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五藤家文書

安芸市歴史民俗資料館 : 2025/02/12

五藤家は、江戸時代、土佐藩の家老として藩の政治にたずさわり、安芸の
他に高知城前にも屋敷を構えていました。この高知屋敷の土蔵に収蔵され
ていた大量の文書が五藤家文書です。五藤家文書は、総数二万二千余点にのぼり、その内容は大きく二つに分けることができます。一つは、五藤家の家政や家臣団に関するもので、冠婚葬祭や贈答儀礼などの文書から、当時の上級式士の暮らしぶりがうかがえます。もう一つは、土佐藩政に関するもので、絵図・法令・藩士の年譜のほか、藩内外のさまざまな情報を収集した様子が残っています。平成11年(1999)、高知県保護有形文化財に指定されました。

安芸土居構之図 (江戸時代前期) 

安芸城と周辺の地図。安芸城跡に屋敷を構え、周辺に家来を住まわせた。この図は家来の住居区である廓中が未整備な様子から、江戸時代初期の状況を示していると思われます。内堀に囲まれた土居は城郭的で、城山には安芸氏時代の一~三壇の遺構もとどめています。

安芸土居構之図



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