議会会議録

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一般質問 徳久研二(令和6年第4回定例会)

質疑、質問者:徳久研二議員
応答、答弁者:教育長、市長、教育次長兼学校教育課長、企画調整課長、建設課長

     再開  午前11時8分
○佐藤倫与議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 通告に基づきまして一般質問を行います。
 質問する内容につきましては、市の課題への取組と、自動車道の整備と関連工事について、市長及び執行部の考えを質問させていただきますので、よろしくお願いをいたします。
 まず、市の課題への取組から質問いたします。
 第1点目の小学校の安全対策についてお伺いいたします。
 本年7月高知市において、小学校の水泳授業中に4年生の児童がプールで溺れて死亡する事故が発生しました。新聞報道によれば、この小学校のプールがろ過ポンプの故障で使用できない状況になっており、水泳の授業を行うために近隣の中学校のプールを借りて水泳授業を行っていた最中に溺れて死亡したという、痛ましい事故の内容です。
 高知市はこの件について、第三者による検証委員会を設置して事故の詳しい原因を調査しているようですが、私たちから見れば、そもそもろ過ポンプの故障で小学校のプールが使えない状況であれば、なぜ早期に修理をして使えるようにしなかったのか不思議でなりません。
 本来、学校は保護者から見れば一番安全で安心できる施設です。特に小学校は児童の年齢も若く、体も小さく、危険を予知できる能力も十分ではありません。小学校の授業については十分な安全性の確保の下に行うべきであると思いますが、市長及び教育長は、この高知市のこの事故の件についてどう受け止めているのかお伺いをいたします。
○佐藤倫与議長  教育長。
○藤田剛志教育長  お答えいたします。
 学校管理下である水泳の授業中に児童が亡くなるという痛ましい事故におきまして、言葉が私もありません。本市におきましては、中学校のプールを借りて小学生が授業を行うことはありませんが、毎年夏休みに入ってすぐ、中学校のプールを借りまして、各小学校の高学年が一堂に集まり水泳記録会を実施をしてきていました。しかし、この高知市のプール事故が起こった後、本年度につきましては通信制での記録会ということで実施をいたしております。今後は事故の検証結果や監視体制の在り方などに注視し、中学校のプールでの実施について判断をしていきたいなというふうに考えております。
 議員がおっしゃるように、本来、学校施設は児童生徒等の安全を守り、安心で豊かな教育環境が整備されるべき施設でございます。本市の小学校の老朽化は課題となっておりますが、学校の安全性は利便性や快適性に優先して管理をしてまいりますので、御理解をお願いをしたいと思います。以上です。
○佐藤倫与議長  市長。
○横山幾夫市長  先ほど教育長が答弁いたしましたが、子供たちの豊かな学びや体験の場となる学校生活や教育活動は、安全・安心な環境が土台となって初めて成り立つものでございます。
 今回の高知市の事故につきましては、事故の検証結果や監視体制の在り方など、今、高知市の状況をちょっと注視しているところでございます。以上でございます。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 亡くなられた児童の保護者におきましては、本当にもう耐えられない状況だと思います。二度とこんなことが起こらないように、やはり学校の施設面については十分な整備をしていくべきだと思います。
 安芸市内の小学校でプールが例えば故障して使えない、または教室に不備がある、もしくは学校の設備が故障して使えない場合、教育委員会は予算がなければこれを放置することになるのか、次の補正予算を待つ間使用禁止にして児童に辛抱をさせるのか、その間は授業でも使えない、児童にも不便をかけ危険な状況がそのまま放置されることになり、もし事故でも発生すれば悔やんでも悔やみ切れないことになります。市内の小学校において、現在そういう状況はないのかお伺いをいたします。
○佐藤倫与議長  教育次長兼学校教育課長。
○大坪浩久教育次長兼学校教育課長  お答えします。
 まずプールにつきましては、たまたま時といいますか時間を同じくしておりますけども、昨年から複数の小学校でのプールの漏水修理工事を行っております。本年度はろ過ポンプの取替工事を行っているところでして、今のところプールにつきましては使用ができないという状況が発生をしていません。
 そしてお尋ねの学校施設についてですけれども、修繕を重ねてもなかなか雨漏りが直らんというようなことで御不便をおかけするということはございますが、危険な状況が起こらないよう、安全性確保を第一に対応しておりまして、危険なまま放置しているようなケースは今のところございません。以上です。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 市制施行70周年を記念して、本年7月30日に各小学校から2名ずつが質問者となり、合計16名の子供議員による子ども議会がこの議場で開催をされました。子供の視線でいろんな分野における質問が行われ、小学校にあるブランコなどの遊具が壊れているにもかかわらず使用禁止のまま放置をされているので、直してほしいとの質問もありました。
 児童が小学校に在籍するのは6年間です。保育所で経験したことはあまり覚えていなくても、小学校からの思い出は一生忘れることはありません。事故やけがなどで嫌な経験をすれば、後々まで学校生活に影響してきます。小学校内の施設の修繕については早期に対応してやってほしいと思いますが、執行部の考えをお伺いいたします。
○佐藤倫与議長  教育次長兼学校教育課長。
○大坪浩久教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。
 まず子ども議会で御質問いただいた遊具については、その場でもお答えしましたけれども、学校で人気のある遊具を中心に修理とか入替えをしていくようにしたいというふうに思っております。
 そしてお尋ねの学校施設の修繕の早期対応の考えということにつきましては、これまでの議会でもお答えをしておりますけども、小学校の移転・統合の方向性、これを検討している中で、抜本的な改修ではなく、移転するまでの間は今まで同様に維持管理を実施していくということとしております。以上でございます。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 次に小学校の統合に係る話に入っていくわけですが、少なくとも小学生が学校が楽しいと言えるような各小学校の生活を、おのおの児童・生徒の生活を守っていただきたいというふうに思います。
 次は、2点目の小学校の統合に係る課題の整理について質問をいたします。
 まず、旧安芸中学校の校区の小学校の統合及び旧清水ケ丘中学校の校区の小学校を統合して、それぞれ2つの新統合小学校を建設することにつきましては、これまで何人もの議員から質問が出され、新統合中学校建設後に取り組むとの執行部の説明があり、保護者を対象に、本年8月15日から10月15日までの間に、市内8校の小学校と2つの保育所の保護者を対象に説明会が開かれております。
 地区民を対象にした説明会は11月13日から赤野地区を皮切りに始まっており、11月21日には穴内地区でも行われました。地区説明会は来年1月から2月の中旬まで行われる予定のようですが、これまでの説明会の中で、各小学校・保育所の関係者や地区の方はどういう考え方になっているのか、お伺いをいたします。
○佐藤倫与議長  教育次長兼学校教育課長。
○大坪浩久教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。少し長くなるかもしれません。
 小学校移転・統合に係る説明会につきましては、さきの平成29年度に小中学校移転・統合という形で説明会を実施しておりまして、その後はこれまで行われておりませんでした。このため、直近の人口の動態ですとか児童数等の状況を更新をしまして市の方針をお伝えした上で、皆様の御意見を改めて聞こうとしているものです。
 まず旧清水ケ丘中学校区につきましては、同校区内に5小学校ございますが、それらを旧清水ケ丘中学校跡地に建て替えて新設する方針をお伝えしています。保護者からは特に反対をする意見はなく、海岸に近い小学校の保護者からは早く進めてほしいという意見がございました。また児童数が減少している中、市に1つの小学校でよいのではないかとの意見もありました。旧清水ケ丘中学校区の地域の意見は来年からお伺いするようになっているところです。
 次に、旧安芸中学校区及び赤野小学校の3校区につきましては、場所につきましては未定だが1校にして新設するとしまして、これまで市街地付近の津波浸水想定区域外の場所を探してきましたが見つけるに至っていないこと、今後津波浸水想定区域内であっても浸水しないレベルに造成、かさ上げをしての新設や、安芸第一小学校の敷地を浸水しないレベルまでかさ上げをしての建て替えなどを例示して説明をさせていただいております。
 安芸第一小学校区の保護者の意見としましては、浸水区域外へ移転をしてほしいという意見もありましたものの、大半が今の安芸第一小学校に建て替えを望むというもので、現在の利便性を重視するものや地域の避難施設として機能強化を望むとするものでございました。地域の意見については参加者が少なく、十分意見を聞くことができていない状況でございます。
 続いて穴内小学校区の保護者の意見としましては、地域に学校を残すべきとの意見もありましたが、大半が学校の移転統合には反対はしないが、現在の安全な浸水区域外、穴内小学校は浸水区域外ですので、現在の安全な浸水区域外から危険を伴う浸水区域内への通学は納得できないとの意見でございました。
 地域の意見としましては保護者と同様に、統合には反対はしないが浸水区域への通学にはやはり抵抗があると、それから浸水区域外、統合中学校付近に1校でもいいのではないかとの意見もありました。
 赤野小学校区の保護者と地域の意見は一貫をしておりまして、現小学校を残さなければならないというもので、現小学校の児童数が少人数であることや浸水区域内に立地しているということは問題ではないと、そういった意見もありました。以上でございます。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 清水ケ丘中学校区の関係者は統合に前向きだと。ただ、安芸中校区の小学校については三者三様ということで非常に時間がかかりそうな感じですが、もし統合の話が前に向かって進むということになれば、教育委員会としての新統合小学校の建設と開校のスケジュールの予定はどうなっていくのかお伺いをします。
 ただ、具体的なスケジュールはまだ立てられないと思いますので、統合中学校を例といたしまして各年度どういった作業をしていかなければならないのか、開校までにどれくらいの期間がかかるのか、そういった内容でも結構ですので、その計画をお聞きをいたします。
○佐藤倫与議長  教育次長兼学校教育課長。
○大坪浩久教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。
 小学校移転統合につきましては、保護者や地域の同意が一定得られたと判断してから手続を開始することになります。統合中学校を例にしますと、統合中学校の場合は遺跡発掘調査が急遽必要となりましたが、建設を決定してから約2年後に基本設計が完了しております。それから約5年後には実施設計と敷地の造成工事が完了しております。都合、約7年後に建設工事が完了となっております。これが参考になるかどうかなんですが、そういった状況でございます。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 1校つくるだけでも7年かかるということのようです。また、これで何かあればさらに期間が延びるということになりますので、ごたごたしよったらすぐに10年以上はかかっていくということになろうかと思います。
 これまでの執行部の説明では、児童数が急激に減少していることもあり、さらに将来においても児童数の減少が続くことから、現在の小学校8校を2校に集約したいという説明であり、旧清水ケ丘中学校跡へ建設する統合小学校はあくまでも旧清水ケ丘中学校区の小学校5校が対象であり、旧安芸中学校区の小学校は含めないとの執行部の見解だったと思いますが、この見解は変わってないでしょうか。
○佐藤倫与議長  教育次長兼学校教育課長。
○大坪浩久教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。
 現時点では変更はございませんが、保護者や地域の皆様の御意見を聞く中で校区の見直しの検討も、これは想定されるものというふうに考えております。以上です。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 次に、旧安芸中学校区の小学校の統合の件ですけれども、これについては新しい小学校の建設場所がなかなか適地がないという問題、また赤野地区は赤野地区で続けたい、また穴内地区は、なぜわざわざ津波の来るところへ行かなければならないのかといった、統合についての理解が得られないという大きな問題があります。
 もし移転・統合するならば、新しい小学校の建設場所はやはり穴内地区・赤野地区の関係者の気持ちからしても、津波浸水区域外でなければ移転する意味がありません。最近市民の間でも、穴内小学校へ統合してはどうかといった声も聞こえてくるようになりました。
 穴内小学校は何より高台で、地震・津波にも強く、安芸町と赤野地区の中間であり、スクールバスによる通学にすれば安芸町のほうから行くことについても可能ではないかといった意見もあります。また、道路も将来自動車道路の関係で今工事用道路もつくっておりますが、穴内橋の入り口も将来は東側の道路に変更される、国道から非常にスムーズに入れるようになる予定になっております。そういった意見から、穴内へ統合小学校を建設することについてどういう課題があるのか、執行部の見解をお伺いをいたします。
○佐藤倫与議長  教育次長兼学校教育課長。
○大坪浩久教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。
 小学校の移転統合先としましては、議員もおっしゃられたとおり、津波浸水想定区域外がもう理想的であります。これまで浸水区域外で市街地に近い場所を候補地として探してきました経過がありますが、候補地を見つけるに至っておりません。
 穴内小学校を建設し、スクールバスで安芸第一小学校区及び赤野小学校区の児童を通学させる場合の課題につきましては、児童数が現在、安芸第一小学校は185人、それから穴内小学校が20人、赤野小学校が19人と現在なっておりまして、安芸第一小学校の児童が8割以上を占めておる状態です。スクールバスで送迎するとなった場合、複数台のバスや運転手の確保、それから乗り降りの時間も含めた運用上に課題があるのではないかということが考えられます。以上でございます。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 通常考えれば、少ない人数を運ぶというのが常識的な考え方ですが、子供の命を考えたときに何が優先するのかということを考えたらまた考え方も変わってくるということになろうかと思いますが、現実的ではないかもしれません。
 次に行きます。市内の小学校の校舎、また体育館は昭和40年代から昭和50年代にほとんど今の校舎は建てられております。いずれの小学校も、建物は40年から50年を経過をしてきております。建物もかなり傷んできており、雨漏りも発生しているように聞いております。
 子供の数が減少し、将来学校運営が難しくなること、学校が老朽化してきていること、市の人口も将来激減し、小学校の建築などに予算面で不安があること、2校の場合、1校は数年後に建築できても、もう1校の建築は大幅に遅くなり10年以上先になること、学校を集約したほうが施設面においても児童の教育面においてもメリットが大きいことなどから、保護者や地域の方たちの考え方も変わってきており、イベントや地域の行事などにおいて、地域の住民とそこの地域の児童との関わりは捨てたくないと、この関わりを保ちながら、小学校においても中学校と同様に1校に集約してはどうかといった意見が、地区説明会の中で複数の方から出てきております。
 立地場所については津波浸水区域は絶対に避けて、できれば統合した新安芸中学校の周辺が望ましいなどの声もあり、また市内全地区からのバス通学であれば清水ケ丘でもいいのではないかといった意見も出ておりました。
 これまで執行部においては1校の選択肢は持っていなかったように思いますが、中学校が2校から1校になって、生徒や関係者から、2校のときよりは施設面においても学習面、クラブ活動面においても、またクラス編制や友達関係についてもすごくよくなったという声が聞かれ始めたことから、地区民の方たちの考え方も変わってきているように思います。
 市長・教育長は市内の8小学校を1校に集約することについてどう思われているのかお伺いをいたします。
○佐藤倫与議長  教育長。
○藤田剛志教育長  お答えいたします。
 今現在、保護者説明会、今現在は地域説明会を実施をしております。今回の説明会では、直近の児童数の推移のみ着目をいたしまして、文部科学省が示す学校の適正規模・適正配置等に関する手引きによる適正規模だけで判断すると、本市に小学校は1校ということになります。ただし、平成29年から開催をしております説明会での経緯や校区が広くなることも考慮し、8校を2校とするこれまでの方針を継続するということで説明会に参っております。
 ただ、地域説明会をまだ一巡はしておりませんが、議員のおっしゃるとおり、本市に1校でよいのではないかという御意見等もいただいておるところでございます。本市といたしましては、1校に集約することにより長期間にわたり適正な学校規模を保つことができること、また建設費や運営コストの低減、それから教育予算への集中投資ができるなどのメリットがあると思います。
 一方で、先ほどのスクールバスの運行のほか、児童が通学する学校へ登校しづらくなったときに学校の選択肢がなくなるという御心配をされる保護者の御意見等もありました。地域説明会を一通り終えまして、8校を1校にすることについての意見等についても、今後の方針について検討していく必要があると考えております。以上です。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) これまで説明してこられて、市民の方、また我々議員のほうも前提は2校というのが頭にありました。ただ、最近本当に市民の方の考え方がかなり変わってきたということも、自分も驚きました。2校にすれば1校は必ず、もう10年以上先になることは確実であるということと、複式学校、複々式学級でずっと来られた地区の方、それから、これからそういった子供を抱えちゅう保護者の方、それからじいさんばあさんの皆さんのお考えがかなり変わってきたなという思いをしてます。
 これからまた議会の中でもいろんな議員の皆さんから意見が出ると思いますけれども、私も今のところどちらがええともよう言いませんが、そういった市民の声がかなり多くなってきたというのは事実だと思います。よろしく検討をしていただきたいと思います。
 次に3点目の安芸市の将来と市長の決意について質問をいたします。
 現在安芸市内では、自動車道路の建設工事がどんどんと進んでいます。恐らく10年後にはこれらの自動車道路は完成し、安芸市の景観はかなり変わっていると思います。市役所も、この土居に最新の災害対応の設備を施して移転・新築をしました。10年後には、安芸中学校と清水ケ丘中学校を統合した新しい中学校も、この北の僧津に開校しました。10年後には国道から市役所までのこのインター線の周辺には新しい店舗もできているでしょうし、人や車の通行もかなり多くなっているでしょう。旧市役所跡地や旧安芸中学校跡地もそれぞれ新しい活用が図られていると思います。
 インフラ面では私でも10年後の姿を想像することができますが、肝腎の市民が定着するために必要なこの少子化対応、それから産業の振興、交流人口の拡大などの面において、市長は10年後の安芸市をどういう姿にしていきたいのかお伺いをいたします。
○佐藤倫与議長  市長。
○横山幾夫市長  議員がおっしゃられたとおり、自動車道の整備が着々と進んでおります。この自動車道の整備が進み安芸道路が完成し、市外・県外からの人流・物流、そして命の道として南海トラフ地震や大規模災害など災害に強い道路ネットワークが10年後にどこまで進んでいるか、非常に期待をしているところでございます。
 議員御質問の少子化対応につきましては、本市のみならず全国的に深刻な問題でございますので、10年後は国が現状よりも主体的に少子化対策を進めていることを期待しますが、市としましては子育て支援の充実について歩みを止めることなく、各世代の家庭が安心して子育てできる環境を提供し、笑顔あふれるまちを創造してまいりたいと考えております。
 次に、産業振興の10年後につきましては、たとえ人口減少が進行してもデジタルや作業効率を高める技術革新などにより各分野で効果的な取組がなされ、地域経済を活性化させているまちを実現したいというふうに考えております。また観光産業では、インバウンド戦略として地域の特産品や歴史文化を発信する取組を工夫するとともに、観光と地場産業が連携した新しいビジネスモデルも創造していかなければならないというふうに考えております。
 最後に交流人口の拡大については、本市の魅力を広く発信するためのアプローチ手法を多様化させ、関係人口拡大の取組を継続していく必要があると考えます。10年後には海外からの観光客に加え、起業を希望する移住者や2拠点移住者も現状より増えることを見据え、本市に多様な人々が集い交流する場として成長する姿を構築してまいりたいと考えております。
 いずれの分野につきましても、人口減少が進むこの先は安芸市内だけをフィールド、市場と考えるのではなく、東部地域での政策展開を常に意識し、市の将来を創造してまいりたいと考えております。以上でございます。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 本当に先のことは、人の問題を考えると非常に大変だと思います。人がいれば何とかなるんですけれども、人がいないと何をしても効果が出ないということがありますので、市長も大変苦労されていると思います。
 次の質問に移りますけれども、特に交流人口の拡大を図り安芸市へ足を運んでもらうためには、阿南安芸自動車道の安芸中インター周辺へ、やはり食事や買物、また体験などができる大規模な商業施設が必要ではないかと思います。
 自動車道が完成しても安芸市を素通りしてしまうようでは安芸市にお金は落ちませんし、自動車道路のメリットが半減をしてしまいます。ハイウエーオアシス、もしくは県内でもここにしかないような特徴のある道の駅などを整備してそこへ立ち寄ってくれれば、その施設から市内のいろんなところへ誘導することも可能です。わざわざ安芸市へ来て、わざわざお金を使ってもらうための目玉の施設が必要だと思いますが、執行部はどういう考えなのかお伺いをいたします。
○佐藤倫与議長  企画調整課長。
○大野 崇企画調整課長  お答えいたします。
 御指摘のとおり、高速道路のインターチェンジ周辺において食事や買物、体験などができる施設を整備することは安芸市を訪れる人々にとって魅力的な選択肢となり、交流人口の拡大や経済浮揚に寄与するものと考えます。特に道の駅といった商業施設は観光客やドライバーが立ち寄りやすいため、複数の安芸の市民からも、旧安芸中学校の跡地活用策としてよいのではという御意見をいただいております。
 また先般実施した跡地活用のサウンディング調査においても、民間事業者からは、安芸中インターチェンジの整備時期が見通せるようになれば、スポーツやビジネス、また商業機能や子育て世帯を対象とした遊戯施設の整備のほか、敷地全体を活用した教育機関の進出など、様々な活用策が挙げられてきております。
 ただし、商業施設や道の駅整備には地元事業者との競合や既存の道の駅との重複など、種々配慮が必要でありますので、地元経済との調和が図られるよう丁寧な整理が必要でございます。より効果的な地域活性化を実現できる特徴ある方策を検討してまいりたいと考えております。
 以上です。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 約50年間私が市役所で経験して、それから今の議員になってこれまでの流れの中で安芸市のその商業施設に関する安芸の市民の考え方というのは、やはり大規模事業所、大規模商業施設を拒むといった習性が強かったように思います。しかし、大規模商業施設が今の時代は人を呼び込みます。それがなければ人は逆に来ないということから考えれば、そういった施設は絶対にやはり必要ではないかというふうに思います。
 市民の方のいろんな考え方があろうかと思いますけれども、やはり自動車道路ができれば、さらに安芸市を通過してしまう人が増えていきます。その分安芸市へ来てもらう人を増やさなければ何の効果も、自動車道路のメリットというのは本当に出ないというふうに思いますので、議会も、それから執行部も、また一般の市民の方も共に、やはり安芸市が衰退しないように知恵を出し合って頑張っていきたいと思います。
 次に移ります。
 行政の仕事の範囲は多岐にわたり、その仕事をするための財源を確保し、市民の命と財産、暮らしを守り、市民の皆さんが幸せを実感できるようにしなければ住みよい安芸市とはなりません。幾らインフラ整備ができても、食事や物を買うのに市外へ行かなければならないようでは駄目だと思います。
 行政の仕事は何のためにしているのか。今より未来がよくなるために仕事をしていると思います。10年後の安芸市は想像できても、20年後の安芸市はなかなか想像ができません。安芸市内における経済活動や生活面、人口構造などを考えると、厳しい未来が待ち受けているのではないかと思います。人がいなければ商売も成り立ちません。今以上の人口がいなければ、市としてやっていけるのか不安に思います。
 2050年頃の人口や1人世帯の割合などいろんな推計が出され、新聞紙上、またテレビでも報道されておりますが、数字上だけを見れば、いずれの推計を見ても安芸市の未来は暗闇に向かっています。市長はこれを明るい未来に変えるために一生懸命取り組まれていると思いますが、安芸市が今後も持続的発展を図れる秘策と言えるものがあれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
○佐藤倫与議長  企画調整課長。
○大野 崇企画調整課長  お答えします。
 本市が持続的発展を遂げるための秘策といいますか取組につきましては、御承知のとおり今後高速道路の整備や跡地活用など、まちの様相は変容してまいりますので、そうした変化を背景に、人口減少など様々な課題を乗り越えるための多角的な戦略が肝要であると考えます。
 このため、これまで持続可能なまちの創造を目指し総合戦略として、都度新しい挑戦や機会を模索するチャンスを捉え、多様な施策の実行を積み重ねてきたところでございます。その成果として市内の生産活動は維持し、僅かではありますが成長も見られるところでございます。
 したがいまして今後も地域資源の有効活用や移住、少子化対策や産業振興、そして教育や人材確保策など、多方面からのアプローチにより、市内のみならず圏域全体で連携しながら取組を続けていくことが秘策といいますか、本市の持続的発展につながるものであると考えております。
 以上です。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) これといった秘策があれば誰も苦労せずに行けるんですけれども、そういったものがないので、いろんな多角的な戦略をどうしても練らざるを得ないということですね。それは十分に理解をいたします。
 さて次に行きます。平成25年9月から横山市政となっておりますが、これまでの11年間を振り返っての実績、数々の実績を上げられたと思います。また現在継続中の事業もあります。そしてこれから取り組んでいかなければならない重要課題など、行政としてやらなければならないことはまだまだ山積をしています。
 市長は市民の代表であり、安芸市の顔でもあります。気力、体力、また知恵、知力も要ります。職員の能力を引き出し、また市民の協力を得るための人望も要ります。市長になりたいと思う人はたくさんいると思いますが、先ほど述べた市長としての資質や市長の業務の多忙さを考えると、手を挙げる人は少ないと思います。それでも市民の中には出馬を考えている方もいるかもしれません。
 来年は市長選挙が実施される年となりますが、横山市長は4期目を目指すのか、それとも今期限りで引退をされるのか。全国の自治体の首長の中には、後継者を公募で選定し、本人の意向を確認した上で後継者に指名をしているところもあるようですが、単刀直入に市長選挙についての市長の考えをお伺いをいたします。
○佐藤倫与議長  市長。
○横山幾夫市長  議員から市政の重要課題など、行政としてやらなければならないことは山積しているという御指摘がございましたが、市民のニーズもどんどん変わるので、行政には完結はないと、ずっと進化していくと思ってこれまで市政運営に取り組んでいるところでございます。
 市長として今できることに、今やらなければならないことに来年の任期までは精いっぱい努めることしか、現時点では念頭にございません。以上でございます。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) なかなかはっきり言ってくれませんけれども、年を越えて、来年になればまたいろんな方の声とかいろんな動きが出てくるんじゃないかと思います。
 さて次に行きます。次に2項目の、自動車道の整備と関連工事について質問をしていきたいと思います。
 まず、第1点目の市道穴内線の拡幅改良について質問いたします。
 穴内の大平地区に建設される安芸西インターは、高知東部自動車道と阿南安芸自動車道を結ぶ結束点であり、両自動車道の終点でもあります。現在、馬ノ丁から一の谷地区において国道からインターを結ぶ道路が建設されていますが、崖を削って道路をつけていることから、難工事となっています。馬ノ丁地区では、トンネル予定地の入り口付近の人家の移転も行われ、一部自動車道路の本線工事が行われましたが、穴内八丁から馬ノ丁までの間は全くの手つかず状態であります。
 市道穴内線は住民の生活道路であり、道路幅員も5メートルくらいしかありませんので、当初は自動車道路建設に係る工事車両は通らないということでしたが、自動車道路の工事を早期に進めるためには、市道穴内線においても工事車両を走らせるという方針に変更されました。
 現状では車両同士が擦れ違うことができる待避所が少ないため、4か所ほど待避所をつくるという説明がされましたが、待避所の位置や広さ、いつから工事車両が通行するのか、その具体的な内容と事故を防止する対策などについてお伺いをいたします。
○佐藤倫与議長  昼食のため休憩いたします。午後1時再開いたします。
     休憩  午前11時53分
     再開  午後1時
○佐藤倫与議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 建設課長。
○近藤雅彦建設課長  お答えいたします。
 高規格道路整備に関連した市道穴内線の待避所についての御質問であったと思いますけれども、まず待避所の位置につきましては、東から順番に、穴内線起点となる津久茂団地前の信号交差点から馬ノ丁地区に1か所、腰掛地区に1か所、新城の谷を西に渡って1か所、さらにその150メートルほど西に1か所、合計4か所、全て道路の南側を拡幅する工事を土佐国道事務所が実施する予定となっております。
 なお、4か所のうち腰掛及び新城の谷すぐ西の待避所の2か所につきましては、高規格道路の工事区域内もしくは個人地を借地して整備することから、工事完了後には撤去される予定となっております。
 次に広さにつきましては、各現場の状況により多少異なりますが、大型車両との離合、行き違いができるよう、現在の道路幅員約5メートルを7メートル程度に拡幅し、1か所当たりの整備延長は20メートルから30メートルを予定しております。
 また工事車両につきましては令和7年5月頃から通行を開始する予定であり、工事車両が通行する際には交通誘導員を適宜市道上に配置し、一般車両への影響がないよう安全対策には十分努めると、土佐国道事務所から伺っております。
 高規格道路の整備が着実かつ円滑に進むよう、早期完成に向け引き続き取り組んでまいりますので、地域住民の皆様には大変御不便をおかけしますが、何とぞ御理解、御協力をお願いいたします。以上でございます。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 待避所をつくることについては誰も反対はしておりませんが、地元の車がバックをせないかんような状態にならないように対応をお願いをしたいと思います。
 次に、第2点目の国道から市道穴内線に進入する際の交差点改良について質問いたします。この内容につきましては4年前にも質問をしていますが、市民の皆さんからも度々交差点改良の話はどうなっているのかということを聞かれましたので、再度質問をいたします。
 津久茂町の市道穴内線起点部分の交差点から市道へ進入していくと、市道のつけ替え工事や馬ノ丁の自動車道路の工事のためダンプカーの行き来が多くあったため、現在は小河川に仮設の床版を30メートルほど設置をしております。この仮設の床版があることにより、国道から市道への出入り、また市道から国道への出入りが非常にスムーズにできておりますが、この仮設の床版は将来撤去されると聞いております。
 この津久茂町の国道55号と市道穴内線との交差点は、西側の見通しが非常に悪く、角度も鋭角となっております。交差点も非常に小さいため、西から東向けの車は信号無視して交差点に突っ込んでくる車も非常に多いです。この交差点では、これまで何回も自動車事故や人身事故も起こっています。以前は家屋がありましたが、現在は津波浸水区域外の馬ノ丁地区に移転されて、更地となっております。
 仮設の床版が撤去されると交差点の危険性がまた元に戻り、国道から左折する車は見通しが悪い上に、鋭角で幅員が狭い市道へ進入しなければなりません。ダンプカーなどの大きい車は、この交差点の中で必ず切り返さなければならない状況に戻ります。
 地権者の方にも何とか御理解をいただき、早期に交差点の拡幅改良をしていただきたいと思いますが、改良の見通しとスケジュールはどうなっているのかお伺いをします。
○佐藤倫与議長  建設課長。
○近藤雅彦建設課長  お答えいたします。
 御質問の交差点改良につきましては、令和6年11月、本年11月に測量設計に着手しております。道路の線形や構造など、詳細設計はこれからの作業となりますが、穴内線東側の小河川についてはボックスカルバートなどで暗渠化することも検討しつつ、西側におきましても用地の御協力がいただければ、大型車両がスムーズに通行できる道路線形の検討を、関係機関である土佐国道事務所や高知県警と協議しながら進めていきたいと考えております。
 次に、道路改良の完成までのスケジュールですが、測量設計及び用地買収については令和7年度末を目標に取り組んでまいります。工事の施工時期につきましては、現在国が小河川に設置しております仮設床版を撤去する時期や高規格道路の工事進捗に影響が生じないよう、国と適宜連絡調整を図りながら、令和8年度以降の適切な時期に工事着手したいと考えております。
 以上です。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) これからまだあの道はかなりダンプカー、工事車両が通ると思いますので、すぐにとはいかないと思いますけれども、将来交差点がよくなるようによろしくお願いをしたいと思います。
 現在この交差点には右折レーンがなく、特に東から西向きに帰るとき、安芸から穴内線に右折する際には右折の矢印もないので、なかなか右折ができません。国道を西から東向けに走ってくる車は、信号が赤になっても信号無視して突っ込んでいきます。ひどいときには2回も3回も信号を待たなければならないときもあり、穴内線の沿線に住む住民からは、右折レーンと右折の矢印をつけてほしいという強い要望も出ています。
 交差点改良の際には、ぜひこういった内容も含めて対応してほしいと思いますが、執行部の見解をお伺いします。
○佐藤倫与議長  建設課長。
○近藤雅彦建設課長  お答えします。
 国道を管理する土佐国道事務所に確認しましたところ、現在、国直轄による当該交差点の改良事業は予定していないが、市道穴内線の改良に伴う交差点協議が行われる際には、国道部分の右折車線の必要性や他事業との優先順位等を考慮し、適切に検討していきたいとの回答をいただいておりますので、今回発注しております市道穴内線改良に伴う交差点協議では、国道への右折レーン設置検討も含めて、関係機関と協議していきたいと考えております。以上です。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 国道の幅員もそんなに広くはないんで厳しいのは厳しいですけれども、私の見た感じではできないことはないだろうと。結構歩道が広いところもありますので、ぜひそういうところも国道と協議して、よくなるようにお願いをしたいと思います。
 次に、3点目の阿南安芸自動車道の安芸道路について質問をいたします。
 馬ノ丁から安芸市の平野部を東西に横断する安芸道路は、黒鳥植野から伊尾木までの間はだんだんと工事が進んでおり、安芸川と伊尾木川の橋梁も現在橋桁工事を行っていますが、もう半分以上がかかっており、これも年度内にはほぼ完了すると思われます。高架や橋梁は順調に工事が進んでおりますが、盛土の部分は土がないため全く進んでいない状況です。
 盛土に使う土は黒鳥植野から馬ノ丁を結ぶトンネルから掘り出される土を使うと思いますが、肝腎のトンネル工事がまだ始まっていない状況です。黒鳥植野の現場は穴掘りの準備はしているようですが、トンネル工事はいつから始まるのか、また何年かかるのか、その見通しをお伺いします。
○佐藤倫与議長  建設課長。
○近藤雅彦建設課長  お答えいたします。
 事業主体であります土佐国道事務所に確認したところ、全ての工事等の発注予定は国土交通省のホームページで公表されるものとなっております。現時点で当該トンネル工事の発注予定は公表されていないことから、具体的な発注時期及び見通しを申し上げることはできません。また工事期間につきましては、地盤の地質状況等にもよりますが、約4年程度かかると伺っております。
 以上です。
○佐藤倫与議長  8番 徳久研二議員。
○8 番(徳久研二議員) 発注が1回延期になって、それから発注はされてないということで、まだちょっとその見通しも立たないということで、ちょっと遅れておるようですのでぜひ早く発注して、工事が進むようにお願いをしていただきたいと思います。
 最後の4点目の質問項目、香南のいちインターから高知龍馬空港インター間の開通についての質問ですが、これは先日12月13日の金曜日に土佐国道事務所から、来年、令和7年3月15日に開通するとマスコミ発表がありました。
 12月14日の新聞に詳しい内容が書かれておりますが、この区間の開通により、移動時間の短縮、津波災害時などにおける緊急輸送道路の確保、救急搬送の時間短縮、観光客や企業などの誘致促進に大きく寄与するものと思われます。まさに東部県民が待ちわびていた区間の開通であります。
 私の質問は、香南のいちインターから高知龍馬空港インター間の開通の月日をこの一般質問で聞く予定でしたが、質問をする前に土佐国道事務所が答弁をしてくれた形になりました。ありがとうございました。
 高知東部自動車道整備促進期成同盟会の皆さん、また四国8の字ネットワーク整備促進四国東南部連盟構成の各市町村の首長・議長の皆さん、高知県土木部の皆さんなど、各関係機関が共に国に対して要望活動を続けてきた成果だと思います。
 まだ芸西から安芸までの未開通区間が残っています。この区間につきましても早期開通ができるよう、さらに要望活動を続けていっていただきたいと思います。
 最後に、高知東部自動車道整備促進期成同盟会と四国8の字ネットワーク整備促進四国東南部連盟の両会長であります市長のほうから、答弁に代わる何かコメントがあればそれをお聞きして、私の質問を終わりたいと思います。
○佐藤倫与議長  市長。
○横山幾夫市長  コメントがあればということですので、少しだけ申し上げたいと思います。
 平成20年に四国8の字ネットワークの未整備地域である四国東南部が力を結集させ、早期整備に向け、より効果が大きい事業を展開していくため、徳島県小松島市から高知市までの期成同盟会4団体21市町村が県境を超えて四国8の字ネットワーク整備促進四国東南部連盟を設立して、毎年国に対する要望活動に取り組んでまいりました。
 近年では、令和4年度に奈半利安芸道路の安田安芸間、今年は奈半利安芸道路の奈半利安田間が新規事業化、そして今回の高知龍馬空港インターチェンジから香南のいちインターチェンジの開通など、少しずつではありますが、日頃の要望活動が着実に実を結ぶものとなってきているというふうに思っております。国土交通省、高知県、沿線自治体をはじめとする関係の皆様の御尽力に感謝を申し上げますとともに、日頃から御支援をいただいております国会議員、県議会議員、本市の市議会議員の皆様に深く感謝を申し上げます。
 本市におきましても、芸西安芸間や安芸道路ほか事業中区間の円滑な事業推進のため、全力で協力していかなければならないと考えております。あわせて高規格道路の延伸を見据えたまちづくりを進め、持続可能な地域づくりに努めてまいりますので、引き続き皆様の御支援と御協力をお願い申し上げます。以上でございます。
○佐藤倫与議長  以上で、8番徳久研二議員の一般質問は終結いたしました。
 7番 小松進議員。

添付ファイル1 一般質問 徳久研二(令和6年第4回定例会) (PDFファイル 408KB)

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