議会会議録

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一般質問 小松進也

質疑、質問者:小松進也議員
応答、答弁者:市長、教育長、福祉事務所長、企画調整課長、教育次長兼学校教育課長

○吉川孝勇議長  以上で、12番安藝久美子議員の一般質問は終結いたしました。
 2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) 通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。
 1番、県立安芸高校及び桜ケ丘高校とのフレンドシップ協定についてお聞きいたします。
 12月2日に県立安芸高校と桜ケ丘高校との連携協定に関する協定が結ばれました。今回の協定は、非常にすばらしい意義のあることだと考えています。私も前々から安芸市は東部で唯一高等学校が2校あり、明治時代に創立し百十数年の歴史を持つ東部の進学拠点で、中高一貫の安芸高校と工業系学科と商業系学科を併設する県内唯一の専門学校である安芸桜ケ丘高校があり、教育環境が本当に整った地域だと感じていました。安芸市は昔から東部地域のハブシティであり、市民憲章に定めているように、先人の残した豊かな自然、香り高い文化、すばらしい伝統の産業があります。そして数多くの偉人が輩出され、このことから多くの若い力の見本でもあり目標になるが、近年は発展が乏しく、先人の残した遺産や資源の活用や発展ができず、遺産や資源が次の世代へ引き継がれにくくなっており、安芸の文化、伝統、歴史そして発展が消えかかっているように感じていました。近年では、各地で大学が地域振興の大きな原動力の一部になりつつあるが、両学校とも以前からおのおのの強みを生かし、地域に根づいた地域振興や社会貢献を学生が実施していました。
 しかし、なぜかすばらしい取り組みを考え、熱心に向き合い活動する両校ですが、情報発信不足なのか地域や行政の認識がもうひとつ低く、いつもいつもなぜかもったいないなと感じていました。12月10日のキャンドルナイトでも、桜ケ丘高校の女生徒たちが朝から夜まで寒い中風に吹かれ、額に汗をかき、地域のためにボランティア活動を手伝ってくれていました。そういった中、今回の連携協定が結ばれました。
 そこで市長にお聞きいたします。市のフレンドシップ協定締結への思いをお聞かせください。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えいたします。
 このたびの地元両高校とのフレンドシップ協定の締結につきましては、加速化する人口減少、超高齢社会においては次代を担う若い世代とのかかわりが一層必要であると考え、協定締結という形になったわけでございます。議員には協定締結に至るまで御尽力いただきましたことをお礼を申し上げます。
 両高校は、これまでボランティア活動や地域イベントなど、まちづくりやものづくりで市や地域の取り組みに積極的に御参加、御協力をいただいているところでございまして、その活動や行動は市民に元気を与え、本市まちづくりの大きな活力となっております。まちづくりは人づくりと言われておりますが、市の将来を担う高校生、また学校と連携協力関係をより確かなものにし、今後も幅広い分野におきまして、まちづくりや人材育成に取り組まなければならないと考えております。生徒たちは未来からの預かりものであり、地方を創生する次代の宝であります。今回のフレンドシップ協定を機に、生徒たちにはより一層まちづくりにかかわっていただき、郷土愛を育み、市の将来を担っていただけるよう期待を寄せているところでございます。以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。
 市長の思いの中で未来からの預かりものという言葉がありましたので、本当に安芸市のために人づくりをしていただいて、これから安芸市のほうをどんどん盛り上げていっていただきたいと思っております。
 では次の質問で、この協定の締結による相乗効果をお聞かせいただきたいと思います。今回の連携協定を締結したことは、これからの高校生と安芸市との関係を先ほど市長も言われたように強化し、安芸市及び東部地域活性化のスタートであり、安芸市が各学校と地域企業、保・幼・小・中・大学などのコーディネーター役として高校生とのパイプ役となり、地域とのマッチング作業を行い、またより一層広い範囲で支援を行うと思いますが、これからどのような相乗効果が期待できるのかをお聞かせください。また、課題があれば私も微力ながらお力になりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えいたします。
 このたびのフレンドシップ協定調印式におきましても、両高校の校長からそれぞれの高校の役割や得意とする分野で生徒たちが地域にかかわっていくという力強い抱負を述べていただきました。中でも南海トラフ地震への対応として、学校や生徒たちの役割などが話題となりました。今後さらに進む高齢社会において、地元両高校生の若い力は、大規模災害発生時に大きな役割が期待されております。市としましても発災後の助かった命をどうつなぐのか、こういった部分にも自主防災組織など地域を巻き込んで取り組めるのではないかというふうに考えるところでございます。
 また、本市はこれまで高知県立大学や関西大学、そして四国銀行などと包括連携協定を締結しております。これらの連携協定を生かし、高校、大学、市などお互いの課題や取り組みたいことをマッチングすることで、課題解決や新たな取り組みにつながるといった相乗効果も期待できるのではないかというふうに考えております。以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。
 確かに県立大学さんとか関西大学さんとか四銀さんとか包括協定してますので、この包括協定がより大きい協定になるように、また生かしていただきたいと思います。
 そこで市長の御答弁はいただきましたので、教育長の観点からこの連携協定はどのように思うか、ちょっと質問になかったんですが御答弁お願いします。
○吉川孝勇議長  教育長。
○森田直志教育長  お答えいたします。
 議員も言われましたように主なことは市長がお答えいたしましたので、私はより具体を申し上げたいと思います。
 この協定以前に、安芸高校さんとは第一小学校のほうが放課後の加力学習であるとか読み聞かせであるとか、そういったことは私も聞いておりました。桜ケ丘高校さんには、私第一で校長しておりますときに、1番目か2番目だったと思うんですけれども北舎東入り口の南通路の前に歩道を敷いていただきました。私はそこでそういう制度があるということを知っておりましたので、その後また最後は安芸中行ったんですが、安芸中でも何とかやってくれませんかと言ったら、図書室の大きな机を2つつくってくださったんですけれども、そのほかにもたくさんの小中学校がお世話になっております。これはやっぱり単発なんです。その小学校、中学校と桜ケ丘高校さん。
 今回こういった協定が結ばれましたことによって、この協定をもとに連携・協力をしていくということができますので、今別途立ち上げておりますのが保幼小中高連携教育推進協議会でございまして、こういったところでもアピールできるのではないかなと。そうしますと、また安芸高等学校、桜ケ丘高等学校、そういったところも知名度が上がるといいますか、やっぱり連携・協力これが一番だと考えておりまして、大変大事な協定ではないかなと思っております。
 以上でございます。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございました。
 先ほど市長、教育長の御答弁もいただきまして、これを機に今まで以上に地域の子供そして担い手を地域で育て、教育し、地域愛の礎を築き、ふるさととして帰ってこれる環境を守り整備するためにも、また安芸市が保幼小中高までの全ての子供たちの教育や活動を支援し、子供たちを応援する市であり、子育て、教育に最適な場所であることを広く市内外に情報を発信し、安芸市、両高校の活動や地域貢献も今まで以上に発信することにより、生徒たちのやりがい、住民、地域の関心度もより一層高まり、高校生とともに元気になることで地域に活力が湧いてくると思います。そして高知県東部のハブシティとして東部を牽引していただきたいと思っておりますので、市長よろしくお願いいたします。
 また、これからも広報等で今回の包括協定の記事も出てくると思いますが、まずこの包括協定が12月2日に結ばれてからホームーページに載っておりませんので、ホームページに記載をしていただきたいと思っております。
 次に、2番、安芸おひさま(染井・安芸統合)保育所に関することについてお聞きいたします。
 染井保育所保護者会が平成22年に、染井保育所単独での建てかえを市に要望してから念願であった新保育所が6年の歳月を過ぎて、この6年というのはゼロ歳で入所して保育所を卒業する歳月であります。そして安芸保育所の染井保育所との同時高台移転がようやく実現完成となり、平成29年4月からの開所となる予定であります。未来に明るい希望が持てる子供たちの施設が誕生することは、言葉で言いあらわせない心境です。各関係者の皆様、まことにありがとうございます。新保育所完成に際して、安芸市のさらなる子育て、子育て世代そしてこれから結婚し、家庭、家族を持ち、子育て世代になろう若者たちへの支援をお聞きいたします。
 1、新保育所での延長保育等の保育サービスを問うということで、今現在も人口減少が続いている中、経済状況は一時期ほど悪くはなく、高知県の有効求人倍率はリーマンショック直後平成21年度の0.4倍から平成28年8月の1.14倍、全国平均が1.37倍と大幅に改善している。しかし、幾ら景気がよくなっても雇用が生まれても、現状は人口減少により働き手不足に陥っている。所得税、配偶者控除の見直しや、子育て世代への社会対応の変化などで、女性が社会で活躍する環境整備がどんどん進み、女性の働き方の変化が予測され、例えば安芸市の雇用が思った以上にふえなくても、子育て環境サービスの充実や高速道路の交通網の整備により、安芸市を生活基盤とし、県下の経済中心の高知市での就労機会がふえてくることも予想されます。また移住・定住により社会増の実態は特に福祉分野等での子育て環境サービスの充実が挙げられ、やはり子育てしやすいまちは住みやすいまちなのであり、子育てしにくいまちは住みにくいまちなのです。
 市長、新保育所の誕生を機に、延長保育サービスの向上とし、7時30分開所、18時30分の閉所を行ってはどうか。
 また、将来検討として夫婦間での子育てと仕事の両立や、女性の正規雇用社員率の向上や、女性の結婚・育児による離職者の抑制のためにも、さらなる保育サービスとして土曜保育の午後からの受け入れや病児・病後児保育の支援も重ねてお願いいたします。
○吉川孝勇議長  福祉事務所長。
○山崎明仁福祉事務所長  お答えいたします。
 新保育所での新たなサービスとして、延長保育、11時間保育の実施が可能か、またどうすれば可能なのかを保育士を含めて現在検討をしております。議員御指摘の子育て環境の変化にできるだけ対応できるように進めていきたいと考えております。
 また、土曜保育の午後からの受け入れの要望が保護者からもあると認識はしていますが、現在保育士等の労働環境の変更や保育士不足等の理由もあり、すぐの実施は困難と考えております。病児・病後児保育につきましては、継続して支援していきたいというふうに思っております。
 以上です。
○吉川孝勇議長  昼食のため休憩いたします。午後1時再開いたします。
     休憩  午前11時57分
     再開  午後 1時
○吉川孝勇議長  休憩前に引き続き会議を開きます。
 2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) 御答弁ありがとうございました。
 先ほどの1番議員のお話にもあったように、ファミサポの件も検討していただいているということで、現在社会生活がいろいろと多様化いたしまして、就労の時間とか就労開始、終わりの時間とか、また介護とか子供の病気とか、子育て期間中には社会事情において、特に仕事に当たって非常に子育てというのは影響を与える期間になっておりまして、その期間によって子供が病気するとか子供を迎えにいくとか、会社の仕事を早く切り上げて行かなくてはだめだといったような、非常に影響が大きい期間でもありますので、できるだけ安芸市といたしましてもそういった子育て世代の子育て期間中を最大限に支援していただけるように時間外のサービス、また先ほどもありましたファミサポ、また病児・病後児保育、そして土曜保育などのサービスの拡充の支援をお願いしたいと思います。新保育園もできますので、3月議会には吉報の報告があるというふうに私は望んでますので、吉報をお願いいたします。
 次に2番、各旧園舎でのお別れイベントや利用計画を問うということで、新保育所の開所を4月に控え、残り約3カ月ですので、旧保育所に当たる各保育所でのお別れ会や旧保育所の利用計画がどのように進んでいるかお聞かせください。
○吉川孝勇議長  福祉事務所長。
○山崎明仁福祉事務所長  お答えいたします。
 染井・安芸各保育所の閉所式については、現在検討中です。各保育所と保護者会とともにスケジュールを決定していきたいと考えております。各保育所閉園後の利用につきましては、安芸保育所跡の利用につきましては要望のほうが出てきておりますが、染井保育所跡地の利用はまだ未定となっております。以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。
 あと残り3カ月ということになりますので、閉所式やる際にも今まで卒業された方に報告、またイベントに際してお借りするような写真とか歴史を感じるものとかもあると思いますので、早目のお知らせ、御協力等を呼びかけていただきたいと思います。
 また新園ができることで2つの安芸市の財産であります保育所の跡地がまた出てきますので、できるだけ有効利用をしていただきたいと思いますので、その辺は管理は財産管理課になると思いますので、民間の誘致をするか新しい行政の施設を建てるか、市民の生活がよりよくなるようにより一層御尽力をお願いしたいと思います。
 次に、新保育所建設工事の進捗状況を問うということで、移転場所での近隣住民の御協力や工事関係者、行政のたゆまない努力により、4月の開所に向けて現在も励まれているということは非常に感謝しております。そこで新保育所おひさまの建設工事進捗状況を簡単に御説明をお願いいたします。
○吉川孝勇議長  福祉事務所長。
○山崎明仁福祉事務所長  お答えいたします。現在4月の開所を目指し、市請負業者とともに一丸となって建設工事を進めていっているところです。現在の進捗状況ですが、12月20日現在の出来高進捗率は約18%とおくれている状況ですが、資材等の搬入が進むにつれて予定進捗率に近づけ、3月末の完成を目指していきます。具体的な状況は、建物基礎部分がほぼ仕上がり、備蓄倉庫の建て方がほぼ終わっています。今後は保育本体の東棟の木造のプレカットは完了していますので、年明けから柱立てを始める予定です。中棟は鉄筋コンクリートですので、1月15日までに終了し、西棟につきましては1月23日から建て方が始まる予定となっております。以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。
 平家の木工事が非常に多い保育所ですので、残り3カ月で18%というのは、非常に俗に言う突貫工事になっていると思いますので、4月開所に向けて努力をしていただいていると思いますが突貫工事になりますので、工事現場の方々が非常に安全等に注意をしていただいて、4月の開所に向かっていただきたいと思います。
 次に、公共施設等総合管理計画に関することについてお聞きいたします。
 昨年から公共施設等総合管理計画、公共施設マネジメントの作成を要望していましたが、今年度末の完成予定との答弁をいただいておりました。今回の定例会中に早々と公共施設等総合計画が出てきたことは、これからの公共施設管理に期待が持てると感じています。また公共施設等総合計画では、地域の事情に合った公共施設建設においてのコスト意識や財政負担の平常化を図り、建設した施設を将来使うであろう、また将来財政負担をすることが決まっている建設費と運営費と修繕費である負担を、我々の子供たちや孫たちのためによりよい状態で安全に引き継ぐか、そして引き継ぐ過程で生じる日々の保守や多岐にわたる膨大な修繕費を、適正かつ最大の効果が得られる時期に計画し、実行できるかだと考えています。例えば漏水等による修繕の時期を逸機してしまえば、修繕による最大の利益は逸失してしまいます。
 そこで質問いたします。公共施設等総合管理計画を策定しての市長の考えを問うということで、まず公共施設等総合管理計画書を策定して、1、策定前の本市の施設インフラ整備をどう感じたか。また、策定後本市の施設インフラ計画をどう進めるのか市長にお聞きいたします。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えいたします。策定前の本市の施設インフラ計画をどう感じたかということでございますが、昭和50年代から平成の初めにかけて多くの施設整備が進められてきましたが、昭和60年ごろまで人口も約2万5,000人を維持しており、当時の人口動態や社会情勢を反映した施設需要に対応してきた結果であると認識をしております。決して過大投資をしてきたわけではありませんが、当時の予測を上回る速さで人口減少が進んできており、現状の施設の総量や形態が人口減少に応じた最適な形になっているかは疑問の余地があると考えております。
 インフラ計画をどう進めるかにつきましては、現在あります施設インフラを同価格、同規模で更新すると仮定をした場合、過去10年間の普通建設事業費の実績から比較しますと、更新費用が上回る推計が出ております。施設整備を多額の市債発行に頼った結果、財政悪化を招いたという過去の教訓もあり、同規模の施設を維持することは財政的に困難である見通しであります。国も新しくつくることから賢く使うことへの重点化が課題であるとの認識を示していることから、施設の集約化や複合化を行う必要があるというふうに考えております。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。過去は過去で、これからその過去の遺産を将来の子供たちにどう引き継ぐかということを考えて、こういった計画を立ててもらっていると思いますので、過去の10年間の中で維持補修費がこのいただいた計画書の中にも黄色で維持補修費があるんですけど、非常に過去は維持補修費が少なく、非常に少なく感じております。また、これを機に公共サービスを維持するための計画、維持のバランス等の管理はどのように計画管理されるのかお聞きいたします。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  日常の維持管理につきましては、まずは日ごろから点検や診断を心がけ、経年劣化による劣化状況等を把握し適正な維持管理に努めるとともに、優先度をつけて公共施設等の安全性の確保やサービスに支障を来すことがないよう計画的に修繕改修を行う必要があると思います。またメンテナンスサイクルを確立し、予防保全の考え方に基づいた施設管理にシフトしていくことで、予算の平準化につなげていきたいというふうに考えております。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。企画調整課長が言われましたように、維持の中でも一番これから重要になってくるのが予防保全、ここが非常に大事になってくると思います。また、先ほど市長も言われてましたように、今まで10年間、昭和50年代から人口もふえていました中で設備は適切な設備ですが、今は減ってきていますので、これからただ施設面積だけを全国平均等より多い、少ないというだけで判断するのではなく、地域として必要なものはただなくすとか、ただ縮小するとか廃止、移転、統合、継続維持といったように、それによってのメリット、デメリットの検証を行って、地域住民や施設利用者等の対話と方法等をどのようにこれから検討していくかをお聞きいたします。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  お答えいたします。
 まず、公共施設等総合管理計画は長期的な視点を持って更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うことにより財政負担を軽減・平準化するとともに、公共施設等の最適な配置を実現することを目的としておりまして、その基本方針を示したものでございます。各施設の個別計画はその方針に基づいて作成することになります。したがいまして御質問の地域住民や施設利用者などとの調整、あるいは論議といったものは、それぞれの所管課が個別計画を作成する際に人口減少や施設の利用需要の変化等、動向等を踏まえ行うこととなります。以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。今僕、飛ばしたんでちょっと戻らせていただきまして、2番の施設等長寿命化についての日常・中長期計画等を問うということで、日常点検などは事務職でもできるんですが、長期的な計画には技術面での対応や技術者などの専門知識が必要だと感じていますが点検をどのように行うのか、そして各施設に合った個別施設管理計画も必要になってくると思いますので、先ほど課長が個別の対応をしていくという話もありましたが、重複するかもしれませんが、その点をもう一度お聞きしたいと思いますのでお願いいたします。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  施設の点検につきましては、先ほど御答弁したとおりでございます。
 中長期的な個別計画につきましては、建物の総延べ床面積の約4分の1を占める公営住宅については、先行して市営住宅建設計画また公営住宅等長寿命化計画を策定しております。また道路インフラの老朽化対策が課題となっている中、市内にある410橋梁については29年度に橋梁長寿命化修繕計画を策定することとしておりまして、老朽化対策を実施していくこととしております。その他の施設につきましても、本計画で示した基本方針をもとに、それぞれ策定する際に現状分析や課題等の論議を深め、改修や建てかえ等、トータルコストの縮減を念頭に順次対応していきたいというふうに考えております。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。課長の答弁によると個別の施設管理計画もこれから出してくるし、現在インフラ関係でいう橋梁、道路などはあるということなので、これから現状維持費、修繕、各施設等の耐久年数もお聞きしようと思ったんですけど、そういうふうな計画書があるということはもう把握していると思いますので、またこれからその計画書を確認して、これからどういうふうにこの公共施設を賢く使えるかどうか、私のほうも確認してみたいと思います。
 次に、これからの施設等の広域連携や民間の力を含めた体制整備等を問うということで、人口減少や今までの財政危機により、いまだに財政難は明確である中、今まで以上に道路や上下水道、学校等のインフラ整備は老朽化や南海地震対策などで非常に厳しい現状であると認識しています。これからの市民生活において絶対に欠かせないものであり、今まで以上に計画的に知恵を出し合い、賢く運営していただきたく、一方文化施設やスポーツ施設、産業支援施設等は広域連携による連携・集約による施設サービスの向上や民間の発想による従来の行政サービスにはない利用選択肢や利用時間の拡充等のサービスにより、無駄を省き健全な経営運営を行う技術力やノウハウ、そしてニーズに対応する企業サービスを含んだ体制づくりも今まで以上に考える必要性があると思いますが、どのようにお考えかお聞きいたします。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  お答えいたします。
 広域連携あるいは、また民間活用の体制づくりについての御質問だと思います。
 まず広域連携につきましては議員も御承知のとおり現在、メルトセンターこれが広域で運営しておりまして、そのメルトセンターの機器の更新でありますとか、長寿命化というのは広域の市町村が協議、あるいは検討する中で進めておりまして、今後新たにそういう広域で運営するような施設が出た場合にはそういった関係市町村の連携のもとで進めていくというふうな体制になると思います。また、民間を活用した施設整備をする場合は、現在想定するものがございませんが、個別具体の案が出た時点で関連する企業とか、あるいはその事業体などを含めた検討の場を設ける必要があるというふうに考えております。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。民間の力を利用することによって雇用もできますし、誘致としてのまた一つの違う観点という捉え方もありますので、より一層民間の力、そして地域間の広域連携も力を入れて取り組んでいただきたいと思います。
 次に4番。住民・議会・役所内の情報共有やフォローアップ体制を問うということで、施設管理には修繕等の管理費や建設費が必要になってくるが、限られた財源の中で予算の振り分け、管理等を統括して総合的に管理・采配する機関が必要ではないかと考えるが、施設の統合・削減・移転・廃止・建設になれば1部署では決めれなくなるので、地域や市民、議会、そして役所内での共有や将来的なビジョンを持った決定権を有する機関が必要になってくると思うのですが、またこのような計画のPDCAはどの機関が行い、どのように公表し、市民の方々や議会に説明し、報告していくのかをお聞きいたします。
○吉川孝勇議長  企画調整課長。
○野川哲男企画調整課長  お答えいたします。
 まず、PDCAサイクルといいますのは、一定目標をつくった上でその目標管理していくサイクルであると思います。この計画にはそういった具体的な目標を設定しておりませんので、PDCAサイクルでの検証とかそういったものはいかがなものかなというふうには思います。
 本計画は人口動態や財政状況も含めました安芸市の公共施設等を取り巻く現状と課題をいわゆる見える化したものでありまして、役所内だけでなく市民・議会の皆様と現状と課題を共有することを目的として策定したものでございます。まずは、役所内での情報共有が徹底できるよう毎年度のヒアリングや定期的な研修を行う方針としております。
 主要な施設の今後のあり方につきましては、本計画で示した基本方針をもとに10年後、30年後、50年後を見通した最適な施設等のあり方を市民・議会の皆様と情報共有しながら議論をしていく必要があると考えております。また、施設分類ごとや個別施設につきましては、それぞれの個別施設計画の中で見直しを行っていくことになります。具体的には事業実施時期などについては実施計画でお示しするようになります。以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。実施数値と目標というのがないという御答弁だったんですけど、目標がないというか今ある施設をどういうふうに使うかの検討をして、実施して、修繕してやるという、僕はそれが目標だと思いますので、その辺も管内で話し合って、その個別の計画の中に盛り込んでいただきたいと思っております。
 では、最後の質問になるんですが、市長挨拶での小学校の移転・統合に関することについて御質問させていただきます。
 まず市長は、今回の開会挨拶での本年3月検討委員会からの移転・統合に関する答申を受け、「子供たちの教育環境を第一に、財政面等を含め将来的な動向と地域のさまざまな事情を総合的に勘案し、検討を重ねているところでございます。現段階では、中学校については検討委員会の答申同様2校を1校に、小学校については現在の9校から安芸中校区と清水ケ丘中校区の2校への移転・統合を前提に、検討を進めてまいりたいと考えております」と挨拶がありました。なぜ小学校2校への移転・統合を前提としたのかをお聞きいたします。
 また、中学校1校はどこへ統合するのか、今のお考えをお聞きいたします。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  まず、小学校2校への移転・統合を前提としたのかというのにつきましては、検討委員会から報告をしていただきました整備方針の検討内容や今後の課題等、そして安芸市内の児童生徒数の10年、20年、30年、40年後の推移等も含めて検討を行いました。そして、子供たちが安心して充実した教育を受けるためには、南海トラフ地震による津波浸水区域外へできるだけ早い時期に移転することが最も重要であるとともに、より充実した教育環境を整備するには市の財政状況の中で集中投資をしなければならない等を踏まえまして今回の方針に至ったところでございます。立地場所の選定用地交渉、買収等を含めて、また市の財政状況からも安芸市全体の高台移転等が早く進む可能性があると考えているものでございます。
 また、中学校につきましては2校を1校に統合する方向性は示しましたが、場所等は現段階では明確になっておりません。なお、統合については検討委員会からも報告をいただいておりますように、津波浸水区域外で新設を前提に進めてまいりたいというふうに考えております。
 以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ちょっと踏み込んで質問したいんですけど、長期的な観点の中に人口減少が言われましたが、これは公共施設の総合計画書の中に書いてある小学校区の内訳で、2010年が1万9,547名で、2030年で1万4,284人、2060年で9,538人ということになっておりまして、その長期に人口減少するという中で、2校にした理由の1つに小学校のお子さんの人口減少するという話の中で2060年をめどにした場合に9,538人をめどで2校にしてるのか、それともまち・ひと・しごと総合戦略の中で1万4,000人でしたかね、確保する人口の1万4,000人を確保するという中で、その減っていく中での2校なのか、ふえていく、1万4,000人をめどにしての2校なのか、ちょっとその辺をお聞きしたいなと思いまして、お願いいたします。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  当然2060年1万4,000人をめどにしておりますが、それでも児童数につきましてはその本元でしたら国立社会保障・人口問題研究所で児童数が出ておりますが、それへ本来でしたら2060年までに9,500人ちょっとぐらいになるんですが、うちの目標というのは2060年までの目標が約5割弱ぐらいプラスアルファなんですが、それを社人研の児童生徒数に変えまして、その分加味した結果でこういう数字をはじき出した、それを想定したわけでございます。 
 以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。そしたら、まち・ひと・しごと総合戦略の中で1万4,000人を目指して、その中の将来の目標の中で小学校2校という判断を今の現時点でされてるということですね。はい、わかりました。
 次に、またこの件についてはちょっと後にも聞きたいことが、先ほど市長の答弁の中で投資とかこの2校によって移転とか早くなるとかいうお言葉がありましたので、ちょっとその辺はまたこの質問の後にお聞きしたいと思いますけど、答申をいただいた中で市長が今回挨拶されまして、「答申で指摘していただきました課題等を踏まえ、保護者を初め地域の皆様や議会などに御説明をさせていただき御理解を求めてまいります」と言われましたが、指摘いただいた課題とは何か、保護者の方々や地域の方々へどのような説明をして理解、納得していただくための考えを現時点で答弁できる範囲で構いませんので、お教えいただきたいと思います。
○吉川孝勇議長  教育次長兼学校教育課長。
○藤田剛志教育次長兼学校教育課長  お答えいたします。
 移転・統合検討委員会では主に学習環境面、それから防災環境面の2本で各学校の課題を報告させていただいております。そうした中で学習環境面におきましては市内の小中学校の複式学級の現状とか、中学校におきましては部活動の現状等について課題が明記されております。
 また防災環境面におきましては、各学校からの避難場所への経路、それから誘導及び被災後の教育の早期再開についてどのように考えていくのか等の課題が出されております。
 今後地域とか保護者等への説明会につきましては、先ほども申し上げましたように本市の小学校、中学校の現状をお伝えしながら今後の児童生徒数の推移、それから子供の目線に立ってあらゆる分野等についてお話をしていきたいなというふうに考えています。特に教育環境等のハード面、それからソフト面の教育環境の施設整備等が充実されること等についても御説明をさせていただきまして、御理解を求めていきたいなというふうに考えております。以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。指摘いただいた課題というのが学習環境面、部活面、防災面、被災後の復旧とかいろいろたくさんありますので、今から聞くとしてもちょっと時間がありますので、具体的にお話をしていく中でどんどん突っ込んだ話がこれからも出てくると思いますので、また3月議会など学校教育課のほうでいろいろ検討していただいて、市民によりよい理解、それとマイナスにならないように、またこの2校というのが本当に将来的に正しいのかどうかの判断も考えてしていただきたいと思います。
 そこで教育長、市長が小学校2校、中学校1校ということをお話されまして、教育長として、教育の長としてこれをどのように感じ、受けとめているかお聞きしたいのですが、よろしくお願いします。
○吉川孝勇議長  教育長。
○森田直志教育長  お答えいたします。
 元教員ですけれども、今は教育長という立場でございますので、やはり市長、副市長と一緒に話をして決めたものでございますので同じ思いでございます。以上でございます。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) そうでしょうね、三役話して決めたと思いますので。それが安芸市の教育としてこれからどうなるのか、その辺は教育長も市長とともに、そして副市長も教育長とともに市民のため、子供たちのために頑張っていただきたいと思います。また地域との話し合いが出てくると思いますので、本当にこれが正しい道なのか再度話し合って決めていただきたいと思います。
 それでは、きのう5番議員の質問の中でもありました市長答弁をちょっと突っ込んで聞いてみたいと思うんですけど、きょうの新聞にもありましたように平成29年度中に統合・移転の枠組みを決めたいとのことですが、住民の方々の合意は大前提です。移転・統合の大まかな時期と計画工程をお聞きしたいと思います。南海地震のこともありますので、移転・統合へのいろいろな意見を幅広く、多く、スピーディーに抽出するためにも、その29年度の大枠をつくった際に、今から3年後の完成なのか、5年後の完成なのか、10年後の完成なのか、それによって今子供を抱えている保護者の方々は10年後だったら僕たち関係ない、私たち関係ない、逆に3年後だったらもうすぐなので非常に関係してくることなんで、この話し合いにもスピード感が増して多様な意見が出てくると思います。どこまで話せるかわかりませんが、御答弁していただけるかわかりませんが、その大枠を完備してできるかできんか、地域の方の合意が大前提なのはもちろんなんですけど3年後なのか、5年後なのか、その辺のちょっとめどというか希望を教えていただきたいと思います。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  議員御質問の時期等につきましては、先ほど議員のほうもおっしゃられましたが、保護者・地域等の御意見をいただいてからになるんですが、そういう意見をいただいた中で、また用地等もお示しをしていない中で明確な答えはできないところでありますが、平成29年度中に統合の枠組みを決定した場合、決定ができたならば、先ほど議員もしきりにおっしゃってましたが、3年以内には工事発注という思いではおります。以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ということは、今年度中からかけて3年後の工事発注からですか、29年度からの3年後の工事発注、3年以内の工事発注。ということは、それを踏まえたら5年ぐらいの完成、現在からいう5年ぐらいの完成ということになるということですよね。わかりました。
 次に、同じくきのう6番議員の質問の答弁の中で、安芸市全体の高台移転を検討することで、先ほども市長の答弁の中で全体の移転が早くなると、また先ほども答弁ありました、集中することで有意義な投資が可能になると言われてましたが、市長は小学校2校、中学校1校での案で高台移転が早くなる理由と、例えば9校が2校になることで学校関係の予算が9分の2に縮小、削減されては何のためにしたのかという、さっきの投資の面もありましたから非常に困るし、ちょっと愚策だと思いますので、単純に1校分で9校あって2校になるんで4.5倍分の財政が投資できる県下一の教育環境を持つことになるのか、その辺の今のお考えをお聞きいたします。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  まず、確認も込めてちょっと答弁をさせていただきますが、安芸市の財政状況の中で検討委員会からの報告書では、短・中・長期ということで10年以上かけて市内全校を高台移転、統合していくということですので、10年以上かかると、安芸市全体では。そうじゃなくて今回の2校案でいけば短期間で移転ができると。それと当然用地、そして買収等も含めた中で早くいくかなということでございます。
 それと集中投資という意味でございますが、わかりやすく言えば、今9校分の経費、投資をしておりますが、それを先ほどおっしゃられたように2校に分ければそれぞれ4.5校ずつの集中投資ができます。そういう考え方で自分もおりますが、当然そのとおりにはいかない部分もありますが、子供数は今のままでいくと全く一緒ですし、教員数もそんなに減ることはないんではないだろうかと、経費だけではなくてそういう教育面からも教員の加配とかそういうのも大規模校になれば加配をされますので、そこも充実した教育ができるんではないだろうかというふうに思います。
 そのほかにも集中投資することによってICT教育、タブレットなんかも全校生徒ではないですが、生徒に貸し出しをすることもできるだろうし、空調施設といいますか今の時代に合わせたそういう空調設備も整えることができるかなと。ほかにもいろんな部分でそういうメリットがあるかなというふうに自分は今思っているところでございます。以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。一つ安心したことは学校が減ることによって予算が半減されるのではなくて、出てきた予算をよりよく集中的に使い、教育面をより一層いいものにしていくという市長の考えをお示ししていただきましたので、この点は非常にいいことだと思いますが、この2校が本当に現状正しいのか、また今から市長が言われる2校を子供たちがこれから使っていき、僕たちの子供が入れるかどうか。もしくは僕たちの孫とかになりますので非常に決断としてもより難しく、地域の方に対しても学校というのは社会生活の中で道路、上下水道等と同じようにインフラですので非常に大事な問題です。この議論はこれからやっていく中で今回の議会だけではなかなかできないと思いますので、これからも話し合って地域との意見交換もしながらやっていかなくてはだめな非常に大事な課題だと思っています。
 それではこのことも踏まえて、今年最後の一般質問になりますが、市長はこの政策が実現すれば安芸市の教育環境や町並みはどのように変わっていくのか、公共施設等総合管理計画書の策定をし、これから市役所問題も最終方針が示されると思いますが、これから大きく変わろうとしていますので、安芸市の将来ビジョンはどうなるのか、今この政策を進めることで将来にはどんな安芸市が待っているのか、某衛星放送の宣伝でもありますように市長に安芸市の未来のことを熱く語っていただきたいと思います。お願いします。
○吉川孝勇議長  市長。
○横山幾夫市長  お答えいたします。
 この政策を進めていくことによってということではなくて、私の理想というかそういう思いでの安芸市はこういうまちであってほしいということで、ある面、夢を述べさせていただきたいと思います。
 ありきたりかもしれませんが、今は地方創生の時代ということでございます。こういうときですから子供たちの笑顔が一番求められているのではないだろうかというふうに思います。子供たちの笑顔が学校にまちに家庭にあふれた、そうしたまちでございます。子供たちの笑顔のあるまちは父親や母親、高齢の方も幸せを感じられるまちであるというふうに思います。子供たちの笑顔が10年先、20年先にもまちにあふれるために、何をしていかなければならないか、それが私たちに課せられた課題ではないだろうかと思っております。
 その1つは持続可能な社会をつくることだというふうに考えております。確かに何と言いますか、経済のエンジンを回すこと、成長というのは不可欠でございます。これは力強い産業、本市では基幹産業である農業でございますが、農業の振興は本市にとりましては最も重要でございますが、それだけでは十分ではないというふうに思っております。同時に安心して暮らせるふるさとづくりを進めなければなりません。例えば、子供を安心して産み、育てることのできる仕組みづくり、元気なシニア世代が社会に貢献しながら生きがいを持てる地域づくり、経済においても企業誘致だけでは地元の企業や商店はなかなか潤うのは難しいというふうに思います。地域の中で企業同士が協力して新たな産業を起こす、市民も遠くに買い物に行くのではなく、顔の見える近くの商店で買い物をする、こうした地域内の循環が大切だと考えます。これらは一言で言えば社会の成熟ということが言えると思います。
 新たに策定をいたしました安芸市総合計画で掲げる都市の将来像、市民一人一人が幸せを実感し、笑顔輝く、活力あふれる元気都市を目指したいと考えます。力強い農業と安心のふるさと、この2つの調和によって子供たちの笑顔が輝くまちを実現すること、これが現在、そして将来の市民の幸福につながると考えます。
 私の安芸市の理想の未来でございます。以上です。
○吉川孝勇議長  2番 小松進也議員。
○2 番(小松進也議員) ありがとうございます。子供たちの笑顔があって、家族みんながそれによって心癒やされ、安芸市の基幹産業である農業を大前提に振興策と掲げる、その中によって地域企業がどういうふうに協力し合い、社会の成熟化を図り一人一人が幸せになるかという御答弁でしたが、こういったすばらしいことをもっと安芸市の市民、議会のほうにも話していただいて、そしてこれはあくまでもこういった理想であって、これをまた一歩踏み込んで、例えば農業振興にはサポートハウスを今の3倍設け、それによって移住・定住そして本町の商店街の方々、サービス業の方々にも反映が大きく及んでくるとか、そういった具体的な話もこれからしていただいて、施策を進める中でこの道を進んでいけば必ず皆さんのところに返ってくるという「えん」、サークルという意味の円とそれぞれの縁があるという縁のように、安芸市が他の経済機関から影響を受けないすばらしい安芸市として早熟していくように市長には期待して、安芸市の未来のためにより一層の御尽力をしていただきたいと思います。
 私も議員でありますので、これからの市長の施策、今回の9校を2校のように、これが本当に安芸市のためになるのかどうかを私も勉強しながら検討して、そして市民の声の代弁者として考えていきたいと思いますので、市長も次の2期目もやるということですので、必ず安芸市のためになるように今まで以上に御尽力をしていただきたいと思います。
 それでは私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○吉川孝勇議長  以上で、2番小松進也議員の一般質問は終結いたしました。
 以上で一般質問は全て終了いたしました。
 明日午前10時再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
     散会  午後1時54分

添付ファイル1 一般質問 小松進也 (PDFファイル 384KB)

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