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農業を始めるにあたって
農林課 : 2016/03/30
農業を始める前に、農業を知り、将来どのような農業を行い、どのくらいの所得を目指すのかなど、明確な目標をたてることが重要です。そのためには、できる限り多くの情報を集め、実際に体験するなど積極的に行動することが大切です。 |
就農にあたり必要となる主な知識、技術等
技術やノウハウ等の取得
- 就農する前に、自分が栽培したい作物の栽培管理等についての知識や技術について勉強しておくことが大切です。
- 自分で経営管理をしていくことになりますので、帳簿を記帳し、確定申告するなど、経理等の知識も必要です。
資金の確保
必要な資金について、家族の有無や営農の形態により変わってくるため、具体的な金額を一概に言うことは難しいですが、500万円程度の貯蓄は必要です。
- 初期投資 (農地、施設・機械の購入や借入など)
- 運転資金 (種苗や肥料農薬など)
- 生活資金 (農業経営が軌道にのるまで3年から5年程度かかることが多く、その間の生活資金の確保が必要です。また、基本的に就農後は出荷するまで農業収入はありません。)
農地の確保
- 農地の売買、貸借には農業委員会の許可等が必要です。
- 農地がすぐに見つかるとは限りませんので、早めに情報を集めていくことが大切で、地域に足を運び、地域の人との信頼関係を築くことが重要です。
- 必ずしも希望する条件と一致する土地を取得、借入できるものではないと考える方が現実的です。
機械や施設の確保
- 軽四自動車、トラクター、管理機等
- 施設園芸ハウス(ハウス内に設置する加温機・ビニールなどの被覆資材等)
販路・販売先の確保
- 生産した作物をどこに出荷するかなど、売り方を決める必要があります。
- JA土佐あきの集出荷場には自動選果ラインが導入されているので、集荷した農作物をコンテナ等に入れて出荷すれば、自動で選別されます。
その他
- 配偶者や親など親族の理解が非常に大切です。病気の際や多忙な時期の労働力、資金的な援助、融資を受ける際の保証人など協力を得ることができれば大きな支えとなります。
- 単純作業の繰り返しや炎天下での重労働になる場合もあります。
- 気象条件に左右されることへの対応が必要です。
- 病害虫の発生や農産物価格変動による所得減少もあります。
- 都会での暮らしに比べ不便を感じることもあるかもしれません。
- 地域行事や共同作業に積極的に参加するなど、地域のつながりをつくることが必要です。
作物別の経営モデル
品目により経営規模や必要となる設備が異なりますので、経営モデルも参考に品目を検討しましょう。