移住者の声VOICE

長川 雅夫さん

Interview 07

季節や旬を感じる田舎暮らし

長川 雅夫さん

移住歴 約1年 年 齢 40歳代

結婚後、海外で暮らしていた長川さんご夫婦。アフリカに滞在していましたが、奥さまの妊娠を機に帰国。同時期にコロナが流行したことから国内に住居を構えることにし、2020年10月に安芸に移住しました。

海外から安芸へ

日本に住むなら地方で観光の仕事がしたいと職を探していたとき、「高知県地域おこし協力隊」の募集案件を見つけました。
県内の他地域での募集もありましたが、奥さんの友達などが遊びにくるときに空港が近いほうがいいかなと思い安芸を選びました。アフリカやグアテマラなど、何もない国に暮らしたこともあったので、安芸への移住には不安がありませんでした。

人間関係や子育ての不安も、地域の支えで軽減

自分たちは引っ越しを繰り返しているので慣れていますが、子供が転校を伴う引っ越しが初めてだったのでその点は不安でした。田舎での近所づきあいについても負のイメージがありましたが、とにかく歓迎してくれたのでありがたかったです。私たちが住む前は空き家だったので、ご近所の方が「灯りがつくだけで嬉しい」「子供の声も賑やかでいい」と言ってくれます。
安芸市へ来る前に下調べしていた幼稚園がちょうどその年に廃園になってしまい、自宅で過ごしながら一時保育や子育て支援センターなどを利用しています。近くに幼稚園がないのは残念ですが、その分近所の方々と話したり、遊んでもらったりしています。都会なら知らない人が多いので心配ですが、ここは知っている人ばかりなので安心です。地域全体で子供を守り育ててくれるので、子育てがしやすいです。

思い描いた暮らしがここにある

とにかく食べ物が美味しいです。驚いたのはニラの味。都会のスーパーで買うニラは苦いのですが、安芸のニラは甘いです。ニラってこんなに甘かったのか!と思いました。関東に住んでいるときは季節を意識せずに食べていましたが、安芸に来て、季節の旬のものを食べることに幸せを感じるようになりました。
なんと言っても、自然が身近にあるので思いついたときはすぐに海や川に行きます。子供が庭でカエルを捕まえて観察したり、田んぼで植物の成長を見たり、都会ではできない貴重な体験がいっぱいです。

とりあえず一度来てほしい

安芸市は「これが特別」というものはありませんが「これが不便」ということもないので、移住にちょうどいいと思います。病院やスーパー、薬局、学校など、コンパクトにそろっています。
また、近くにある土居廓中武家屋敷は雰囲気が良く、歴史好きな人は絶対好きだと思います。
移住を不安に感じている人は一度来て、安芸の雰囲気と地域の人たちに触れてみてください。そうすれば不安や心配が払拭されると思いますよ!