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東山森林公園が自然共生サイトに認定されました
農林課 : 2025/04/04
東京海上日動火災保険株式会社・高知東部森林組合・高知県・安芸市の4者で自然共生サイトの認定申請を行っていた東山森林公園が、「サイト名:東山森林公園~高知県安芸市・東京海上日動 未来への森~」として認定されました。
安芸市では別役地区の「三菱商事 千年の森(通称:弥太郎の森)」が既に自然共生サイトに認定されており、今回の東山森林公園が2例目となります。
4月3日に行われた自然共生サイト認定証授与式の様子
左から、安芸市長・横山幾夫、東京海上日動火災保険株式会社執行役員 経営企画部長・中西光様、環境省四国事務所 所長・大林圭司様、高知東部森林組合 代表理事組合長・畠山敬介様、高知県林業振興・環境部 副部長・竹﨑 誠様
また、東山森林公園は国の天然記念物である「伊尾木洞のシダ群落」に隣接しており、東山森林公園で涵養された水が伊尾木洞に向かって流れています。
これらの点が評価され、自然共生サイトに認定されました。
安芸市では別役地区の「三菱商事 千年の森(通称:弥太郎の森)」が既に自然共生サイトに認定されており、今回の東山森林公園が2例目となります。


自然共生サイトとは
日本では、生物多様性の損失をくい止め、回復軌道に乗せることを目指す「ネイチャーポジティブ」の実現に向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全する目標(30by30目標)が掲げられています。その実現に向けた取組の一つとして、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省が自然共生サイトとして認定する取組が令和5年度から始まっています。なお、令和7年度からは、自然共生サイトを法制化した新法・地域生物多様性増進法が施行される予定となっており、取り組みが加速しています。認定の内容
今回の自然共生サイト認定申請を行った四者(東京海上日動火災保険株式会社・高知県・高知東部森林組合・安芸市)で「協働の森パートナーズ協定」を締結しており、活動の一環で東京海上日動社員等による間伐体験ボランティアを実施しています。協定森林の中に本森林公園の森林も含まれていまおり、環境学習の場となっています。他にも、市民団体による森林浴イベントが開催されるなど森林公園の生態系サービスを積極的に活用しています。また、東山森林公園は国の天然記念物である「伊尾木洞のシダ群落」に隣接しており、東山森林公園で涵養された水が伊尾木洞に向かって流れています。
これらの点が評価され、自然共生サイトに認定されました。


今後について
安芸市では昨年度地域森林ビジョンである「安芸市流域森づくり構想」を策定し30のアクションプランを定めています。アクションプランNo.8では「生物多様性の保全」に取り組んでいくことを掲げており、本森林公園についても引き続き森林保全・生物多様性保全に配慮した維持管理を行い、生態系サービスの提供や水源涵養等の森林が持つ公益的機能の増進に努めます。