住宅用火災警報器を設置・維持管理をしましょう!
消防本部 : 2022/02/08
近年の住宅における死者数(放火自殺者を除く。)は全国で年間1,000人を超え、かつてない高い水準で推移しています。特に住宅火災で亡くなられた人のうち、約6割の人が「逃げ遅れ」で亡くなられています。
「逃げ遅れ」による死者が多い理由としては、火災が夜間就寝中に発生していることが考えられ、なかでも、火災で亡くなられた方のおよそ6割を高齢者の方が占めています。
高齢化の進む現在、こうした火災から人々の命を守るために、消防法と安芸市火災予防条例が改正され、H23年6月までに住宅用火災警報器の設置が義務付けられております。
火災の煙を早期に感知し、警報音等で知らせる警報器です。
- 電源は乾電池タイプと家庭用電源タイプ(100V)があります。
- 乾電池タイプは、電池切れの場合に表示や警報音等で知らせます。配線工事が不要なため、誰でも取り付けることができ、すでにお住まいの住宅への設置に適しています。
- 家庭用電源タイプは、配線による電源供給が必要となるものや
コンセントへ差し込むタイプもあります。 - 無線式による連動タイプもあります。
住宅の関係者(所有者、管理者、占有者)が住宅用火災警報器を設置・維持する義務があります。持ち家の場合はその所有者が、アパートなどの場合はオーナーと借受人が協議して設置することとなります。
住宅用火災警報器は、消防用設備取扱店、電気店やホームセンターなどでも取り扱っております。(説明書に従えば誰でも取付けられます!)
寝室や階段などで必要となる住宅は、戸建住宅、店舗併用住宅の住宅部分、共同住宅、寄宿舎など※全ての住宅が対象です。(ただし、すでに自動火災報知設備などが設置されている場合は、住宅用火災警報器の設置が免除されます。)
※その階に寝室がなく、居室(床面積7平米以上)が5つ以上ある階の廊下など
✔設置ポイント
住宅用火災警報器は、天井や壁に取り付けることとなりますが、具体的には次のように定められています。
住宅用火災警報器が汚れていたら?
住宅用火災警報器にホコリがつくと、火災を感知しにくくなります。日頃から乾いた布でふき取るなど清掃に心がけましょう。
動作を定期的に点検しましょう!
本体のボタンを押す、または本体から下がっているひもを引くと、作動音が流れますか? メーカーや機種によって点検方法が異なることがありますので、取扱い説明書を確認してから点検してください。 万が一、作動しないときは電池を交換するか、本体ごと交換してください。
■問い合わせ先
安芸市消防本部消防課 予防係 TEL:37-9103