在オンライン化も進んでおり、そういうこともできるのではないかと思いますので、よろしく検討お願いします。
 続いて、(5)東山森林公園の整備について伺います。
 11月2日に行われたワークショップについてですが、どういう人たちが参加されていたのか伺います。というのも、東山森林公園がどういうところか分かっている人たちなのか。例えば遊歩道が幾つありどのような名前がつけられているとか、憩いの場所は何か所あり、春の桜やツツジ、秋の紅葉の見所など周知されている方々だったのか伺います。
○佐藤倫与議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○三宮一仁農林課長兼農業委員会事務局長  お答えいたします。
 現在農林課のほうでは、東山森林公園のリニューアル計画策定に取り組んでいるところでございます。このたび11月2日に、この計画策定に当たり市民の方の意見を聞くために、森づくり市民ワークショップを開催したところでございます。
 参加者の御質問でございますが、安芸市流域森づくり委員会の委員であります建築業や観光業に携わる方をはじめ、林業関係者のほか地域おこし協力隊員や地元の森林保全団体の代表など、全員が東山森林公園を訪れた経験を持っておりまして、単に森林公園の活用についてのアイデアを出すというものではなく、東山森林公園の現状をよく知っている立場から、再整備・利用促進に向けた活発な意見交換が行われたと思っております。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) それでは、どのようなアイデアや意見が出ていたのか伺います。
○佐藤倫与議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○三宮一仁農林課長兼農業委員会事務局長  当日のワークショップの中で出された意見といたしましては、広い公園の園内には様々な遊歩道があり、土地の起伏も多く、歩くことを存分に楽しめる森林公園だと思うと。この歩くことの魅力を磨いて発信していけばいいのではないかという、遊歩道、散策に関した意見から、今は訪れても何をしていいか分からない、楽しみ方を提案するべきとの意見を受けまして、伊尾木洞から森林公園の山頂までの遊歩道をもっと整備してコース化できれば、海から山までの変化に富んだ魅力的なトレッキングの観光プランができるのではないかとの提案や、さらに再整備ができても管理された状態を維持されることが必要で、リニューアル後の森林公園の管理体制についても検討するべきなどの意見がございました。
 リニューアル計画には、これらの意見を踏まえ、案内看板等を含めた遊歩道の整備のほか、その他の施設整備などの方針を計画として取りまとめたいと考えております。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 11月に森林の光や音、匂いを五感を使って楽しむ歩かない森林浴の2回目が東山森林公園で行われ、寝そべったりハンモックで揺れたり、参加者は大喜びだったと新聞に掲載されていました。これは新たな森林公園での楽しみ方だと、なかなかよいアイデアではないかと感心しました。
 次に、再整備計画の具体的な内容について業者側からも話があったと聞いていますが、業者側からはどのような計画が出ていたのか伺います。
○佐藤倫与議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○三宮一仁農林課長兼農業委員会事務局長  お答えいたします。
 11月2日に行いましたワークショップでの委託業者からの提案といたしましては、公園内へのイベントが行える屋根つきデッキやキャンプサイトの整備などが示されております。当然、冒頭で申し上げました遊歩道の再整備、看板の必要性等についても示されているところでございます。
 以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) あなごう保存会が以前から要望していました竜王池周辺の遊歩道の話は出ていなかったのか伺います。
○佐藤倫与議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○三宮一仁農林課長兼農業委員会事務局長  意見としては、竜王池の水面を見ながら一周周回することができる遊歩道の整備についての御意見をいただいてはおります。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) この周辺の遊歩道は再整備計画に入るのか。ぜひ計画に入れていただいて、これが完成すれば新しい森林公園のアピールがすごくできるのではないかと思いますが、どうでしょうか。
○佐藤倫与議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○三宮一仁農林課長兼農業委員会事務局長  遊歩道のコースの整備につきましては、本日の高知新聞にも報道がありましたとおり、昨日東山森林公園を散策するようなイベントも開催されておりまして、そういったイベントへの参加者の方からの意見等も踏まえて、再整備する遊歩道のコースを選択していきたいというふうに考えております。その中で、竜王池を周回するコースについても当然検討すべきということで、現在思っておるところです。
 整備計画全体といたしましては、現段階で具体的な内容を確定するに至っておりませんので、これからそういった意見等を拾い上げた中で取りまとめの作業等を進めていきますけれども、広大な面積の中には民有地等もございますので、整備する箇所にも注意しながら、ワークショップで出された意見等も参考にして整備計画を取りまとめたいと思っております。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) 次に、整備計画の中にトイレの改修の話は出なかったのか伺います。
○佐藤倫与議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○三宮一仁農林課長兼農業委員会事務局長  トイレの意見等についても当然ございまして、現在、その整備計画の取りまとめを進めているところなんですけども、特に先ほど申し上げました園内の案内看板の更新ですとかトイレの利便性の向上、竜王池を周回する遊歩道など魅力的な散策コースの設定などにつきましては、重要な項目として整理していきたいというふうに考えております。以上です。
○佐藤倫与議長  9番 山下裕議員。
○9 番(山下 裕議員) この東山森林公園を新たな観光地として再計画するならば、まず、たくさんの人が来て楽しんでもらえる場所にする必要があります。せっかく家族連れや若い世代の人たちが楽しんでくれても、現在のトイレでは、まず苦情が殺到すると思われます。ぜひトイレの検討を前向きに考えていただきたいと思います。かなり高額になってくると思いますが、やり方としては水をためておいてとか、そういういろいろなやり方がありますので、前向きな検討でぜひお願いしたいと思います。
 (3)周遊観光について、新聞記事では、業者側は地元の意見が聞けてよかったとのことですが、地元伊尾木地区では、先ほど課長もちらっと触れましたが、東山森林公園・伊尾木洞・道の駅大山を周遊する観光地としてつなげるためにも、ぜひ森林公園の整備をとの意見があります。そういう取組を今後しっかりやっていただきたいと思います。
 先ほどちょっと課長が答弁しましたので、これは答弁要りません。
 最後になりますが、伊尾木小学校前の海岸堤防から道の駅大山までを自転車道整備の計画があり、それが実現すれば、山遊び、川遊びそして海を眺めながらの周遊観光コースとして、県東部では新しい観光地として脚光を浴びるのではと思います。
 NHKの朝ドラ「あんぱん」が来春より放映されます。南国市や香南市、香美市には大勢の観光客が訪れると思われます。その観光客に安芸市まで足を延ばしてもらうためにも、周遊観光地の実現に向けての取組をお願いいたしまして、私の一般質問を終了します。
○佐藤倫与議長  以上で9番山下裕議員の一般質問は終結いたしました。
 暫時休憩します。
     休憩  午前11時1分

添付ファイル1 一般質問 山下 裕(令和6年第4回定例会) (PDFファイル 408KB)

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