議会会議録
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人名など会議録冊子と一部異なる場合がありますので、御了承ください。
ここに掲載してある会議録は、正式な会議録とは若干異なります。
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一般質問 尾原進一
質疑、質問者:尾原進一議員
応答、答弁者:市長、財産管理課長
○吉川孝勇議長 以上で、11番山下正浩議員の一般質問は終結いたしました。
暫時休憩いたします。
休憩 午後2時47分
再開 午後2時55分
○吉川孝勇議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) 通告に基づきまして、一般質問を行います。
主に、市長に御質問になろうかと思いますが、よろしくお願いをいたします。
光陰矢のごとしと、よく言われますが、我々議員、それから首長さん、こういったものは4年の任期があっという間に過ぎるわけでございますが、横山幾夫市長も随分早いものではや4年の任期が近づいておりますが、丸3年3カ月を経過しましたが、今の心境といいますか、感想があろうかと思いますが、まず1点、お伺いをいたします。
○吉川孝勇議長 市長。
○横山幾夫市長 市長に就任しまして3年余りを振り返ってみますと、議員の皆様や市民の皆様の御理解、御支援をいただきながら、職員とともに、一丸となって取り組んでまいりました。
この3年余りを通じて思うところは、やはり市の課題解消のための先頭を行くのは、各事業を進めるのは、やはり当然職員であります。職員のやる気、そして職員のポテンシャルを高めるためのそういう務めといいますか、それもひとつ大事かなという思いをしているところでございます。
公約に掲げました安芸市の喫緊の課題に向けて、職員とともに全力で駆け抜けてきたという心境でございます。公約の実現には、数々の難局もございましたが、市民の皆様や議会のお力添えをいただきながら、事業の進捗が図られたように感じております。
中でも、新火葬場や学校給食センターの整備は、長年にわたる市民の皆様の切実な要望でありましたので、供用開始できたことは大きな成果であったというふうに感じております。
また、南海トラフ地震対策では、避難タワーの建設や保育所の津波浸水区域外への移転など、津波対策の加速化に取り組んでまいりました。
そのほか、産業振興では、次世代型施設園芸ハウスの整備支援やサポートハウスの建設にも力を注ぐとともに、高速道路の整備促進、学童保育の充実やまちづくり懇談会の再開など、公約に掲げた幾つかの重点施策につきましても、一定の成果をお示しできたのではないかというふうに考えております。
ただ、しかしながら、新庁舎建設や小中学校の高台移転を含む統合、そして商工観光振興、雇用の確保、人口減少対策など、検討中の重要課題も山積しておりますので、議会や市民の皆様と対話を重ねながら、取り組まなければならないというふうに考えているところでございます。
以上です。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) どうも御答弁ありがとうございます。
3年3カ月という期間を経て、充実した市長生活だったかなというように感じましたが、中でも先ほど言われました学校給食の完成、そして火葬場の完成と、この市長公約にもございましたし、私たちも大変、この二つの問題に時間等、議会でもかんかんがくがく議論もしてきたところでございましたし、特に学校給食につきましては、安芸市の合併、昭和29年ですが、その年に学校給食法が公布されまして、市町村に義務づけられて以来、六十二、三年になるわけですが、やっと私たちの孫になって完成ということになったわけでして、私、今思い出してみますに、平成5年に土居小学校の自校方式による学校給食の請願が、私の紹介議員として請願が出されまして、そして委員会で継続審査になりまして、それ以降、委員会で不採択となったわけでして、そして本議会で、委員長報告に対して、これもかんかんがくがくの、委員長報告に対して5人の質疑がなされて、本会議でひっくり返って採択になった経緯を踏まえて、大変長い私たちの取り組みで現実に至ったということで、市民、PTA初め、こぞって大きな悲願の課題が解決したいうことで、大変喜んでおる状況でして、そしてまた、火葬場につきましても、新火葬場は、前市長からの大きな悲願で、これもなかなか進まなかった。遅々として進まなかったということが、ふたをあけてみますと、4年前の安芸市長の横山幾夫氏の、12月の出馬表明ということで、ちょうどこの12月がまた、私の一般質問ができるようなことで、大変私も感激をいたしております。
市長の当時の公約では、西浜以外の地域で火葬場を建設するということを公約に掲げて、新市長になられたと私は記憶をしておりますが、私も随分、黒瀬谷の一点張りで、提示を議会にもしてきたものの一人でございまして、多くの候補地の中で一番ベターなのは、やはり黒瀬谷でなかろうかということで、私たちも市長、それぞれ議会にも提案もいたしてきたところでございまして、何とか南海地震には間に合ったというような状況で、これもひとえに横山幾夫市政でできたことでありますし、先ほど市長が答弁されましたが、これは市長だけでできる課題ではありません。やはり特別職、副市長、そして教育長、ここにおられる担当課の課長、係長、職員、こういった三位一体の取り組みが、現市長を支えておってできた結果だろうと、私も認識をしておりますし、市民もそういうふうな感覚で捉まえておるんじゃなかろうか。
その公約につきましても、まだまだ、さきの9月議会で、2番議員は言われましたが、かなりの実績も上げられております。この点で、私が問おうかなと思っておりましたが、市長が先に発言をされましたので、この点は言っておいておきたいと思いますが、早い話が、来年、年が明けますと、市長選ということになろうかと思いますが、どのようなことを、今の心境で公約にはなりませんので、どうしようと、安芸市の展望を、こういったことを、よければお聞かせをいたしたいと思います。
○吉川孝勇議長 市長。
○横山幾夫市長 お答えいたします。
やはり1期4年間では、なかなかやり遂げることのできない課題が、まだまだたくさんございます。
先ほどもちょっと触れましたが、人口減少、少子高齢社会の進展、産業振興、南海トラフ地震対策、そして新庁舎建設、小中学校の高台移転も含む移転など、ほんとにこれからそれを乗り越えていかなければならない課題が山積をしております。それぞれ、早く解消といいますか、課題解決に向けていかないかんのですが、数年でできるものもあれば、そうでもないものもたくさんございますので、そういう流れをつくっていくことも重要ではないだろうかというふうに思っております。
市の総合計画や総合戦略に掲げましたまちの将来を実現するためには、まだ道半ばであります。限られた財源と時間の中で、全て実現するのは、先ほども言いましたが、1期4年では余りにも短い期間でございました。したがいまして、これらを実現していくために、市民の皆様方のお許しをいただけるなら、ぜひ引き続き、力強く、市政を担当させていただければというふうに思っております。以上です。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) 市長の答弁の中で、大変力強い答弁をいただきました。私、先ほどちょっと抜かっておりましたが、新火葬場の建設、給食センターほか、先ほど言われました染井保育、安芸保育の高台移転、黒鳥の建設も順調にいっておるところでして、そして千葉県の富里市との災害の相互援助協定ですか、締結もされました。
ほかにも、いろんなことに懸命に取り組んでおられる姿勢を見ました。
私、この2年間を振り返ってみますと、市長と議長職ということで、連日、毎日のように市長と一緒に同行させて、その仕事ぶりも見らせていただきました。大変、安芸のトップセールスマンといいますか、市長のお人柄、そしてお酒もたしなめるというようなことで、非常に外交としては、トップセールスマンという私は評価をいたしております。
大変先ほどの表明はありがたいなということで認識しておりますので、引き続き頑張っていただきたいと思います。
次に、2点目の新庁舎の建設でございますが、若干、これも経過はあります。担当課の課長に、概要だけでよろしいですので、御説明をお願いいたします。
○吉川孝勇議長 財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長 新庁舎の建設に関しましては、平成25年11月に市内の主要団体の代表者、公募市民、学識経験者、市議会議員などで構成する安芸市新庁舎建設基本構想検討委員会を設置しまして、建てかえの方針及び建てかえ候補地について、検討を進めました。
この委員会の答申が、平成27年3月に出されまして、建設後50年以上を経過している東庁舎については、耐震改修ではなく、建てかえる方針が決定しましたが、建設候補地については、防災、まちづくり、利便性など、どの観点を重視するかで委員間で意見の隔たりが大きく、候補地の決定には至りませんでした。
その後平成27年には、市役所各職場での職員意見の聞き取りや、市内各地区で開催しておりますまちづくり懇談会において、市民意見の聞き取りを行ってきました。
そして本年6月からは、新庁舎の建設地を検討するため、大学教授などの有識者を中心とする新庁舎建設地検討委員会を設置しまして、災害対策、まちづくり、利便性など、さまざまな観点から御意見をいただいているところでありまして、来年1月中には取りまとめる予定となっております。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) 答弁ありがとうございます。
私も、この新庁舎建設検討委員会の7回目から、たしか防災センターでの出席をさせていただきました。
当初は、学識経験者、安芸の団体の長、議会の長、そういった方々のメンバー構成でしたが、それから間もなく、8回目か9回目ごろに、例の高知大学の特任教授の岡村先生ですか、その方の発言で、一度津波に遭って浸水をした建物は、耐震性はゼロだということが、最近に、東日本の津波からわかったということを聞きまして、それまで私も現位置が最適だなと、特に利便性については、そういう認識しかなかったわけですが、がらりとそれ以降は考え方も変わりましたし、そして今の現庁舎を職員が、もし近日中にあったとすれば、ほとんど助からないだろうということで、やはり今までの経過を、市長の言われておりました経過を見ましても、防災センターがあそこな位置に、そして先ほど言った、新しい高台移転の安芸、染井の保育所が黒鳥、民間ではミツカンが現JAのユズ工場から内原野へと、こういったことが関連がありまして、3つが高台というようなことで、日本全国がこれは同じ考え方で、行政もしかり、いっておるんだと、私は認識をしております。
そういった点で、市長はどのようにこの新庁舎、1月に今度の検討委員会の発表とともに、答申とともに、3月に市民と議会に報告をするということですが、どのような、今の時点でよろしいですので、私が今言ったことに対しての答弁をお聞きをしたいと思います。
○吉川孝勇議長 市長。
○横山幾夫市長 開会の挨拶でも申し上げさせていただきましたが、検討委員会からの答申が、来月、1月中にございますので、それを受けて、3月中には一定、市としての方針を決定をして、議会、そして市民の皆様にお知らせをするつもりでおりますので、まだ答申内容を、私もちょっと目を通してないので、それでどういう答申内容か、それによって大分、違ってくるかもわかりませんが、それを念頭においた中での結論を出したいというふうに考えております。
以上です。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) 先ほどの御答弁でもありましたが、まだその結果は、市長としてでは発言できないということはわかります。
ところで、先ほどの質問に返りますが、私も最初の検討委員会、2年半ですか、検討して、その結果を市長に答えを出して、答申をしたということで、ある一定の結果に残せなかったということで、今回、ことしですか、学識経験者をまた集めて、再度、検討委員会を設置をして、4回にわたって検討をされてきた。それを明くる年の1月に答申を受けるいうようなことになっておるということは、この12月議会の冒頭で表明をされましたが、それを私が知らんのは、担当課にお聞きをしたいんですが、前の2年半にわたっての検討委員会のメンバーにも、学識経験者が、岡村特任教授と、そして工科大の大谷教授がおられました。
どのようなメンバーで構成をしておるのか、まずお聞きをしたいと思います。
○吉川孝勇議長 財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長 さきの委員会では、大変お世話なりました。
ただいまの委員会では、4人の大学教授等に、国、県、市から、それぞれお一人ずつの3人合わせて、7人の委員で検討をしております。
学識経験者4人の顔ぶれは、高知大学防災推進センター副センター長であられます原教授、地盤工学、地盤耐震工学が御専門です。
そして、2人目は、京都大学防災研究所の教授であります牧様、防災学危機管理論都市計画が御専門です。
3人目は、高知大学地域連携推進センター副センター長の石塚准教授、産学官民連携地域再生事業が御専門です。
そして、高知工業高等専門学校の竹内教授は、地域都市計画、交通工学が御専門です。
以上のように、防災、まちづくり、さまざまな観点から、専門的な意見を賜っているところでございます。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) もう1点、お聞きをします。
そのメンバーでの再協議をしたいうことですが、安芸市の職員の方のアンケートは、どのような結果が出ておるのか、お聞きをします。
○吉川孝勇議長 財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長 手元に資料を持ち合わせておりませんので、数字的なところが、ちょっと申し上げられないんですけれども、職員の間でも、移転、現地につきまして、賛否両論がございました。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) 我々議会の議員もそうですが、市民もそうですが、やはり賛否両論があるのはそれは本当だろうと思います。
ただ、私の言いたいのは、東日本のあの大津波、全国が総合計画じゃいうものは一つもないと。あの大震災、大災害があって、初めて日本の行政が動き出したと、そういうことも伺っております。
安芸市においても、例外じゃなく、やはり安芸市がもっとこの南海地震に対しても、かなり踏み込んだ行政が行われているんじゃないかというようにも、私は認識しておりますし、要は我々の年代で考えて結論を出してはいけない、そういうことをつくづく思います。
今回行政に期待されておることは、次の世代にどう引き渡すのかということが、一丁目一番地ではなかろうかと。このことが今度の新庁舎移転の大きな課題の一つじゃなかろうかと、私は認識しております。
どうか来年の3月には、市長の決断をするだろうというふうに思っておりますし、議会の我々議員も、判断をしなくちゃならない。
ただ、市長にお願いしたいのは、今の年代で、利便性だけを語っておっては、次の世代に禍根を残す。また建てかえないかん、いうことの現実をどうしても市民に認識していただきたい。議会にも、もちろん大きな責任があるし、これを遂行していただきたい。公約になるか、ならんかわかりませんけれども、その一言をお願いいたしまして、一般質問を終わります。
○吉川孝勇議長 以上で、14番尾原進一議員の一般質問は終結をいたしました。
お諮りいたします。
本日の一般質問はこの程度にとどめたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長 御異議なしと認めます。
よって、本日の一般質問はこの程度にとどめることとし、明日午前10時再開いたします。
本日は、これをもって延会いたします。
延会 午後3時22分
応答、答弁者:市長、財産管理課長
○吉川孝勇議長 以上で、11番山下正浩議員の一般質問は終結いたしました。
暫時休憩いたします。
休憩 午後2時47分
再開 午後2時55分
○吉川孝勇議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) 通告に基づきまして、一般質問を行います。
主に、市長に御質問になろうかと思いますが、よろしくお願いをいたします。
光陰矢のごとしと、よく言われますが、我々議員、それから首長さん、こういったものは4年の任期があっという間に過ぎるわけでございますが、横山幾夫市長も随分早いものではや4年の任期が近づいておりますが、丸3年3カ月を経過しましたが、今の心境といいますか、感想があろうかと思いますが、まず1点、お伺いをいたします。
○吉川孝勇議長 市長。
○横山幾夫市長 市長に就任しまして3年余りを振り返ってみますと、議員の皆様や市民の皆様の御理解、御支援をいただきながら、職員とともに、一丸となって取り組んでまいりました。
この3年余りを通じて思うところは、やはり市の課題解消のための先頭を行くのは、各事業を進めるのは、やはり当然職員であります。職員のやる気、そして職員のポテンシャルを高めるためのそういう務めといいますか、それもひとつ大事かなという思いをしているところでございます。
公約に掲げました安芸市の喫緊の課題に向けて、職員とともに全力で駆け抜けてきたという心境でございます。公約の実現には、数々の難局もございましたが、市民の皆様や議会のお力添えをいただきながら、事業の進捗が図られたように感じております。
中でも、新火葬場や学校給食センターの整備は、長年にわたる市民の皆様の切実な要望でありましたので、供用開始できたことは大きな成果であったというふうに感じております。
また、南海トラフ地震対策では、避難タワーの建設や保育所の津波浸水区域外への移転など、津波対策の加速化に取り組んでまいりました。
そのほか、産業振興では、次世代型施設園芸ハウスの整備支援やサポートハウスの建設にも力を注ぐとともに、高速道路の整備促進、学童保育の充実やまちづくり懇談会の再開など、公約に掲げた幾つかの重点施策につきましても、一定の成果をお示しできたのではないかというふうに考えております。
ただ、しかしながら、新庁舎建設や小中学校の高台移転を含む統合、そして商工観光振興、雇用の確保、人口減少対策など、検討中の重要課題も山積しておりますので、議会や市民の皆様と対話を重ねながら、取り組まなければならないというふうに考えているところでございます。
以上です。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) どうも御答弁ありがとうございます。
3年3カ月という期間を経て、充実した市長生活だったかなというように感じましたが、中でも先ほど言われました学校給食の完成、そして火葬場の完成と、この市長公約にもございましたし、私たちも大変、この二つの問題に時間等、議会でもかんかんがくがく議論もしてきたところでございましたし、特に学校給食につきましては、安芸市の合併、昭和29年ですが、その年に学校給食法が公布されまして、市町村に義務づけられて以来、六十二、三年になるわけですが、やっと私たちの孫になって完成ということになったわけでして、私、今思い出してみますに、平成5年に土居小学校の自校方式による学校給食の請願が、私の紹介議員として請願が出されまして、そして委員会で継続審査になりまして、それ以降、委員会で不採択となったわけでして、そして本議会で、委員長報告に対して、これもかんかんがくがくの、委員長報告に対して5人の質疑がなされて、本会議でひっくり返って採択になった経緯を踏まえて、大変長い私たちの取り組みで現実に至ったということで、市民、PTA初め、こぞって大きな悲願の課題が解決したいうことで、大変喜んでおる状況でして、そしてまた、火葬場につきましても、新火葬場は、前市長からの大きな悲願で、これもなかなか進まなかった。遅々として進まなかったということが、ふたをあけてみますと、4年前の安芸市長の横山幾夫氏の、12月の出馬表明ということで、ちょうどこの12月がまた、私の一般質問ができるようなことで、大変私も感激をいたしております。
市長の当時の公約では、西浜以外の地域で火葬場を建設するということを公約に掲げて、新市長になられたと私は記憶をしておりますが、私も随分、黒瀬谷の一点張りで、提示を議会にもしてきたものの一人でございまして、多くの候補地の中で一番ベターなのは、やはり黒瀬谷でなかろうかということで、私たちも市長、それぞれ議会にも提案もいたしてきたところでございまして、何とか南海地震には間に合ったというような状況で、これもひとえに横山幾夫市政でできたことでありますし、先ほど市長が答弁されましたが、これは市長だけでできる課題ではありません。やはり特別職、副市長、そして教育長、ここにおられる担当課の課長、係長、職員、こういった三位一体の取り組みが、現市長を支えておってできた結果だろうと、私も認識をしておりますし、市民もそういうふうな感覚で捉まえておるんじゃなかろうか。
その公約につきましても、まだまだ、さきの9月議会で、2番議員は言われましたが、かなりの実績も上げられております。この点で、私が問おうかなと思っておりましたが、市長が先に発言をされましたので、この点は言っておいておきたいと思いますが、早い話が、来年、年が明けますと、市長選ということになろうかと思いますが、どのようなことを、今の心境で公約にはなりませんので、どうしようと、安芸市の展望を、こういったことを、よければお聞かせをいたしたいと思います。
○吉川孝勇議長 市長。
○横山幾夫市長 お答えいたします。
やはり1期4年間では、なかなかやり遂げることのできない課題が、まだまだたくさんございます。
先ほどもちょっと触れましたが、人口減少、少子高齢社会の進展、産業振興、南海トラフ地震対策、そして新庁舎建設、小中学校の高台移転も含む移転など、ほんとにこれからそれを乗り越えていかなければならない課題が山積をしております。それぞれ、早く解消といいますか、課題解決に向けていかないかんのですが、数年でできるものもあれば、そうでもないものもたくさんございますので、そういう流れをつくっていくことも重要ではないだろうかというふうに思っております。
市の総合計画や総合戦略に掲げましたまちの将来を実現するためには、まだ道半ばであります。限られた財源と時間の中で、全て実現するのは、先ほども言いましたが、1期4年では余りにも短い期間でございました。したがいまして、これらを実現していくために、市民の皆様方のお許しをいただけるなら、ぜひ引き続き、力強く、市政を担当させていただければというふうに思っております。以上です。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) 市長の答弁の中で、大変力強い答弁をいただきました。私、先ほどちょっと抜かっておりましたが、新火葬場の建設、給食センターほか、先ほど言われました染井保育、安芸保育の高台移転、黒鳥の建設も順調にいっておるところでして、そして千葉県の富里市との災害の相互援助協定ですか、締結もされました。
ほかにも、いろんなことに懸命に取り組んでおられる姿勢を見ました。
私、この2年間を振り返ってみますと、市長と議長職ということで、連日、毎日のように市長と一緒に同行させて、その仕事ぶりも見らせていただきました。大変、安芸のトップセールスマンといいますか、市長のお人柄、そしてお酒もたしなめるというようなことで、非常に外交としては、トップセールスマンという私は評価をいたしております。
大変先ほどの表明はありがたいなということで認識しておりますので、引き続き頑張っていただきたいと思います。
次に、2点目の新庁舎の建設でございますが、若干、これも経過はあります。担当課の課長に、概要だけでよろしいですので、御説明をお願いいたします。
○吉川孝勇議長 財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長 新庁舎の建設に関しましては、平成25年11月に市内の主要団体の代表者、公募市民、学識経験者、市議会議員などで構成する安芸市新庁舎建設基本構想検討委員会を設置しまして、建てかえの方針及び建てかえ候補地について、検討を進めました。
この委員会の答申が、平成27年3月に出されまして、建設後50年以上を経過している東庁舎については、耐震改修ではなく、建てかえる方針が決定しましたが、建設候補地については、防災、まちづくり、利便性など、どの観点を重視するかで委員間で意見の隔たりが大きく、候補地の決定には至りませんでした。
その後平成27年には、市役所各職場での職員意見の聞き取りや、市内各地区で開催しておりますまちづくり懇談会において、市民意見の聞き取りを行ってきました。
そして本年6月からは、新庁舎の建設地を検討するため、大学教授などの有識者を中心とする新庁舎建設地検討委員会を設置しまして、災害対策、まちづくり、利便性など、さまざまな観点から御意見をいただいているところでありまして、来年1月中には取りまとめる予定となっております。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) 答弁ありがとうございます。
私も、この新庁舎建設検討委員会の7回目から、たしか防災センターでの出席をさせていただきました。
当初は、学識経験者、安芸の団体の長、議会の長、そういった方々のメンバー構成でしたが、それから間もなく、8回目か9回目ごろに、例の高知大学の特任教授の岡村先生ですか、その方の発言で、一度津波に遭って浸水をした建物は、耐震性はゼロだということが、最近に、東日本の津波からわかったということを聞きまして、それまで私も現位置が最適だなと、特に利便性については、そういう認識しかなかったわけですが、がらりとそれ以降は考え方も変わりましたし、そして今の現庁舎を職員が、もし近日中にあったとすれば、ほとんど助からないだろうということで、やはり今までの経過を、市長の言われておりました経過を見ましても、防災センターがあそこな位置に、そして先ほど言った、新しい高台移転の安芸、染井の保育所が黒鳥、民間ではミツカンが現JAのユズ工場から内原野へと、こういったことが関連がありまして、3つが高台というようなことで、日本全国がこれは同じ考え方で、行政もしかり、いっておるんだと、私は認識をしております。
そういった点で、市長はどのようにこの新庁舎、1月に今度の検討委員会の発表とともに、答申とともに、3月に市民と議会に報告をするということですが、どのような、今の時点でよろしいですので、私が今言ったことに対しての答弁をお聞きをしたいと思います。
○吉川孝勇議長 市長。
○横山幾夫市長 開会の挨拶でも申し上げさせていただきましたが、検討委員会からの答申が、来月、1月中にございますので、それを受けて、3月中には一定、市としての方針を決定をして、議会、そして市民の皆様にお知らせをするつもりでおりますので、まだ答申内容を、私もちょっと目を通してないので、それでどういう答申内容か、それによって大分、違ってくるかもわかりませんが、それを念頭においた中での結論を出したいというふうに考えております。
以上です。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) 先ほどの御答弁でもありましたが、まだその結果は、市長としてでは発言できないということはわかります。
ところで、先ほどの質問に返りますが、私も最初の検討委員会、2年半ですか、検討して、その結果を市長に答えを出して、答申をしたということで、ある一定の結果に残せなかったということで、今回、ことしですか、学識経験者をまた集めて、再度、検討委員会を設置をして、4回にわたって検討をされてきた。それを明くる年の1月に答申を受けるいうようなことになっておるということは、この12月議会の冒頭で表明をされましたが、それを私が知らんのは、担当課にお聞きをしたいんですが、前の2年半にわたっての検討委員会のメンバーにも、学識経験者が、岡村特任教授と、そして工科大の大谷教授がおられました。
どのようなメンバーで構成をしておるのか、まずお聞きをしたいと思います。
○吉川孝勇議長 財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長 さきの委員会では、大変お世話なりました。
ただいまの委員会では、4人の大学教授等に、国、県、市から、それぞれお一人ずつの3人合わせて、7人の委員で検討をしております。
学識経験者4人の顔ぶれは、高知大学防災推進センター副センター長であられます原教授、地盤工学、地盤耐震工学が御専門です。
そして、2人目は、京都大学防災研究所の教授であります牧様、防災学危機管理論都市計画が御専門です。
3人目は、高知大学地域連携推進センター副センター長の石塚准教授、産学官民連携地域再生事業が御専門です。
そして、高知工業高等専門学校の竹内教授は、地域都市計画、交通工学が御専門です。
以上のように、防災、まちづくり、さまざまな観点から、専門的な意見を賜っているところでございます。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) もう1点、お聞きをします。
そのメンバーでの再協議をしたいうことですが、安芸市の職員の方のアンケートは、どのような結果が出ておるのか、お聞きをします。
○吉川孝勇議長 財産管理課長。
○大城雄二財産管理課長 手元に資料を持ち合わせておりませんので、数字的なところが、ちょっと申し上げられないんですけれども、職員の間でも、移転、現地につきまして、賛否両論がございました。
○吉川孝勇議長 14番 尾原進一議員。
○14 番(尾原進一議員) 我々議会の議員もそうですが、市民もそうですが、やはり賛否両論があるのはそれは本当だろうと思います。
ただ、私の言いたいのは、東日本のあの大津波、全国が総合計画じゃいうものは一つもないと。あの大震災、大災害があって、初めて日本の行政が動き出したと、そういうことも伺っております。
安芸市においても、例外じゃなく、やはり安芸市がもっとこの南海地震に対しても、かなり踏み込んだ行政が行われているんじゃないかというようにも、私は認識しておりますし、要は我々の年代で考えて結論を出してはいけない、そういうことをつくづく思います。
今回行政に期待されておることは、次の世代にどう引き渡すのかということが、一丁目一番地ではなかろうかと。このことが今度の新庁舎移転の大きな課題の一つじゃなかろうかと、私は認識しております。
どうか来年の3月には、市長の決断をするだろうというふうに思っておりますし、議会の我々議員も、判断をしなくちゃならない。
ただ、市長にお願いしたいのは、今の年代で、利便性だけを語っておっては、次の世代に禍根を残す。また建てかえないかん、いうことの現実をどうしても市民に認識していただきたい。議会にも、もちろん大きな責任があるし、これを遂行していただきたい。公約になるか、ならんかわかりませんけれども、その一言をお願いいたしまして、一般質問を終わります。
○吉川孝勇議長 以上で、14番尾原進一議員の一般質問は終結をいたしました。
お諮りいたします。
本日の一般質問はこの程度にとどめたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○吉川孝勇議長 御異議なしと認めます。
よって、本日の一般質問はこの程度にとどめることとし、明日午前10時再開いたします。
本日は、これをもって延会いたします。
延会 午後3時22分
添付ファイル1 一般質問 尾原進一 (PDFファイル 260KB)