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安芸市流域森づくり構想を策定しました
農林課 : 2024/04/18
■安芸市流域森づくり構想
〜 森から海へ、すべての人にその恩恵が行き渡るまちづくり 〜
高知県の森林率(区域に占める森林の面積割合)は84%であり全国一位となっています。本市はその高知県の中でもさらに高い89%という森林率を持つ森林資源豊かなまちです。この森林は、林業・木材産業を支え、生物多様性の保全や二酸化炭素の吸収・貯蔵による地球温暖化の防止、水源かん養機能、レクリエーションのための空間提供など多面的な機能を持っていて、自然環境・産業経済・生活文化の源となっています。
しかし、長期的な木材価格の低迷にともなう森林経営意欲の低下や、林業就業者の高齢化、担い手不足等により、適切な間伐等の森林整備が行われていない森林が増加していて、森林の持つ多面的な機能が十分に発揮されない状況があります。
このため、林業の成長産業化の実現と森林資源の適正な管理の両立を図り、森林整備の推進、人材の確保・育成、木材利用の促進・普及啓発、森林教育、森林に親しむ機会を創出するなどの本市独自の取組を森林環境譲与税も活用しながら推進していくため、その指針となる「安芸市流域森づくり構想」を策定しました。
■「流域」という言葉に込めた思い
本市は、川が始まる源流域(伊尾木川の源流域である別役地域など)から太平洋までが一つのまちに収まっているという特徴的な地形を有していて、そこに暮らす私たちは「流域市民」であるとも言えます。森林率89%の豊かな森林で生まれた水は、川になり、まちを潤して、海を豊かにしています。木を伐り出す林業(川上)、木を加工する製材業(川中)、木を使う建築業や木工業(川下)、これらすべての産業が本市に残っていることを誇り、この産業を盛り上げ、さらに森を元気にすることで、河川環境や海の環境までも良くしたいという思いから、「流域」という言葉を選びました。
■本構想のスローガン
本構想の想いや、本市の森づくりが目指す将来像(ビジョン)を広く発信するために次のとおりスローガンもつくりました。
「Blue Forest,Blue Ocean.(ブルーフォレスト・ブルーオーシャン)」
これは、森が青々とすれば、海も青くなる、森が良くなれば海も、まち全体も良くなるという想いを込め、本市が森から海までつながるまちであること、森が豊かな環境や産業、経済を含めたすべての源であることを表現しています。
また、「ブルーオーシャン」という言葉には、競合がいない、無限の可能性がある市場という意味もあり、本市がしっかりと森の価値を活かしていけば、どこにも負けない素敵なまちになるという思いも込めています。
■取り組む3つのテーマ
本構想は、「森づくり=まちづくり」という視点を大切にしながら、次の3つのテーマに沿った30のアクションプランに取り組むことで推進していきます。
1. 流域の命と暮らしを育む「森づくり」
2. まちと暮らしの価値を高める「木づかい」
3. 森林と生きる幸せを感じられる「まちづくり」
■構想の計画期間
本構想は令和6年度から令和15年度の10年間を計画期間とし、令和6年度から令和10年度の5年間を前期計画期間、令和11年度から令和15年度の5年間を後期計画期間とします。また、森林・林業・木材産業を取り巻く社会・経済情勢の変化に柔軟に対応するため、必要に応じて随時見直しを行います。
〜 森から海へ、すべての人にその恩恵が行き渡るまちづくり 〜
高知県の森林率(区域に占める森林の面積割合)は84%であり全国一位となっています。本市はその高知県の中でもさらに高い89%という森林率を持つ森林資源豊かなまちです。この森林は、林業・木材産業を支え、生物多様性の保全や二酸化炭素の吸収・貯蔵による地球温暖化の防止、水源かん養機能、レクリエーションのための空間提供など多面的な機能を持っていて、自然環境・産業経済・生活文化の源となっています。
しかし、長期的な木材価格の低迷にともなう森林経営意欲の低下や、林業就業者の高齢化、担い手不足等により、適切な間伐等の森林整備が行われていない森林が増加していて、森林の持つ多面的な機能が十分に発揮されない状況があります。
このため、林業の成長産業化の実現と森林資源の適正な管理の両立を図り、森林整備の推進、人材の確保・育成、木材利用の促進・普及啓発、森林教育、森林に親しむ機会を創出するなどの本市独自の取組を森林環境譲与税も活用しながら推進していくため、その指針となる「安芸市流域森づくり構想」を策定しました。
■「流域」という言葉に込めた思い
本市は、川が始まる源流域(伊尾木川の源流域である別役地域など)から太平洋までが一つのまちに収まっているという特徴的な地形を有していて、そこに暮らす私たちは「流域市民」であるとも言えます。森林率89%の豊かな森林で生まれた水は、川になり、まちを潤して、海を豊かにしています。木を伐り出す林業(川上)、木を加工する製材業(川中)、木を使う建築業や木工業(川下)、これらすべての産業が本市に残っていることを誇り、この産業を盛り上げ、さらに森を元気にすることで、河川環境や海の環境までも良くしたいという思いから、「流域」という言葉を選びました。
■本構想のスローガン
本構想の想いや、本市の森づくりが目指す将来像(ビジョン)を広く発信するために次のとおりスローガンもつくりました。
「Blue Forest,Blue Ocean.(ブルーフォレスト・ブルーオーシャン)」
これは、森が青々とすれば、海も青くなる、森が良くなれば海も、まち全体も良くなるという想いを込め、本市が森から海までつながるまちであること、森が豊かな環境や産業、経済を含めたすべての源であることを表現しています。
また、「ブルーオーシャン」という言葉には、競合がいない、無限の可能性がある市場という意味もあり、本市がしっかりと森の価値を活かしていけば、どこにも負けない素敵なまちになるという思いも込めています。
■取り組む3つのテーマ
本構想は、「森づくり=まちづくり」という視点を大切にしながら、次の3つのテーマに沿った30のアクションプランに取り組むことで推進していきます。
1. 流域の命と暮らしを育む「森づくり」
2. まちと暮らしの価値を高める「木づかい」
3. 森林と生きる幸せを感じられる「まちづくり」
■構想の計画期間
本構想は令和6年度から令和15年度の10年間を計画期間とし、令和6年度から令和10年度の5年間を前期計画期間、令和11年度から令和15年度の5年間を後期計画期間とします。また、森林・林業・木材産業を取り巻く社会・経済情勢の変化に柔軟に対応するため、必要に応じて随時見直しを行います。
安芸市流域森づくり構想_構想策定経過(PDF:9.17MB)
安芸市流域森づくり構想_4_5_6章(PDF:2.42MB)