議会会議録

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一般質問 長野弘昌

質疑、質問者:長野弘昌議員
応答、答弁者:市長、農林課長兼農業委員会事務局長

○佐藤倫与議長  静粛にお願いします。
 以上で、2番徳広洋子議員の一般質問は終結いたしました。
 1番 長野弘昌議員。
○1 番(長野弘昌議員) 通告に基づきまして、一般質問をただいまから行います。
 まず、皆さんが冒頭述べられておりますので、西内市長おめでとうございます。私も西内市長が立候補されたということで、補欠選挙で返り咲きをすることができました。1年間でありますが、市民の皆さんの生活を守るために、提言していきたいと思います。よろしくお願いします。
 まず、質問に入ります。
 1番目、人口減少時代に地域が生き残るにはという議題で、質問・答弁をさせていただきます。
 まず、質問の要旨1に入る前に、関連する内容となるため、先に質問をさせていただきます。
 平成31年、2019年ですね。第1回定例会にて、当時の横山市長に質問した内容は、人口が増加すれば生産性も向上する。できない場合は、経済の生産性を高めることが重要であり、超高齢化社会の課題を理解し、解決するためには、未来を先読みすれば独占ができるという質問をさせていただきました。答弁内容を簡単にお伝えしますと、施設園芸などの健康野菜、ユズなどの農業分野、山・海などの大自然を生かした観光分野、ちりめんなどの食、スポーツ分野との内容でした。
 そこで、西内市長にお聞きいたします。
 市長が考える安芸市が全国の先進地となり得る分野は何か、お答えください。
○佐藤倫与議長  市長。
○西内直彦市長  お答えします。
 本市には、長い歴史の中で培ってきた農林水産業や、ものづくりといった地域固有の強みがあると私は感じております。私が考える安芸市が全国の先進地となり得る分野は、これらの地域資源を核に、高付加価値化を図り、地域内で経済が循環する持続可能な仕組みを構築することでございます。
 もう少し具体的な考えを申し上げますと、まずは、稼げる産業における農林水産業の確立として、本市の強みである施設園芸や林業、あるいは漁業において、スマート化や6次産業化を推進し、収益力を強化できないか検討を進めたいと考えております。これにより、若者にとって魅力ある稼げる産業としての地位を確立するとともに、国内外でも通用する産品の創出を目指してまいります。
 また、地域資源を生かした新たな価値の創出として、小規模ながらも高度な技術を持つ製造業や豊かな自然、歴史、文化といった観光資源を連携することで、ここでしか出会えない付加価値の高い製品や質の高い体験交流サービスを生み出すなど、新たな産業と雇用の活性化につなげられないかといったことも考えております。
 さらに、これらの取組は個々に進めるだけでなく、農林水産物から観光までを総合的にブランド化し、その価値を市外に発信することで、地域経済の新たな収益源を確保していきたいと考えるところでございます。
 そして、最も大切な資源は、このまちに暮らし、主体的なまちづくりを担ってくださる市民の皆様一人一人です。市民・事業者・行政が連携し、次の世代へと希望をつなぐ持続可能なまちづくりへの挑戦、この取組自体が全国の先進事例となるように進めてまいりたいと考えております。
 以上です。
○佐藤倫与議長  1番 長野弘昌議員。
○1 番(長野弘昌議員) ありがとうございました。
 昨日の8番議員、徳久議員との質問・答弁もかぶってくると思いますので、そこは続けて質問していきたいと思います。
 先ほどの答弁の中にもあったと思いますが、改めてお伺いいたします。
 農林水産業やものづくり、先ほどお話がありましたが、こちらを生産地域の強みとして、生産性を上げ外貨を稼げば、例えば人口が減少したとしても、収益が上がれば地域の存続が考えられると思います。1次産業や加工品は、産地がこれまでの歴史をつくり上げたからこそ、強みとなります。高知県内の事例としては、ユズを核とした馬路村や栗を軸とした四万十ドラマなどの印象があります。
 そこで、市長にお伺いいたします。
 1次産業の強みを2次産業や3次産業につなげる6次産業化について、市長のお考えをお伺いします。
○佐藤倫与議長  市長。
○西内直彦市長  お答えします。
 1次産業化の強みを2次、3次産業へとつなげる6次産業化は、議員御指摘のとおり、地域経済を活性化させるための極めて重要な戦略であると認識しております。私の掲げる重点政策の柱である1次産業の収益力強化と、安芸でやれることは安芸でやるの両輪で、6次産業化についても力強く推進してまいりたいと考えております。
 まず、根幹となる1次産業がスマート化やブランド化を通じて、若者にとって魅力的な稼げる産業となることが不可欠です。その上で、生産から加工、販売、観光までを地域内でつなぐ経済循環の仕組みを構築していく必要があると考えます。この取組により生まれる魅力的な産品や体験は、そのまま本市が目指す質の高い観光のここでしか出会えない魅力にもつながります。生産者が自らの仕事に誇りを胸に、その仕事や産品の価値を来訪者に伝えられるような、持続可能な産業モデルを目指します。
 今後、市民・事業者・行政が一体となって連携し、本市の強みを最大限に生かした6次産業化を推進してまいる所存でございます。以上です。
○佐藤倫与議長  1番 長野弘昌議員。
○1 番(長野弘昌議員) ありがとうございました。
 度々、観光産業という話題も出てきていますけれども、確かに1次産業も強みを生かして、観光関連産業って裾野が広いんですよね。前にも議会で話したことがあると思うんですけど、1次産業だけじゃなくて、公共交通、そして医療、最近ですと、災害時対応も観光客の方が来られた際に災害起こった際には、その対応が必要となりますので、1次産業を軸として、全ての生活基盤が成り立つことで観光関連産業は形成されてると思いますんで、また、その辺も今後質問していきたいと思います。
 次の質問に入る前に、1点だけちょっと確認したいんですけど、以前、県の産業振興計画の中でナスクラスター構想ってあったと思うんですけど、今はもう実施されてないですよね。
○佐藤倫与議長  農林課長兼農業委員会事務局長。
○三宮一仁農林課長兼農業委員会事務局長  お答えします。
 ちょっと記憶の中でのお答えになりますけども、そのクラスター構想自体は計画としてはありまして、現在既存のJA等、生産者でいったら、ハウスから出荷での安芸集出荷場を含めた集出荷場、そして流通販売といったクラスター構想自体はございます。
 ただ、その中に農福連携を含めたちょっと内容っていうのは、今現在その取組っていうのが進んでないというところでございます。以上です。
○佐藤倫与議長  1番 長野弘昌議員。
○1 番(長野弘昌議員) すみません、ちょっと通告になかったような内容やったと思うんで、大変申し訳ありませんでした。
 では、次に行きます。
 (2)の質問内容と関連するため、先に質問をさせていただきます。
 他自治体との差別化や独自性などから、少数でも突き刺さるテーマ、将来ビジョンを掲げ、熱狂的なファンを獲得し、その熱量を周囲に広げていく方法が近年増加傾向にあると思います。過去、議会での委員会視察で訪問した岩手県の紫波町や、7月、個人的に訪問した移住定住に関する意見交換会でもそのことが示されました。
 そこで、西内市長にお伺いいたしますが、ニッチ市場の獲得に関してどうお考えでしょうか、お願いいたします。
○佐藤倫与議長  市長。
○西内直彦市長  お答えします。
 ほかの自治体との差別化を図り、安芸市ならではの価値を明確に打ち出し、それに強く共感してくださる、言わば熱狂的なファンを獲得していくというアプローチは、人口減少時代において、あるいは若者が社会的価値に意味を見いだす現在において、とても重要であると認識しております。
 私が考えるニッチ市場の獲得、その核となる独自性は、社会的価値の創出を自治体経営の軸に据えるという理念そのものでございます。
 これは従来の効率性追求に加え、20年後、30年後を見据えた未来への視点と、福祉や環境といった社会コストを考慮する新しい判断軸を市政に取り入れるものでございます。この考え方に共感し、自らの事業や暮らしを通じて、この価値の実現に参加したいと考える企業や市民、移住希望者こそが、本市で獲得すべきファンであると考えております。
 この理念を具体的な取組を通じて発信してまいります。例えば、地域内で経済を循環させる、安芸でやれることは安芸でやるという仕組みづくりや、単に観光客の数を追うのではなく、訪れた方との温かいつながりが生まれるような、ここでしか出会えない質の高い観光を目指すこと、これらは、安芸市ならではの価値観を明確に示すものであり、特定の層に深く響く独自性になると確信をしております。
 安芸市のまちづくりの姿勢そのものに共感し、関わりたいと思ってくださる方々を増やすこと、これこそが、本市の目指すニッチ戦略ではないかと考えるところでございます。以上です。
○佐藤倫与議長  1番 長野弘昌議員。
○1 番(長野弘昌議員) ありがとうございました。
 これまでのやり方ですと、例えば網を張らって何か引っかかればえいがみたいな考え方だったと思うんですけど、もう今はそういう時代でもないと思いますし、例えば逆指名的な、ドラフト会議で言うような逆指名的な発想も必要なのかなと思いますので、また検討していただければと思います。
 では、次の質問に参ります。
 民間の経営感覚を持たれている西内市長なのでお伺いするのですが、マーケティング戦略により、ふるさと納税や国内外を見据えた販路開拓などで売れ筋商品を調べ、それを地域内で生産、商品開発、加工販売へとつなげ、外貨を稼ぐ逆の6次産業化の発想はあるかどうか、西内市長にお伺いいたします。
○佐藤倫与議長  市長。
○西内直彦市長  お答えします。
 議員御提案の逆6次化産業、つまり、マーケティングから始めて市場のニーズを捉え、生産や開発販売につなげていく発想についてでございます。
 これは、私が市政運営のモットーとして掲げております経営視点を市政にの核心でもあり、大変重要な考え方だと受け止めております。単によい物を作るのではなく、しっかりと市場を見て、売れる物を戦略的に生産販売していくことが、これからの地域経済には欠かせないものと認識をしております。
 安芸市には、施設園芸や漁業、豊かな自然、歴史や文化といった強みがございます。これらの既存の価値の新しい組合せや市場のニーズとうまく掛け合わせることで、ほかにはない付加価値を持ったここでしか出会えない産品を作ることができると考えます。
 また、環境へ配慮する取組や、背景となるストーリーをつくり上げることで、価格競争のみに陥らない新しい社会的価値の創出にもつながると考えます。
 さらに、ふるさと納税の戦略的な活用も欠かせないところでございます。こちらも単に寄附集めを目的とするのではなく、全国に本市の魅力を発信し地域に雇用を生み、生産者の所得向上や誇りにつなげる大きな手段でございます。寄附をきっかけに関係人口を増やし、いただいた寄附は子育て支援や産業振興への再投資など、市の未来を育むために責任を持って活用してまいります。
 こうした取組は、行政だけでなし得るものではございません。生産者や事業者の皆さんとの協働を基盤に、スマート農林水産業や6次産業化の推進を一体的に進め、地域全体で売れるものづくりを力強く後押ししてまいります。以上です。
○佐藤倫与議長  1番 長野弘昌議員。
○1 番(長野弘昌議員) ありがとうございました。
 先ほど話にも出たふるさと納税なんですけど、今日からですね、ポイント還元がなくなったということもありますが、あと米の価格の高騰によって調達費の3割を超えて、たしか、どこか県外の自治体ですかね、が。
    (発言する者あり)
○1 番(長野弘昌議員) 総社市ですかね、2年間、たしか停止処分になってましたので、調達費用の関係も踏まえて、対応していただければと思います。
 そうですね、質問内容としては以上になるんですけど、ちょっと最後まとめとして、個人的な考えをお伝えしますけども。先ほども申しましたが、人口が仮に減少してもですね、核となる産品による1点突破戦略といいますか、強みを生かしてブランド力を高めれば、外からの投資を呼び込むこともできますし、地域内全体の所得を維持することもできると考えます。
 私自身の物の考え方でいいますと、例えば、今年生まれた子供たちが15歳になる2040年を見据えて、逆算して今何をするべきか。また、今現在の課題をどう把握して、考えていくかという両面で物事を考えるタイプなので、外貨を稼ぐか、各事業を見直して対応するか、優先順位をつけながらですけど。
 あと、そうですね、ほかにあるとしたら、箱物を集約化で予算を減らすかというか、そういうところになってくると思うんで、なかなか難しいと思うんですよ、正直。
 過去平成30年だったと思うんですけど、すまいるあきを知の拠点構想にという話を一般質問させていただいたことがあります。本屋と図書館の一体型で、例えば民間の運営に対して賃料を支払う方法があるんじゃないかということを検討してくださいという話をさせていただいたことがあるんですけど、正直検討していただいたのかどうかがちょっと今ね、複合型施設50億円ぐらいでしたっけ。その話が進んでいる中なので、ちょっと個人的には現在の財政状況とかと踏まえてどうなのかなっていう考えはあるので、とにかく外貨稼いで将来世代に対していかに投資をしていくかていうところしか、もうないと思うんですよ。なので、それに関してはもう議会皆さんとも一緒に、そして執行部や職員の皆さんとも一緒に、任期のある限りは続けていきたいなというふうに考えております。
 そうですね。住民の声を形にするのは議員さんであったり、職員の皆さんであると思いますんで、とにかく西内市長、そして、植野副市長をはじめですね、皆さんには、とにかく働きやすい庁内環境整備をしていただきたいと思います。
 西内市長に関しては、孤独でも、例えば、いかに決断できるかっていうところが肝腎になってくると思いますので、ぜひ、そちらをお願いして、私の質問を終えさせていただきます。
○佐藤倫与議長  以上で、1番長野弘昌議員の一般質問は終結いたしました。
 以上で、一般質問は全て終了いたしました。
 お諮りいたします。
 明日2日は一般質問の予定でありましたが、本日で終了いたしましたので、休会といたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
    (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○佐藤倫与議長  御異議なしと認めます。
 よって、明日2日は休会とし、3日午前10時再開いたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
     散会  午後11時32分

添付ファイル1 一般質問 長野弘昌 (PDFファイル 255KB)

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