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森林環境税と森林環境譲与税について

農林課 : 2020/12/25

 平成31年3月に「森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律」が成立しました。
 これにより、「森林環境税」(令和6年度から課税)及び「森林環境譲与税」(令和元年度から譲与)が創設
されました。

【森林環境税創設の趣旨】

 森林の有する公益的機能は、地球温暖化防止、国土の保全や水源の涵養等、国民に広く恩恵を与えるもの
であり、適切な森林の整備等を進めていくことは、国土や国民の生命を守ることにつながる一方で、所有者や
境界が分からない森林の増加、担い手の不足等が大きな課題となっています。
 このような現状の下、平成30年5月に成立した森林経営管理法(森林経営管理制度のスタート)を踏まえ、
パリ協定の枠組みの下における我が国の温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止等を図るための
森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する観点から、森林環境税が創設されました。

【森林環境税と森林環境譲与税の仕組み】

 「森林環境税」は、令和6年度から個人住民税均等割の枠組みを用いて、国税として1人年額1,000円を
市町村が賦課徴収することとされています。
 また、「森林環境譲与税」は、喫緊の課題である森林整備に対応するため、「森林経営管理制度」の導入
時期も踏まえ、交付税及び譲与税配付金特別会計における借入金を原資に、令和元年度から譲与が開始
され、市町村や都道府県に対して、私有林人工林面積、林業就業者数及び人口による客観的な基準で按分
して譲与されているところです。
 なお、災害防止・国土保全機能強化等の観点から、森林整備を一層促進するために、令和2年3月に
「森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律」の一部が改正され、令和2年度から令和6年度までの
各年度における森林環境譲与税について、譲与額を前倒しで増額することとなりました。
仕組み



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