移住者の声VOICE

仙頭 杏美さん

Interview 08

背中を押してくれる方々と共に安芸を盛り上げたい

仙頭 杏美さん

移住歴 1年半 年 齢 30歳代

安芸市出身の仙頭さん。東京の大学卒業後、高知市のデザイン研究所に勤めていましたが、安芸の人たちから帰ってきてほしいと言われUターンを決意。以前からの夢であるゲストハウスを2020年9月に立ち上げました。

ご縁がつないだ物件探し

もともと古民家が好きで、歴史のある場所で宿をやりたいという思いがありました。また、以前勤めていた職場で東部地域に関わる情報発信や町づくりなどに携わっていたことから、東部地域で開業したいと決めていました。
また、私の想いを知った地元の同級生のおかげで、ゲストハウス開業で一番重要な最高の物件と出会うことができました。歴史があり、泊まりたいと感じてもらえる建物であること、そして建物の風情を損なわずにリノベーションが可能な理想どおりの物件でした。安芸の人たちが私のUターンを望み、惜しみない協力をしてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

歴史と文化の町・安芸を、もっと人が行き交う場所にしたい

安芸はもともと土佐の小京都と言われており、武家屋敷群や内原野陶芸館など歴史ある場所がたくさんあります。それなのに、安芸の良さを発信する肝心のプレイヤーがいない…これが一番のネックだと感じました。
それなら私がプレイヤーになればいい。そして、高知の人気観光地である西部に負けない東部の魅力を発信して、安芸にたくさん人を呼ぶために取り組んでいきたいと思っています。

人と人との出会いが、面白い科学反応を生む

私は以前デザイン会社でライターとして仕事をしていたことや、旅行も好きだったので、国内・海外のいろいろな人に出会うことで刺激を受け、自分が成長できました。田舎ではその出会いの機会が少ないので、宿を拠点に人の交流を生み、地域を盛り上げたいという思いで日々活動しています。
私は外国の方とのコミュニケーションも好きです。安芸には外国の方が好きな歴史ある場所が多いので、インバウンドで呼べるような場所にしたいと考えています。今後の目標としては、外国の方、宿泊したお客さん、地域の人との交流の空間を設け、自分が情報提供することによって、空き家を活用して何かやりたい人、町を面白くしていく人たちが集まるようにしていきたいです。

安芸暮らしを考えている方に

「ほどよい都会で、ほどよい田舎がいい」という意味では、安芸はぼっちりな(ちょうどいい)場所です。
自分もそうでしたが、ずっと会社勤めでいることに違和感を覚え、自分で何かやりたいと思っていました。実際に夢だったゲストハウスをやってみると、そこに広がっている世界は想像とは違っていました。想像を超える、素敵な出会いや貴重な経験の連続です。
やりたいことや夢をお持ちの方は、ぜひ一度、ゲストハウスへ遊びに来てください。そして、気軽に相談してください。私のネットワークを活かし、安芸のヒト・モノ・コトに“あなたのやりたいこと”をつなぐことができたら…と願っています。高知県も安芸市もサポートしますよ!