【公表】安芸市一般廃棄物最終処分場及び旧処分場の放流水における有機フッ素化合物の分析結果について
環境課 : 2026/07/28
※水道水の飲用については、問題ありません。
1 経緯
近年、全国的に有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)が水環境中から検出されていることから、安芸市一般廃棄物最終処分場及び旧処分場における浸出水処理後の放流水について規制値及び目標値は定められておりませんが、放流先で河川水と合流するため自主的に有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の調査を行いました。令和8年6月15日付けの分析結果で有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の参考値である水環境での指針値(50ng/L)※1を超えていました。このため、放流先となる河川水等の検査を同年7月3日に実施し、7月23日付けで分析結果が出たことからお知らせします。
※1水環境(公共水域、地下水等)での指針値であり、処分場の放流水には規制値等はありません。
2 分析結果
令和8年7月23日付けの分析結果で安芸市一般廃棄物最終処分場及び旧処分場の浸出水及び処理後の放流水において、有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)が参考値とした水環境での指針値(50ng/L)※2を超過していましたが、下流域河川水及び地下水では指針値以下でした。分析結果、住民への周知等については別添資料のとおりです。
※2:指針値(50ng/L(体重50 kgの人が1 日2リットルの水を一生飲み続けても健康への悪影響が生じないと考えられるレベル)
3 人体への影響及び今後の対応について
最終処分場の放流水等については規制値及び目標値は定められておらず、飲用に供しているものではありません。また、下流域河川水及び地下水については指針値以下であったことから人体への健康被害の心配はございません。今後も引き続き、法定の水質検査に加えて、PFOS 及びPFOAの自主検査を行い、監視を続行します。

安芸市一般廃棄物最終処分場(放流水)6月15日付分析結果(PDF:175KB)
旧処分場(放流水)6月15日付分析結果(PDF:177KB)
安芸市一般廃棄物最終処分場(浸出水)7/23付分析結果(PDF:29KB)
安芸市一般廃棄物最終処分場(放流水)7/23付分析結果(PDF:29KB)
有機フッ素化合物(PFAS)とは
有機フッ素化合物は、炭素とフッ素で主に構成された物質で、その総称をPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物、通称ピーファス)と呼んでいます。水や油を弾き、熱、薬品、紫外線に強く、燃えにくい等の優れた特性を有しています。
PFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸、通称ピーフォス)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸、通称ピーフォア)は、上記の特性から、撥水スプレー、撥油剤、ファーストフードの持ち帰り容器、カーペット、化粧品などの日常品から、半導体製造工程の洗浄剤・反射防止剤、金属メッキ、泡消火剤などの工業品まで幅広く使用されてきました。
一方で、PFOS、PFOAは簡単に分解されず、生物内に蓄積されやすい特性も有しており、長年にわたり様々な用途で使用されてきたことから、北極圏なども含めて世界中に広く残留しています。このため、国際的に製造禁止等の規制が進められ、日本では「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」に基づき、PFOSは平成22(2010)年4月以降、PFOAは令和3(2021)年10月以降、製造、輸入等が原則禁止されています。
人の体内にPFOSとPFOAが入る経路は、主に食事や飲料であると考えられています※1。
健康影響については、動物実験では出生時の体重減少などに影響を及ぼすことが指摘されており、人体への影響についてはコレステロール値の上昇、発がん、免疫系などとの関連が報告されているものの、血中濃度やどの程度の量が体内に入ると影響が出るのかについては十分な知見がない状況です※2。
なお、日本において、PFOSとPFOAの摂取が主たる要因と見られる健康被害は、確認されていません※3。
※1:参考文献:「PFASハンドブック」P.28令和7年12月 環境省 水・大気環境局 環境管理課 有機フッ素化合物対策室
※2、※3:参考文献:「PFOS,PFOAに関するQ&A集 2024年8月時点」P.1,2,11 令和6年8月 環境省 PFASに対する総合戦略検討専⾨家会議












